コンクリート塗装におすすめの塗料は?種類と塗装手順も解説
コンクリート塗装は、建物や構造物の美観を向上させるだけでなく、耐久性も高める重要な工程です。
しかし、適切な塗料の選択や正しい施工方法を知らないと、期待した効果が得られないばかりか、早期劣化につながりかねません。
この記事では、コンクリート塗装に適した塗料の種類や特徴、具体的な塗装手順、注意点までを詳しく解説します。
コンクリート塗装を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
コンクリート塗装におすすめの塗料
コンクリート塗装に使用する塗料は、特性や用途によって大きく異なります。
代表的な3種類の塗料について、特徴と適した使用環境を紹介します。
【おすすめ(1)】エポキシ系塗料
エポキシ系塗料は、優れた耐久性と密着性が特徴です。
工場や倉庫の床、駐車場など、激しい摩耗や衝撃にさらされる場所に適しています。
強い耐薬品性を持ち、油や化学物質がこぼれやすい環境でも安心して使用できます。
紫外線に弱く、屋外で使用すると黄変する可能性があるため、主に屋内での使用がおすすめです。
耐摩耗性や耐衝撃性が求められる場所では、エポキシ系塗料を選ぶとよいでしょう。
【おすすめ(2)】ウレタン系塗料
ウレタン系塗料は、優れた特性から多くの場面で使用される人気の塗料です。
柔軟性と耐候性に優れ、人や車の往来が多い場所や、屋外のコンクリート面に適しています。
エポキシ系塗料と比較して紫外線への耐性が高く、色あせしにくいという特徴があります。
外壁や屋外の床面など、日光にさらされる場所での使用に最適です。
ウレタン塗料にも種類があり、それぞれ特性が異なるため、使用環境や目的に応じて適切なタイプを選ぶ必要があるでしょう。
耐薬品性はエポキシ系ほど高くないため、強い薬品にさらされる環境や、極端に摩耗の激しい場所では他の塗料の検討をおすすめします。
【おすすめ(3)】アクリル系塗料
アクリル系塗料は、乾燥が早く、作業性に優れた塗料です。
耐候性も良好で、色落ちしにくい特徴があります。
アクリル系塗料は、外壁や屋上など、美観を重視する場所に適しています。
乾燥が早いため、短期間で作業を完了させたい場合にも便利です。
耐久性や密着性はエポキシやウレタン系に比べると劣るため、激しい摩耗や衝撃がある場所での使用には適していません。
各塗料の特性まとめ
以下の表は、各塗料の特性をまとめたものです。
塗料の種類 | 耐久性 | 耐候性 | 主な用途 |
---|---|---|---|
エポキシ系 | 高 | 低 | 工場床 |
ウレタン系 | 中 | 高 | 外壁 |
アクリル系 | 低 | 中 | 屋上 |
塗料の選択は、使用環境や求める性能によって異なります。
適切な塗料を選ぶことで、コンクリート構造物の寿命を延ばし、美観を保つことができるでしょう。
コンクリート塗装の手順をわかりやすく解説
コンクリート塗装を成功させるためには、正しい手順を踏むことが大切です。
下地処理から上塗りまでの基本的な流れを解説します。
各工程の重要度を理解し、丁寧に作業することで、美しく耐久性のある仕上がりを実現できるでしょう。
【手順(1)】下地処理
下地処理は、塗装の仕上がりを左右する重要な工程です。
コンクリート表面の状態を最適化し、塗料の密着性を高めます。
流れとしては、まず高圧洗浄機でコンクリート表面の汚れや油分を除去し、十分に乾燥させます。
凹凸や亀裂のある部分には補修材で平滑にし、最後に必要に応じて研磨を行い表面を整えるのです。
適切な下地処理を怠ると、塗料の密着不良や早期剥離の原因となるため、十分な時間と労力をかける必要があります。
【手順(2)】プライマー(下塗り)
プライマーは、コンクリートと上塗り塗料の間に入る重要な層です。
塗料の密着性を高め、コンクリートの吸水性を調整する役割があります。
プライマーを省略すると、塗料の耐久性が大幅に低下する可能性があるため、必ず塗布しましょう。
コンクリートの種類や状態に合わせて適切なプライマーを選択します。
通常、ローラーや刷毛で均一に塗布し、メーカー指定の時間で乾燥させます。
乾燥時間は気温や湿度によって変わるため、環境に応じて調整が必要です。
プライマーが完全に乾燥したら、いよいよ上塗り作業に入ります。
【手順(3)】上塗り作業
上塗りはコンクリート塗装の仕上げを決める重要な工程です。
見た目の美しさと耐久性を左右するため、丁寧に作業する必要があります。
上塗りは2回以上行うのが一般的です。
1回目の塗装が完全に乾いてから2回目を塗ると、むらが少なく長持ちする仕上がりになります。
上塗りが終わったら、十分に乾かして完成です。
塗料の種類によっては、水で薄める量や塗る量に気をつけなければなりません。
適切な量を守らないと、塗料の性能を十分に引き出せない可能性があるからです。
塗り忘れやむらがないよう、慎重に作業しましょう。
コンクリート塗装の注意点
コンクリート塗装を成功させるには、いくつかの重要な注意点があります。
天候や気温の影響、安全対策、メンテナンスの重要性について正しく理解し、長持ちする美しい仕上がりを実現しましょう。
天候・気温の影響
コンクリート塗装は、天候と気温に大きく左右される作業です。
良い条件で塗ると、塗料の力を十分に発揮できます。
塗装に最適な環境は、温度が5℃より暖かく、湿り気が80%より少ない時です。
条件を満たさない場合、塗料が上手く乾かなかったり、コンクリートにしっかりつかなかったりする危険があります。
次のような天候は、塗装に適しません。
- 雨天
- 高湿度
- 真夏の直射日光下
屋外で作業をする際は、天気予報をよく確認して、天気の良い日を選ぶようにしましょう。
真夏の強い日差しの下での作業も避けたほうがよいでしょう。
暑すぎると塗料が早く乾きすぎて、きれいに塗れない可能性があります。
安全対策の重要性
コンクリート塗装で使用する塗料には、有機溶剤を含むものが多くあります。
そのため、適切な安全対策は非常に重要です。
作業時は換気を十分に行い、マスク、保護メガネ、手袋などの保護具を必ず着用しましょう。
有害な成分の吸引や皮膚への付着を防ぐことができます。
特に屋内作業の場合は、換気に十分注意を払う必要があります。
窓を開けたり、換気扇を使用したりして、常に新鮮な空気を取り入れるようにしましょう。
定期的なメンテナンスが必要
コンクリートの塗装を長持ちさせ、きれいに保つには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
適切なメンテナンスを行うことで、大規模な塗り替えの周期を延ばすことができます。
年に1回程度、高圧洗浄で表面の汚れを落とし、傷や剥がれがないか点検するとよいでしょう。
早期に補修することで、小さな問題が大きな問題に発展するのを防ぐことができます。
メンテナンスで重要なのは、定期的な清掃、傷・剥がれの早期発見、適切な補修です。
特に、雨どいの近くや日が当たりにくい場所は傷みやすいので、注意深く観察しましょう。
小さな傷や剥がれを見つけたら、すぐに直すことが大切です。
コンクリート塗装に関するよくある質問
コンクリート塗装に関するよくある質問をまとめました。
塗装を検討している方や、すでに塗装済みの方も、ぜひ参考にしてみてください。
【Q1】コンクリート塗装の耐用年数はどのくらい?
コンクリート塗装の耐用年数は、使用する塗料や環境条件によって大きく異なります。
一般的には5〜10年程度とされていますが、適切なメンテナンスを行えば、さらに長持ちさせることも可能です。
塗料の種類や施工場所によって耐用年数が変わるため、塗料選びの際は専門業者にアドバイスを求めるのがおすすめです。
例えば、屋外で使用する場合は耐候性の高い塗料を選ぶなど、環境に合わせて選ぶとよいでしょう。
耐用年数を延ばすためには、定期的な清掃や点検、早めの補修が効果的です。
特に、雨や紫外線にさらされる屋外の塗装は、より頻繁なケアが必要です。
【Q2】DIYでコンクリート塗装は可能?
小さな面積のコンクリート塗装をDIYで行うことは可能ですが、成功するためにはいくつかの重要なポイントがあります。
DIYで塗装を行う場合、下地処理や塗料の選択、塗装技術など、専門的な知識と経験が必要です。
よく理解せずに作業を行うと、期待した仕上がりにならない可能性があります。
広い面積や重要な場所を塗る際は、プロへの依頼がおすすめです。
専門家は、適切な塗料の選択や、高度な施工技術を持っているため、より確実な仕上がりが期待できます。
長期的に見ると、メンテナンス頻度の低下やコンクリートを長持ちさせることにつながり、結果的にコスト面でメリットがある場合もあるでしょう。
【Q3】コンクリート塗装の費用相場は?
コンクリート塗装の費用は、面積や塗料の種類、作業の難易度によって大きく変動します。
1平方メートルあたり3,000円〜10,000円程度が一般的な相場です。
下地処理が必要な場合や、特殊な塗料を使用する場合は、さらに高額になる可能性があります。
正確な費用を知るには、複数の会社から見積もりをもらうのがよいでしょう。
コスト削減のためにDIYを検討する方もいますが、専門的な技術や道具が必要な場合は、かえって費用がかさむ可能性もあります。
長く美しく保つことを考えると、信頼できる専門家に頼むのがおすすめです。
まとめ
コンクリート塗装は、建物や構造物の美観を向上させ、耐久性を高める重要な作業です。
適切に行えば、建物の価値を高め、長期的にはメンテナンスコストの削減にもつながります。
塗料には、エポキシ系、ウレタン系、アクリル系など、さまざまな種類の塗料があり、それぞれに特徴があります。
使う場所や必要な性能に合わせて最適な塗料を選ぶことが大切です。
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施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。
※2023年8月現在
実績例
物件名 | 総戸数 | |
---|---|---|
三田エリア | ルナ三田フラワータウン | 60 |
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 | 82 | |
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア | 108 | |
ルナ三田ひばりが丘 | 149 | |
神戸エリア | パークヒル神戸小倉台 | 75 |
ルナ藤原台中町パークフロント | 82 | |
ルナ上津台 | 81 | |
ルナ北六甲116 クルムの街 | 116 | |
西神戸・ 阪神エリア |
ルナ西神中央 | 97 |
ルナ塚口 | 52 | |
ルナ昆陽池公園 | 51 | |
東大阪・ 北摂エリア |
ルナ南摂津 | 80 |
ルナ加納 | 71 | |
ルナ山本 | 57 | |
大阪市内・ 南大阪エリア |
ルナタウン島屋 | 55 |
ルナ城山公園 | 52 | |
ルナ東百舌鳥 | 109 | |
ルナ原山台 | 46 | |
京都エリア | ルナシティ同志社山手 | 237 |
街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。
商号 |
株式会社 創建 |
---|---|
創立 |
昭和58年3月1日 |
設立 |
昭和61年9月4日 |
資本金 |
8,000万円 |
代表者 |
代表取締役会長 吉村 孝文 代表取締役社長 吉村 卓也 |
執行役員一覧 |
執行役員 大下 憲二 執行役員 岡本 賢二郎 |
本社所在地 |
〒541-0047 |
東京支店所在地 |
〒101-0041 |
売上高 |
151.3億円(令和5年5月期) |
従業員数 |
従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期) |
事業内容 |
建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/ |

大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます
ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

本社所在地
本社所在地 |
〒541-0047 |
---|
施工エリア
※別途、交通費が発生する場合があります。
- 大阪
-
岸和田市
池田市
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-
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外壁塗装の参考文献
- 住宅リフォーム推進協議会
https://www.j-reform.com - 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
https://www.chord.or.jp/index.html?red_param=220106 - 一般社団法人日本塗装工業会
https://www.nittoso.or.jp - 一般社団法人外壁塗装協会
https://tosouginoushi.com