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屋根塗装の耐用年数はどのくらい?長持ちさせるコツや劣化症状をご紹介

更新日2023年12月25日

屋根は家の顔とも言える大切な部分です。
では、屋根塗装はどのくらいの耐用年数があるのでしょうか。
今回は、屋根塗装の耐用年数や、長持ちさせる秘訣、見過ごせない劣化のサインを網羅的にご紹介します。

素材の選び方から、定期的なメンテナンスの重要性まで、屋根を守るための知識を深め、快適な住まいを長く保つためのお手伝いをいたします。
是非最後までお読みください。

この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

屋根塗装の耐用年数とは?

屋根塗装は家の美観を保つだけでなく、建物を守る重要な役割を果たしています。
しかし、その耐用年数には一定の目安があり、選択する塗料によって異なります。
ここでは、屋根塗装の平均的な耐用年数、塗料の種類がもたらす違い、そして劣化と耐用年数の関係について、詳細に解説していきましょう。

【ポイント1】屋根塗装の一般的な耐用年数

建物の屋根を新しく塗装した場合、美しい見た目と機能性は約10~15年程度維持されると言われています。
新築後の初めての塗り替えは、大体10年を目安に考えると良いでしょう

しかし、上記の期間はあくまで一般的なケースを基にしたもので、実際には塗装の状態や環境条件によって前後します。
屋根塗装は定期的なメンテナンスが必要で、耐用年数を過信せず、定期的な点検を心がけることが大切です

【ポイント2】塗料の種類による耐用年数の違い

屋根塗装の耐用年数は、使用する塗料によって大きく変わってきます。
種類別の耐用年数を表にまとめると以下のようになります。

塗料の種類 耐用年数の目安
アクリル塗料 5~7年
シリコン塗料 10~13年
フッ素塗料 15~20年
無機塗料 20年以上

例えば、コストが比較的低いアクリル塗料では5~7年程度、一般的なシリコン塗料では10~13年程度、耐候性に優れたフッ素塗料では15~20年程度、さらに耐久性が高い無機塗料を使用した場合には20年以上の耐用年数を見込むことができます。
屋根塗装を検討する際には、予算と塗料の特性を考慮して、最適な選択をすることが大切です。

【ポイント3】屋根塗装の劣化と耐用年数

屋根塗装の耐用年数が過ぎると、塗膜の劣化が進行し、屋根の保護機能の低下や、雨漏りのリスクが高まります。
劣化の兆候としては、以下のようなものが挙げられます。

これらの症状が見られた場合は、屋根の塗り替えが必要です。
塗り替えを適切なタイミングで行うことで、建物を長期にわたって保護することができます。

屋根塗装を長持ちさせるコツは?

屋根塗装の寿命を延ばす方法には、適切な塗料の選定や塗装技術の向上が必須です。
ここでは、屋根塗装をより長持ちさせるための重要なポイントを詳細に解説します。

【ポイント1】長持ちする塗料の選び方

屋根塗装の寿命を延ばすためには、耐候性に優れた塗料の選択が重要なポイントです
シリコン塗料はその代表例で、紫外線や雨水による劣化を抑えることができるため、屋根を長期にわたって保護することができます。

さらに、フッ素塗料を選択することで、20年を超える耐久性を期待することも可能です。
これらの塗料は初期投資は高めですが、その分、長期にわたるメンテナンスコストを抑えることができるため、結果的に経済的と言えるでしょう

特に、当社では長期的な視点を持って屋根塗装に最適な塗料を提案しており、アクリルシリコン樹脂系の塗料は使用しておりません。
耐用年数の短い塗料はコストパフォーマンスが低くなるため、長期的な視野で屋根塗装を考える際には避けるべきです。

【ポイント2】遮熱効果のある塗料の利用

遮熱効果を持つ塗料は、屋根の表面温度を下げることにより、屋内の温度上昇を抑制し、冷房費用の削減にも貢献します。
特に夏場の猛暑において、屋根塗装の重要な機能として効果を発揮します。
しかし、遮熱塗料の中には耐久性に劣るものもあるため、選択には注意が必要です。
耐久性と遮熱性を兼ね備えた塗料を選ぶことで、屋根塗装の機能を最大限に活かすことができます

遮熱効果のある塗料は、屋根の保護だけでなくエネルギー効率の向上にも寄与するため、環境への配慮を考える上でも有効な選択肢です。

【ポイント3】定期的な塗り替え

屋根塗装の耐久年数が経過すると、屋根の劣化が進行し、最終的には雨漏りなどの深刻な問題を引き起こすことになります。
そのため、塗装の耐久年数を迎える前に、定期的な塗り替えを実施することが極めて重要です。

塗り替えのタイミングは、使用している塗料や屋根の状態、気候条件などによって異なりますが、一般的には10年から15年ごとに行うのが適切です。
定期的な塗り替えを行うことで、屋根を常に最良の状態に保ち、建物全体の耐久性を向上させることができます。
また、塗り替えを行う際には、専門業者による点検を併せて行い、屋根の状態を正確に把握することが望ましいです。

屋根塗装の劣化症状にはどんなものがある?

屋根塗装の状態は、建物の美しい外観に影響するだけでなく、防水機能を維持するためにも重要なポイントと言えるでしょう。
劣化した塗装は建物の寿命を縮める原因となるため、早期の発見と対応が必要不可欠です。

続いては、屋根塗装の劣化症状を詳細にご紹介します。
劣化症状を見逃さないために、ぜひ参考にしてください。

【症状1】色褪せ

屋根塗装の色褪せは、太陽の紫外線や雨風によって塗膜が徐々に劣化していくことで起こります。
色の変化は、塗膜の保護機能が低下している証拠であり、塗り替えることで建物の長期的な保護に繋がります

色褪せが進むと、塗膜の防水性が低下し、さらなる劣化を加速させることになるため、外観の美しさを保ちながら建物を守るためにも、適切なタイミングでのメンテナンスが必要です。

【症状2】藻やコケの発生

屋根の塗膜が劣化し、防水性が落ちると、屋根の表面に水分が滞留しやすくなります。
藻やコケの発生原因となり、屋根材の表面に生えてしまうことも。

藻やコケは見た目の問題だけでなく、屋根材を侵食し、雨水の浸透を促進することで建物の構造に悪影響を及ぼします
定期的な清掃と塗り替えを行うことで、藻やコケを未然に防ぐことが可能です。

【症状3】反り・ひび

塗膜の劣化が進行すると、屋根材が水分を吸収しやすくなります。
特に冬期には水分が凍結し、屋根材が反りやひびを起こす原因になります。

反りが生じると、屋根材の間に隙間ができ、そこから雨水が建物内部に侵入して、雨漏りの原因になることも。
ひび割れは時間が経つにつれて悪化し、屋根材の破損や落下を引き起こすリスクも考えられます

安全性の観点からも、反りやひびを放置することは避けなければいけません。
定期的な点検と適切なメンテナンスを欠かさないことが、劣化症状の早期発見につながります。

屋根塗装を長持ちさせるための実践的なアドバイス

屋根塗装は家の美観を保つだけでなく、建物を保護する重要な役割を果たしています。
そのため、塗装を長持ちさせることは、長期的に見てコスト削減にもつながり、建物の価値を維持するために必要不可欠です。
続いて、塗装を長持ちさせるための実践的なアドバイスをお伝えします。

【ポイント1】適切な塗料の選び方

どの塗料を選択するのかは、屋根塗装の持続性に大きな影響を与えます。
耐候性や耐久性に優れた塗料を選ぶことで、塗り替えの頻度を減らし、長期的に見て経済的なメリットが得られます

シリコン塗料はその耐久性からコストパフォーマンスに優れていると言えますが、さらに長持ちを望むのであれば、フッ素塗料がおすすめです。
フッ素塗料は紫外線や化学変化に強く、耐用年数が長いという特徴があります。
塗料の選択に迷った際は、専門の塗装業者に相談するのも一つの手段です。

【ポイント2】定期的な塗り替え

塗装された屋根も時間が経過すると劣化し、塗料が持つ機能を失い始めます。
塗装の耐用年数が近づいたら、塗り替えを検討することが重要です。
定期的な塗り替えは、屋根の劣化を未然に防ぎ、雨漏りなどのトラブルを避けるためにも必須です。
塗り替えのタイミングは、使用している塗料の種類や屋根の状態によって異なりますが、一般的には耐用年数の目安を基に計画を立てると良いでしょう。

【ポイント3】定期的に状態をチェック

屋根の塗装状態は、環境や天候によって変化します。
定期的に屋根のチェックを行い、小さな劣化のサインを見逃さないことが、長期的に塗装を保持するためには必要不可欠です。

色褪せやひび割れなどの初期症状を見つけたら、早めに対処しましょう
また、定期的なメンテナンスを通じて、塗装の状態を記録し、次回の塗り替え時期の目安にすることも効果的です。
専門業者による定期点検を利用することで、より専門的な診断を受けることができます。

よくある質問と回答

屋根塗装に関して、様々な疑問を持つ方も多いでしょう。
続いては、外壁塗装に関する疑問を解消するため、よくある質問と回答をご紹介いたします。
より詳しい情報を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

【Q1】屋根塗装の耐用年数はどのくらいですか?

屋根塗装の耐用年数については、一般的に10年から15年が目安とされています。
しかし、塗料の種類によって大きく変動することがあります。

たとえば、アクリル塗料はおよそ5年から7年、シリコン塗料は10年から13年、フッ素塗料は15年から20年、無機塗料は20年以上の耐用年数を持つのが一般的です。
したがって、塗装を検討する際には、使用する塗料の種類を十分に考慮して選びましょう。

【Q2】屋根塗装を長持ちさせるためのコツは何ですか?

屋根塗装を長持ちさせるためには、適切な塗料の選定が肝心です。
特におすすめなのは、耐久性に優れたシリコンやフッ素塗料です。
また、遮熱効果を持つ塗料を使用することで、屋根の表面温度を下げ、塗膜の劣化を抑制することができます。

さらに、定期的な塗り替えを行い、劣化の進行を未然に防ぐことも大切です。
塗装の耐久年数を超えた屋根は、劣化が進むことで雨漏りなどのリスクが高まるため、注意が必要です。

【Q3】屋根塗装はDIYでも可能ですか?

屋根塗装は技術的な知識と経験が必要なため、専門家への依頼をおすすめします
DIYでの屋根塗装は、高所での作業が伴うため、落下などの危険も考えられます。
また、屋根の状態を正確に判断し、適切な塗料を選ぶための専門的な知識も必要です。

屋根塗装は建物を守る重要な工事のため、専門の塗装業者に相談することで、安全かつ確実な仕上がりを期待できます。
安心して長く快適にお住まいいただくためにも、プロの手を借りることを検討してみてください。

まとめ

ご紹介してきたように、屋根塗装の耐用年数は一般的に10~15年とされており、塗料の種類によって大きく変わります。
長持ちする塗料を選び、定期的な塗り替えを行うことが、屋根塗装を長持ちさせるコツです。

また定期的なメンテナンスも重要で、劣化症状が見られた場合は、迅速に修繕や塗り替えを検討する必要があります
DIYでの屋根塗装はリスクが伴うため、専門知識と経験を持つ業者に依頼することをおすすめします。

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弊社「創建ペイント」は、外壁や屋根の塗装工事を行う外壁塗装の専門業者なので、お住まいの外壁塗装をお考えの方は安心してお任せください。

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商号

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創立

昭和58年3月1日

設立

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従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

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建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
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