リフォーム瑕疵保険の真価とは?安心リフォームへの近道を解説
住宅リフォーム後の不具合は、住宅リフォームを検討している方にとって大きな不安要素です。
リフォーム瑕疵保険があれば、そんな心配を軽減し、安心してリフォームを行えます。
この記事では、リフォーム瑕疵保険の仕組みから加入手続き、メリット・デメリットまで詳しく解説します。
リフォームを検討中の方は、ぜひ最後までお読みください。
Contents
リフォーム瑕疵保険って何?基本的な仕組みを解説
リフォーム瑕疵保険は、多くの方にとってなじみの薄い制度かもしれません。
基本的な仕組みから、保険の対象範囲、期間や金額の相場までわかりやすく説明します。
リフォーム瑕疵保険の定義と目的
リフォーム瑕疵保険とは、住宅リフォーム工事後に発見された欠陥(瑕疵)の修補費用等をカバーする保険制度です。
消費者保護と安心なリフォームの促進が主な目的です。
工事完了後に不具合が見つかっても、保険によって修理費用が補償されるため、消費者は安心してリフォームを依頼できます。
例えば、リフォーム後に雨漏りが発生した場合、保険を使って修理できます。
予期せぬ追加費用の心配なく、快適な住まいを取り戻せるのです。
保険の対象となる瑕疵の範囲
リフォーム瑕疵保険が対象とする瑕疵は、主に構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防止する部分です。
具体的には、以下のような不具合が該当します。
- 壁の雨漏り
- 屋根の雨漏り
- 床の著しい傾き
- 基礎の亀裂
構造耐力上主要な部分とは、住宅の基礎、基礎ぐい、壁、柱、小屋組、土台、斜材(筋かい、方づえ、火打材など)、床版、屋根版または横架材(はり、けたなど)を指します。
基本的な耐力性能を満たさない場合が瑕疵とされるのです。
一方で、設備機器の単純な故障や仕上げの色むらなどは、保険の対象外となります。
保険加入の際は、対象となる瑕疵の範囲を十分に確認しておくことが大切です。
保険期間と保険金額の一般的な相場
リフォーム瑕疵保険の保険期間は、リフォームの内容によって異なり、通常1年、5年、10年(増築特約の場合)です。
保険金額は工事金額によって異なりますが、100万円~1000万円程度が一般的な相場となっています。
自己負担額(免責金額)が設定されていることが多く、10万円程度が一般的です。
50万円の修理が必要な場合は10万円が自己負担となり、残りの40万円が保険でカバーされます。
工事の規模や内容に応じて適切な保険金額を選択しましょう。
リフォーム瑕疵保険のメリット・デメリット
リフォーム瑕疵保険には、消費者と工事会社双方にメリットがあります。
一方で、いくつかの注意点もあります。それぞれの立場からメリットとデメリットを見ていきましょう。
消費者側のメリット
リフォーム瑕疵保険は、リフォーム工事後に欠陥が見つかった場合に補修費用を補償する保険です。
消費者にとっての主なメリットは、第三者による検査が行われるため安心感が得られること、業者が倒産しても保険が適用されること、欠陥があった場合でも迅速に修復が行われることです。
施工会社が倒産しても、保険金によって補修費用が賄われます。
長期的な安心感が得られ、予期せぬ出費を避けられるでしょう。
トラブルが発生した際の解決手段としても、非常に有効です。
工事完了から3年後に雨漏りが発見された場合でも、保険を利用すれば修理を行うことができます。
リフォーム瑕疵保険は消費者にとって非常に有益な制度であり、リフォーム工事に伴うリスクを軽減し、安心して工事を依頼できます。
工事会社側のメリット
工事会社にとっても、リフォーム瑕疵保険への加入は多くのメリットをもたらします。
メリット | 内容 |
---|---|
信頼度アップ | 顧客からの信頼が高まる |
金銭的負担軽減 | トラブル時の費用を軽減 |
技術力アピール | 保険加入で技術力をアピール |
リフォーム瑕疵保険に加入していることは、工事会社の信頼性を高める重要な要素です。
保険に加入するためには、国土交通大臣が指定した住宅瑕疵担保責任保険法人の基準を満たす必要があります。
顧客は工事会社が一定の品質基準を満たしていると認識しやすくなるため、信頼度が大幅に向上します。
新規顧客の獲得にも繋がる重要なポイントです。
万が一トラブルが発生した場合でも、保険によって金銭的な負担が軽減されます。
保険加入のための厳しい審査をクリアしていることは、工事会社の技術力の高さを示す証明にもなるでしょう。
デメリットや注意点
リフォーム瑕疵保険にはメリットが多い一方で、いくつかの注意点もあります。
リフォーム瑕疵保険に加入することで保険料が工事費用に上乗せされ、総費用が若干増加する場合があります。
保険金の支払いには時間がかかることがあるため、緊急を要する修理が必要な場合は注意が必要です。
すべての瑕疵が保険の対象になるわけではありません。
契約前に保険の適用範囲を十分に確認しましょう。
リフォーム瑕疵保険は任意保険のため、加入していない業者もあります。
施主側が希望する場合は業者にご確認ください。
リフォーム瑕疵保険の加入手続きと流れ
リフォーム瑕疵保険の加入は、一般的に工事会社が行います。
加入のタイミングから必要書類、保険料の負担方法まで、具体的な流れを解説します。
保険加入のタイミング
リフォーム瑕疵保険は、通常リフォーム工事の契約時に加入します。
具体的な流れは次の通りです。
- 【工事契約締結】
リフォーム業者と発注者の間で工事契約を締結する - 【保険申込み】
工事着工前に必要書類を揃えて保険の申し込みを行う - 【工事着工】
保険申し込み完了後に工事開始 - 【現場検査】
工事中および工事完了後に現場検査を実施する - 【工事完了】
工事が完了し、必要な確認書類を取得する - 【保険証券発行】
工事完了後に保険証券の発行申請を行い、保険証券が発行される
工事着工前に保険の申込みを行い、着工後に現場検査を受けることで、工事の品質が確保されます。
例えば、屋根のリフォーム工事を行う場合、工事開始前に保険申込みを済ませ、屋根の下地工事が完了した時点で中間検査を受けることにより、目に見えない部分の品質も確認できます。
必要な書類と手続きの流れ
リフォーム瑕疵保険の加入には、主に以下の書類が必要です。
- 保険申込書
- 設計図書
- 工事請負契約書
工事会社が保険法人に書類を提出し、審査を受けます。
審査通過後、現場検査が行われ、問題がなければ保険証券が発行されます。
消費者は直接手続きを行う必要はありません。
工事会社を通じて間接的に手続きが進められます。
ただし、保険の内容や条件については、消費者自身もしっかりと確認することが大切です。
不明な点があれば、遠慮なく工事会社に質問しましょう。
保険料の負担者と支払い方法
リフォーム瑕疵保険の保険料は、通常工事会社が負担しますが、費用は工事費用に含まれる形で、間接的に消費者が負担することになります。
保険料の負担には明確な決まりはなく、工事会社と消費者の間での合意によって異なります。
保険料は、工事金額の1~2%が目安で、500万円の工事の場合は保険料は5~10万円程度です。
支払いは一括払いが一般的です。
工事の見積もりを確認する際は、保険料が含まれているかどうか確認しましょう。
保険料が別途必要な場合もあるため、契約前に工事会社と十分に話し合い、費用の内訳を明確にしておくことが大切です。
リフォーム瑕疵保険に関するよくある質問
リフォーム瑕疵保険について、消費者からよく寄せられる質問にお答えします。
疑問を解消することで、より安心してリフォームを進めることができるでしょう。
【Q1】リフォーム瑕疵保険は強制加入ですか?
リフォーム瑕疵保険は、リフォーム工事業者が任意で加入する保険であり、強制加入ではありません。
ただし、国土交通省の登録リフォーム事業者団体では、一定の金額以上のリフォーム工事の場合、原則としてリフォーム瑕疵保険に加入することが推奨されています。
工事会社選びの際は、リフォーム瑕疵保険への加入の有無を確認することをおすすめします。
加入していない場合は、理由を尋ねてみるのもよいでしょう。
【Q2】既に完了したリフォーム工事にも保険を付けられますか?
残念ながら、原則として工事完了後の加入はできません。
リフォーム瑕疵保険の仕組み上、工事中の検査が必要なため、工事前の加入が条件となっています。
工事の品質を確保するためにも、リフォームを計画する段階で保険加入を検討することが重要です。
もし既に工事が完了している場合は、工事会社の独自の保証制度などを確認してみるのも一つの方法です。
【Q3】リフォーム瑕疵保険と住宅瑕疵保険の違いは何ですか?
リフォーム瑕疵保険は、リフォーム工事における欠陥を補償する保険で、リフォーム業者が加入します。
一方、住宅瑕疵保険は新築住宅や中古住宅の欠陥を補償する保険で、住宅供給業者が加入するものです。
両者とも、工事や住宅に欠陥が見つかった場合に補修費用をカバーしますが、対象となる工事や住宅の種類が異なります。
リフォーム瑕疵保険と住宅瑕疵保険の主な違いは、以下の通りです。
項目 | 住宅瑕疵保険 | リフォーム瑕疵保険 |
---|---|---|
対象 | 新築住宅 | 既存住宅のリフォーム工事 |
保険期間 | 10年 | 工事内容に応じて期間が異なる |
対象範囲 | 広範囲 | 工事部分が中心 |
リフォーム瑕疵保険は、既存住宅の部分的な工事に特化した保険であり、新築時の住宅瑕疵保険とは別物と考えたほうが良いでしょう。
例えば、築10年の家でキッチンのリフォームを行う場合、キッチン部分の工事に対してリフォーム瑕疵保険が適用されます。
まとめ
リフォーム瑕疵保険は、消費者と工事会社双方にメリットのある制度です。
工事後の不具合に対する保証があることで、安心してリフォームを進められます。
加入の際は、保険の対象範囲や条件をしっかりと確認し、工事会社と十分なコミュニケーションを取ることが大切です。
リフォーム瑕疵保険を上手に活用することで、より快適で安心な住まいづくりが実現できるでしょう。
リフォームを検討中の方は、ぜひリフォーム瑕疵保険の加入も視野に入れてみてください。
安心・安全なリフォームの第一歩となるはずです。
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全国にわずか5社しかない国土交通大臣指定の住宅瑕疵担保責任保険法人の2社と提携しており、「瑕疵保証の10年延長」や「補償限度額1,000万円」を実現していますので、万が一の際にも安心できる充実の保証体制です。
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一軒ずつ、お住まいになるご家族と真摯に向き合って建築した
住まいです。その実績、経験は常に次の住まいに活かされ、
施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。
※2023年8月現在
実績例
物件名 | 総戸数 | |
---|---|---|
三田エリア | ルナ三田フラワータウン | 60 |
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 | 82 | |
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア | 108 | |
ルナ三田ひばりが丘 | 149 | |
神戸エリア | パークヒル神戸小倉台 | 75 |
ルナ藤原台中町パークフロント | 82 | |
ルナ上津台 | 81 | |
ルナ北六甲116 クルムの街 | 116 | |
西神戸・ 阪神エリア |
ルナ西神中央 | 97 |
ルナ塚口 | 52 | |
ルナ昆陽池公園 | 51 | |
東大阪・ 北摂エリア |
ルナ南摂津 | 80 |
ルナ加納 | 71 | |
ルナ山本 | 57 | |
大阪市内・ 南大阪エリア |
ルナタウン島屋 | 55 |
ルナ城山公園 | 52 | |
ルナ東百舌鳥 | 109 | |
ルナ原山台 | 46 | |
京都エリア | ルナシティ同志社山手 | 237 |
街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。
商号 |
株式会社 創建 |
---|---|
創立 |
昭和58年3月1日 |
設立 |
昭和61年9月4日 |
資本金 |
8,000万円 |
代表者 |
代表取締役会長 吉村 孝文 代表取締役社長 吉村 卓也 |
執行役員一覧 |
執行役員 大下 憲二 執行役員 岡本 賢二郎 |
本社所在地 |
〒541-0047 |
東京支店所在地 |
〒101-0041 |
売上高 |
151.3億円(令和5年5月期) |
従業員数 |
従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期) |
事業内容 |
建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/ |

大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます
ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

本社所在地
本社所在地 |
〒541-0047 |
---|
施工エリア
※別途、交通費が発生する場合があります。
- 大阪
-
池田市
泉大津市
貝塚市
守口市
泉佐野市
富田林市
河内長野市
松原市
大東市
柏原市
羽曳野市
門真市
摂津市
高石市
藤井寺市
泉南市
四條畷市
交野市
大阪狭山市
阪南市
- 兵庫
-
洲本市
芦屋市
伊丹市
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豊岡市
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西脇市
三木市
高砂市
小野市
加西市
篠山市
養父市
丹波市
南あわじ市
朝来市
淡路市
宍粟市
加東市
たつの市
市川町
- 京都
-
福知山市
舞鶴市
綾部市
宇治市
宮津市
亀岡市
城陽市
向日市
長岡京市
八幡市
京田辺市
京丹後市
南丹市
木津川市
- 奈良
-
大和高田市
大和郡山市
天理市
橿原市
桜井市
五條市
御所市
生駒市
香芝市
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宇陀市
下市町
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-
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橋本市
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新宮市
紀の川市
岩出市
外壁塗装の参考文献
- 住宅リフォーム推進協議会
https://www.j-reform.com - 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
https://www.chord.or.jp/index.html?red_param=220106 - 一般社団法人日本塗装工業会
https://www.nittoso.or.jp - 一般社団法人外壁塗装協会
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