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【工法別】屋根リフォームの費用相場は?費用を抑えるコツもご紹介

更新日2023年10月20日

屋根は、大切な住まいを雨風や日差しから守ってくれている大事な部分です。
屋根が劣化すると、雨漏りの原因になったり見た目が悪くなったりと、住まいの様々な問題を引き起こします。
そのような時に必要となるのが「屋根リフォーム」です。

リフォームには、「工事費用が高そうで踏み切れない」「リフォームっていつすればいいの?」といった悩みや疑問がつきものです。

今回は、屋根リフォームの費用相場を工法別に詳しく解説します。
費用を抑えるコツや、リフォームを行うべきタイミングも合わせて見ていきましょう。

この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

屋根リフォームの費用相場

屋根リフォームの費用は、工事の方法や使用する材料によって大きく変動します。
具体的には、屋根塗装工事、カバー工法、屋根葺き替え工事という3つの主な工法に分けられます。
それぞれの工法について、費用の相場をご紹介します。

工事の方法 費用相場
屋根塗装工事 15万円から80万円程度
カバー工法 100万円から250万円程度
屋根葺き替え工事 100万円以上

屋根塗装工事の場合

屋根塗装工事は、劣化した屋根を専用の塗料でコーティングすることで、防水性と美観を回復させる工法です。
一般的に、屋根塗装工事にかかる費用相場は総額15万円から80万円程度となっています。
なお、費用は塗料の種類や屋根の面積・形状、足場設置の必要性によって変動することに注意しましょう。

例えば、高品質な塗料を使用する場合や、面積が広い屋根、複雑な形状の屋根のリフォームでは費用が高くなる傾向にあります。
また、屋根に補修が必要な箇所がある場合は、その分の費用が別途かかることもあります。
補修箇所が多いと予想以上に費用が増える可能性もあるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。

カバー工法の場合

カバー工法は、劣化した屋根の上からシート状のカバー材を被せることで防水性能を回復させる工法です。
シートの材質によって価格差があり、総額は100万円から250万円程度となります。
こちらも、屋根の面積や形状によって料金は変わってきます。

一見シンプルな工法に見えますが、カバー工法には専門的な技術が必要です。
必ず信頼できる業者に依頼しましょう。

屋根葺き替え工事の場合

屋根葺き替え工事は、古い屋根材をすべて取り外して新しい材料を葺き替える大掛かりな工事です。
そのため、工事費用には総額100万円以上かかることが多くなっています。

使用する材料や屋根の面積・形状によって工事費用は大きく変動します。
例えば、品質の高い屋根材を使用する場合や、面積が広い屋根、複雑な形状の屋根では200万円、300万円と費用が増えていくこともあります。

また、葺き替え工事は大掛かりな工事であるため、工事期間も長くなることが予想されます。
リフォームを検討する際は、工事期間や生活への影響も考慮に入れましょう。

屋根リフォームを行うタイミング

大掛かりな工事が必要となる屋根リフォーム。
よって、時期の見極めも重要なポイントです。

具体的には、これらのタイミングで屋根リフォームを行うとよいでしょう。

以下では、屋根リフォームに適したタイミング4つを詳しくご紹介します。

耐用年数が近い、または過ぎている

屋根材の耐用年数は、一般的に15年~30年と言われています。
しかし、耐用年数は使用する材料や気候、環境などによっても変わってくるため、一概には言えません。
耐用年数が近づいてきた、または過ぎてしまった場合は、屋根リフォームを検討するタイミングと言えるでしょう。

耐用年数が過ぎると屋根材の劣化が進行し、雨漏りや結露、断熱性の低下などの問題が生じる可能性が高まります。
快適に暮らし続けるためにも、問題が起こる前に早めのリフォームを行うことをおすすめします。

屋根の劣化や雨漏りが発生している

屋根の劣化は、そのまま放置しておくと家全体の損傷につながることもあります。
特に雨漏りは、家具や家電の故障、カビやダニの発生、健康被害などの様々な問題を引き起こす恐れがあります。
屋根の色褪せやヒビ割れ、雨漏りといった症状が見られた場合は、すぐに専門家に診てもらいましょう。

リフォームが必要と判断された場合は、早めに工事を行うことをおすすめします。

太陽光発電の設置

太陽光発電を設置するときも、屋根リフォームを行うのに適したタイミングです。

太陽光発電の設置には、屋根の強度や形状、方向などが重要となります。
既存の屋根が適していない、または屋根の耐用年数が近い場合は、太陽光発電の設置と同時に屋根リフォームを行うとよいでしょう。

災害等で屋根が損傷した

台風や地震などの自然災害で屋根が損傷した場合も、リフォームのタイミングとなります。

損傷した屋根をそのままにしておくと、雨漏りや結露、断熱性の低下などの原因になることも。
災害による屋根の損傷は火災保険の適用対象となることが多いため、保険金を活用してリフォームを行うことができます。

リフォーム費用を抑えるコツ

屋根リフォームは大掛かりな工事ですから、それなりの費用がかかることは避けられません。
しかし、以下のコツを活用すると費用を抑えることができます。

続いては、それぞれのコツについて詳しく見ていきましょう。

相見積もりを取る

リフォームの際は、複数の業者から見積もりを取って費用を比較することが重要です。
同じ工事でも業者によって料金設定は異なってくるため、費用を安く抑えたいのなら見積もりを取ると良いでしょう。

ただ、費用が安いというポイントだけで業者を選ぶことはおすすめできません。
業者の信頼性や施工実績、アフターサービスは充実しているかなど、様々な点を考慮に入れて選ぶ必要があります。

火災保険を利用する

自然災害で生じた屋根の損傷には、火災保険が適用されます。
ただし、保険金が出るかどうかは保険会社の判断によるため、リフォーム前に確認しておきましょう。

保険金を活用すれば、リフォーム費用も大幅に抑えられます。

補助金等を利用する

自治体によっては、屋根リフォームに対して補助金を出しているところもあります。
近年はとくに、エコリフォームや耐震リフォームに対する補助金制度が充実しています。

補助金の利用にあたっては、必要な条件を満たさなければなりません。
工事内容を記載した書類の提出が求められることもあるため、条件や必要な手続きについてはリフォームを始める前に確認しておきましょう。

屋根リフォームのQ&A

続いては、屋根リフォームについての質問とその回答をご紹介します。
今回取り上げる質問は以下の3つです。

具体的な事例を交えて、リフォームのポイントや注意点を解説していきます。

屋根塗装は塗料により効果が変わりますか?

はい、塗料の種類によって効果は変わります。

「ウレタン塗料」「シリコン塗料」「フッ素塗料」などが主な塗料として用いられます。
ウレタン塗料は耐久性に優れており、価格も手頃なため一般的に多く使われている塗料のひとつ。耐候性にやや劣ることは否定できません。

シリコン塗料はウレタン塗料よりも耐候性が高く、紫外線による色あせが少ない塗料です。
価格はウレタン塗料より高めですが、塗装面を長期間保護してくれます。

フッ素塗料は最も耐候性が高く、色あせや劣化が非常に少ないのが特徴です。
価格が高いため、予算を考慮する必要があります。

太陽光発電が屋根にあると、リフォーム費用は通常より高くなりますか?

太陽光発電を設置している場合、その撤去・再設置の工事が必要になるため、リフォーム費用は通常より高くなります。

具体的な費用は設置面積や機器の種類によりますが、数十万円程度は見込むべきです。
ただし、太陽光発電の設置は省エネルギーに貢献するため、補助金の対象となることもあります。

屋根リフォームを依頼する際の注意点はありますか?

屋根リフォームを依頼する際の注意点としては「業者選び」、「工事期間」、「費用内訳」の3つが挙げられます。
大切な屋根のリフォームですから、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
口コミや評判をチェックし、適した業者であるか確認しましょう。

また、工事期間は天候や屋根の状態により変動します。
リフォームを依頼する前に、工事期間の目安を確認しておくことが重要です。

費用内訳も、確認しておきたいポイントの一つです。
見積もりでは、費用の内訳について詳しい説明を受けましょう。
疑問や不明な点を確認しておくと、意図しない追加費用の発生も防げます。

これらの注意点を押さえ、納得のいく屋根リフォームを実現しましょう。

まとめ

屋根リフォームは、住まいの長寿命化や住環境の向上に欠かせない工事であり、その方法は様々です。
それぞれの工法には特性と費用があり、選ぶべき工法は住まいの状態やリフォームの目的によります。

屋根塗装工事は費用が抑えられ、短期間で終わるメリットがありますが、大規模な劣化には対応しきれないこともあります。
対して、カバー工法や屋根葺き替え工事は費用が高くなりますが、劣化が進行している場合や大きな変化を求める場合には適しています。

また、屋根リフォームのタイミングは屋根の状態や耐用年数を見極めることが重要です。
雨漏りや劣化が見られる場合、太陽光発電の設置を考えている場合、災害等で屋根が損傷した場合など、早めのリフォームが必要となるでしょう。

そして、リフォーム費用を抑えるためには、相見積もりを取ること、火災保険を活用すること、補助金等を利用することが有効です。
ただし、火災保険は物件のあるエリアで実際に風雪等災害が発生している場合にのみ使えるものです。
補助金の適用条件を満たしているか確認しましょう。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。

屋根リフォームを依頼する際は、信頼できる業者選び、工事期間の確認、費用内訳の明確化が求められます。
納得のいく屋根リフォームで、快適な住まいを維持しましょう。

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豊かさを追求しつづける
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創建が建ててきた1万戸以上の家は、異なる環境、立地条件で
一軒ずつ、お住まいになるご家族と真摯に向き合って建築した
住まいです。その実績、経験は常に次の住まいに活かされ、
施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。

創建供給実績
10,000戸超

※2023年8月現在

実績例

※2023年8月現在
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三田エリア ルナ三田フラワータウン 60
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 82
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア 108
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神戸エリア パークヒル神戸小倉台 75
ルナ藤原台中町パークフロント 82
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街を拓き、家を建てる。
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1万戸超の金字塔に。

商号

株式会社 創建

創立

昭和58年3月1日

設立

昭和61年9月4日

資本金

8,000万円

代表者

代表取締役会長 吉村 孝文

代表取締役社長 吉村 卓也

執行役員一覧

執行役員 大下 憲二

執行役員 岡本 賢二郎

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大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
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売上高

151.3億円(令和5年5月期)

従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

事業内容

建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
建築総合請負/設計監理に関する業務/リフォーム事業/外壁塗装事業

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外壁塗装の参考文献