フリーダイヤル
0120-323-363
9:00~18:00
※携帯電話からも通話できます。

窓の防音対策|静かな室内を実現するための窓選びのコツ

更新日2023年12月21日

静かな室内空間を求めるなら、窓の防音対策は欠かせません。
防音対策としては、厚いガラスや複層構造、開閉方式の違いなどがあり、リフォームをすることによって遮音性や断熱性を高めたり、相乗効果も期待できます。

この記事では、賢い窓選びからリフォームのポイントまで、快適な室内環境を実現するための知識とヒントを紹介しますので、参考にしてみてください。

この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

窓の防音対策の基礎知識

窓の防音対策についての基本を押さえることは、静かな室内空間を実現するための第一歩です。
しかし、具体的にどのような特徴を持つ窓が防音性に優れているのか、どのような開閉方式が効果的なのかはよくわからないという方が多いでしょう。
窓の特性や効果的な開閉方式、ならびにリフォームを通じてどのように防音性を高めることができるのか、詳しく解説していきます。

防音性能が高い窓の特徴

騒音対策において、窓選びは極めて重要。防音性能が高い窓には共通の特徴があります。
まず、ガラスの厚みが重要な要素のひとつです。厚みがあるほど外部からの音の侵入を阻む力が強くなっています。
単層のガラスよりも複層ガラスが選ばれる傾向にあり、その中でも二層の空気層を持つトリプルガラスはさらに高い遮音性を実現します。

ガラスの間の空気層が音波の伝達を遅らせ、断熱性の向上に影響するからです。
音は振動であり、その振動を効果的に減衰させるためには、空気層の存在は不可欠です。
空気層がある窓ガラスを使うことで、街の喧騒や交通の騒音から守られた静かな居住空間を手に入れることができます。

遮音性能を左右する窓の開閉方式

窓の開閉方式は、その遮音性能に大きく影響を及ぼすポイントです。
一般的に使用される「引き違い窓」はその構造上、気密性に欠けることがしばしば指摘されます。

対して「縦滑り出し窓」や「ドレーキップ窓」はより気密性に優れ、結果として高い遮音性能を誇ります。
密閉時に窓枠にしっかりと固定されることで隙間が少なくなり、外部の騒音が室内に入り込むのを効果的に防ぐからです。
特に音が気になる地域にお住まいの方や、夜間の騒音で睡眠を妨げられたくない方にとって、開閉方式を見直すことは防音対策の大きな一歩となります。

防音対策としての窓リフォーム

窓の防音対策を考える上で、リフォームは非常に有効な手段と言えます。
二重サッシや内窓の設置、そして二重ガラスの採用によって、遮音性を飛躍的に向上させることが可能です。

特に、古くなったサッシは気密性が低下しており、防音性能が十分に発揮されないケースが多いものです。
新しいサッシやガラスへの交換で、室内の静けさを取り戻すことができます。

リフォームによって断熱性も同時に向上させることができるため、冷暖房の効率も良くなり、エネルギーの節約にもつながります。
静かな室内環境を手に入れるためには、窓リフォームが鍵を握っていると言えるでしょう。

防音対策の具体的な方法

静かな室内を実現するためには、防音対策が欠かせません。
具体的な方法を理解し、適切に選択すれば理想的な環境づくりが可能です。
防音対策の具体的な方法について見ていきましょう。

高遮音性能窓を選ぶポイント

遮音性能の高い窓を選ぶ際、いくつかの重要なポイントがあります。
まず、気密性の高いデザインを選ぶことが肝心です。
気密性が高いほど、外部からの音の侵入を抑えることができます。

また、サッシの種類にも注目しましょう。
例えば、アルミサッシよりもPVC(ポリ塩化ビニル)製のサッシの方が遮音性に優れています。

ガラスの種類も重要で、より一層遮音効果を高めたい場合は、複層ガラスや特殊な防音ガラスを選ぶといいでしょう。
これらの要素を総合的に考慮したうえで、最適な窓を選び出すことが重要と言えます。

防音・遮音・吸音の違いとその影響

防音対策を行う上で、防音・遮音・吸音の違いを理解することは非常に重要です。
防音とは、外部の音が室内に入るのを防ぐこと、そして室内の音が外に漏れるのを防ぐことです。
遮音は、音の伝達を遮ることを指し、吸音は音を吸収することを意味します。

これらの違いを踏まえ、自宅の状況や周辺環境に合わせた対策を選ぶことで、効果的な防音効果を得ることができます。
例えば、騒音が非常に激しい地域に住んでいる場合は、防音と遮音を重視した窓を選ぶべきです。
一方で、室内での音響を整えたい場合は、吸音材の利用も考慮に入れるといいでしょう。

効果的な窓リフォームのアプローチ

窓の防音対策としてリフォームを検討する場合、遮音性能を向上させるにはさまざまな方法があります。
例えば、既存の窓に内窓を追加することで二重の窓構造を作り出し、より高い遮音性を実現することができます。

また、既存のガラスを防音性の高い複層ガラスや特殊ガラスに交換することも有効です。
さらに、窓枠の隙間をシーリングすることで、気密性を高めることもできます。

リフォームすることで外部の騒音を効果的に遮断し、快適な室内環境を実現することが可能です。
リフォームの際には、専門の業者に相談し、自宅の構造や周辺環境に合った最適な防音対策を選ぶことが肝心です。

防音対策がもたらす生活環境への影響

窓の防音対策は日々の生活環境において見過ごされがちですが、実は非常に重要な役割を果たしています。
窓が防音対策においていかに重要なのか、防音対策によってどんなメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。

生活環境の質の向上

静かな室内環境はストレスの軽減に直結し、日々の生活の質を飛躍的に向上させます。
外からの騒音を効果的に遮断する防音窓は睡眠の質を改善したり、集中力を高めるなど、健康面でも大きなメリットをもたらします

特に、騒がしい都市部や交通量の多い道路に面した住宅では、防音対策が必須です。
プライバシー保護の観点からも、室内の会話を外に漏れにくくしておけば安心して生活することができます。
さらに、テレワークが増えている現代においては、家庭内での静かな作業環境を確保することは、仕事の効率を上げる重要な要素となっています。

断熱性と防音性の相互作用

窓の防音対策を施すことは、防音対策だけでなく断熱性能のアップも期待できます。
トリプルガラスなどの高性能な窓は外部からの熱の侵入を防ぎ、冷暖房の効率を良くすることでエネルギー消費削減も可能です。

冬は暖かく、夏は涼しい室内環境を維持することは、快適な生活空間を実現するだけでなく、光熱費の節約にも繋がります。
窓の防音対策を通じて環境にも貢献しつつ、経済的なメリットがあることも忘れてはいけません。

窓リフォームによる相乗効果

窓のリフォームは、防音性能だけでなく住宅の機能性を全体的に高めることができる、効果的な方法と言えるでしょう。
既存の窓に二重サッシや内窓を追加することで、防音性能が格段に向上します。
快適な室内環境が実現できるだけでなく、リフォームを行うことで、窓の見た目も新しくなり、住宅の外観を美しく保つことができるのです。

窓リフォームは住宅の価値を高め、将来的な売却や賃貸の際にも有利に働くことが期待されます。
効果的な窓リフォームは、防音だけでなく、住宅の総合的な価値を高めるための最良の投資と言えるでしょう。

窓の防音対策を成功させるための注意点

静かな居住空間を確保するためには、窓の防音対策が欠かせません。
適切な窓選びやリフォームの方法について、重要なポイントを押さえて窓の防音対策を成功させましょう。

最適な窓の選び方

窓選びのポイント 詳細
気密性 ・外部騒音の室内への侵入を防ぐ
・室内の音が外に漏れるのを防ぐ
サッシの種類 ・アルミニウムやプラスチック、木などさまざま
・遮音性に優れた素材を選ぶ
ガラスの種類 ・複数のガラス層を持つ製品は、単層ガラスに比べて遮音性能が高い
(例:複層ガラス、トリプルガラス)
・異厚ガラスは、特定の周波数で遮音効果が低下する「コインシデンス効果」を抑制
総合的な視点 見た目や操作性、メンテナンス性も考慮し、総合的な視点から最適な窓を選ぶ

防音性能に優れた窓を選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
まず、気密性が高いデザインを選ぶことが重要です。気密性が保たれている窓は、外部の騒音を室内に侵入させず、ならびに室内の音が外に漏れるのを防ぐ役割を果たします。

次に、サッシの種類に注目しましょう。
アルミニウム製やプラスチック製、木製など、材質によっても防音性能に差が生じるため、遮音性に優れた素材を選ぶことが重要です。

また、ガラスの種類にも注目しましょう。
複層ガラスやトリプルガラスなど、複数のガラス層を持つ製品は、単層ガラスに比べて遮音性能が高くなります。

防音性能だけでなく、見た目や操作性、メンテナンス性も考慮し、総合的な視点から最適な窓を選択することが望ましいでしょう。

リフォーム時のチェックポイント

窓のリフォームを検討する場合、特に重要なチェックポイントがいくつかあります。
まず、既存の窓の状態を確認し、気密性が損なわれていないかをチェックしましょう。
ゴムパッキンの劣化やサッシの歪みがあると、防音性能が低下する原因となります。

次に、二重サッシや内窓の追加、二重ガラス(合わせガラスや真空ガラス)への交換など、遮音性を高めるためのリフォームオプションを検討することです。

また、リフォームを行う際には、施工業者の選定も重要です。
防音対策に精通した専門の業者に依頼することで技術的な問題を回避し、期待通りの結果が得られるようにする必要があります。
リフォームの費用対効果を考え、予算内で最大限の防音性能を引き出せるプランを選ぶことも肝心です。

防音対策のメンテナンスの重要性

窓の防音対策は、一度施工したら終わりではありません。
時間の経過と共に窓の部材は劣化し、その結果、防音性能が低下することがあります。

特に、ゴムパッキンやシーリング材は定期的に点検し、必要に応じて交換することが重要です。
サッシの歪みやガラスのひび割れなど、小さな異常も見逃さないようにしましょう。

メンテナンスを怠ると、音漏れの原因となり、快適な生活環境を損なうことに繋がります。
快適な室内環境を維持するためにも、防音対策のメンテナンスを定期的に行うことがおすすめです。
適切なメンテナンスを行うことで、長期間にわたり高い防音性能を保つことができるでしょう。

窓の防音対策に関するQ&A

室内で静かに過ごしたい人にとって、窓の防音対策は非常に重要です。
そこで続いては、よくある質問とその回答を紹介します。窓の防音についての理解を深めていただければ幸いです。

【Q1】防音性能の高い窓の特徴は何ですか?

窓の防音性能を高めるためには、ガラスの厚みと構造に注目する必要があります
通常のガラスよりも厚手のものを選ぶことで、外部からの騒音を有効に減衰させることができるからです。
さらに、複層ガラスには二重のガラス層の間に空気の層があり、この空気層が音の伝達を遅らせる役割を果たします。

最大限の防音効果を得るためには、トリプルガラス、つまり三層のガラスを使用した窓がおすすめです。
三層ガラスは、二重の空気層を持ち、それぞれの層が音波の伝達を抑制して遮音性能を一層向上させます。
三層ガラスは断熱性にも優れており、エネルギー効率の良い快適な室内環境を目指せます。

【Q2】窓の開閉方式と防音性能には関連性がありますか?

確かに、窓の開閉方式は遮音性能に大きく影響を及ぼします。
一般的に多くの住宅で見られる「引き違い窓」は、その構造上気密性に限界があり、遮音性能も相対的に低めです。

対照的に、「縦滑り出し窓」や「ドレーキップ窓」は、密閉時にサッシがしっかりと枠に固定され、隙間を最小限に抑える設計がなされています。
そのため気密性に優れ、遮音性能も向上しています。
音波は隙間を通じて容易に伝わる特徴がありますが、気密性が高い窓は外部の騒音を室内に入りにくくしてくれるのです。

【Q3】窓リフォームはどこに依頼すべきですか?

窓の防音対策を考えた際、リフォーム業者の選定は極めて重要です。
専門知識と経験を持つ業者であれば、窓の種類やガラスの選択、さらにはリフォーム後のメンテナンスに至るまで、トータルでサポートしてくれるでしょう。

特に、助成金を活用して窓リフォームを行う場合、適切なアドバイスを提供できる業者を選ぶことが大切です
「創建ペイント」では、外壁塗装のタイミングでの窓リフォームをおすすめしています。
居心地の良い室内環境を実現したいなら、住宅全体の見直し・リフォームが効果的です。

まとめ

今回は、窓の防音対策についての重要なポイントを解説しました。
高い防音性能を持つ窓は、ガラスの厚さや種類が特徴であり、開閉方式によっても遮音性能が変わることが分かりました。

窓リフォームは、外部の騒音を遮断し、快適な室内環境を提供するために効果的です。
信頼できる業者を見つけて工事を依頼し、ご自分でも定期的なメンテナンスを行いましょう。

外壁塗装とのセットでリフォームを検討する際には、ぜひ「創建ペイント」までお気軽にご相談ください。
静かで快適な生活空間を実現するお手伝いをいたします。

また、創建ペイントは、期間限定で、外壁塗装とのセット契約で、「内窓」を最大6か所まで”無料設置”いたします。
YKK APの「マドリモ 内窓 プラマードU」の設置で、窓の断熱性を高め、住まいの暑さ寒さのお悩みを解消でき、室外からの騒音・結露対策にも効果的です。

外壁塗装なら創建ペイント
beforeafter
大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山・三重大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山・三重
  • 高品質・低価格な外壁塗装
  • 保険会社の延長保証保険、
    塗膜補償&自社保証のトリプル保証
  • 創設75年以上×5万戸超の供給実績

お電話でのお問い合わせ
9:00~18:00

0120-323-363
※携帯電話からも通話できます。
自宅の写真でカラーシミュレーション
コラム運営者
創建ペイント事務局

創建ペイントは、創建グループの「創建」「小林住宅」が培ってきたハイレベルな施工品質による外壁や屋根の塗装工事を行う外壁塗装専門の事業です。
自らが建てた家はもちろん、他社で建てられた家についても、その高いメンテナンス技術を惜しみなく提供いたします。
本コラムは創建ペイントが運営する外壁塗装に関するお役立ちコラムです。

Instagram
YouTube
X
Threads

1983年創業、暮らしの
豊かさを追求しつづける
「創建」の供給実績。

創建が建ててきた1万戸以上の家は、異なる環境、立地条件で
一軒ずつ、お住まいになるご家族と真摯に向き合って建築した
住まいです。その実績、経験は常に次の住まいに活かされ、
施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。

創建供給実績
10,000戸超

※2023年8月現在

実績例

※2023年8月現在
物件名 総戸数
三田エリア ルナ三田フラワータウン 60
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 82
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア 108
ルナ三田ひばりが丘 149
神戸エリア パークヒル神戸小倉台 75
ルナ藤原台中町パークフロント 82
ルナ上津台 81
ルナ北六甲116 クルムの街 116
西神戸・ 
阪神エリア
ルナ西神中央 97
ルナ塚口 52
ルナ昆陽池公園 51
東大阪・ 
北摂エリア
ルナ南摂津 80
ルナ加納 71
ルナ山本 57
大阪市内・ 
南大阪エリア
ルナタウン島屋 55
ルナ城山公園 52
ルナ東百舌鳥 109
ルナ原山台 46
京都エリア ルナシティ同志社山手 237

街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。

商号

株式会社 創建

創立

昭和58年3月1日

設立

昭和61年9月4日

資本金

8,000万円

代表者

代表取締役会長 吉村 孝文

代表取締役社長 吉村 卓也

執行役員一覧

執行役員 大下 憲二

執行役員 岡本 賢二郎

本社所在地

〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
詳しい地図はこちら

東京支店所在地

〒101-0041
東京都千代田区神田須田町1丁目16番5号
ヒューリック神田ビル6階
Tel:03-5209-5505 Fax:03-5295-2030
詳しい地図はこちら

売上高

151.3億円(令和5年5月期)

従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

事業内容

建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
建築総合請負/設計監理に関する業務/リフォーム事業/外壁塗装事業

Check

大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます

ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

大阪府と創建・小林住宅の連携協定
image photo

本社所在地

本社所在地

〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
大阪府知事登録(ト)第13668号/東京都知事登録 第59802号

施工エリア

施工エリア 関西二府四県

施工エリア 東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城

※別途、交通費が発生する場合があります。

外壁塗装の参考文献