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外壁防水の重要性とは?建物を長持ちさせるためのポイントを解説します

更新日2023年12月25日

家を守る盾とも言える外壁防水。
ところで外壁防水は、なぜ重要なのでしょう?

今回は雨水から住まいを守り、建物の寿命を伸ばすポイントを紐解きながら、防水工事の種類や費用、そして適切なメンテナンスのタイミングまで、貴重な情報を提供していきます。
さらに、DIYに挑戦する際の注意点と、よくある質問にも答えていきます。

美しく長持ちする家のための外壁防水の知識を見ていきましょう。

この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

外壁防水の重要性と役割

建物を長持ちさせるためには、外壁防水が欠かせません。

外壁防水の重要性と役割について、上記の具体的なポイントに沿って解説していきます。

【ポイント1】雨水の浸入防止

建物の外壁は、雨水の侵入を阻止するための最前線に立つものです。
外壁の塗膜は、降り注ぐ雨から建物を守る盾の役割を担い、内部への水分侵入を抑えることで、構造体の腐食やカビの発生を防ぎます。
しかし、時間の経過とともに、外壁の振動や材質の変化、気温の変動などによって微細なヒビが生じることがあります。

これらのヒビから雨水が侵入すると、建物の耐久性が著しく低下するため、定期的な点検と適切なメンテナンスが不可欠です。

【ポイント2】塗膜の防水性能の低下

外壁の塗膜は、日々の紫外線や気候の変化に晒されています。
塗膜の防水性能は徐々に低下し、最終的には建物を保護する能力も低下します。
一般的に、外壁の塗膜は約10年を目安にメンテナンスを行う必要があると言われています。

防水性能の低下を放置することは、建物にとって大きなリスクを招きかねません。
定期的な塗り替えや補修を通じて、外壁の防水機能を維持することが重要です。

【ポイント3】コーキングの重要性

外壁の継ぎ目や窓枠周辺を密封するコーキングは、防水性能を維持する上で欠かせない要素です。
コーキング材に亀裂や剥がれが生じると、そこから雨水が侵入し、建物内部の損傷を引き起こす原因となります。
外壁の塗装と同様にコーキングの状態も定期的にチェックし、必要に応じて補修を行うことが、建物の寿命を延ばす上で極めて重要です。
適切なコーキングのメンテナンスは、建物を健康な状態に保つための基本中の基本と言えるでしょう。

外壁防水工事の種類と費用

建物の美観を保ち、機能性を維持するためには外壁防水工事が不可欠です。
外壁防水工事にはさまざまな種類があり、それぞれ費用も異なります。

外壁防水工事の種類と費用を具体的にご紹介しましょう。

外壁防水工事の種類 説明 費用
防水塗装 ・モルタルやALCパネル、コンクリートなどに適用
・建物を雨水から守る
・外観を新しくする
・建物の耐久性を高める
平米あたり約6,000円~7,000円
ヒビ割れのコーキング ・建物の外壁に生じたヒビ割れを封じる
・ヒビ割れ部分をUカット(またはVカット)してコーキング材を充填
・外壁の防水性を回復する
メーターあたり約2,500円
サイディングの張り替え ・既存のサイディングを撤去して新しいものに張り替え
・外壁の防水性能向上
・建物の外観を一新
平米あたり約14,000円

【ポイント1】防水塗装

外壁の保護には防水塗装が行われることが一般的です。
モルタルやALCパネル、コンクリートなどの素材に適用されるこの方法は、建物を雨水から守るための第一線として機能します。
防水塗装は建物の外観を新しく見せる効果もあり、紫外線や風雨から外壁を守ることで建物の耐久性を高める作用があります。

費用の目安は、一般的に平米あたり約6,000円から7,000円とされており、使用する塗料の種類や工事の規模によって変動するものです。
定期的なメンテナンスを行うことで、建物は長期にわたって資産的な価値を保つことができるでしょう。

【ポイント2】ヒビ割れのコーキング

建物の外壁に生じたヒビ割れは、水の浸入を許しやすくなるため、迅速な対応が求められます。
コーキングはヒビ割れを封じるために使用される材料で、モルタルやALCパネル、コンクリートなどの素材に適用されます。
ヒビ割れ部分をUカット(Vカットする工法もあります)してからコーキング材を充填し、外壁の防水性を回復させる作業は、外壁の寿命を延ばすためにも非常に重要です。

この工事の費用は、メーターあたり約2,500円が相場となっており、ヒビの大きさや深さ、そして作業の難易度によって費用が変動することがあります。

【ポイント3】サイディングの張り替え

サイディングは外壁材の一種で、美観と防水性を兼ね備えています。
しかし、時間が経過するとサイディングの色あせや劣化が目立ち始めることもあります。
既存のサイディングを撤去し、新しいものに張り替えることで、外壁の防水性能を向上させるとともに、建物の外観を一新することができます。

この工事の費用は、平米あたり約14,000円が目安とされており、使用するサイディングの種類やデザイン、工事の規模によって費用は異なる場合があります。
適切なメンテナンスとともに行うことで、長期にわたる建物の価値保全に寄与するでしょう。

外壁防水工事のタイミング

建物の外壁は、日々の気象条件にさらされています。
外壁防水工事を適切なタイミングで行うことは、建物を長持ちさせるために不可欠です。

では、外壁防水工事のタイミングとは具体的にどのような状況を指すのでしょうか。
詳細なポイントを押さえつつ、理由を解説していきます。

【ポイント1】外壁塗装とベランダの防水工事のタイミング

建物の外観を美しく保つ外壁塗装と、水漏れを防ぐためのベランダの防水工事は、同じタイミングで行うのが理想的です。
一般的に、外壁塗装は約10年ごとに必要とされていますが、ベランダの防水機能も同様に10~15年で機能が低下するとされています。
したがって、これらの工事を一緒に計画することで、作業効率が良くなるだけでなく、工事にかかる総コストを抑えることが可能になります。

さらに、防水機能が低下する前に対策を講じることで、建物全体へのダメージを最小限に抑えることができるのです。

【ポイント2】足場の必要性

外壁塗装を行う際には、作業を安全かつ効率的に進めるために足場の設置が欠かせません。
足場を組む際の費用は、全体の工事費用に大きく影響します。
外壁塗装と同時に防水工事も行うことで、足場設置のコストを抑えることができるというわけです。

一度に複数の工事を行うことで、足場設置に伴う追加費用を抑えることが可能になるでしょう。

【ポイント3】コーキングの補修タイミング

外壁の塗装がしっかりしていても、コーキングの劣化が見られた場合は注意が必要です。
コーキングは外壁の継ぎ目を埋める材料であり、コーキングの劣化は雨水の侵入を許してしまいます。
コーキングの補修も足場が必要となるため、外壁塗装と同時に行うことが賢明です。

こうすることで、外壁塗装の耐久性とコーキングの耐久性を同じレベルに保ち、全体として建物の防水機能を高めることができます。

外壁防水工事のDIYについて

外壁防水工事を自分で行うことは、一見経済的に見えるかもしれませんが、実際には多くのリスクが伴います。
以下では、DIYによる外壁防水工事の難易度、専門業者への依頼の重要性、そして市販の防水スプレーの有効性について、専門的な視点から解説していきましょう。

【ポイント1】外壁防水工事の難易度

外壁防水工事はその難易度の高さから、専門的な技術が不可欠です。
外壁の状態を正確に把握し、適切な材料選び、さらには施工方法に至るまで、高度な知識が求められる作業です。

一般的なDIYとは異なり、外壁防水は建物を保護する上で非常に重要な役割を果たすため、失敗すると建物の損傷や修復費用の増大につながる恐れがあります。
外壁防水を自分で行う際は、以上のようなリスクを十分に理解し、準備する必要があるのです。

【ポイント2】プロへの依頼の重要性

雨漏りなどの問題が発生した際、原因を特定するにはプロの視点による診断が必要です。
外壁のどの部分が損傷しているのか、どのような修復が必要なのかを見極めるには、プロの知識と経験が不可欠となります。
プロの業者に依頼することで、適切な工事を行い、将来的なトラブルを防ぐことができることでしょう。

また、プロの業者は最新の技術や材料に精通しているため、より効果的な防水対策を提案してくれることでしょう。

【ポイント3】防水スプレーの有効性

市販されている防水スプレーは、小規模な防水対策には有効な場合があります。
しかし、市販の防水スプレーはあくまで応急処置としての役割が強く、建物全体の防水性能を維持するためには、専門的な防水工事が必要です。

防水スプレーは一時的な解決策であり、長期的な防水性能を確保するには、やはりプロの業者による工事が最も確実な方法といえるでしょう。

よくある質問と回答

建物を守るための外壁防水ですが、よくある質問に答える形で、ここまでのおさらいも兼ねて情報を提供していきましょう。

【Q1】外壁防水工事は何年に一度行うべきですか?

外壁防水工事の実施頻度に関しては、一般的に10年を目安に考えるのが通例です。
建物の立地条件や気候、建材の種類によっても変わってきますが、定期的なメンテナンスによって建物の寿命を延ばすことが可能です。

特に、雨風の影響を直接受ける外壁は、定期的なチェックと適切なタイミングでの防水工事が欠かせません。

【Q2】外壁防水工事の費用はどのくらいですか?

外壁防水工事の費用は、工事の種類や施工範囲、使用する材料によって大きく異なります。
例えば、一般的な防水塗装の場合、平米あたり約6,000~7,000円の費用がかかることが多いです。
また、ヒビ割れに対するコーキングの補修は、メーターあたり約2,500円、サイディングの張り替えには平米あたり約14,000円が目安とされています。

これらはあくまで一例であり、建物の状態や選ぶ材料によって費用は前後しますので、業者に見積もりを依頼することが重要です。

【Q3】外壁防水工事は自分で行うことは可能ですか?

外壁防水工事は、専門的な知識と技術を要する作業です。
DIYでの施工は、経験や技術が不足していると、逆に建物を傷める原因になることもあります。
正確な原因特定や適切な材料選び、施工方法の選定など、プロの業者ならではの技術が求められます。

DIYで対処できる範囲は限られているものです。
長期的な建物保護も考えると、安全かつ効果的な外壁防水を実現するには、プロの業者に依頼することをおすすめします。

まとめ

今回は、外壁防水の重要性と役割、工事の種類と費用、適切なタイミング、DIYについての考察、そしてよくある質問への回答を解説しました。
外壁防水は建物の寿命を延ばし、美観を保つために不可欠です。
定期的なメンテナンスや適切なタイミングでの工事は、建物を長持ちさせる上で極めて重要です。

専門的な知識と技術が必要なため、DIYには適しておらず、信頼できる業者へ依頼することをおすすめします。
外壁塗装に関するお悩みは、ぜひ弊社「創建ペイント」までお気軽にご相談ください。

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創建ペイントは、創建グループの「創建」「小林住宅」が培ってきたハイレベルな施工品質による外壁や屋根の塗装工事を行う外壁塗装専門の事業です。
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本コラムは創建ペイントが運営する外壁塗装に関するお役立ちコラムです。

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創建が建ててきた1万戸以上の家は、異なる環境、立地条件で
一軒ずつ、お住まいになるご家族と真摯に向き合って建築した
住まいです。その実績、経験は常に次の住まいに活かされ、
施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。

創建供給実績
10,000戸超

※2023年8月現在

実績例

※2023年8月現在
物件名 総戸数
三田エリア ルナ三田フラワータウン 60
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 82
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア 108
ルナ三田ひばりが丘 149
神戸エリア パークヒル神戸小倉台 75
ルナ藤原台中町パークフロント 82
ルナ上津台 81
ルナ北六甲116 クルムの街 116
西神戸・ 
阪神エリア
ルナ西神中央 97
ルナ塚口 52
ルナ昆陽池公園 51
東大阪・ 
北摂エリア
ルナ南摂津 80
ルナ加納 71
ルナ山本 57
大阪市内・ 
南大阪エリア
ルナタウン島屋 55
ルナ城山公園 52
ルナ東百舌鳥 109
ルナ原山台 46
京都エリア ルナシティ同志社山手 237

街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。

商号

株式会社 創建

創立

昭和58年3月1日

設立

昭和61年9月4日

資本金

8,000万円

代表者

代表取締役会長 吉村 孝文

代表取締役社長 吉村 卓也

執行役員一覧

執行役員 大下 憲二

執行役員 岡本 賢二郎

本社所在地

〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
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東京支店所在地

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ヒューリック神田ビル6階
Tel:03-5209-5505 Fax:03-5295-2030
詳しい地図はこちら

売上高

151.3億円(令和5年5月期)

従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

事業内容

建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
建築総合請負/設計監理に関する業務/リフォーム事業/外壁塗装事業

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施工エリア

施工エリア 関西二府四県

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※別途、交通費が発生する場合があります。

外壁塗装の参考文献