【ブロック塀塗装】知らないと失敗する塗装のコツと注意点を解説
ブロック塀の塗装は、住宅や庭の印象を大きく左右する重要な作業です。
適切な塗料選びや施工手順を誤ると、塗膜の剥がれやひび割れ、仕上がりのムラなど、思わぬトラブルにつながることがあります。
この記事では、ブロック塀を美しく、かつ長持ちさせるための塗装のコツと、注意すべきポイントを詳しく解説します。
初心者でも失敗しないための実践的な知識をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
ブロック塀塗装の基本知識と重要性
ブロック塀は住宅の印象を大きく左右する重要な外構要素です。
まずは、ブロック塀塗装の基本知識と重要性について見ていきましょう。
ブロック塀塗装の目的と効果
ブロック塀塗装の主な目的は、見た目の美しさの向上と耐久性強化の2種類です。
塗料による防水効果はブロックの中に水分が侵入するのを防ぎます。
寒冷地では、ブロックが凍結により劣化する現象やひび割れのリスクを大幅に低減させる効果も期待できます。
カビやコケの発生も抑制するため、見た目が良くなるだけでなく、家の資産価値も上がるでしょう。
古くなったブロック塀でも、塗装で保護すれば修理費用を抑えられます。
ブロック塀塗装に適した塗料の種類
塗料選びは、ブロック塀塗装を成功させるための最重要ポイントです。
種類と特徴を見ていきましょう。
塗料種類 | 主な特徴 | 推奨用途 |
---|---|---|
アクリル樹脂系 | ・優れた密着性 ・高い耐候性 ・コストパフォーマンス良好 |
・一般住宅のブロック塀 ・新設の外壁 ・予算重視の物件 |
ウレタン樹脂系 | ・高い耐摩耗性 ・美しい光沢 ・優れた耐薬品性 |
・商業施設 ・工場 |
シリコン系 | ・超撥水性能 ・優れた防汚性 ・高い耐候性 |
・寒冷地の建物 ・海沿いの建物 ・低メンテナンス希望物件 |
フッ素系 | ・最高レベルの耐久性 ・圧倒的な耐候性 ・長期保証対応 |
・高級住宅 ・長期使用物件 ・ライフサイクルコスト重視物件 |
初期費用を抑えたい場合は、アクリル樹脂系塗料がおすすめです。
ただし耐用年数が短く、頻繁なメンテナンスが必要になります。
高価格でも長期的な耐久性を求める場合は、フッ素系塗料が最適です。
20年以上の長期保証を実現する製品もあり、ライフサイクルコストを考えると経済的といえるでしょう。
塗装のタイミングと頻度
ブロック塀の塗装は、使用している塗料や環境条件によって耐久性が異なります。
平均的な耐久年数は塗料の種類により5~15年、短い場合は3~5年というケースもあるでしょう。
塗装の耐久年数が近づいてきたとき、塗装の剥がれや色あせが目立ち始めたとき、汚れや破損が気になり始めた時、コケやカビの発生が見られるときなどが塗り替えのタイミングです。
ブロック塀塗装は比較的短い周期で劣化するため、定期的な点検と適切なタイミングでの塗り替えが重要です。
ブロック塀塗装の失敗しないコツ
ブロック塀塗装の失敗しないコツを紹介します。
材料選びから施工手順まで、専門家の目線で重要なポイントを見ていきましょう。
事前の下地処理が命
下地処理は塗装工事で最も重要な工程です。
経験豊富な職人は「下地で8割が決まる」と口を揃えます。
まずは高圧洗浄でブロック表面の汚れや劣化部分を徹底的に除去しましょう。
新しい塗料の密着性を高めます。
高圧洗浄後は最低24時間の乾燥時間が必要です。
気温や湿度によってはさらに長い乾燥時間の確保が必要です。
乾燥が不十分な状態での施工は、塗膜の剥離や膨れの原因となります。
天候と気温への徹底対応
塗装作業は気象条件に大きく左右されます。
気温は、15℃〜30℃が理想的です。
多くの塗料メーカーは、湿度85%以下を推奨しています。
雨が降るおそれがある場合や強風時は、塗装を避けましょう。
真夏の直射日光下での施工は、塗料が急速に乾燥し、密着不良や塗りムラの原因となります。梅雨時期も結露リスクが高く、作業には適しません。
塗料メーカーが指定する施工可能条件を常に意識し、適切な環境下で行いましょう。
塗料の選び方と使用方法
塗料を選ぶ際は、耐候性、防水性、密着性を重視します。
塗料の希釈率はメーカー指定値を厳守しましょう。
塗り回数は必ず2回以上で、1回目と2回目で塗料の濃度を変えます。
高品質な塗料は高額ですが、長期的な性能と耐久性を考えれば、むしろ経済的といえるでしょう。
プロが教える!ブロック塀塗装の注意点
塗装工事では技術面だけでなく、安全管理や近隣との関係構築も重要です。
ブロック塀塗装の注意点を解説するので、参考にしてください。
近隣への配慮と事前準備
スムーズに工事を行うためには、工事開始前に近隣住民へ工事の事前説明が必要です。
作業2週間前までに、半径50m以内の住民へ告示を配布します。
- 工事期間と1日の作業時間
- 駐車場所や資材置き場の位置
- 緊急時の連絡先
- 作業による騒音・振動の予測
塗料の飛散による近隣トラブルを避けるために、養生も必要です。
ブルーシートは塀の高さよりも高く設置し、万全の対策を講じましょう。
特に隣家の洗濯物や車に付着すると、深刻なトラブルを引き起こしかねません。
徹底した安全対策の実施
ブロック塀塗装工事における安全管理は、工事品質と直結します。
高所での作業が多いため、脚立やはしごの設置には細心の注意が必要です。
支持点を必ず2箇所以上確保し、安全な空間を用意します。
作業員は命綱を装着し、単独作業は避けましょう。
塗料の溶剤は引火性が高く危険です。
災害に備え、2台以上の粉末消火器と換気設備の確認をしておくとよいでしょう。
効果的なメンテナンス方法
塗装の寿命は適切な維持管理で大きく変わります。
年1回の定期点検では塗膜の剥がれ、色あせ、ひび割れを念入りに確認しましょう。
表面に白い粉が浮く白華現象は塗膜劣化のサインなので、早期発見が欠かせません。
清掃は年1回の高圧洗浄が基本です。
雨跡の放置はカビやコケの温床となるため、発見次第除去しましょう。
毎月の目視点検で表面状態を確認し、異常の早期発見を心がけましょう。
ブロック塀塗装のトラブル事例と対処法
ブロック塀塗装において特に注意すべきトラブルがあります。
発生原因から具体的な対処法まで、詳しく解説します。
よくあるトラブルとその原因
塗装後のトラブルで最も深刻なのは、塗膜剥離です。
施工前の洗浄不足で壁面に古い塗膜が残ると、新しい塗膜が密着せず剥がれの原因になります。
乾燥不足も塗膜強度を低下させます。
白華現象(エフロレッセンス)は、壁内部の水分が表面で反応し、白い粉状に変化する問題です。
放置すると塗膜劣化が進行するため、早期対応が重要です。
施工不良の見分け方
塗装後の品質確認は、目視が基本です。
塗膜表面のツヤにバラつきがある場合は、施工不良の可能性があります。
手で触る方法も効果的です。
塗膜表面を手のひらでゆっくり触ると、微細な凹凸やぬめりを感じられます。
プロの職人は、触感で塗装の仕上がりを判断できるのです。
雨の日は塗装不良が見つけやすい絶好のタイミングです。
水はけが悪い場所や乾きにくい場所には要注意です。
早期発見で補修費用を最小限に抑えましょう。
補修・修繕の具体的方法
塗膜剥離の補修では、問題箇所を含む広めの範囲で再塗装します。
部分的な補修だけでは周囲との色が目立ち、かえって見栄えが悪くなるでしょう。
白華現象は専用除去剤で表面処理を行いますが、一時的な対応に過ぎません。
シーリング材の打ち替えや防水性能を高める工事も同時に必要です。
色むらは塗料を薄く何度も重ねて修正します。
一度の厚塗りは逆効果で、不自然さが増します。
今ある塗膜を活かしながら慎重に色合いを合わせていきましょう。
ブロック塀塗装に関するよくある質問
現場で実際に寄せられる質問と回答を詳しく解説します。
迷いや疑問を解消し、より良い工事結果につなげましょう。
【Q1】DIYでブロック塀塗装は可能ですか?
DIYは技術的には可能ですが、かなりの難易度です。
高所作業によるリスクが高く、下地処理から仕上げまでの知識も必要です。
足場設置や飛散防止、塗料選定など、多くの判断も求められます。
小規模な塀でも失敗のリスクは避けられません。
手直し費用がプロ依頼より高額になる可能性もあります。
安全面と品質確保の観点から、専門業者への依頼がおすすめです。
【Q2】ブロック塀塗装の費用相場はどのくらい?
塗装費用は1平方メートルあたり3,000~5,000円が標準相場です。
ブロック塀の劣化状態や現場環境により変動します。
高級なフッ素系塗料使用時は8,000円超となることもあります。
総額の内訳は材料費2割、人件費3割、諸経費3割、足場費用が2割が一般的です。
適正価格の判断には複数業者から見積もりを取得し、価格だけでなく実績や保証内容も含めて総合的に検討します。
【Q3】ブロック塀塗装の工期はどのくらいですか?
一般的なブロック塀塗装の作業日数は、2~3日が目安です。
下地処理に1日、塗装作業に1~2日を要します。
ただし、乾燥の時間を含めると、実際の所要時間は4~5日でしょう。
工期は天候やブロック塀の状態にも大きく左右されます。
雨天や強風で作業中断の可能性があり、下地補修が必要な場合は日数が増えます。
スケジュールには余裕をもって、柔軟な対応が可能な計画を立てましょう。
まとめ
ブロック塀塗装は見た目の美しさと耐久性を両立させる重要な工事です。
適切な塗料選択と施工により、塀の寿命を大幅に延ばすことが可能です。
DIYという選択肢もありますが、安全面と品質面からプロへの依頼を強く推奨します。
施工実績豊富な創建ペイントなら、確かな技術でブロック塀塗装の寿命を最大限に延ばすことが可能です。
無料見積もりや色選びのご相談も実施していますので、お気軽にご相談ください。
供給実績10,000戸超の実績を誇る「創建ペイント」は、家づくりに携わってきた施工力や、現場の品質管理のノウハウを元に、「高品質なのに低価格」の外壁塗装・屋根塗装サービスを提供しています。
また、お客様に安心してサービスをご利用いただくための保証制度もご用意しており、「自社による塗膜保証10年」・「メーカーによるシーリング保証5年付帯」と、自社保証だけでは不安という方にも安心頂けるように、オプションで「第三者機関による瑕疵保証と塗膜保証」に変更することも可能です。
全国にわずか5社しかない国土交通大臣指定の住宅瑕疵担保責任保険法人の2社と提携しており、「瑕疵保証の10年延長」や「補償限度額1,000万円」を実現していますので、万が一の際にも安心できる充実の保証体制です。
大切なお住まいに関するお悩みや、ブロック塀塗装をご検討の際は、ぜひ「創建ペイント」まで、お気軽にご相談ください。
創建ペイントの公式サイトでは、外壁塗装・屋根塗装の見積もりやカラーシミュレーションを無料で試すこともできます。
費用について心配な方も、是非参考にしていただければ幸いです。
自宅の写真でカラーシミュレーションできる無料サービスも、ぜひご利用ください。
関連コラム
-
【アスファルトシングル】屋根材の特徴は?メリット・デメリットを解説2024.11.29
-
カラーベスト屋根の劣化サインとは?修理費用や補修のタイミングを解説2024.11.29
-
【外壁カバー工法】外壁重ね張りの基礎知識から費用相場まで徹底解説2024.11.29
-
外壁塗装の変色を防ぐには?耐候性の高い塗料と施工方法を解説2024.11.29
-
ビケ足場の平米単価は?適正価格で安全施工を実現する方法2024.11.29
-
アルミサッシ塗装で劣化防止!正しい手順と注意点を解説2024.11.29
-
防水保証の期間と適用条件は?安心できる保証内容を解説2024.11.29
-
【防犯対策】外壁塗装中の空き巣被害を防ぐための3つの対策2024.11.29
-
エアコン配管カバーを外壁設置する方法は?失敗しない施工のコツを解説2024.11.29
- 高品質・低価格な外壁塗装
- 保険会社の延長保証保険、
塗膜補償&自社保証のトリプル保証 - 創設75年以上×5万戸超の供給実績
お電話でのお問い合わせ
9:00~18:00
1983年創業、暮らしの
豊かさを追求しつづける
「創建」の供給実績。
創建が建ててきた1万戸以上の家は、異なる環境、立地条件で
一軒ずつ、お住まいになるご家族と真摯に向き合って建築した
住まいです。その実績、経験は常に次の住まいに活かされ、
施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。
実績例
物件名 | 総戸数 | |
---|---|---|
三田エリア | ルナ三田フラワータウン | 60 |
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 | 82 | |
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア | 108 | |
ルナ三田ひばりが丘 | 149 | |
神戸エリア | パークヒル神戸小倉台 | 75 |
ルナ藤原台中町パークフロント | 82 | |
ルナ上津台 | 81 | |
ルナ北六甲116 クルムの街 | 116 | |
西神戸・ 阪神エリア |
ルナ西神中央 | 97 |
ルナ塚口 | 52 | |
ルナ昆陽池公園 | 51 | |
東大阪・ 北摂エリア |
ルナ南摂津 | 80 |
ルナ加納 | 71 | |
ルナ山本 | 57 | |
大阪市内・ 南大阪エリア |
ルナタウン島屋 | 55 |
ルナ城山公園 | 52 | |
ルナ東百舌鳥 | 109 | |
ルナ原山台 | 46 | |
京都エリア | ルナシティ同志社山手 | 237 |
街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。
商号 |
株式会社 創建 |
---|---|
創立 |
昭和58年3月1日 |
設立 |
昭和61年9月4日 |
資本金 |
8,000万円 |
代表者 |
代表取締役会長 吉村 孝文 代表取締役社長 吉村 卓也 |
執行役員一覧 |
執行役員 大下 憲二 執行役員 岡本 賢二郎 |
本社所在地 |
〒541-0047 |
東京支店所在地 |
〒101-0041 |
売上高 |
151.3億円(令和5年5月期) |
従業員数 |
従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期) |
事業内容 |
建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/ |
大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます
ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。
本社所在地
本社所在地 |
〒541-0047 |
---|
施工エリア
※別途、交通費が発生する場合があります。
- 大阪
-
岸和田市
豊中市
池田市
吹田市
泉大津市
貝塚市
守口市
茨木市
泉佐野市
富田林市
寝屋川市
河内長野市
松原市
大東市
箕面市
柏原市
羽曳野市
門真市
摂津市
高石市
藤井寺市
泉南市
四條畷市
交野市
大阪狭山市
阪南市
- 兵庫
-
西宮市
洲本市
芦屋市
伊丹市
相生市
豊岡市
加古川市
赤穂市
西脇市
三木市
高砂市
小野市
加西市
篠山市
養父市
丹波市
南あわじ市
朝来市
淡路市
宍粟市
加東市
たつの市
市川町
- 京都
-
福知山市
舞鶴市
綾部市
宇治市
宮津市
亀岡市
城陽市
向日市
長岡京市
八幡市
京田辺市
京丹後市
南丹市
木津川市
- 奈良
-
大和高田市
大和郡山市
天理市
橿原市
桜井市
五條市
御所市
生駒市
香芝市
葛城市
宇陀市
下市町
- 和歌山
-
海南市
橋本市
有田市
御坊市
田辺市
新宮市
紀の川市
岩出市
外壁塗装の参考文献
- 住宅リフォーム推進協議会
https://www.j-reform.com - 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
https://www.chord.or.jp/index.html?red_param=220106 - 一般社団法人日本塗装工業会
https://www.nittoso.or.jp - 一般社団法人外壁塗装協会
https://tosouginoushi.com