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ビケ足場の平米単価は?適正価格で安全施工を実現する方法

更新日2024年11月29日

外壁塗装やリフォーム作業を行う際、ビケ足場の設置は安全かつ効率的な施工に欠かせない要素です。
足場の費用は施工全体のコストに大きく影響するため、適正な価格で依頼することが重要です。

この記事では、ビケ足場の平米単価について解説し、適正価格で安全な施工を実現するためのポイントを詳しくご紹介します。
安心して工事を進めるための参考にしてください。

この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

ビケ足場の平米単価の相場はいくら?

足場工事の価格設定は、工事の規模や現場の状況によって大きく変わります。
適正な価格を決めるには、豊富な施工経験と最新の相場を把握することが重要です。
平米単価や相場について詳しく見ていきましょう。

ビケ足場の基本的な平米単価

ビケ足場(くさび緊結式足場)の平米単価は600円~1,000円程度です。
さらに養生ネットの費用として100円〜200円が追加で必要となります。

一般的な住宅の場合、25〜30坪で16万円〜20万円、30〜35坪で18万円〜23万円、35〜40坪で20万円〜25万円程度の費用が必要です。
なお、2024年4月からの法改正により、幅1m以上の場所では原則として本足場の使用が義務付けられることから、施工単価の見直しが進められています。

平米単価に影響を与える要因

足場の値段は建物の高さで大きく変わります。
2階建てより3階建ての方が高くなるのは、足場材を運ぶ手間が増え、安全対策もより必要になるからです。
高い場所での作業には資格を持った責任者が必要なため、人件費も高くなります。

L字型の家や出窓がある場合など、建物の形が複雑な場合は足場を組む手間がかかるため値段は変わります。
玄関やベランダの周りは、足場材の長さを1本1本調整しなければいけません。
エアコンの室外機やガス給湯器の周りも、細かい作業が必要なため、手間がかかります。

追加料金が発生するケース

足場工事では、設備にも費用がかかります。
養生シートは粉じんや騒音を防ぐ環境対策として必要不可欠です。
設置費用は1平米あたり100~200円程度になります。

作業員の命を守る安全設備は必ず必要です。
足場からの転落を防ぐためのネットや、命綱(親ロープ)など、法律で決められた設備を必ず設置しましょう。
金額は上乗せされますが、人命を守る大切な投資です。

建物の周りの状況でも値段は変わります。
車1台分のスペースしかない狭い敷地では、人力での運び入れができず小型クレーンが必要です。
裏庭が坂になっている場合は、足場を水平に保つための土台作りで追加の手間がかかるため追加費用が必要です。

ビケ足場の適正価格を見極めるポイント

ビケ足場の適正価格を判断するためには、見極めのポイントを知っておく必要があります。
どのようなポイントがあるのか見ていきましょう。

複数の業者から見積もりを取る

見積もりは、最低でも3社以上から取得し、比較するようにしましょう。
足場材の種類や安全設備の仕様、養生シートの品質など、細かいところまでチェックしてください。
具体的なチェックポイントは以下のとおりです。

費用区分 計算項目
材料費 足場材、養生シート、安全設備などの数量と単価
人件費 技能者と一般作業員の人工数と労務単価
運搬費 搬入出に関わる車両費用と人件費
諸経費 保険料、現場管理費、一般管理費の計上方法

見積書の中身を詳しく見ると、材料費や人件費は業者間でそれほど変わりません。
しかし保険料や会社経費など、いわゆる「諸経費」と呼ばれる項目は業者によって大きな開きが出ることもあります。
見積書を比較する時は、諸経費の金額をしっかりチェックしましょう。

足場の品質と安全性を重視

安全な足場を組むため、材料は必ず国の定めた基準(JIS規格)を満たしたものを使用することが重要です。
ビケ足場は「クサビ式」とも呼ばれる足場の一種で、労働安全衛生規則にも適合した安全性の高い工法です。

足場材メーカーは、専門機関(仮設工業会)の厳しい検査を受け、合格した製品だけを出荷します。
信頼できる業者は、必ず検査に合格した部材を使用します。

定期点検を行っているかも重要なポイントです。
日常点検、定期点検それぞれについて、具体的な実施計画の提示を要求しましょう。

工事の内容と期間を明確にする

工事期間が長引くと足場の費用が余分にかかってしまいます。
足場を組んだら、できるだけ早く工事を終わらせることが費用を抑えるポイントです。

工期を短くするコツは、作業の組み合わせ方です。
足場を組んでいる間に、外壁塗装と一緒に雨どい交換なども済ませれば、無駄な費用がかかりません。

雨の日が続くと工事が延びることもよくあります。
工事が遅れた場合の追加料金について、業者と事前に相談しておくと安心です。
天気の良い時期を選んで工事を始めましょう。

安全なビケ足場施工を実現するためのポイント

ビケ足場の組立には高い技術と豊富な経験が必要です。
足場から人が落ちたり、足場自体が崩れたりする事故を防ぐためです。
工事を安全に進めるためのポイントを見ていきましょう。

専門性の高い業者を選ぶ

信頼できる足場業者選びには、いくつかの確認ポイントがあります。

毎日の作業前に安全確認を行い、工事全体を監督する責任者がいるかどうかをまず確認しましょう。
2階建て以上の高い場所で作業をする時は、国が定めた資格を持つ作業員が必ず現場にいなければいけません。
作業に携わるスタッフ全員が安全講習を受けていることも法律で決められています。

職人歴10年以上のベテランがいる業者を選ぶのがおすすめです。
長年の経験から、危険な状況を事前に防ぐ判断力が身についているからです。

定期的な点検と維持管理

工事中は足場の安全点検が大切です。
良い業者は「いつ」「どのように」点検するかを、工事が始まる前にはっきり決めています。

毎日の点検では、足場の土台が沈んでいないか、部材の接続部分に緩みがないか、足場が傾いていないかをチェックします。
もし異常が見つかった時の対応方法も、あらかじめ決めておきましょう。

天気への対応も重要です。台風や大雨が近づいてきたら、作業を止めて足場の補強をしなければいけません。
養生シートが強風で飛ばされないよう、しっかり固定することも必要です。
天気予報をよく見て工事を進められる業者を選びましょう。

作業員の安全教育を徹底

外壁塗装は高い場所での作業が多いため、作業員の安全確保が何より大切です。
良い業者は命綱の付け方や、安全帯の使い方について、しっかり訓練を行っています。

毎朝の作業前には「危なかった」体験を作業員同士で共有し、事故を防ぐ工夫をしています。
新人作業員には、ベテラン職人がマンツーマンで安全な作業方法を教えているところは、教育がしっかりしていると判断できるでしょう。

足場を壊す時は組む時よりも慎重な作業が必要です。
良い業者は手順書を使って一つ一つ確認しながら、周りの建物や電線にも気を付けて作業を進めます。
このように安全を第一に考える業者を選ぶことで、工事全体の品質も良くなります。

ビケ足場に関するよくある質問

ビケ足場に関するよくある質問と回答をまとめました。
疑問を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

【Q1】ビケ足場と他の足場の違いは?

ビケ足場は1980年から使われている新しい工法です。
昔から使われてきた他の足場と違い、クサビ(くさび)で部材をつなぐ方式を採用しています。
現在では多くの現場で使われ、「足場といえばビケ」と言われるほど普及しています。

古い足場と比べて、組み立てと解体の時間が大幅に短縮されました。
専用の金具とハンマー1本で作業ができるため、工事の期間も短くできます。

部材同士のつなぎ目もガタつきにくく、しっかりと固定できます。
建物との距離も簡単に調整でき、見た目もすっきりとした美しい足場を組むことができるでしょう。

【Q2】ビケ足場の設置にはどのくらいの期間がかかりますか?

2階建て住宅なら、足場の組み立ては1~2日で終わるのが一般的です。
建物の形が複雑だったり、敷地が狭かったりすると、もう少し日数がかかります。

3階建て以上の場合は、1つの階を組むのに半日から1日かかります。
足場を解体する時は、組み立ての半分くらいの時間で終わるのが普通です。

雨や強風の日は作業ができないため、工事期間が延びることもあります。
組み立てと解体の時はハンマーの音が出るので、近所の方々へ前もって知らせておきましょう。

【Q3】ビケ足場の費用を抑える方法はありますか?

足場の費用を抑えるコツは、工事期間を短くすることです。
例えば外壁塗装と窓の交換を同時に行えば、足場を組む期間を短くできます。

工事する場所を必要な範囲だけに絞るのも、費用を抑える方法の一つです。
北側の壁だけ塗り替えるなら、その部分だけに足場を組めば良いからです。
ただし作業の安全性は確保しなければなりません。

見積りは3社以上から取るようにしましょう。
値段の安さだけで決めるのは危険です。
足場の品質や安全対策の内容をよく比べて、信頼できる業者を選びましょう。

まとめ

ビケ足場の設置を安全かつ適正な価格で行うためには、しっかりとした計画と準備が必要です。
信頼できる業者選びから施工管理まで安全を第一に考えて進めることで、工事全体の成功につながるでしょう。

創建ペイントは、長年の足場工事で培った経験を活かし、安全で確かな工事をお約束します。
足場の見積りから施工まで、ご予算に応じた適切なプランをご提案いたします。
「単価が気になる」「安全性が心配」など、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。

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※2023年8月現在
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ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア 108
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街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。

商号

株式会社 創建

創立

昭和58年3月1日

設立

昭和61年9月4日

資本金

8,000万円

代表者

代表取締役会長 吉村 孝文

代表取締役社長 吉村 卓也

執行役員一覧

執行役員 大下 憲二

執行役員 岡本 賢二郎

本社所在地

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大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
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Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
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東京支店所在地

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ヒューリック神田ビル6階
Tel:03-5209-5505 Fax:03-5295-2030
詳しい地図はこちら

売上高

151.3億円(令和5年5月期)

従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

事業内容

建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
建築総合請負/設計監理に関する業務/リフォーム事業/外壁塗装事業

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大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます

ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

大阪府と創建・小林住宅の連携協定
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本社所在地

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大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
大阪府知事登録(ト)第13668号/東京都知事登録 第59802号

施工エリア

施工エリア 関西二府四県

施工エリア 東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城

※別途、交通費が発生する場合があります。

外壁塗装の参考文献