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アルミサッシ塗装で劣化防止!正しい手順と注意点を解説

更新日2024年11月29日

アルミサッシは耐久性が高い素材ですが、長年使用していると色褪せや表面の劣化が目立つようになります。
そのまま放置しておくと、見た目だけでなく建物全体の印象にも影響を与えることになりかねません。

そこで有効なのが「アルミサッシ塗装」です。
正しい手順で塗装を施すことで、劣化を防ぎ、サッシを長持ちさせることができます。
この記事では、アルミサッシ塗装の効果や正しい手順、作業中の注意点を詳しく解説します。

この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

アルミサッシ塗装のメリットとは?

住宅の美観と機能性を左右するアルミサッシは、適切な塗装で保護することで、長期間にわたり快適な住環境を維持できます。
メリットから塗装のタイミングまで、詳しく見ていきましょう。

アルミサッシ塗装で得られる3つの効果

アルミサッシ塗装は、単なる見た目の改善だけではありません。
紫外線や雨から窓枠を守り、長持ちさせる効果が期待できます。

黒ずんで古びた窓枠も、塗装によって新品のような輝きを取り戻し、家全体が見違えるように明るくなるでしょう。
塗装した面は断熱効果も発揮します。
窓の内側と外側の温度差で起きやすい結露の発生リスクも低減します。

効果 内容 期待できる結果
劣化防止 紫外線・風雨からの保護 サッシ寿命延長
美観向上 外観の改善 建物価値向上
結露防止 断熱性能向上 快適性向上

塗装しないとどうなる?アルミサッシの劣化症状

放置すると腐食や変色が進行します。
海沿いでは塩害による劣化が加速度的に進み、開閉機能にも支障をきたす可能性もあるでしょう。

表面の摩耗により開閉がスムーズでなくなり、最悪の場合サッシ全体の交換が必要になることも考えられます。
そうなる前に、早めの対策が必要です。

アルミサッシ塗装のタイミング

アルミサッシ塗装は、設置後5〜10年が塗装の目安です。
環境により劣化進行度合いは異なるため、定期点検で状態を確認する必要があります。
塗膜の剥がれや割れ、錆び、色褪せなどの劣化症状が見られる場合は、塗装が必要です。

塗装工事のハイシーズンは春や秋です。
梅雨時期や冬季は避けましょう。

アルミサッシ塗装の正しい手順

窓枠の塗装は見た目の良さだけでなく、耐久性を左右する大切な工事です。
プロの技術者が実践する、失敗しない塗装の手順をご説明します。

【Step1】下地処理

まずは下地処理からはじめましょう。
下地処理は、塗装の仕上がりの品質を決める重要なポイントです。

中性洗剤による洗浄から始め、水で念入りに洗い流します。
サンドペーパーで表面を軽く研磨し、塗料密着性を高めます。
最後にアセトン等の溶剤で脱脂処理を行い、乾燥させましょう。

【Step2】マスキング

塗料の飛散防止や窓ガラスの保護のため、マスキングを行います。
窓ガラスやゴムパッキン、壁との境目にマスキングテープを貼ります。

養生用テープを使用し、隙間なく丁寧に作業しましょう。
テープ端部は少し浮かせておくと、塗装後の除去がスムーズになります。

塗装作業の中でマスキングが一番大事といわれるほど、マスキング作業は塗装の出来栄えに直結します。
正しい手順を踏むことで、アルミサッシの塗装をより美しく仕上げましょう。

【Step3】塗装

アルミサッシを塗装していきます。
プライマー塗布から始め、本塗り2~3回を実施します。
1回目は薄めに塗り乾燥させ、2~3回に分けて塗り重ねていきましょう。
スプレー塗料使用時は20~30cm離して均一に吹き付けます。

縦横交互の塗布で塗りムラを防止します。
乾燥時間は24時間以上確保しましょう。
塗装時は換気に気をつけ、塗料が均一になるよう注意深く作業を進めることが大切です。

アルミサッシ塗装で使う塗料の種類と選び方

アルミサッシの塗装には、耐久性や密着性が高い塗料を選ぶことが重要です。
塗料の種類や選び方を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

アルミサッシ用塗料の種類

アルミサッシに使用される塗料にはいくつかの種類があります。
主なものに、水性塗料、油性塗料、ラッカー系塗料、特殊な樹脂塗料などが挙げられます。

水性塗料は扱いやすく、臭いも少ないためDIYの使用に最適です。
油性塗料は耐久性が高く、雨風にも強い塗膜を形成しますが、乾燥時間が長いため計画的な施工が必要です。

ラッカー系のスプレー塗料はアルミスタンドやアルミサッシの補修に適しています。
速乾性があり仕上がりも美しいため、短時間で作業を終えられるでしょう。

フッ素樹脂やポリウレタン樹脂など、高耐久性を持つ特殊な樹脂系塗料もあります。
耐候性や耐食性に優れるため、高層ビルなどで使用されることが多いです。

塗料の選び方のポイント

アルミサッシ塗料を選ぶときは、耐久性が重要なポイントです。
アルミサッシは屋外で使用されるため、紫外線や雨風、温度変化に強い塗料を選ぶ必要があります。
耐久性の高い塗料は長期間にわたって性能を維持し、塗り替え頻度を減らせます。

下地処理も欠かせません。
塗装前にアルミ表面を清掃し、古い塗膜や汚れを取り除くことで新しい塗料の密着性を高められるのです。
下地処理を怠ると塗膜がはがれやすくなり、耐久性が低下します。

おすすめのアルミサッシ用塗料

防錆性と密着性に優れた溶剤型アクリル塗料は、最も信頼性の高い種類です。
耐候性試験でも高い評価を得ており、長期の耐久性が期待できます。
耐食性に優れ、沿岸部での使用にも適しています。

二液型エポキシ塗料は、最高レベルの密着性と耐久性を誇る塗料です。
塗膜が強靭で耐摩耗性に優れ、商業施設など使用頻度の高い場所に適していますが、施工には高度な技術が必要です。

環境に優しく安全性の高い塗料を使用したい場合は、水性アクリルウレタン塗料も検討しましょう。
低臭で作業性が良く、速乾性にも優れています。
密着性と耐候性のバランスが良いですが、屋外の使用には物足りないかもしれません。

アルミサッシ塗装の注意点とトラブル対処法

アルミサッシの塗装は、誤った方法で行うと開閉不良や腐食促進など、深刻な問題を引き起こす可能性があります。
失敗しないための重要なポイントとトラブル発生時の対処法について、詳しく解説します。

塗装時の注意点

気象条件への配慮が重要です。
気温は5℃~35℃の範囲がおすすめです。5℃以下では乾燥時間がかかり、塗料の硬化不良を起こしてしまいます。
湿度は85%以下が必須条件で、理想的な湿度は75%以下です。

換気は作業者の安全面で必須ですが、乾燥のために24時間換気システムは工事中は停止し、養生後も通常の換気は数日間制限されます。
玄関の開閉は必要最低限にとどめましょう。
作業員との事前打ち合わせで塗装工程に合わせた換気スケジュールの調整が必要です。

よくあるトラブルと対処法

塗膜の剥がれは、最も発生頻度の高いトラブルです。
アルミは塗料が密着しづらい素材のため、適切な下地処理を行わないと塗膜が剥がれてしまいます。

塗りムラは作業方法が原因で多く見られます。
塗料の粘度管理と塗布方法の徹底により、防止できるでしょう。
発生した場合は目立たない箇所で塗り重ね回数を調整しましょう。

水分の侵入により、白化現象が発生する場合もあります。
アルミサッシ表面に白い斑点が発生するため、早期発見・補修が重要です。

プロに依頼すべきケース

大きな補修が必要なアルミサッシの塗装は、必ずプロの施工をおすすめします。
本体の劣化が進行したサッシは、塗装前にプロによる詳しい調査と補修計画が欠かせません。

2階以上の高所作業では足場の設置などが必要なため、安全面での専門的な対応が必要です。
複雑な形状のサッシや大型の窓では、均一できれいな仕上がりを実現するためにプロの技術が求められるでしょう。

アルミサッシ塗装に関するよくある質問

アルミサッシ塗料に関する疑問は、多くの方から寄せられています。
よくある質問と回答をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

【Q1】アルミサッシ塗装の耐用年数はどのくらい?

一般的な環境下における耐用年数は5~10年程度です。
塗料の性能は向上しており、アルミサッシでも耐久性のある塗装が可能になってきています。

塩害地域では早期劣化のリスクが高まるため、より頻繁なメンテナンスが必要です。
前回の塗装から5年~10年経過時点でメンテナンスを検討し、劣化状況に応じて対応を判断しましょう。

【Q2】アルミサッシ塗装のDIYと業者依頼、どちらがおすすめ?

アルミサッシ塗装は専門的な技術と知識を必要とする作業です。
DIY施工は費用面で業者依頼の約半額程度に抑えられるメリットがありますが、適切な下地処理や塗装技術が不可欠です。

塗膜の早期剥離や不均一な仕上がりを防ぐため、専門業者への依頼が推奨されます。
業者依頼の場合、適切な施工と品質保証が得られ、長期的な耐久性も期待できます。

【Q3】アルミサッシ塗装の費用相場はいくら?

アルミサッシ塗装の費用相場は、DIY施工の場合1窓あたり1万円~5万円、業者依頼の場合1窓あたり4万円~6万円です。
家全体の塗装工事では30万円前後を見込む必要があります。
見積もり比較時は、塗料のグレード(シリコン塗料で2,300~3,000円/㎡)、下地処理の内容、保証内容を重点的に確認することが重要です。

まとめ

アルミサッシの塗装は、住まいの価値を守る大切な投資です。
DIYでも業者施工でも、しっかりとした事前準備と計画が成功の決め手となります。

施工方法は建物の状態と予算に応じて選択し、長期的な視点でメンテナンス計画を立てることをおすすめします。
不安な点は専門家に相談することで、より確実な施工が可能です。

創建ペイントでは、多くの実績を活かし、アルミサッシ塗装の調査から施工、アフターケアまで一貫して対応いたします。
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本コラムは創建ペイントが運営する外壁塗装に関するお役立ちコラムです。

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10,000戸超

※2023年8月現在

実績例

※2023年8月現在
物件名 総戸数
三田エリア ルナ三田フラワータウン 60
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 82
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア 108
ルナ三田ひばりが丘 149
神戸エリア パークヒル神戸小倉台 75
ルナ藤原台中町パークフロント 82
ルナ上津台 81
ルナ北六甲116 クルムの街 116
西神戸・ 
阪神エリア
ルナ西神中央 97
ルナ塚口 52
ルナ昆陽池公園 51
東大阪・ 
北摂エリア
ルナ南摂津 80
ルナ加納 71
ルナ山本 57
大阪市内・ 
南大阪エリア
ルナタウン島屋 55
ルナ城山公園 52
ルナ東百舌鳥 109
ルナ原山台 46
京都エリア ルナシティ同志社山手 237

街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。

商号

株式会社 創建

創立

昭和58年3月1日

設立

昭和61年9月4日

資本金

8,000万円

代表者

代表取締役会長 吉村 孝文

代表取締役社長 吉村 卓也

執行役員一覧

執行役員 大下 憲二

執行役員 岡本 賢二郎

本社所在地

〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
詳しい地図はこちら

東京支店所在地

〒101-0041
東京都千代田区神田須田町1丁目16番5号
ヒューリック神田ビル6階
Tel:03-5209-5505 Fax:03-5295-2030
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売上高

151.3億円(令和5年5月期)

従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

事業内容

建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
建築総合請負/設計監理に関する業務/リフォーム事業/外壁塗装事業

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大阪府と連携し
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ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

大阪府と創建・小林住宅の連携協定
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大阪府知事登録(ト)第13668号/東京都知事登録 第59802号

施工エリア

施工エリア 関西二府四県

施工エリア 東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城

※別途、交通費が発生する場合があります。

外壁塗装の参考文献