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外壁塗装はDIYできる?一部ならOK?自分で施工するメリット・デメリット

更新日2024年10月30日

外壁塗装のDIYを考えている人も多いでしょう。
専門業者に依頼するか自分で行うか迷っている方へ向けて、DIYの可能性や注意点を解説します。

外壁塗装の基本的な流れや、DIYの場合のメリット・デメリットにも触れていきます。
DIYで挑戦できる部分や、必要な道具、成功のコツなども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

外壁塗装のDIYは可能?プロ並みの仕上がりは難しい

外壁塗装は家の外観を美しく保ち、資産価値を維持するための大切な作業です。
DIYで行えば費用を抑えられる利点がありますが、プロ並みの仕上がりを期待するのは難しいでしょう。
外壁塗装のDIYについて詳しく解説します。

外壁塗装DIYの基本的な流れ

外壁塗装DIYの基本的な流れは、プロの施工と同じです。

順番通りに進めて行くのが一般的ですが、各工程で専門的な知識と技術が必要になります。
特に下地処理は仕上がりを左右する重要な工程です。
素人では見落としがちな細部まで丁寧に処理する必要があります。

下地処理が不十分だと塗料の剥がれや浮きの原因になります。
手間をかけて丁寧に行うことが重要です。

DIYで難しい外壁塗装の作業

外壁塗装をDIYで行う場合、いくつかの重要な難関ポイントがあります。
課題を理解し、適切に対処することが成功の鍵となります。
以下に、DIYで外壁塗装を行う際に直面する主な難関ポイントをまとめました。

難関ポイント 詳細
高所作業の危険性 外壁塗装DIYは高所作業が多く、最大の難関。
足場の設置や安全確保が必須だが、専門の足場を組むには技術と経験が必要。
塗料の選定と調合 外壁の素材や気候条件に適した塗料選びが必要。
調合の際は正確な配合比率を守らないと、塗膜の品質に悪影響を及ぼす。
塗装ムラの防止 均一に塗るには熟練の技が必要。
ムラがあると見栄えが悪くなり、塗膜の耐久性にも影響する。
天候と気温の判断 適切な条件下で塗装を行わないと、塗膜の品質が低下する恐れがある。
塗装可能時間の判断が重要。

外壁塗装をDIYで行うことは決して容易ではないことがわかります。
安全性、品質、耐久性を確保するためには、専門的な知識と技術が必要です。

外壁塗装は専門業者に依頼することをおすすめします。
専門家による施工は、長期的に見ても費用対効果が高く、安心して任せられる選択肢といえるでしょう。

一部分のDIYならOK?

外壁塗装の全面的なDIYは難しくても、一部分なら挑戦できるかもしれません。
例えば玄関周りや庇(ひさし)など、比較的低い位置の一部分なら挑戦しやすいでしょう。
高所作業のリスクが低く、作業範囲も限定的だからです。

全体の色むらには注意が必要です。
部分的に塗り直すと、既存の塗装部分との色の違いが目立つ可能性があります。
塗料の選定や塗装方法を慎重に検討する必要があります。

外壁塗装DIYのメリット・デメリット

外壁塗装をDIYで行うメリットとデメリットを理解しておくことが大切です。
それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。

【DIYのメリット1】コスト削減

外壁塗装DIYの最大のメリットはコスト削減です。
人件費がかからないため、業者依頼と比べて大幅な費用削減が可能です。
材料費のみで済むため、同じ予算でより高品質な塗料を使用できる可能性もあります。

例えば、一般的な戸建て住宅の外壁塗装を業者に依頼すると100万円以上かかることもあります。
DIYなら材料費を中心に考えれば良いので、大幅に費用を抑えられるでしょう。

高品質な塗料を使用できる点も見逃せません。
予算に余裕が出れば、耐久性や機能性に優れた塗料を選択できます。
長期的な視点で見ると、メンテナンス頻度の低減にもつながるでしょう。

【DIYのメリット2】自分のペースで作業

外壁塗装DIYのもう一つのメリットは、自分のペースで作業できる点です。
休日や空き時間を利用して少しずつ進められます。
天候や体調に合わせて柔軟にスケジュール調整が可能です。

急ぐ必要がないため、丁寧な作業ができるのも利点です。
時間をかけて細部まで丁寧に仕上げることができます。
自分の家だからこそ、愛着を持って作業に取り組めるでしょう。

【DIYのデメリット】品質と安全性の問題

外壁塗装DIYには品質と安全性の面で大きなデメリットがあります。
素人の技術では均一な仕上がりが難しく、塗装ムラや剥がれの原因になる可能性が高いことです。

高所作業による事故のリスクも高まります。
足場の設置や安全器具の使用に不慣れな場合、転落などの危険性が増します。
作業中の事故は重大な結果を招く恐れがあるでしょう。

不適切な施工で、家の資産価値が下がる可能性もあります。
外壁塗装は家の見た目だけでなく、保護機能も担っています。
施工不良によって外壁の劣化が進むと、家全体の寿命に影響する恐れもあるため、注意が必要です。

外壁塗装DIYに必要な道具と注意点

外壁塗装DIYに挑戦する際は、必要な道具と材料を事前に準備する必要があります。
適切な道具を用意し、正しく使用することが重要です。
塗料の選び方や天候への配慮など、注意すべき点を見ていきましょう。

必要な道具と材料

外壁塗装DIYに必要な主な道具と材料を見ていきましょう。

道具 ・ローラー
・刷毛
・養生テープ
・ビニールシート
・はしご or 脚立
・高圧洗浄機
・保護具(ゴーグル、マスク、手袋)
材料 ・塗料
・シーラー
・補修材
・希釈剤(必要に応じて)

道具や材料のコストは、家の大きさにもよりますが、5~10万円程度必要です。
高価な道具もあるため、レンタルを検討するのも一つの手といえるでしょう。

ただし、安全に関わる道具については自前で用意することをおすすめします。
作業中の安全確保は何よりも優先されるべきです。

塗料の選び方と注意点

塗料の選び方は外壁塗装の仕上がりを大きく左右します。
外壁の素材に適した塗料を選び、耐久性や耐候性、作業性を考慮して選択することが大切です。

必要量の計算も重要な要素で、1㎡あたり0.3~0.4kg程度が目安となります。
塗料が足りないと途中で作業が止まってしまう恐れがあり、逆に多すぎると無駄になってしまいます。
希釈率や塗り重ね時間など、製品ごとに指定された条件を守ることが大切です。

天候と気温への配慮

外壁塗装DIYでは天候と気温への配慮が欠かせません。
雨天や高湿度、直射日光が強い日は避けましょう。
気温5~35℃が適温とされています。

朝露や結露にも注意が必要です。湿気が多いと塗膜の形成に悪影響を及ぼす可能性があります。
塗装後24時間は雨に当たらないよう注意しましょう。

塗料の性質に合わせて作業条件を調整することも重要です。
水性塗料と油性塗料では適する気温や湿度が異なります。
製品の使用説明書をよく確認し、最適な条件下で作業を行いましょう。

外壁塗装DIYの成功のコツとおすすめの部分施工

外壁塗装DIYを成功させるためには、いくつかのポイントがあります。
成功のコツとおすすめの部分施工について詳しく解説します。

事前の徹底した下地処理

外壁塗装DIYで最も重要なのが事前の下地処理です。
高圧洗浄で汚れを落とし、クラックや浮きなどを補修します。
シーラー処理で塗料の密着性を高めることも大切です。

下地処理が不十分だと、せっかくの塗装も長持ちしません。
時間と手間がかかりますが、丁寧に行うことが重要です。

塗装技術の習得と練習

外壁塗装DIYは対象規模が大きいため、一定の塗装技術が求められます。
ムラにならないよう塗り方を工夫し、塗装用の板で事前に練習しておきましょう。

縦塗りと横塗りを交互に行う、W塗りという技法がおすすめです。
練習を重ねることで、塗料の粘度や塗る速さなど、感覚的な部分も掴めるようになるでしょう。
本番前に十分な練習時間を確保することをおすすめします。

DIYに適した部分施工

外壁塗装DIYに挑戦する場合、まずは部分施工から始めるのがおすすめです。
玄関周り、ガレージ、ベランダなど比較的低い位置の一部分が適しています。
面積が小さく、足場が不要な箇所を選びましょう。

部分的に塗り直すと、既存の塗装部分との色の違いが目立つ可能性があるため、全体の色むらに注意しながら施工することが重要です。
塗料の選定や塗装方法を慎重に検討しましょう。

部分施工で経験を積んだ後、徐々に範囲を広げていくのも一つの方法です。
技術や知識が向上すれば、より大規模な施工にも挑戦できるかもしれません。

外壁塗装DIYに関するよくある質問

外壁塗装DIYについて、よくある質問と回答を紹介します。
DIYに挑戦するかどうかを判断する材料にしてください。

【Q1】外壁塗装DIYの所要時間は?

外壁塗装DIYの所要時間は、家の大きさによって大きく異なります。
一般的な戸建て住宅で1~2週間程度かかるのが普通です。

プロの施工(3~7日程度)と比べると長期化しやすい傾向にあります。
休日を利用して少しずつ進める場合、全体の工期はさらに長くなるでしょう。

作業の習熟度によっても所要時間は変わってきます。
余裕を持ったスケジュール設定が大切です。

【Q2】DIYと業者依頼のコスト差はどのくらい?

DIYと業者依頼のコスト差は非常に大きくなります。DIYの場合、材料費のみで10~30万円程度で済むことが多いです。
一方、業者依頼の場合は100~200万円程度が相場です。

業者依頼の場合、人件費や保険料、諸経費などが含まれるため高額になります。
一方で、プロの技術や知識、専門機材の使用など、付加価値も高くなります。

DIYの場合も、足場代や高圧洗浄機のレンタル費用などが別途必要です。
コストを計算する際は、付随費用も考慮に入れておきましょう。

【Q3】外壁塗装DIYの保証はどうなる?

外壁塗装DIYの場合、基本的に自己責任となり保証はありません。
施工不良による不具合は自分で対処しなければなりません。
長期的な視点では、プロによる施工と保証付きの方が安心できるでしょう。

塗料メーカーの製品保証は適用されますが、塗料自体の品質に関するものです。
施工不良による不具合は対象外となるため注意が必要です。

プロの施工では、通常5年から10年といった長期の保証が付きます。
安心感や長期的なコスト面でもメリットがあるといえるでしょう。

まとめ

外壁塗装DIYは、コスト削減や自分のペースでの作業といったメリットがある反面、品質や安全面での課題も存在します。
全面的なDIYは難しくても、一部分なら挑戦の余地があるでしょう。

成功のカギは、事前の十分な準備と正しい知識、そして慎重な作業姿勢です。
部分施工から始めて徐々に経験を積むのもよいでしょう。

外壁塗装は住宅の長期的な保護に関わる重要な工事です。
安全性や仕上がりの品質、長期的な保証を考慮すると、プロの技術に頼る価値は十分にあるといえるでしょう。

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創建ペイント事務局

創建ペイントは、創建グループの「創建」「小林住宅」が培ってきたハイレベルな施工品質による外壁や屋根の塗装工事を行う外壁塗装専門の事業です。
自らが建てた家はもちろん、他社で建てられた家についても、その高いメンテナンス技術を惜しみなく提供いたします。
本コラムは創建ペイントが運営する外壁塗装に関するお役立ちコラムです。

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創建供給実績
10,000戸超

※2023年8月現在

実績例

※2023年8月現在
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三田エリア ルナ三田フラワータウン 60
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ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア 108
ルナ三田ひばりが丘 149
神戸エリア パークヒル神戸小倉台 75
ルナ藤原台中町パークフロント 82
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南大阪エリア
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街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。

商号

株式会社 創建

創立

昭和58年3月1日

設立

昭和61年9月4日

資本金

8,000万円

代表者

代表取締役会長 吉村 孝文

代表取締役社長 吉村 卓也

執行役員一覧

執行役員 大下 憲二

執行役員 岡本 賢二郎

本社所在地

〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
詳しい地図はこちら

東京支店所在地

〒101-0041
東京都千代田区神田須田町1丁目16番5号
ヒューリック神田ビル6階
Tel:03-5209-5505 Fax:03-5295-2030
詳しい地図はこちら

売上高

151.3億円(令和5年5月期)

従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

事業内容

建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
建築総合請負/設計監理に関する業務/リフォーム事業/外壁塗装事業

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大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます

ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

大阪府と創建・小林住宅の連携協定
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本社所在地

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大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
大阪府知事登録(ト)第13668号/東京都知事登録 第59802号

施工エリア

施工エリア 関西二府四県

施工エリア 東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城

※別途、交通費が発生する場合があります。

外壁塗装の参考文献