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外壁部分補修のメリット・デメリット・費用相場は?長期的な視点での選び方も紹介

更新日2024年9月30日

外壁の傷みが気になりはじめたものの、全面塗装はコストが高すぎる・・。
そんなお悩みをお持ちの方にぴったりなのが、外壁部分補修です。
必要な箇所だけを直せるため、費用を抑えられるメリットがあります。
しかし、デメリットもあるため、慎重に選ばなければなりません。

この記事では、外壁部分補修のメリットやデメリット、費用相場、長期的な視点での選び方までを詳しく解説します。
外壁のメンテナンスでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

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この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

外壁部分補修のメリットとデメリットを徹底解説!

外壁部分補修は、全面塗装と比べてメリットもデメリットもあります。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
状況に応じて、最適な選択ができるでしょう。

外壁部分補修のメリット

外壁部分補修の最大のメリットは、何といってもコストの抑制です。
全面塗装と比べると、費用は1/3~1/2程度に抑えられます。
工期も短いのが特徴で、通常1~3日程度で完了するため、日常生活への影響も最小限に抑えられます。

緊急性の高い箇所から対応できるのも、部分補修ならではの強みです。
台風で外壁の一部が損傷した場合など、素早い対応が求められる状況で重宝します。
予算や時間の制約がある中で、建物を守るための有効な選択肢となるでしょう。

外壁部分補修のデメリット

一方で、外壁部分補修にはデメリットもあります。
最も大きな問題は、色ムラが生じやすいことです。
部分補修を行うと、補修箇所と外壁の間に、色や質感の差が生じる可能性があります。
外観の統一が損なわれてしまうかもしれません。

部分補修を繰り返し行うことで、全体補修が必要になるケースもあります。
外壁の劣化がある程度同じ速度で進行するため、一部分を補修しても他の部分も劣化が進んでいる可能性があるからです。

範囲が広い場合や、全体の塗装から10年以上経過している場合は、全体塗装のほうが長期的なコスト効率が良い可能性があります。
部分補修を繰り返すと、結果的に全体補修よりも費用がかさむこともあるので注意が必要です。
メリットだけでなくデメリットも考慮し、外壁の状態や劣化の程度、予算などを総合的に判断して、部分補修か全体補修かを決定しましょう。

外壁部分補修が適している場合とは?

外壁の部分補修が適している主なケースは以下の通りです。

状況 部分補修が適している理由
劣化や損傷が局所的な場合 外壁の一部にのみひび割れや剥がれなどの問題がある場合、部分補修が効果的です。
緊急性の高い修理が必要な場合 台風などで外壁の一部が損傷した場合など、迅速な対応が求められる状況では部分補修が有効です。
予算や時間に制約がある場合 全面塗装に比べて費用を1/3~1/2程度に抑えられ、工期も短いため、予算や時間に制約がある場合に適しています。
前回の塗装から比較的時間が経っていない場合 前回の塗装から10年以内であれば、部分補修で対応できる可能性が高くなります。
小規模な修理で対応可能な場合 ひび割れの幅が0.3mm以下など、小規模な修理で問題が解決できる場合は部分補修が適しています。

特に、塗装後5年以内の軽微な損傷や、台風による局所的な被害などは部分補修の良い候補です。
また、限られた予算内での緊急対応が必要な場合も、部分補修が役立つでしょう。

外壁部分補修の費用相場はいくら?工事内容別に解説

外壁部分補修の費用は、補修の内容や範囲によって大きく異なります。
代表的な補修内容ごとの費用相場を見ていきましょう。予算を立てる際の参考にしてください。

ひび割れ補修の費用相場

ひび割れ補修の費用は、1箇所あたり1,000円~15,000円程度です。
ひび割れの長さや深さ、種類によって料金が変動します。
例えば、長さ30cm、幅2mm程度のひび割れなら、約10,000円前後となることが多いでしょう。

複数箇所のひび割れがある場合は、割引が適用されることもあります。
高所作業が必要な場合は追加費用がかかる可能性があるため、注意が必要です。
見積もりを取る際は、作業の詳細について確認しておくとよいでしょう。

欠損部分の補修費用

外壁の欠損部分を補修する費用は、損傷の大きさや状態によって大きく変わります。
小さな欠損なら1箇所10,000円~30,000円程度ですが、大きな欠損の場合は50,000円~100,000円以上かかることもあります。

具体的な例を挙げると、サイディングの1枚交換なら20,000円~40,000円程度が相場です。
あくまで目安で、実際の費用は現場の状況や使用する材料によって変動します。
複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。

部分的な塗装の費用相場

部分的な塗装の費用相場は、1㎡あたり3,000円~8,000円程度です。
塗料の種類や施工難易度によって変動します。
例えば、3畳程度(約5㎡)の面積を塗り直す場合、15,000円~40,000円程度となることが多いでしょう。

足場が必要な高所作業の場合は別途費用が発生します。
また、塗料の種類によっても料金は大きく変わります。
耐久性の高い塗料を選べば初期費用は上がりますが、長期的には塗り替え頻度が下がるため、トータルコストを抑えられる可能性があるでしょう。

創建ペイントの公式サイトでは、見積もりやカラーシミュレーションを無料で試すこともできます。
費用について心配な方も、是非参考にしていただければ幸いです。

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長期的な視点で考える!外壁部分補修vs全面塗装

外壁のメンテナンスを考える上で、長期的な視点は欠かせません。
部分補修と全面塗装を比較しながら、長期的に見た場合のメリット・デメリットを解説します。

コスト面での比較

初期費用だけを見れば、部分補修の方が圧倒的に安いです。
しかし、長期的に見ると状況は変わってきます。

10年間で考えた場合、部分補修を繰り返すと累計で全面塗装の1.5~2倍のコストがかかることも少なくありません。
部分補修を重ねるうちに補修箇所が増え、結果的に全面塗装に近い作業量になってしまうためです。

建物の状態や予算によっては部分補修の積み重ねが適している場合もあります。
例えば、売却予定の物件や、数年以内に大規模改修を予定している場合などです。
状況に応じて、適切な選択をすることが大切です。

耐久性と美観の観点から

耐久性の面では全面塗装が優れています。外壁全体を保護するため、建物の寿命を延ばす効果があるからです。
一方、部分補修はその場しのぎの対応になりがちで、外壁全体の劣化を防ぎきれない可能性があります。

全面塗装の方が統一感のある仕上がりが期待できるでしょう。
部分補修を重ねると、どうしても色ムラや質感の違いが目立ってしまいます。

部分補修でも適切に行えば長期的な効果が得られる可能性はあります。
例えば、定期的な点検と早めの対応を心がければ、大きな問題に発展する前に対処できるでしょう。
美観を重視する場合は、補修箇所周辺もカバーするような塗装を行うなどの工夫も効果的です。

メンテナンス頻度の違い

メンテナンス頻度も、部分補修と全面塗装では大きく異なります。
全面塗装の場合、環境や塗料の品質により異なるものの、一般的に10~15年程度はメンテナンスフリーで過ごせます。

一方、部分補修の場合は2~3年ごとに点検や補修が必要になることが多いでしょう。
頻繁なメンテナンスを避けたい場合は、全面塗装を選択するのがおすすめです。

こまめな点検と部分補修を行うことで、全体の寿命を延ばせる可能性もあります。
早期発見・早期対応が可能になるからです。
自身のライフスタイルや物件の状況に合わせて、適切な方法を選びましょう。

外壁部分補修に関するよくある質問

外壁部分補修について、皆さまからよく寄せられる質問にお答えします。
DIYの可能性や色ムラの問題、補助金の有無など、気になる点を解説します。

【Q1】DIYで外壁部分補修はできますか?

簡単なひび割れ補修や小さな塗装なら、DIYで対応可能です。
ホームセンターで必要な道具や材料を揃えれば、ある程度の補修は自分で行えるでしょう。

高所作業や大規模な補修は危険を伴うため、プロに依頼するのが安全です。
また、DIYの場合は適切な補修材料の選択と正しい施工方法の理解が必要です。
不適切な補修はかえって状態を悪化させる可能性があるので、自信がない場合は専門家に相談しましょう。

【Q2】外壁部分補修で色ムラは生じませんか?

残念ながら、外壁部分補修では色ムラが生じる可能性が高いです。
既存の外壁は時間の経過とともに日光や風雨にさらされ、徐々に色あせていきます。
新しく塗装した部分と古い部分との間で色の差が目立つことがあるのです。

補修箇所と既存の外壁の境目をグラデーションで塗装し、色の違いを目立たなくする方法もあります。
補修箇所だけでなく周辺も含めてやや広めに塗装することで、色の違いを目立ちにくくすることも可能です。
プロの業者に依頼する場合は、こうした工夫について相談してみるとよいでしょう。

【Q3】外壁部分補修の補助金はありますか?

外壁部分補修に特化した補助金は少ないですが、自治体によっては住宅リフォーム全般に対する補助金制度がある場合があります。
詳細は各自治体のホームページや窓口で確認してください。

トータルコストを下げたい場合には、次のような方法を検討するとよいでしょう。

費用に関しては施工業者によく相談し、最適なプランを見つけることをおすすめします。

まとめ

外壁部分補修は、全面塗装に比べて初期費用を抑えられる反面、色ムラや耐久性の面で課題があります。
長期的な視点で見ると、必ずしも経済的とは限りません。
予算や時間の制約がある場合には有効な選択肢となるでしょう。

適切な判断のためには、建物の状態や予算、将来的な計画などを総合的に考慮する必要があります。
プロの意見を聞きながら、自分にとって最適な方法を選んでいくことをおすすめします。
外壁のメンテナンスを通じて、大切な住まいを長く美しく保ちましょう。

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コラム運営者
創建ペイント事務局

創建ペイントは、創建グループの「創建」「小林住宅」が培ってきたハイレベルな施工品質による外壁や屋根の塗装工事を行う外壁塗装専門の事業です。
自らが建てた家はもちろん、他社で建てられた家についても、その高いメンテナンス技術を惜しみなく提供いたします。
本コラムは創建ペイントが運営する外壁塗装に関するお役立ちコラムです。

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1983年創業、暮らしの
豊かさを追求しつづける
「創建」の供給実績。

創建が建ててきた1万戸以上の家は、異なる環境、立地条件で
一軒ずつ、お住まいになるご家族と真摯に向き合って建築した
住まいです。その実績、経験は常に次の住まいに活かされ、
施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。

創建供給実績
10,000戸超

※2023年8月現在

実績例

※2023年8月現在
物件名 総戸数
三田エリア ルナ三田フラワータウン 60
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 82
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア 108
ルナ三田ひばりが丘 149
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ルナ藤原台中町パークフロント 82
ルナ上津台 81
ルナ北六甲116 クルムの街 116
西神戸・ 
阪神エリア
ルナ西神中央 97
ルナ塚口 52
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東大阪・ 
北摂エリア
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大阪市内・ 
南大阪エリア
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ルナ城山公園 52
ルナ東百舌鳥 109
ルナ原山台 46
京都エリア ルナシティ同志社山手 237

街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。

商号

株式会社 創建

創立

昭和58年3月1日

設立

昭和61年9月4日

資本金

8,000万円

代表者

代表取締役会長 吉村 孝文

代表取締役社長 吉村 卓也

執行役員一覧

執行役員 大下 憲二

執行役員 岡本 賢二郎

本社所在地

〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
詳しい地図はこちら

東京支店所在地

〒101-0041
東京都千代田区神田須田町1丁目16番5号
ヒューリック神田ビル6階
Tel:03-5209-5505 Fax:03-5295-2030
詳しい地図はこちら

売上高

151.3億円(令和5年5月期)

従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

事業内容

建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
建築総合請負/設計監理に関する業務/リフォーム事業/外壁塗装事業

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大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます

ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

大阪府と創建・小林住宅の連携協定
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本社所在地

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大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
大阪府知事登録(ト)第13668号/東京都知事登録 第59802号

施工エリア

施工エリア 関西二府四県

施工エリア 東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城

※別途、交通費が発生する場合があります。

外壁塗装の参考文献