実は高コスパ?!無機塗料の耐用年数と費用対効果を有機塗料と比較
無機塗料は一般的に高価なイメージがありますが、耐久性やメンテナンスの手間を考慮すると、費用対効果が非常に高いと言われています。
一方、有機塗料は初期費用が安く、施工がしやすいことから人気がありますが、長期的な視点で見るとどちらが本当にお得なのでしょうか?
この記事では、無機塗料と有機塗料の耐用年数やメンテナンスの観点から、コストパフォーマンスを徹底比較していきます。
無機塗料と有機塗料の違いとは?特徴を比較
外壁塗装を行う際、無機塗料と有機塗料のどちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。
両者には明確な違いがあり、それぞれに特徴があります。
無機塗料と有機塗料の基本的な特徴を比較しながら、違いを詳しく見ていきましょう。
無機塗料の主な特徴
無機塗料は、ガラスやセラミックといった無機物を主成分としているため、紫外線や酸性雨などの外部要因による劣化が少なく、長期間美観を保つことができます。
耐用年数は20~30年と長く、定期的なメンテナンスの回数も少なくて済むのが特徴です。
無機物は燃えにくいため、防火性にも優れています。
特に防火基準が厳しい建物やエリアで使用されることが多いです。
天候や環境の変化に対しても非常に強く、海沿いや厳しい天候条件でも劣化しにくいため、長期間建物を守ります。
汚れが付きにくい特徴もあり、都市部の排気ガスや埃の影響を受けにくい点も評価されています。
有機塗料の主な特徴
有機塗料の主成分は、アクリル樹脂やウレタン樹脂などの有機化合物です。
塗装のしやすさや仕上がりの美しさが特徴で、ウレタン塗料であれば耐用年数は約10年程度です。
初期の光沢感や色の鮮やかさは無機塗料より優れていることが多く、比較的低料金なのも魅力です。
有機塗料は柔軟性があり、木造家屋など、素材の収縮や膨張が起こりやすい建物にも適しています。
また、種類が豊富で、さまざまな色や質感を選べるのも特徴です。
無機塗料と有機塗料の耐久性の違い
特性 | 有機塗料 | 無機塗料 |
---|---|---|
一般的な耐用年数 | 6〜15年 | 20〜25年以上 |
紫外線耐性 | 比較的弱い | 強い |
色褪せ・劣化 | 比較的早い | 遅い |
主成分 | 炭素を含む有機物 | セラミック、ケイ素などの無機物 |
親水性 | 低い | 高い |
汚れの付着 | 比較的付きやすい | 付きにくい |
不燃性 | 低い | 高い |
伸縮性 | 高い | 低い |
種類の豊富さ | 豊富 | 比較的少ない |
初期費用 | 比較的安い | 高い |
長期的コストパフォーマンス | 低い | 高い |
耐久性の面では、無機塗料が有機塗料を大きく上回ります。
有機塗料に比べると、約2倍の耐用年数を持ちます。
無機塗料は紫外線による劣化を受けにくい無機物を主成分としているため、色褪せや塗膜の劣化が起こりにくいです。
雨風などの気象条件に対しても強い抵抗力があり、塗膜の劣化も遅いです。
有機塗料は経年劣化による塗膜の劣化や紫外線による色褪せや雨風による塗膜の剥がれが比較的早く、定期的な塗り替えが必要になります。
耐用年数も3~15年です。
無機塗料は耐久性に優れていますが、初期費用は有機塗料より高くなる傾向があります。
長期的には塗り替え回数が少なくなるため、コストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。
無機塗料と有機塗料の初期費用と長期的なコスト比較
外壁塗装を検討する際、初期費用だけでなく長期的なコストも考慮することが重要です。
無機塗料と有機塗料の初期費用と維持費用に大きな違いがあります。
両者の費用面での特徴を比較し、長期的な視点でのコスト効果を分析します。
初期費用の違い
外壁塗装の初期費用を比較すると、無機塗料は有機塗料よりも高価です。
一般的に、無機塗料は有機塗料の1.5倍から2倍程度の費用がかかります。
一般的な戸建て住宅の場合、無機塗料は80~120万円、有機塗料は50~80万円が費用の目安です。
家の大きさや形状、地域によって費用は変動します。
長期的なコスト比較
初期費用では無機塗料が高くなりますが、長期的に見ると状況が変わってきます。
無機塗料は高い耐久性により塗り替え頻度が少なく、20年で1回の塗り替えで済むこともあるでしょう。
一方、有機塗料は10年ごとに塗り替えが必要になるため、20年で2回の塗り替えが必要になる可能性が高いです。
塗り替え頻度は塗料の種類や環境条件によっても異なります。
海沿いや日当たりの良い場所など、厳しい環境下では塗り替えの頻度が高くなりやすいでしょう。
トータルコストでみる費用対効果
20年間のトータルコストを比較すると、興味深い結果が見えてきます。
多くの場合、無機塗料の方が結果的に安くなる傾向があります。
例えば、以下のようなケースを考えてみましょう。
種類 | 初期費用 | 10年後 | 20年後 | 総額 |
---|---|---|---|---|
無機塗料 | 100万円 | – | – | 100万円 |
有機塗料 | 60万円 | 60万円 | – | 120万円 |
20年後には無機塗料の総額が100万円、有機塗料が120万円となり、無機塗料の方が20万円お得になることが分かります。
さらに長期間住み続ける場合には差額がより大きくなる可能性があり、30年、40年と経過するにつれて無機塗料の経済的メリットがより顕著になるでしょう。
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無機塗料のメリット・デメリット
無機塗料は高い耐久性と長期的なコスト効果が注目されていますが、同時にいくつかのデメリットも存在します。
無機塗料のメリットとデメリットを詳しく解説し、どのような家に適しているのかを考えていきましょう。
無機塗料のメリット
無機塗料には、多くの魅力的な特徴があります。
高い耐候性と耐久性により、長期間にわたって外壁の美観を保つことができます。
具体的なメリットは以下の通りです。
- 耐候性が高い
- 耐久性に優れる
- 色褪せしにくい
- 防カビ・防藻性能が高い
特に、紫外線や酸性雨に強く、外壁の劣化を大幅に抑制できるため、長期間にわたって外壁をきれいに守り続けられます。
カビや藻が生えるのを防ぐ力も強く、外壁の汚れや変色を防ぐ効果も期待できるでしょう。
無機塗料のデメリット
初期費用が高いことは、大きなデメリットといえるでしょう。
有機塗料と比べて、1.5倍~2倍ほど値段が上がってしまうため、予算的に厳しいと感じる方も多いかもしれません。
塗装作業が難しく、熟練した技術が必要です。
一度塗装してしまうと、補修や部分塗装が難しくなります。
施工業者を選ぶ際は、よく調べてから決める必要があります。
まず、初期費用の高さは多くの人にとって大きな障壁となるでしょう。
有機塗料と比べて1.5倍~2倍ほど高価になるため、予算的に厳しいと感じる方も多いかもしれません。
また、塗装作業が難しく、熟練した技術が必要です。
一度塗装してしまうと、後から補修や部分塗装が難しくなります。
施工業者を選ぶ際は、よく調べてから決めるようにしましょう。
どんな家に無機塗料がおすすめ?
メリットとデメリットを踏まえると、無機塗料は長期居住を予定している家や、メンテナンスの手間を減らしたい家に特におすすめです。
海沿いや日当たりの良い場所など、厳しい環境条件下にある家にも適しているでしょう。
木造家屋の場合は注意が必要です。
無機塗料は硬く、木材の収縮や膨張に対応できない場合があるため、専門家に相談することをおすすめします。
無機塗料と有機塗料に関するよくある質問
外壁塗装の塗料選びさまざまな疑問が生じるものです。
ここでは、無機塗料と有機塗料に関してよく寄せられる質問にお答えします。塗料選びの参考にしてください。
【Q1】無機塗料は本当に20年もつの?
適切な施工と定期的なメンテナンスを行えば、無機塗料は20年以上もつケースも多くあります。
耐用年数は立地条件や気候によって変わります。
海沿いの塩害地域や、寒暖の差が激しい地域では耐用年数が短くなる場合もあるでしょう。
長持ちさせるコツは、定期的な点検、早めの補修、プロによるメンテナンスの実施が挙げられます。
無機塗料の耐用年数を最大限に延ばすために、ぜひ参考にしてみてください。
【Q2】無機塗料は全ての家に適していますか?
無機塗料は多くの家に適していますが、すべての家に最適というわけではありません。
特に木造家屋の場合は注意が必要です。
無機塗料は硬く、木材の収縮や膨張に対応できない場合があるため、亀裂や剥がれが生じる可能性があります。
築年数の浅い木造住宅、特殊な外壁材を使用している家、過去に塗装トラブルがあった家などは、特に専門家に相談することをおすすめします。
専門家のアドバイスを受けることで、家の状態に最適な塗料を選ぶことができるでしょう。
【Q3】無機塗料の塗装を安く抑える方法はありますか?
無機塗料は高価ですが、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで費用を抑えられる可能性があります。
その他にも、オフシーズンに塗装を行う、近隣住民と共同で発注する、補助金や助成金を利用するなどの方法も、費用を安く抑えるために有効です。
特に、外壁塗装の補助金や助成金を利用できる場合もあるので、自治体に確認してみるとよいでしょう。
安さだけを追求して質の低い施工を選んでしまうと、長期的にはかえって高コストになる可能性があります。
コストだけでなく、施工の質も重要です。
まとめ
無機塗料は、高い耐久性と長期的なコスト削減効果が魅力的です。
初期費用は高くなりますが、20年以上のスパンで考えると、トータルコストでは有機塗料よりも安くなる可能性が高いことがわかりました。
外壁塗装は家の寿命を左右する重要な工事です。
無機塗料と有機塗料のそれぞれの特徴を理解し、自分の家に最適な塗料を選択しましょう。
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住まいです。その実績、経験は常に次の住まいに活かされ、
施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。
※2023年8月現在
実績例
物件名 | 総戸数 | |
---|---|---|
三田エリア | ルナ三田フラワータウン | 60 |
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 | 82 | |
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア | 108 | |
ルナ三田ひばりが丘 | 149 | |
神戸エリア | パークヒル神戸小倉台 | 75 |
ルナ藤原台中町パークフロント | 82 | |
ルナ上津台 | 81 | |
ルナ北六甲116 クルムの街 | 116 | |
西神戸・ 阪神エリア |
ルナ西神中央 | 97 |
ルナ塚口 | 52 | |
ルナ昆陽池公園 | 51 | |
東大阪・ 北摂エリア |
ルナ南摂津 | 80 |
ルナ加納 | 71 | |
ルナ山本 | 57 | |
大阪市内・ 南大阪エリア |
ルナタウン島屋 | 55 |
ルナ城山公園 | 52 | |
ルナ東百舌鳥 | 109 | |
ルナ原山台 | 46 | |
京都エリア | ルナシティ同志社山手 | 237 |
街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。
商号 |
株式会社 創建 |
---|---|
創立 |
昭和58年3月1日 |
設立 |
昭和61年9月4日 |
資本金 |
8,000万円 |
代表者 |
代表取締役会長 吉村 孝文 代表取締役社長 吉村 卓也 |
執行役員一覧 |
執行役員 大下 憲二 執行役員 岡本 賢二郎 |
本社所在地 |
〒541-0047 |
東京支店所在地 |
〒101-0041 |
売上高 |
151.3億円(令和5年5月期) |
従業員数 |
従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期) |
事業内容 |
建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/ |

大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます
ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

本社所在地
本社所在地 |
〒541-0047 |
---|
施工エリア
※別途、交通費が発生する場合があります。
- 大阪
-
岸和田市
池田市
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外壁塗装の参考文献
- 住宅リフォーム推進協議会
https://www.j-reform.com - 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
https://www.chord.or.jp/index.html?red_param=220106 - 一般社団法人日本塗装工業会
https://www.nittoso.or.jp - 一般社団法人外壁塗装協会
https://tosouginoushi.com