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外壁凍害から家を守る!対処法と予防法を徹底解説

更新日2024年9月30日

寒冷地に住む方や外壁の劣化が気になる方にとって、外壁凍害は家の寿命を縮める厄介な問題です。
しかし、適切な対策を講じれば防ぐことができます。

この記事では、外壁凍害の基礎知識から対処法、予防法まで詳しく解説します。
愛する我が家を長く守るために、ぜひ最後までお読みください。

この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

目次

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外壁凍害って何?知っておきたい基礎知識

外壁凍害は、多くの家屋所有者が直面する可能性のある深刻な問題です。
仕組みや発生条件、被害の種類について詳しく解説します。
基礎知識を理解することで、効果的な対策を講じられるでしょう。

外壁凍害の仕組み

外壁凍害は、外壁の隙間に浸透した水分が凍結・融解を繰り返すことで引き起こされます。
隙間に入り込んだ水は凍ると体積が約9%増加し、外壁に大きな圧力をかけてしまうのです。
気温が上がると氷が融解し、また水に戻ります。

凍結と融解の繰り返しによる圧力によって、外壁にひび割れや剥離が発生するのが外壁凍害の本質です。
外壁内部の水分が凍結・融解を繰り返すたびに、外壁の構造が徐々に損なわれていきます。

外壁凍害が起こりやすい条件

外壁凍害は主に寒冷地や冬季の気温が氷点下になる地域で発生しやすい現象です。
特に日中と夜間の温度差が大きい地域は凍結と融解の繰り返しが起こりやすく、凍害のリスクが高まります。

外壁の材質も重要な要因です。
吸水性の高い材料、例えばレンガやモルタルは特に注意が必要です。
水分を吸収しやすいため、凍結時の膨張による影響を受けやすくなります。

気候変動の影響で、従来凍害が少なかった地域でも発生するケースが増えています。
全国的に警戒が必要な問題といえるでしょう。

外壁凍害による被害の種類

外壁凍害によって引き起こされる主な被害には、ひび割れ、剥離、膨れ、スケーリング、ポップアウトなどがあります。
被害が進行すると、外壁の耐久性低下や雨漏りの原因となり、家全体の寿命を縮める可能性があります。

最も一般的な被害であるひび割れは、外壁表面に細かい亀裂が入る現象です。
剥離は外壁の表面が剥がれ落ちる状態を指し、膨れは外壁が部分的に膨らむ現象を表します。
スケーリングは表面が薄片状に剥がれ落ちる現象であり、ポップアウトは表面が皿状に剥がれる現象を指します。

見た目の悪化だけでなく、構造上の問題にも発展する可能性があるため、早期発見と適切な対処が重要です。
定期的な点検を行い、少しでも異常を感じたら専門家に相談することをおすすめします。
外壁凍害への対策を怠ると、建物の安全性や快適性が損なわれる恐れがあるため、十分な注意が必要です。

外壁凍害の対処法

外壁凍害が発生してしまった場合、迅速かつ適切な対応が求められます。
早期発見・早期対応が被害の拡大を防ぎ、修理費用の抑制にもつながります。

早期発見・早期対応が重要

外壁凍害への対処で最も重要なのは、早期発見と早期対応です。
定期的な外壁点検を行い、凍害の兆候を見逃さないようにすることが大切です。
小さなひび割れや剥離を見つけたら、すぐに補修を検討しましょう。

点検の際は、特に北側の壁や日当たりの悪い場所に注意を払いましょう。
乾燥しにくく、凍害が発生しやすい場所だからです。
双眼鏡を使って屋根や高所の外壁を確認するのも効果的です。

放置すると被害が拡大し、修理費用が高額になる可能性があります。
わずかな変化でも気になる点があれば、専門家に相談しましょう。

ひび割れの補修方法

ひび割れの補修方法は、大きさによって異なります。
小さなひび割れはシーリング材で埋めることで対処できますが、大きなひび割れは専門業者に依頼し、樹脂注入工法などで補修する必要があります。

小さなひび割れの補修手順は、まずひび割れを清掃し、プライマーを塗布。次に、シーリング材をひび割れに注入し、表面を平滑に仕上げます。
十分に乾燥させた後、最後に防水塗料を塗布して補修は完了です。

大きなひび割れの場合、樹脂注入工法や充填工法などの専門的な技術が必要です。
ひび割れの奥深くまで補修材を浸透させ、構造的な強度を回復させる工法です。
高度な補修は、経験豊富な専門業者に依頼することをおすすめします。

補修作業が完了した後は、必ず防水塗料を塗布することが重要です。
水の侵入を防ぎ、再び凍害が発生するリスクを低減することができます。
定期的な点検と適切な補修を行うことで、外壁の耐久性を維持し、建物の寿命を延ばすことができるでしょう。

剥離・膨れの補修方法

剥離や膨れが発生した場合、まずは損傷部分を完全に取り除かなければなりません。
剥離した部分を取り除き、下地を清掃し、乾燥させましょう。

しっかり乾燥したら、下地や処理剤を塗布します。
下地処理を行った後、モルタルなどで補修します。
補修後は外壁全体の塗装を行い、美観を整えることが重要です。
見た目の問題だけでなく、防水性能の回復という観点からも必要な作業です。

外壁凍害の対処は、程度や範囲によって適切な方法が異なります。
確実な補修を行うためにも、専門家の診断を受けることをおすすめします。

外壁凍害を予防する効果的な方法

外壁凍害の予防には、最適な予防策を講じることが大切です。
効果的な予防法について詳しく見ていきましょう。

防水塗装で水の侵入を防ぐ

外壁凍害の主な原因は水分の侵入です。
外壁に防水塗装を施すことで、水の侵入を防ぎ、凍害のリスクを大幅に低減できます。
特にシリコン系やフッ素系の塗料が効果的です。

防水塗装を施すと、外壁の耐久性の向上につながります。
UV耐性による色褪せ防止効果で、見た目の美しさも保てます。

塗装の耐用年数は5~10年程度なので、定期的な塗り替えが必要です。
塗り替え時期の目安は、北側の壁で5年、南側の壁で7年程度とされています。

通気工法で壁内の湿気を逃がす

通気工法は、外壁と内壁の間に通気層を設けることで、壁内の湿気を外に逃がす工法です。
結露や水分の滞留を防ぎ、凍害のリスクを大幅に軽減できます。

通気工法のメリットをまとめました。

メリット 説明
結露防止 壁内の湿気を排出
断熱性向上 空気層による断熱効果
カビ抑制 湿気を減らしカビの発生を抑制

通気工法は新築時や大規模リフォーム時に検討するのがおすすめです。
既存の家屋でも、外壁の張り替え時に導入することが可能です。

軒やひさしの設置で雨水から外壁を守る

軒やひさしは、外壁を雨水から守る役割を果たします。
特に窓の上部や外壁の上端部分にひさしを設けると、雨水の侵入を効果的に防ぐことができます。
軒やひさしを設置するときは、以下のポイントを押さえましょう。

既に設置してある軒やひさしの延長も効果的です。
軒を延ばすことで、外壁全体の保護効果が高まります。
外壁凍害の予防は、家全体の寿命を延ばすことにつながるでしょう。

外壁凍害に関するよくある質問

外壁凍害について、多くの方が疑問や不安を抱えています。
よくある質問と回答をまとめました。

【Q1】外壁凍害は地域によって発生リスクが異なりますか?

地域によって外壁凍害の発生リスクは異なります。
寒冷地や冬季の気温変動が大きい地域ほど、凍害のリスクは高くなります。
特に北海道や東北地方、日本海側の地域は注意が必要です。

しかし、近年の異常気象により、これまで凍害が少なかった地域でも発生する可能性が出てきました。
例えば、関東や中部地方でも、厳冬期には凍害のリスクがあります。

全国的に凍害のリスクを認識し、定期的な点検と適切な対策を心がけることが大切です。
自宅の立地環境や周辺の気象条件を考慮し、必要に応じて専門家に相談することをおすすめします。

【Q2】外壁凍害の修理にかかる費用はどのくらい?

外壁凍害の修理費用は、被害の程度や範囲によって大きく異なります。
小規模な補修なら数万円程度から、大規模な補修や外壁の張り替えとなると100万円以上かかることもあるでしょう。

費用の目安としては、小規模なひび割れ補修で3~10万円、部分的な外壁補修で10~50万円です。
全面的な外壁補修だと、50~200万円以上になるケースも考えられます。

早期発見・早期対応が費用を抑えるポイントです。
小さな異変を見逃さず、適切なタイミングで対処することで、大規模修理のリスクを低減できます。

定期的なメンテナンスを行うことで、突発的な高額修理を避けることができるでしょう。
外壁塗装や点検を計画的に行うことをおすすめします。

【Q3】外壁凍害の予防や修理に使える補助金はありますか?

外壁凍害の予防や修理に直接的に使える補助金は限られていますが、外壁リフォームの補助金制度を利用できる可能性があります。
地域や時期によって異なるため、最新の情報を確認しておきましょう。

補助金以外の選択肢としては、住宅ローンの借り換え、リフォームローンの活用、省エネリフォーム減税制度などが挙げられます。
施工業者に問い合わせ、相談してみるとよいでしょう。

住宅ローンの借り換えで初期負担ゼロで外壁塗装できる可能性もあります。
多くの金融機関が10秒程度の簡単な無料診断を提供していますので、ぜひ試してみてください。

外壁凍害は適切な予防と早期対応が重要です。
疑問点があれば、専門家に相談することをおすすめします。

まとめ

外壁凍害は家屋の寿命を縮める深刻な問題ですが、適切な知識と対策があれば十分に予防や対処が可能です。
防水塗装や通気工法の採用、軒やひさしの設置など、予防のための施策を積極的に取り入れることで、凍害のリスクを大幅に低減できます。
定期的な点検を行い、小さな異変も見逃さないことも大切です。

外壁凍害対策に関してさらに詳しい情報や個別のアドバイスが必要な場合は、専門の業者や建築士に相談しましょう。

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本コラムは創建ペイントが運営する外壁塗装に関するお役立ちコラムです。

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創建供給実績
10,000戸超

※2023年8月現在

実績例

※2023年8月現在
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三田エリア ルナ三田フラワータウン 60
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ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア 108
ルナ三田ひばりが丘 149
神戸エリア パークヒル神戸小倉台 75
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ルナ上津台 81
ルナ北六甲116 クルムの街 116
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阪神エリア
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大阪市内・ 
南大阪エリア
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街を拓き、家を建てる。
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住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。

商号

株式会社 創建

創立

昭和58年3月1日

設立

昭和61年9月4日

資本金

8,000万円

代表者

代表取締役会長 吉村 孝文

代表取締役社長 吉村 卓也

執行役員一覧

執行役員 大下 憲二

執行役員 岡本 賢二郎

本社所在地

〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
詳しい地図はこちら

東京支店所在地

〒101-0041
東京都千代田区神田須田町1丁目16番5号
ヒューリック神田ビル6階
Tel:03-5209-5505 Fax:03-5295-2030
詳しい地図はこちら

売上高

151.3億円(令和5年5月期)

従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

事業内容

建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
建築総合請負/設計監理に関する業務/リフォーム事業/外壁塗装事業

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大阪府と連携し
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本社所在地

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大阪府知事登録(ト)第13668号/東京都知事登録 第59802号

施工エリア

施工エリア 関西二府四県

施工エリア 東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城

※別途、交通費が発生する場合があります。

外壁塗装の参考文献