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塗装が必要な瓦の種類!瓦を長持ちさせるコツと塗装しないデメリットまで解説

更新日2024年9月30日

屋根の瓦は家を守る重要な役割を担っています。
しかし、瓦の種類によっては定期的な塗装が欠かせません。
適切なメンテナンスを怠ると、耐久性が低下し、家全体に悪影響を及ぼす可能性があるのです。

この記事では、塗装が必要な瓦の種類、瓦を長持ちさせるコツ、塗装をしないデメリットについて解説します。

この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

塗装が必要な瓦の種類とは?特徴を詳しく解説

瓦の種類によって塗装の必要性は大きく異なります。
代表的な瓦の種類とその特徴、塗装の必要性について詳しく見ていきましょう。
適切な塗装を行うことで、瓦の寿命を延ばし、家全体を守ることができます。

【前提】粘土瓦は塗装不要

粘土瓦は、一般的に塗装によるメンテナンスが不要です。
高温で焼成される製造過程により、優れた耐火性と防水性を備えているからです。

釉薬瓦は表面のガラス質のコーティングにより、さらに耐水性が高くなっています。
いぶし瓦も塗装は必要ありませんが、経年により色ムラが生じる可能性があるでしょう。

粘土瓦は本来的に長寿命で、適切に施工されれば50年以上の耐用年数が期待できます。
ただし、瓦と瓦の間に施される漆喰などの周辺部分は、経年劣化により防水性能が低下する可能性があるため、定期的なメンテナンスが必要です。

セメント瓦は要注意!塗装が必須な理由

セメント瓦は、粘土瓦と比べて塗装が必要です。
セメント瓦は吸水性が高く、時間の経過とともに表面が粗くなりやすい性質があります。

塗装をしないセメント瓦は、雨水の浸透や凍害のリスクが高まり、屋根全体の耐久性を著しく低下させる可能性があります。
セメント瓦は施工後10~15年程度で塗装が必要になるのが一般的です。
適切なタイミングで塗装を行うことで、瓦の寿命を延ばし、屋根全体の性能を維持できるでしょう。

金属瓦も塗装が必要

金属瓦も、定期的な塗装が必要な瓦の一つです。
金属瓦の最大の弱点は錆びやすい特性です。塗装の劣化や傷により、金属部分が露出すると、錆びが急速に進行するリスクがあります。

金属瓦の場合、一般的に15~20年程度で塗装が必要です。
適切な塗装を行うことで、錆びの進行を防ぎ、金属瓦本来の耐久性と美観を維持できるでしょう。

金属瓦の塗装は、単なる美観の問題だけでなく、屋根全体の性能を左右する重要な作業です。
定期的な点検と適切なタイミングでの塗装が、金属瓦の長寿命化につながります。

瓦を長持ちさせるコツとは?プロ直伝のポイントを紹介

瓦を長持ちさせるためには、適切なメンテナンスと予防策が欠かせません。
屋根のプロが実践している瓦の長寿命化のコツを紹介します。
ポイントを押さえることで、瓦の寿命を大幅に延ばし、家全体を長く守ることができます。

定期的な点検・清掃が重要

瓦の長寿命化には、定期的な点検と清掃が必要です。
年に1~2回は屋根の状態を確認し、落ち葉や苔などを除去することをおすすめします。
同時に、雨どいの詰まりもチェックしましょう。

大きな問題に発展する前に、以下のような部分に注意して点検しましょう。

瓦の長寿命化には、些細な変化にも気を配り、問題を早期に発見して対処することが重要です。
特に台風や大雪の後は、必ず屋根の状態を確認しましょう。

適切なタイミングで塗装を実施

瓦の種類や環境によって異なりますが、一般的に10~20年を目安に塗装を検討する必要があります。
塗装の劣化や色あせが目立ち始めたら、専門家に相談するタイミングです。

適切なタイミングで塗装を行うことで、瓦の耐久性を高め、屋根全体の寿命を延ばすことができます。
塗装の時期を逃すと、瓦の劣化が急速に進む可能性があります。

塗装のタイミングは、以下の要素を考慮して判断しましょう。

要素 判断基準
経過年数 10~20年
色あせの程度 目立つ変色
表面の粗さ ざらつきの増加
苔の発生 広範囲での発生

総合的に判断し、最適な塗装のタイミングを見極めることが重要です。

質の高い塗料と施工技術を選ぶ

瓦の塗装には、耐久性の高い塗料を選択することが重要です。
例えば、フッ素樹脂系塗料は15~20年程度の耐久性があり、長期的な保護効果が期待できます。

質の高い塗料と信頼できる業者による丁寧な施工は、瓦の寿命を大幅に延ばす重要なポイントです。
低価格な塗料や不適切な施工は、逆効果になる可能性があります。

瓦の塗装には、適切な下地処理、均一な塗布、適切な乾燥時間の確保、細部までの丁寧な仕上げなどの施工技術が重要です。
優れた要素が組み合わさることで、瓦本来の性能を最大限に引き出し、長期間にわたって屋根を保護できます。

瓦の塗装をしないとどうなる?デメリットを徹底解説

瓦の塗装を怠ると、さまざまな問題が発生する可能性があります。
リスクを理解することで、適切な塗装の重要性がより明確になるでしょう。
詳しく見ていきましょう。

瓦の劣化が加速し、寿命が短くなる

塗装をしないと、瓦は紫外線や雨風による劣化が急速に進行します。
特にセメント瓦は、時間の経過とともに表面が粗くなり、吸水性が高まります。
すると、凍結融解による劣化や、ひび割れ、欠けのリスクが発生し、雨漏りのリスクが増大してしまうのです。

塗装をしない瓦は、本来の寿命の半分以下になることもあります。
結果として、早期の葺き替えが必要になるリスクが高まり、長期的に見ると、大きな費用負担が発生してしまうでしょう。

雨漏りのリスクが高まる

瓦の劣化により、雨水が浸透しやすくなると、雨漏りのリスクが高まります。
特に釉薬のない粘土瓦やセメント瓦は、影響を受けやすいため注意が必要です。

雨漏りは、家屋の構造にも悪影響を及ぼし、最悪の場合、大規模な修理が必要になる可能性があります。
壁や天井の変色、カビの発生、木材の腐食など、さまざまな二次被害を引き起こす恐れがあるのです。
雨漏りによる被害は、時間の経過とともに拡大します。

経過時間 想定される被害
初期 天井のシミ
数ヶ月後 壁紙の変色
半年~1年 木材の腐食開始
1年以上 構造材の劣化

被害を防ぐためにも、適切な塗装による瓦の保護が重要です。

見た目の劣化で資産価値が低下する可能性

瓦の色あせや劣化は、家全体の印象を悪くします。
特に外壁との色のバランスが崩れると、家の資産価値が下がってしまう可能性も考えられるでしょう。

瓦の見た目の劣化は、家全体の印象低下、近隣の景観への悪い影響、売却時の料金交渉の不利などさまざまな影響を及ぼす可能性があります。
定期的な塗装によって瓦の美観を維持することが大切です。

瓦の種類によってもメンテナンス方法が大きく異なります。
瓦の種類に応じた適切なメンテナンスを行いましょう。

瓦の塗装に関するよくある質問

瓦の塗装について、多くの方が疑問や不安を抱えています。
よくある質問と回答をまとめました。瓦の塗装の適切な判断ができるよう参考にしてみてください。

【Q1】瓦の塗装にはどのくらいの費用がかかりますか?

瓦の塗装費用は、さまざまな要因によって変動します。
一般的な戸建て住宅の場合、50~100万円程度が相場です。
金額は屋根の面積、瓦の種類と状態、塗料の品質、施工の難易度の要素によって大きく変わります。

正確な費用を知るためには、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
すべての業者に同じ希望条件を伝え、見積書には塗料の種類や使用量、工程の詳細が明記されているかを確認することが大切です。
慎重な業者選びと見積もり比較が、塗装の成功につながるでしょう。

【Q2】DIYで瓦の塗装はできますか?

瓦の塗装は、専門的な技術と安全対策が必要なため、DIYは推奨されません。
特に金属瓦の場合、塗装前にサビを研磨し、サビ止め塗料を下塗りするなど、細かい工程があります。

高所作業となる屋根塗装は、DIYでは転落事故の危険、不適切な塗装による防水性能の低下、塗料の選択ミスによる早期劣化、塗料の飛散などの近隣トラブルが起こる可能性もあります。

DIYで事故や問題が発生した場合は、個人ですべての責任を負わなければなりません。
専門業者に依頼すれば、保険や保証でカバーされる部分が多くなります。
リスクを考慮すると、瓦の塗装は専門業者に任せるのがおすすめです。

【Q3】瓦の塗装の耐用年数はどのくらいですか?

瓦の塗装の耐用年数は、使用する塗料の種類や環境条件によって異なります。
一般的には10~20年程度といわれていますが、高品質な塗料を使用すれば、さらに長持ちする可能性があります。

一般的なアクリル系塗料は5~7年程度、シリコン系塗料は10~13年程度、フッ素系塗料は15~20年以上が目安です。
気候や日照条件、降雨量などの環境要因によっても耐用年数は変動します。

定期的な点検やメンテナンスを行うことで、耐用年数を延ばすことも可能です。
塗り替えの頻度を減らしたい場合は、高品質塗料を使うのもおすすめです。
初期コストは高くなりますが、長期的には塗り替え頻度が減りコスト効率が良くなるでしょう。

まとめ

瓦の塗装は、家全体を守る重要な役割を果たします。
適切なタイミングで質の高い塗装を行うことで、瓦の寿命を延ばし、雨漏りや資産価値の低下を防げるでしょう。

DIYでの塗装は危険を伴うため、専門業者への依頼をおすすめします。
費用面で迷う方もいるかもしれませんが、長期的に見れば適切な塗装をしたほうが経済的になるでしょう。
定期的な点検と塗装で、美しく安全な屋根を維持しましょう。

屋根の専門家に相談し、自宅の瓦の状態や最適な塗装のタイミングを確認することをおすすめします。
創建ペイントは、長年の経験と高度な技術を持つ瓦塗装の専門家です。
お客様の大切な住まいを守るため、最適な塗装プランをご提案いたします。
無料相談も行っておりますので、瓦の塗装について気になることがあれば、ぜひ創建ペイントにお問い合わせください。

供給実績10,000戸超の実績を誇る「創建ペイント」は、家づくりに携わってきた施工力や、現場の品質管理のノウハウを元に、「高品質なのに低価格」の外壁塗装・屋根塗装サービスを提供しています。

また、お客様に安心してサービスをご利用いただくための保証制度もご用意しており、「自社による塗膜保証10年」「メーカーによるシーリング保証5年付帯」と、自社保証だけでは不安という方にも安心頂けるように、オプションで「第三者機関による瑕疵保証と塗膜保証」に変更することも可能です。

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創建ペイントの公式サイトでは、見積もりやカラーシミュレーションを無料で試すこともできます。
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コラム運営者
創建ペイント事務局

創建ペイントは、創建グループの「創建」「小林住宅」が培ってきたハイレベルな施工品質による外壁や屋根の塗装工事を行う外壁塗装専門の事業です。
自らが建てた家はもちろん、他社で建てられた家についても、その高いメンテナンス技術を惜しみなく提供いたします。
本コラムは創建ペイントが運営する外壁塗装に関するお役立ちコラムです。

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創建供給実績
10,000戸超

※2023年8月現在

実績例

※2023年8月現在
物件名 総戸数
三田エリア ルナ三田フラワータウン 60
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 82
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア 108
ルナ三田ひばりが丘 149
神戸エリア パークヒル神戸小倉台 75
ルナ藤原台中町パークフロント 82
ルナ上津台 81
ルナ北六甲116 クルムの街 116
西神戸・ 
阪神エリア
ルナ西神中央 97
ルナ塚口 52
ルナ昆陽池公園 51
東大阪・ 
北摂エリア
ルナ南摂津 80
ルナ加納 71
ルナ山本 57
大阪市内・ 
南大阪エリア
ルナタウン島屋 55
ルナ城山公園 52
ルナ東百舌鳥 109
ルナ原山台 46
京都エリア ルナシティ同志社山手 237

街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。

商号

株式会社 創建

創立

昭和58年3月1日

設立

昭和61年9月4日

資本金

8,000万円

代表者

代表取締役会長 吉村 孝文

代表取締役社長 吉村 卓也

執行役員一覧

執行役員 大下 憲二

執行役員 岡本 賢二郎

本社所在地

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大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
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Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
詳しい地図はこちら

東京支店所在地

〒101-0041
東京都千代田区神田須田町1丁目16番5号
ヒューリック神田ビル6階
Tel:03-5209-5505 Fax:03-5295-2030
詳しい地図はこちら

売上高

151.3億円(令和5年5月期)

従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

事業内容

建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
建築総合請負/設計監理に関する業務/リフォーム事業/外壁塗装事業

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大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます

ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

大阪府と創建・小林住宅の連携協定
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本社所在地

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大阪府知事登録(ト)第13668号/東京都知事登録 第59802号

施工エリア

施工エリア 関西二府四県

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外壁塗装の参考文献