レンガ塗装におすすめの塗料は？種類と工法をわかりやすく解説 | 大阪の外壁塗装業者なら創建ペイント(創ペン)

「レンガの味わい深い風合いを活かしつつ、建物の外観を美しく保護したい」。
そんな願いを叶えるのがレンガ塗装です。適切な塗料と工法を選べば、レンガ本来の魅力を引き立てながら、耐久性も向上させられます。
この記事レンガ塗装に適した塗料の種類や施工手順、メリット・デメリットまで詳しく解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

この記事の監修者

創建ペイント
谷口 知史

・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

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レンガ塗装に適した塗料の種類とは？

レンガ塗装には、特性を考慮した適切な塗料選びが欠かせません。
レンガの通気性を損なわず、美観と耐久性を両立させる塗料が求められます。
レンガ塗装に最適な3種類の塗料について詳しく見ていきましょう。

水性アクリル塗料

水性アクリル塗料は、レンガ塗装の定番として広く使われています。
耐久性が高く、通気性に優れているため、レンガの呼吸を妨げにくいのが最大の特徴です。
速乾性があり、臭いが少ないため、施工性も良好です。

料金面でも比較的手頃で、一般的な水性アクリル塗料の料金帯は1缶（4kg）あたり5,000円～10,000円程度となります。
コストパフォーマンスの高さも、多くの人に選ばれる理由の一つです。

シリコン系塗料

シリコン系塗料は、優れた撥水性と耐候性を持つ高機能塗料です。
レンガの表面を効果的に保護し、長期間にわたって見た目の美しさを維持できます。
完全に通気性を遮断するわけではないので、レンガ本来の呼吸も確保できます。

水性アクリル塗料よりも高性能なぶん、料金も高めです。
一般的に1缶（4kg）あたり10,000円～20,000円程度で、初期投資は大きくなりますが、耐久性の高さを考えると長期的には費用対効果が優れているといえるでしょう。

無機系塗料

無機系塗料は、セメント系やけい酸質系の塗料で、レンガとの相性が抜群です。
耐久性が高く、防カビ・防藻性能も優れているため、過酷な環境下でも長期間美観を保てます。

施工には専門的な技術が必要なため、DIYには向いていません。
料金も比較的高めで、1缶（4kg）あたり15,000円～30,000円程度。高コストですが、性能の高さから、高級感のある仕上がりを求める方に人気です。

レンガ塗装の手順をわかりやすく解説

レンガ塗装の成功は、適切な手順と丁寧な作業にかかっています。
プロの技術者が行うレンガ塗装の一般的な手順は以下の通りです。

• 【1.現地調査】建物の状態や環境を確認
• 【2.下地処理】高圧洗浄機でレンガ表面の汚れや劣化部分を除去
• 【3.乾燥】十分な乾燥時間を確保
• 【4.補修】必要に応じてひび割れや欠損部分を修復
• 【5.下塗り（プライマー塗布）】塗料の密着性を高めるため下塗りを実施
• 【6.乾燥】プライマーの乾燥を待つ
• 【7.上塗り（1回目）】選択した塗料を均一に塗布
• 【8.乾燥】塗料メーカー推奨の乾燥時間を確保
• 【9.上塗り（2回目）】仕上げの塗装を実施
• 【10.最終確認】塗り残しや不均一な部分がないか点検
• 【11.クリーニング】周辺の清掃と養生材の撤去

この中でも、特に重要な3つの手順について詳しく見ていきましょう。

下地処理

下地処理は、レンガ塗装の成否を左右する重要な工程です。
高圧洗浄機でレンガ表面の汚れや劣化部分を丁寧に除去し、十分に乾燥させます。
必要に応じて、ワイヤーブラシなどで表面を軽くこすり、塗料の密着性を高めます。

作業には細心の注意が必要で、一般的な戸建住宅の場合、下地処理に1〜2日程度かかることもあります。
天候や気温によっても作業時間は変動するので、余裕を持ったスケジュール管理が大切です。

下塗り（プライマー塗布）

下塗りは塗料の密着性を高め、仕上がりを均一にする重要な工程です。
レンガ用のプライマーを使用し、ローラーや刷毛で丁寧に塗布します。
乾燥時間は通常4〜6時間程度ですが、天候により変動することもあります。

プライマーは、塗料の種類に応じて選択しましょう。
水性アクリル塗料用、シリコン系塗料用、無機系塗料用と、それぞれ専用のプライマーがあるので、適切なものを選びましょう。

上塗り（本塗装）

上塗りは通常2回行います。
1回目の塗装後、4〜6時間程度乾燥させてから2回目を塗ります。
ローラーや吹き付け塗装機を使用し、均一に塗布することが大切です。

塗り残しがないよう細心の注意を払いながら作業を進めます。
全体の作業時間は、天候にもよりますが、一般的な戸建住宅で2〜3日程度です。
均一な塗布と適切な乾燥時間の確保により、高品質な仕上がりを実現します。

レンガ塗装のメリットとデメリット

レンガ塗装には、建物の外観を美しく保つだけでなく、さまざまな強みがあります。
一方で、注意すべき点も忘れてはいけません。
レンガ塗装のメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

【メリット】美観を向上しつつ保護の効果

レンガ塗装の最大の強みは、外観の美化と保護機能の両立です。
古くなったレンガの外観を一新できるだけでなく、塗料により保護されるため、レンガの劣化を防ぎ、寿命を延ばす効果があります。

レンガの目地部分も同時に保護されるため、建物全体の耐久性も向上します。
適切な塗装を施せば、10年以上の耐久性が期待できるでしょう。

雨や紫外線による劣化を防ぎ、レンガ本来の強度を維持することも可能です。
建物全体の耐久性が向上することでメンテナンス頻度を減らし、長期的なコスト削減にもつながります。

【メリット】カラーバリエーションの豊富さ

レンガ塗装の魅力の一つは、色選びの自由度の高さです。
赤レンガ調やアンティーク調など、好みのデザインを実現できます。
塗料メーカーによっては、100色以上のカラーバリエーションを用意していることもあり、建物の雰囲気や周囲の環境に合わせて最適な色を選べます。

以下は、人気のレンガ塗装カラーです。

• クラシックレッド
• アンティークホワイト
• グレージュ
• チャコールグレー
• テラコッタ

部分的に異なる色を使用することで、デザイン性の高い外観を作り出すことも可能です。
専門業者に相談すれば、色見本やアドバイスにより、希望に沿った色選びをサポートしてくれるでしょう。
建物の特性や周辺環境を考慮し、最適な色合いを見つけることが大切です。

創建ペイントの公式サイトでは、見積もりやカラーシミュレーションを無料で試すこともできます。
費用について心配な方も、是非参考にしていただければ幸いです。

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【デメリット】レンガ本来の質感の変化

一方で、レンガ塗装にはデメリットもあります。
塗装によりレンガ本来の質感や風合いが失われる可能性があることです。
特に光沢のある塗料を使用すると、レンガらしさが損なわれることもあります。

塗料の選択には十分な注意が必要で、マットな仕上がりの塗料を選ぶなど、レンガの質感を活かす工夫が求められます。
レンガ本来の魅力を大切にしたい方は、クリア塗装や含浸系塗料の使用を検討してもよいでしょう。

レンガ塗装に関するよくある質問

レンガ塗装を検討する際の、さまざまな疑問と回答についてまとめました。

【Q1】レンガ塗装の耐用年数はどのくらいですか？

レンガ塗装の耐用年数は、使用する塗料や施工品質、環境条件によって変わります。
適切な塗装と定期的なメンテナンスを行えば、10〜15年程度の耐用年数が期待できます。

塗料の種類によっても差があり、シリコン系塗料や無機系塗料を使用すれば、さらに長持ちするでしょう。
直射日光や雨風にさらされる面は、やや早く劣化する傾向にあるので注意が必要です。

建物の状況に応じて、最適な塗料と施工方法を選択すれば、長期的な耐久性が実現できます。
定期的な点検とメンテナンスを行い、塗装の寿命を最大限に延ばすことが大切です。

【Q2】DIYでレンガ塗装は可能ですか？

DIYでのレンガ塗装は技術的には可能ですが、専門的な知識と経験が必要です。
特に下地処理や塗料の選択、均一な塗布には熟練の技が求められます。
失敗すると再塗装に多額の費用がかかるリスクがあるため、初心者の場合は専門業者へ依頼したほうがよいでしょう。

プロの施工適切な道具や高品質な塗料の使用、安全対策など、さまざまな面でメリットがあります。
長期的な耐久性と美観を考えると、専門家に任せるほうが確実です。

【Q3】レンガ塗装の費用相場はどのくらいですか？

レンガ塗装の費用は、家の大きさや使用する塗料の種類、下地の状態などによって変動します。
一般的な戸建住宅の場合、材料費と工賃を含めて1平方メートルあたり3,000円〜6,000円程度が相場です。

全体の費用は以下のような要因で変わります。

家全体では50万円〜100万円程度かかることが多いですが、正確な見積もりは現地調査後に算出されます。
複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが大切です。

創建ペイントの公式サイトでは、見積もりやカラーシミュレーションを無料で試すこともできます。
費用について心配な方も、是非参考にしていただければ幸いです。

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まとめ

レンガ塗装は、建物の外観を美しく保ちながら、レンガ自体の寿命も延ばす効果的な方法です。
適切な塗料の選択と丁寧な施工により、長期間にわたって美しい外観を維持できます。

レンガ本来の質感を損なう可能性もあるため、塗料の選択には十分な検討が必要です。
DIYよりも専門業者に依頼することで、より確実で美しい仕上がりが期待できるでしょう。
レンガの魅力を最大限に引き出し、長く愛される住まいづくりのために、レンガ塗装を検討してみてはいかがでしょうか。

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