外壁塗装の塗布量を徹底解説!失敗しない計算方法と注意点
外壁塗装の仕上がりや耐久性を左右する重要な要素が「塗布量」です。
適切な塗布量を守ることで、美しく長持ちする外壁を実現できます。
この記事では、塗布量の基本から計算方法、注意点まで、プロの視点でわかりやすく解説します。
DIY派の方も、業者に依頼する方も、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装の塗布量って何?基本を押さえよう
外壁塗装を成功させるには、まず塗布量の基本を理解することが大切です。
塗布量の定義から、重要性、適切な塗布量を外れた場合の影響までを詳しく見ていきましょう。
塗布量の定義と重要性
塗布量とは、外壁の単位面積あたりに塗る塗料の量のことです。
一般的に「kg/m²」や「L/m²」で表されます。
数値は、単なる目安ではなく、適切な塗布量を守ることで、塗装の仕上がりや耐久性が大きく変わってきます。
適切な塗布量を守ることで、美しく耐久性の高い外壁が実現可能です。
不適切な塗布量は、塗装の効果を損なう可能性があるため、プロの施工者でも細心の注意を払う重要なポイントです。
塗料の性能を最大限に引き出すためには、製品の指示に従い、適切な塗布量を確保することが大切です。
塗布量が多すぎる・少なすぎる場合の影響
塗布量を間違えると、どんな問題が起こるのでしょうか。
塗膜が厚くなりすぎると、乾燥中に重力の影響で塗料が垂れてしまうことがあります。
塗膜が割れやすくなり、見た目が悪くなるだけでなく、耐久性も低下します。
一方、少なすぎると塗膜が薄くなり、外壁を十分に保護できません。
せっかく塗装したのに、早期劣化のリスクが高まってしまうのです。
適切な塗布量を守ることで、美しく長持ちする仕上がりを実現できます。
プロの施工者は、塗布量の管理に細心の注意を払っています。
DIYで挑戦する場合も、適切な塗布量をしっかり押さえておきましょう。
メーカー推奨値の意味
塗料メーカーが推奨する塗布量は、塗料の種類や外壁の素材によって異なり、最適な性能を発揮するために設定されています。
一般的な外壁用塗料の目安として、0.15~0.35kg/m²程度が挙げられますが、あくまで参考値です。
実際の現場では、外壁の状態や気象条件によって調整が必要です。
メーカー推奨値を参考にしつつ、現場の状況に応じた適切な塗布量を見極めることが、プロの技といえるでしょう。
外壁塗装の塗布量を正確に計算する方法
塗布量の重要性がわかったところで、次は具体的な計算方法を学びましょう。
正確な計算があってこそ、適切な塗布量を実現できるのです。
外壁の面積を正確に測る
塗布量の計算において、外壁の面積を正確に測定することは非常に重要です。
基本的には「幅×高さ」で計算しますが、窓やドアの面積は差し引く必要があります。
複雑な形状の場合は、図面を参考にするのが確実です。
自分で測定するのが難しい場合や、正確さを求める場合は、専門業者に依頼するのも有効です。
プロの施工者は、経験と専門的な知識を活かして正確に面積を測定できます。
正確な面積測定は、適切な塗布量を決める上で非常に重要です。
慎重に、丁寧に測りましょう。
DIYで挑戦する場合は、メジャーと電卓を片手に、じっくり取り組むのがコツです。
塗料の種類による塗布量の違い
塗料の種類によっても、適切な塗布量は変わってきます。
例えば、水性塗料と油性塗料では塗布量が異なります。
一般的に、水性塗料の方が塗布量は多めです。
具体的な数値を見てみましょう。
- 【水性シリコン塗料】
0.13~0.3kg/m² - 【油性塗料】
0.15~0.2kg/m² - 【アクリル樹脂塗料】
0.1~0.25kg/m²
数値は目安であり、メーカーや製品によって多少の違いがあります。
必ず使用する塗料のメーカー推奨値を確認しましょう。
下塗り・中塗り・上塗りの塗布量
外壁塗装は通常、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りで行います。
それぞれの工程で、適切な塗布量が異なります。
一般的な3回塗りの場合の目安は以下の通りです。
工程 | 塗布量(kg/m²) |
---|---|
下塗り | 0.15~0.40 |
中塗り | 0.11~0.17 |
上塗り | 0.11~0.17 |
各工程で適切な塗布量を守ることで、理想的な塗膜を形成し、長持ちする美しい仕上がりを実現できます。
数値はあくまで目安であり、実際には塗料の種類や外壁の状態によって調整が必要です。
経験豊富なプロの施工者は、外壁の状態を見極めながら微調整を行い、最高な仕上がりを叶えてくれます。
塗布量計算時の注意点と失敗しないコツ
塗布量の基本と計算方法がわかったところで、より実践的な注意点とコツをお伝えします。
ポイントを押さえることで、プロ顔負けの外壁塗装が可能になります。
ロス率を考慮した計算
実際の塗装作業では、計算通りの塗料量では足りないことがあり、塗料のムラや飛散によるロスが発生するため、ロス率を考慮することが重要です。
一般的には、10~20%程度のロス率を見込んで塗料を準備するのが安全です。
例えば、計算上100kgの塗料が必要な場合、実際には110~120kgを準備しておけば、作業中に塗料が足りなくなるといったトラブルを防ぐことができます。
ロス率を考慮することが、スムーズな塗装作業につながります。
経験を積むことで、より精度の高いロス率の予測が可能になりますが、はじめのうちは多めに見積もり、実際の作業を通じて徐々に調整していくと良いでしょう。
外壁の状態による塗布量の調整
外壁の状態によっても、適切な塗布量は変わってきます。
劣化が進んだ外壁や、吸収性の高い素材は、外壁は塗料を多く吸収するため、通常よりも多めの塗布量が必要です。
新築や塗り替え回数が少ない場合は、外壁の状態が良好であるため、標準的な塗布量で十分なことが多いです。
外壁の状態に応じた塗布量の調整は、塗装の仕上がりを大きく左右します。
プロの施工者は、経験を基に外壁の状態を判断し、最適な塗布量を決定します。
DIYでの挑戦を検討する場合、外壁の状態を正確に判断するのは難しいです。
迷ったときは、専門家に相談しましょう。
経験豊富な専門家の意見を参考にすれば、より良い仕上がりを実現できます。
気象条件による影響を考慮
気温や湿度などの気象条件は、塗料の粘度や乾燥速度に影響を与え、結果として塗布量にも影響を及ぼします。
夏場は塗料が乾きやすいため、やや多めの塗布量を見込むのがポイントです。
逆に冬場は、標準的な塗布量で問題ないことが多いでしょう。
気象条件に応じた塗布量の調整は、プロの施工者でも常に注意を払う点です。
安定した仕上がりを実現するためには、天気予報をチェックし、作業日の気象条件を確認することが大切です。
状況に応じて塗布量を微調整できるよう、余裕を持って塗料を準備しておきましょう。
外壁塗装の塗布量に関するよくある質問
外壁塗装の塗布量について、よくある疑問にお答えします。
外壁塗装の塗布量についてより深い理解を得るための参考にしてください。
【Q1】DIYで外壁塗装する場合、塗布量はどう管理すればいい?
DIYで外壁塗装に挑戦する場合、塗布量の管理は特に重要です。
基本的には、メーカー推奨値を厳守するのがポイントです。
まずはメーカーの指示を確認しましょう。
具体的な管理方法としては、1m²あたりの塗料使用量を計算し、バケツやトレイに塗料を小分けして使う方法がおすすめです。
決められた面積を塗り終えるごとに使用量をチェックすることで、塗布量を管理しやすくなります。
塗装作業中は、こまめに塗料の使用量をチェックし、必要に応じて調整を行うことで均一な仕上がりを実現できます。
DIYでも、こまめなチェックと調整を行えば、プロ並みの塗布量管理が可能です。
慣れないうちは時間がかかりますが、丁寧に取り組むことが大切です。
不安な点がある場合は、専門家にアドバイスを求めるのも良いでしょう。
経験豊富なプロのアドバイスは、DIYの成功率を高めてくれます。
【Q2】塗布量が少なすぎた場合、どう対処すればいい?
塗布量が少なすぎたと気づいた場合、早めの対処が重要です。
完全に乾燥する前なら、すぐに追加塗装が可能です。
塗料が密着しやすく、きれいに仕上がります。
塗料が乾燥した後に不足に気づいた場合は、まず軽く研磨してから追加塗装を行うのが望ましいです。
研磨することで、表面が滑らかになり、追加の塗料がしっかりと密着します。
塗布量の不足に気づいたら、躊躇せずに追加塗装を行いましょう。
追加塗装の際も適切な塗布量を守ることが大切です。
過剰な塗布を避け、バランスの取れた塗膜を目指すことで、外壁の耐久性を高めることができます。
少々手間がかかっても、長期的に見れば外壁の保護と美観を維持するために重要な作業です。
【Q3】塗布量を正確に管理するための道具は何がおすすめ?
塗布量を正確に管理するには、いくつかの道具が役立ちます。
基本セットとして、以下の3つがおすすめです。
- デジタルスケール
- メジャー
- 計量カップ
塗料の重さや塗装する面積を正確に測定するために使用します。
さらに精密な管理を行いたい場合は、以下の道具も活用できます。
- 粘度計
- ウェットフィルムゲージ
粘度計は塗料の粘度を測定し、適切な塗布量と仕上がりを確認するのに便利です。
ウェットフィルムゲージは塗膜の厚さを測定する道具で、均一な塗布を確認できます。
ホームセンターや塗装専門店で購入可能です。
適切な道具を使うことで、塗布量管理の精度が向上し、美しく耐久性の高い仕上がりにつながります。
道具の選び方や使い方がわからない場合は、販売店のスタッフに相談するのがおすすめです。
適切な道具選びは、外壁塗装の成功への第一歩となるでしょう。
まとめ
外壁塗装の塗布量管理は、美観と耐久性を左右する重要な要素です。
適切な塗布量を守ることで、長期間の保護効果と美しい外観を実現できます。
専門家のアドバイスを活用することで、より確実に成功する外壁塗装が可能です。
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施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。
実績例
物件名 | 総戸数 | |
---|---|---|
三田エリア | ルナ三田フラワータウン | 60 |
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 | 82 | |
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア | 108 | |
ルナ三田ひばりが丘 | 149 | |
神戸エリア | パークヒル神戸小倉台 | 75 |
ルナ藤原台中町パークフロント | 82 | |
ルナ上津台 | 81 | |
ルナ北六甲116 クルムの街 | 116 | |
西神戸・ 阪神エリア |
ルナ西神中央 | 97 |
ルナ塚口 | 52 | |
ルナ昆陽池公園 | 51 | |
東大阪・ 北摂エリア |
ルナ南摂津 | 80 |
ルナ加納 | 71 | |
ルナ山本 | 57 | |
大阪市内・ 南大阪エリア |
ルナタウン島屋 | 55 |
ルナ城山公園 | 52 | |
ルナ東百舌鳥 | 109 | |
ルナ原山台 | 46 | |
京都エリア | ルナシティ同志社山手 | 237 |
街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。
商号 |
株式会社 創建 |
---|---|
創立 |
昭和58年3月1日 |
設立 |
昭和61年9月4日 |
資本金 |
8,000万円 |
代表者 |
代表取締役会長 吉村 孝文 代表取締役社長 吉村 卓也 |
執行役員一覧 |
執行役員 大下 憲二 執行役員 岡本 賢二郎 |
本社所在地 |
〒541-0047 |
東京支店所在地 |
〒101-0041 |
売上高 |
151.3億円(令和5年5月期) |
従業員数 |
従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期) |
事業内容 |
建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/ |
大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます
ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。
本社所在地
本社所在地 |
〒541-0047 |
---|
施工エリア
※別途、交通費が発生する場合があります。
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外壁塗装の参考文献
- 住宅リフォーム推進協議会
https://www.j-reform.com - 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
https://www.chord.or.jp/index.html?red_param=220106 - 一般社団法人日本塗装工業会
https://www.nittoso.or.jp - 一般社団法人外壁塗装協会
https://tosouginoushi.com