【目安は5年】鉄部の塗装は錆びる前が勝負？解説します | 大阪の外壁塗装業者なら創建ペイント(創ペン)

家を長持ちさせるには、外壁と同様に鉄部の塗装も大切です。
鉄部は錆びやすく、放置すると建物全体に悪影響を及ぼすため、早めの対策が重要です。

この記事では、鉄部塗装の適切な時期や必要性、鉄部塗装の正しい手順や注意点について詳しく解説します。
錆びる前に塗装することで、家の見た目と耐久性を長く保つ方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

創建ペイント
谷口 知史

・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

鉄部塗装のタイミングはいつがベスト？

鉄部塗装は建物のメンテナンスにおいて重要な役割を果たします。
適切なタイミングで塗装を行うことで、建物の美観を保ち、構造的な問題を防ぐことができます。
ここでは、鉄部塗装の最適なタイミングについて詳しく見ていきましょう。

鉄部塗装の目安は5年

鉄部塗装の塗り替え目安は、5年程度が一般的です。
しかし、環境や使用状況によって大きく変動する可能性があります。

海沿いの塩害地域では、塩分による腐食の影響が強いため、3年程度で塗り替えが必要になることもあります。
一方、内陸部では比較的穏やかな環境のため、7年程度持つケースもあるでしょう。
建物の立地条件や気候によって塗り替えの周期は変わってくるため、一律に5年と決めつけるのではなく、定期的な点検を行いながら適切なタイミングを見極めることが重要です。

錆びる前が塗装のベストタイミング

鉄部塗装において、最も重要なポイントは「錆びる前に塗装する」ことです。
錆びが発生する前に予防的に塗装を行うことで、鉄部の保護と長寿命化につながります。

錆びが出始めた段階で塗装を行う場合、処理に手間とコストがかかります。
さらに、錆びが進行してしまうと、塗装の効果が大幅に低下し、補修コストが増大する可能性もあります。
錆びの兆候を発見したら、すぐにプロに相談するのがおすすめです。
早め早めの対応が、家を長持ちさせる秘訣です。

塗膜の劣化サインを見逃さない

鉄部塗装のタイミングを見極める上で、塗膜の劣化サインを見逃さないことが重要です。
塗膜のひび割れ、はがれ、チョーキング現象（粉吹き）などが、劣化の代表的なサインとなります。

これらの兆候が見られた場合、塗り替えを検討する時期に来ているといえます。
特に、チョーキング現象は塗膜が紫外線や風雨にさらされて劣化し、表面が粉状になる現象で、塗膜の保護機能が低下している証拠です。
定期的な点検を行い、劣化サインを見逃さないよう注意を払うことが大切です。

鉄部塗装を先送りするとどうなる？

鉄部塗装は、「まだ大丈夫だろう」と先送りにしてしまいがちです。
しかし、適切なタイミングを逃すと、予想以上の問題が発生する可能性があります。
鉄部塗装を先送りした場合に起こりうる問題について詳しく解説します。

錆びの進行で補修コストが増大

鉄部塗装を先送りすると、最も懸念されるのが錆びの進行です。
錆びが進行すると、単なる塗装では済まなくなり、補修コストが大幅に増大する可能性があります。

錆びが進んだ鉄部を塗装する場合、まず錆び落とし作業が必要です。
時間とコストがかかるだけでなく、鉄部の厚みを減少させてしまう可能性もあります。

さらに、錆びの状態によっては、下地処理や専用のプライマー（下塗り塗料）の使用が必要になるため、工程が増え、結果的にコストが膨らんでしまいます。
最悪の場合、鉄部の腐食が進みすぎて、塗装では対応できず、部材の交換が必要になってしまうケースもあります。
こうなると、塗装に比べて格段に高額な費用が発生します。

建物の美観が損なわれる

鉄部の塗装を後回しにすると、建物の見た目が大きく損なわれる恐れがあります。
錆びや塗膜の傷みは、家全体の印象を左右し、資産価値も下げかねません。

玄関ドアや門など、よく目につく場所の劣化は特に注意が必要です。
見た目が悪くなるだけでなく、不動産としての価値まで下がる可能性があるからです。

会社の建物なら、外観の劣化は企業イメージダウンにつながります。
お客様や取引先に「メンテナンス不足」という悪い印象を与えてしまうかもしれません。

構造的な問題に発展するリスク

鉄部塗装を先延ばしにすると、見た目だけでなく建物の安全性まで脅かす恐れがあります。
鉄部が錆びて腐食が進むと強度が落ち、建物の安全性に影響します。

特に気をつけたいのは、手すりやフェンスです。
腐食で弱くなると、転落事故など重大な事故の危険性が高まります。

鉄骨造の建物では、主要な部分の腐食が建物全体の安全を危うくする可能性もあります。
こうした事態を防ぐには、定期的な点検と素早い対応が大切です。

鉄部塗装の正しい手順と注意点

鉄部塗装を効果的に行うためには、正しい手順と適切な注意点を押さえることが重要です。
ここでは、プロの視点から見た鉄部塗装の正しい手順と、作業時に気をつけるべきポイントについて詳しく解説します。

下地処理が塗装の仕上がりを左右する

鉄部塗装で最も大切な工程の一つが下地処理です。
適切な下地処理により、塗料の密着性が高まり、塗装の耐久性と見た目が格段に良くなります。

下地処理の主な作業は、錆び落とし、油分除去、研磨です。
丁寧に行えば、塗料が鉄部にしっかり付き、長期間保護効果を発揮します。

一方、下地処理が不十分だと、塗料の密着が悪くなり、早く劣化してしまいます。
特に錆び処理は重要です。見た目は綺麗になったように見えても、小さな錆びが残っていると、そこから再び錆びが広がる可能性があるため注意が必要です。

適切な塗料の選択がポイント

鉄部塗装の成功には、適切な塗料選びが欠かせません。
鉄部専用の塗料を使えば、天候や時間の影響に強い塗装ができます。

鉄部用塗料は普通の塗料より錆びに強く、密着します。
環境に合わせた選び方も大切です。
例えば、海の近くでは塩に強い塗料を選ぶと、塗装が長持ちします。

塗料の種類も豊富で、油性や水性、環境に優しいものなど色々あります。
建物の使い方や環境、予算を考えて、最適な塗料を選びましょう。

天候と気温に注意して塗装する

鉄部塗装を成功させるには、適切な環境での作業が大切です。
雨天や高湿度時の塗装は避け、適切な気温下で作業を行うことで、塗膜の耐久性を高めることができます。

雨の日や湿気の多い時に塗ると、塗膜が上手く乾かなかったり、くっつきが悪くなったりする可能性があります。
気温が低すぎたり高すぎたりしても、塗膜にとってよくありません。

一般的に、5℃より低いか30℃より高い時の塗装は避けた方がいいでしょう。
特に低温時は塗料の粘度が上がり、塗りむらが生じやすくなります。
高温時は塗料の乾燥が早すぎて、適切な塗膜が形成されない可能性があります。

鉄部塗装に関するよくある質問

鉄部塗装について、よくある質問と回答をまとめました。
参考にして、家にあった鉄部塗装の計画を立ててみてはいかがでしょうか。
分からないことがあれば、専門家に相談するのもおすすめです。

【Q1】DIYで鉄部塗装は可能ですか？

鉄部塗装を自分でやるか、プロに頼むかは、規模や重要度で決めるといいでしょう。
小さな塗装なら自分でもできますが、大きな部分や大切なところはプロに任せるのが安心です。

例えば、庭のフェンスや小さな門なら、自分で挑戦してもいいかもしれません。
失敗しても大きな問題にはなりにくいからです。
ただし、適切な道具や塗料を選び、下地をしっかり準備することが大切です。

一方、建物の主要な部分や広い範囲の塗装は、プロに頼むのがおすすめです。
専門的な技術や経験が必要な作業が多く、塗り方を間違えると早く傷んだり、すぐに塗り直しになったりする可能性があります。

【Q2】鉄部塗装の費用はどれくらいかかりますか？

鉄部塗装の費用は、規模や状態によって大きく異なります。
一般的な戸建住宅の場合、20万円～50万円程度が目安ですが、錆びの状態や塗装面積によって変動します。

費用はあくまで目安で、実際の費用は現地調査をしてみないと分かりません。
家の状態や塗装の範囲によって大きく変わることがあります。

費用が気になる方は、部分的な塗装から始めるのも一つの方法です。
例えば、最も傷みが激しい部分から順に塗装していくことで、費用を分散させることができます。
正確な費用を知りたい場合は、複数の業者に見積もりを依頼するのがおすすめです。

創建ペイントの公式サイトでは、見積もりやカラーシミュレーションを無料で試すこともできます。
費用について心配な方も、是非参考にしていただければ幸いです。

自宅の写真でカラーシミュレーションできる無料サービスも、ぜひご利用ください。

【Q3】鉄部塗装の耐用年数を延ばすコツはありますか？

定期的な清掃と点検、早めの補修対応が鉄部塗装の耐用年数を延ばす重要なコツです。
具体的には、以下のような対策がおすすめです。

• 定期的に清掃し、塩分や埃を落とす
• 小さな傷や錆びを見つけたら即座に補修
• 環境に合った耐久性の高い塗料を選ぶ
• 年1回程度、専門家による点検を実施
• 水がたまりやすい箇所の水はけを改善

このような対策を行うことで、鉄部塗装の耐用年数を大幅に延ばすことができます。
適切なメンテナンスは、長期的に見ればコスト削減にもつながります。

まとめ

鉄部塗装は建物の美しさと耐久性を保つ重要な作業です。
一般的には5年ごとが目安ですが、錆びが出る前に塗装するのが最も効果的で、塗膜の劣化サインを見逃さないことがポイントです。

適切な時期を逃すと、修理費用が増えたり、見た目が悪くなったり、最悪の場合は建物の構造にも影響が出かねません。
定期的な点検と早めの対応、適切な手入れを心がけることで、鉄部を長持ちさせ、建物全体の価値を保つことができます。
鉄部塗装は単に見た目を良くするだけでなく、建物の安全性と資産価値を守る大切な投資だと考えましょう。

創建ペイントでは、単なる塗り替えではなく、建物の価値を高める鉄部塗装を目指しています。
専門知識と技術を活かし、お客様の大切な建物を長く美しく保つお手伝いをさせていただきます。

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大切なお住まいに関するお悩みや、修理・メンテナンスなどでお困りの際は、ぜひ「創建ペイント」まで、お気軽にご相談ください。

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