【漆喰外壁】塗装・費用・汚れ対策まで徹底解説します
日本の建築文化に根ざした漆喰外壁は、長年にわたり多くの人々に愛用されてきました。
その独自の質感と優れた機能性は、現代の住宅設計においても高い評価を得ています。
この記事では、漆喰外壁の特徴から塗装方法、費用、維持管理まで、幅広く解説します。
漆喰外壁を検討している方はもちろん、既に漆喰外壁をお持ちの方にとっても有益な情報をお届けしますので、ぜひ参考にしてください。
漆喰外壁とは?特徴と魅力を徹底解説
漆喰外壁の魅力を理解するには、基本的な特徴を知ることが重要です。
漆喰外壁の特徴やメリット、デメリットについて詳しく見ていきましょう。
漆喰外壁の基本的な特徴
漆喰は、石灰、のり、繊維を混ぜた天然素材の塗り壁材です。
自然素材ならではの特性により、抗菌・防カビ効果が高く、調湿作用にも優れています。
漆喰は優れた耐火性を持ち、日本の伝統的な建築材料として古くから使用されてきました。
独特の風合いと機能性が、現代の住宅デザインにおいても高く評価されている理由となっています。
漆喰外壁の主なメリット
漆喰外壁の最大の魅力は、優れた機能性にあります。
特筆すべきは、空気清浄効果です。漆喰は有害物質を吸着・分解する能力を持ち、室内の空気質を大幅に改善します。
アレルギーや呼吸器疾患に悩む方にとって特に魅力的です。
自然素材を使用しているため、環境への負荷が少なく、シックハウス症候群のリスクも低減されます。
特に小さな子どもや高齢者のいる家庭にとっても安心です。
漆喰の独特な風合いは、和風から洋風まで幅広い建築様式に柔軟に対応しているためどんなデザインにも合わせやすいというメリットもあります。
汎用性の高さは、多様化する住宅デザインのニーズに応える点で高く評価されています。
経年変化による味わい深さも漆喰外壁の魅力の一つで、時間とともに深まる住まいの個性を楽しむことができるでしょう。
漆喰外壁のデメリット
漆喰外壁は、メリットだけでなくデメリットもあります。
最も注意すべき点は、耐久性です。
一般的に、漆喰外壁は約10年程度で塗り直しが必要で、他の外壁材と比べても頻度が高いといえるでしょう。
漆喰は水分を吸収しやすい性質があるため、適切な施工や定期的なメンテナンスを怠ると、雨漏りのリスクが高まります。
特に、高湿度の地域や雨の多い地域では、より慎重な管理が求められます。
漆喰の施工には熟練の技術が必要とされるため、初期費用が比較的高くなる傾向があるのもデメリットです。
メンテナンスにも専門知識が必要となるため、維持費用も考慮に入れる必要があります。
漆喰外壁の塗装方法と注意点
漆喰外壁の美しさと機能性を長く保つためには、適切な塗装方法と注意点を理解することが大切です。
ここでは、プロの施工手順やDIYの可能性、塗装時の注意点について詳しく解説します。
漆喰外壁の塗装手順
塗装手順 | 内容 | 注意点 |
---|---|---|
下地処理 | 古い漆喰除去、補修 | 丁寧な作業が重要 |
下塗り | 下地強化剤塗布 | 均一に塗ること |
中塗り | 漆喰塗布、表面整備 | 厚さの調整に注意 |
上塗り | 仕上げの漆喰塗布 | むらなく美しく |
漆喰外壁の塗装は、下地処理から始まり、下塗り、中塗り、上塗りと段階を踏んで行われます。
まず、古い漆喰を落とし、クラックや凹凸を補修します。
次に、下地強化剤を塗布し、その上に漆喰を塗り重ねていきます。
各工程で十分な乾燥時間を取ることが、美しい仕上がりと耐久性を確保するための重要なポイントです。
熟練の職人は、天候や気温、湿度などの環境要因を考慮しながら、最適な塗装のタイミングや方法を決めています。
DIYで漆喰塗装は可能?
漆喰塗装のDIYについては、慎重に判断する必要があります。
基本的には、プロによる施工がおすすめですが、小規模な補修や一部の塗り直しであれば、DIYも可能です。
専用の漆喰塗料キットを使用すれば、比較的簡単に施工できる場合もあります。
ただし、大規模な塗装や全面的な塗り直しは技術や専門道具が必要ですので、プロへの依頼がおすすめです。
漆喰塗装の注意点
漆喰塗装は、天候や気温に大きく左右されます。
適切な施工時期を選ぶことが、美しく仕上げるための重要なポイントです。
湿度が高すぎたり、気温が低すぎたりすると、塗装の仕上がりに悪影響を及ぼす可能性があります。
十分な養生期間を設けることも、漆喰の品質を保つ上で非常に重要です。
これらの点に注意を払いながら、慎重に施工を進めることが求められます。
漆喰外壁の費用相場と選び方のポイント
漆喰外壁の施工を検討する際、費用は重要な判断材料となります。
漆喰外壁の費用相場や、漆喰の種類による価格差、選び方のポイントについて詳しく解説します。
漆喰外壁の費用相場
一般的な戸建て住宅(約120㎡程度)の漆喰外壁施工費用は、100万円~200万円程度が相場です。
費用には、材料費、足場代、労務費などが含まれます。
ただし、高品質な漆喰を使用したり、複雑な施工を要する場合は、さらに高額になる可能性があります。
費用を抑えたい場合は、一部の壁面のみに漆喰を使用するなど、部分的な採用も検討する価値があるでしょう。
漆喰の種類による価格差
漆喰には、いくつかの種類があり、それぞれ価格が異なります。
伝統的な漆喰は最も高価で、1㎡あたり1万円以上するのに対し、既調合の漆喰は比較的安価で、1㎡あたり5,000円~8,000円程度です。
伝統的な漆喰は値段が高いですが、美しさと長持ちする性質は他の素材に比べて格段に優れています。
一方、既調合の漆喰は扱いやすく、DIYにも最適です。
調湿や消臭などの機能を付加した漆喰は、手が出しやすい価格になっています。
機能性を重視する場合は、こうした素材も選択肢に入れるとよいでしょう。
漆喰外壁選びのポイント
漆喰外壁を選ぶ際は、以下のポイントに注目してください。
- 【耐久性】高品質な材料を選び、耐用年数を確認する
- 【機能性】調湿効果や消臭効果など、求める機能を明確にする
- 【デザイン】和風、洋風、モダンなど、好みのスタイルに合わせて選ぶ
特に耐久性については、初期費用が高くても長期的には経済的になる可能性があるため、慎重に検討する必要があります。
漆喰の色や質感は、住宅全体の印象を大きく左右するポイントです。
サンプルを実際に見て触れるなど、十分な下調べを行うことをおすすめします。
漆喰外壁に関するよくある質問と回答
漆喰外壁は、美しさと機能性から多くの方に選ばれています。
ここでは、漆喰外壁に関するよくある質問と回答をまとめました。
【Q1】漆喰外壁の主な汚れの原因は?
漆喰外壁の主な汚れの原因には、雨水や湿気による変色、カビの発生、大気汚染物質の付着による黒ずみ、植物の花粉や虫の糞による汚れ、砂埃の付着などがあります。
特に雨水や湿気による影響は大きく、放置すると漆喰の劣化を早める原因となります。
そのため、汚れに対する早めの対策が重要です。
定期的な点検と清掃を行うことで、汚れによる被害を最小限に抑えることができます。
【Q2】漆喰外壁の汚れを予防する方法はある?
漆喰外壁を美しく保つためのお手入れ方法をご紹介します。
まず、定期的な清掃が大切です。年に1〜2回、柔らかいブラシや雑巾で軽く拭くだけでも効果があります。
漆喰の表面に撥水剤を塗布する撥水処理も効果的で、水や汚れの付着を防ぐだけでなく、漆喰の耐久性を高める効果もあります。
軒先を延長して雨水の直接的な影響を軽減したり、適切な換気で室内の湿度管理を行い結露を防いだりすることも重要です。
建物周辺の植物を適切に手入れすることで、花粉や落葉による汚れを減らすことができます。
特に撥水処理は、定期的に行うことをおすすめしますが、漆喰の通気性を損なわないよう、適切な製品を選択することが重要です。
【Q3】漆喰外壁の長持ちさせるコツは?
漆喰外壁を長持ちさせるためのコツはいくつかあります。
まず、3〜5年ごとに専門業者による定期的なメンテナンスを受けることです。
小さな問題が大きな損傷に発展する前に対処する早めの補修も欠かせません。
適切な換気による室内の湿度管理も外壁への負担を減らすのに効果的です。
日頃から外壁の状態を注意深く観察し、異常を感じたらすぐに専門家に相談することも大切です。
10〜15年を目安に全面的な塗り直しを検討するのも良いでしょう。
特に早めの補修は、漆喰外壁の寿命を延ばす上で非常に重要です。
小さなひび割れや剥がれでも放置せず、適切に対処しましょう。
適切なケアと定期的なメンテナンスで、漆喰外壁の美しさと機能性を長く保つことができます。
まとめ
漆喰外壁は、美しい風合いと優れた機能性から、多くの人々に愛されています。
汎用性も高く、多様化する住宅デザインのニーズにも応えられる優れた外壁です。
メンテナンスが大変というデメリットもありますが、適切な管理を行えば長期にわたって美しさと機能性を保つことができます。
外壁塗装をお考えの方は、ぜひ創建ペイントにご相談ください。
お客様のニーズに合わせた最適な外壁塗装プランをご提案いたします。
供給実績10,000戸超の実績を誇る「創建ペイント」は、家づくりに携わってきた施工力や、現場の品質管理のノウハウを元に、「高品質なのに低価格」の外壁塗装・屋根塗装サービスを提供しています。
また、お客様に安心してサービスをご利用いただくための保証制度もご用意しており、「自社による塗膜保証10年」・「メーカーによるシーリング保証5年付帯」と、自社保証だけでは不安という方にも安心頂けるように、オプションで「第三者機関による瑕疵保証と塗膜保証」に変更することも可能です。
全国にわずか5社しかない国土交通大臣指定の住宅瑕疵担保責任保険法人の2社と提携しており、「瑕疵保証の10年延長」や「補償限度額1,000万円」を実現していますので、万が一の際にも安心できる充実の保証体制です。
大切なお住まいに関するお悩みや、修理・メンテナンスなどでお困りの際は、ぜひ「創建ペイント」まで、お気軽にご相談ください。
創建ペイントの公式サイトでは、見積もりやカラーシミュレーションを無料で試すこともできます。
費用について心配な方も、是非参考にしていただければ幸いです。
自宅の写真でカラーシミュレーションできる無料サービスも、ぜひご利用ください。
関連コラム
-
【アスファルトシングル】屋根材の特徴は?メリット・デメリットを解説2024.11.29
-
カラーベスト屋根の劣化サインとは?修理費用や補修のタイミングを解説2024.11.29
-
【外壁カバー工法】外壁重ね張りの基礎知識から費用相場まで徹底解説2024.11.29
-
【ブロック塀塗装】知らないと失敗する塗装のコツと注意点を解説2024.11.29
-
外壁塗装の変色を防ぐには?耐候性の高い塗料と施工方法を解説2024.11.29
-
ビケ足場の平米単価は?適正価格で安全施工を実現する方法2024.11.29
-
アルミサッシ塗装で劣化防止!正しい手順と注意点を解説2024.11.29
-
防水保証の期間と適用条件は?安心できる保証内容を解説2024.11.29
-
【防犯対策】外壁塗装中の空き巣被害を防ぐための3つの対策2024.11.29
- 高品質・低価格な外壁塗装
- 保険会社の延長保証保険、
塗膜補償&自社保証のトリプル保証 - 創設75年以上×5万戸超の供給実績
お電話でのお問い合わせ
9:00~18:00
1983年創業、暮らしの
豊かさを追求しつづける
「創建」の供給実績。
創建が建ててきた1万戸以上の家は、異なる環境、立地条件で
一軒ずつ、お住まいになるご家族と真摯に向き合って建築した
住まいです。その実績、経験は常に次の住まいに活かされ、
施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。
実績例
物件名 | 総戸数 | |
---|---|---|
三田エリア | ルナ三田フラワータウン | 60 |
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 | 82 | |
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア | 108 | |
ルナ三田ひばりが丘 | 149 | |
神戸エリア | パークヒル神戸小倉台 | 75 |
ルナ藤原台中町パークフロント | 82 | |
ルナ上津台 | 81 | |
ルナ北六甲116 クルムの街 | 116 | |
西神戸・ 阪神エリア |
ルナ西神中央 | 97 |
ルナ塚口 | 52 | |
ルナ昆陽池公園 | 51 | |
東大阪・ 北摂エリア |
ルナ南摂津 | 80 |
ルナ加納 | 71 | |
ルナ山本 | 57 | |
大阪市内・ 南大阪エリア |
ルナタウン島屋 | 55 |
ルナ城山公園 | 52 | |
ルナ東百舌鳥 | 109 | |
ルナ原山台 | 46 | |
京都エリア | ルナシティ同志社山手 | 237 |
街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。
商号 |
株式会社 創建 |
---|---|
創立 |
昭和58年3月1日 |
設立 |
昭和61年9月4日 |
資本金 |
8,000万円 |
代表者 |
代表取締役会長 吉村 孝文 代表取締役社長 吉村 卓也 |
執行役員一覧 |
執行役員 大下 憲二 執行役員 岡本 賢二郎 |
本社所在地 |
〒541-0047 |
東京支店所在地 |
〒101-0041 |
売上高 |
151.3億円(令和5年5月期) |
従業員数 |
従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期) |
事業内容 |
建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/ |
大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます
ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。
本社所在地
本社所在地 |
〒541-0047 |
---|
施工エリア
※別途、交通費が発生する場合があります。
- 大阪
-
岸和田市
豊中市
池田市
吹田市
泉大津市
貝塚市
守口市
茨木市
泉佐野市
富田林市
寝屋川市
河内長野市
松原市
大東市
箕面市
柏原市
羽曳野市
門真市
摂津市
高石市
藤井寺市
泉南市
四條畷市
交野市
大阪狭山市
阪南市
- 兵庫
-
西宮市
洲本市
芦屋市
伊丹市
相生市
豊岡市
加古川市
赤穂市
西脇市
三木市
高砂市
小野市
加西市
篠山市
養父市
丹波市
南あわじ市
朝来市
淡路市
宍粟市
加東市
たつの市
市川町
- 京都
-
福知山市
舞鶴市
綾部市
宇治市
宮津市
亀岡市
城陽市
向日市
長岡京市
八幡市
京田辺市
京丹後市
南丹市
木津川市
- 奈良
-
大和高田市
大和郡山市
天理市
橿原市
桜井市
五條市
御所市
生駒市
香芝市
葛城市
宇陀市
下市町
- 和歌山
-
海南市
橋本市
有田市
御坊市
田辺市
新宮市
紀の川市
岩出市
外壁塗装の参考文献
- 住宅リフォーム推進協議会
https://www.j-reform.com - 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
https://www.chord.or.jp/index.html?red_param=220106 - 一般社団法人日本塗装工業会
https://www.nittoso.or.jp - 一般社団法人外壁塗装協会
https://tosouginoushi.com