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外壁塗装は塩害対策が必須!被害を防ぐためのポイントとおすすめ塗料を徹底解説

更新日2024年6月28日

「塩害」とは、海風に含まれる塩分が建物の外壁に付着し、劣化を引き起こす現象です。
特に海沿いの地域では、塩害による外壁の劣化が深刻な問題となります。
塩害は外壁塗装の剥がれ、錆びや腐食の進行、コンクリートの劣化などの被害を引き起こすため、対策が欠かせません。

この記事では、塩害の影響と対策について詳しく解説します。
日々のメンテナンスや塗装選びのポイント、外壁を守るための具体的な対策も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

塩害(えんがい)って何?外壁に与える影響を知ろう

沿岸沿いに住む人にとって、塩害は無視できない問題です。
外壁塗装を検討する上で、塩害の影響を知っておくことは非常に重要です。
塩害の基本や、外壁に与える具体的な影響を解説します。

塩害(えんがい)とは何か?

塩害とは、海風に含まれる塩分が建物の外壁に付着し、劣化を引き起こす現象です。
特に海岸から数キロ圏内の地域で発生しやすく、海風にのって運ばれる塩分が壁に積もると、時間をかけて建材内部に浸食します。

塩分が建材内部に浸食すると、金属部分が錆びるだけでなく外壁そのものが弱くなってしまいます。
塩分は湿度を吸いやすいため、建材が常に湿った状態になりやすいです。
湿気がさらなる劣化を加速させ、コンクリートなどの劣化も進行しやすくなります。

塩害が外壁に与える具体的な影響

塩害による外壁の劣化は、見た目の問題だけでなく建物の耐久性にも大きな影響を与えます。

塗装面に塩分が付着すると塗装の劣化が早まり外壁の塗膜が剥がれやすくなります。
美観を損ねるだけでなく建物全体の防水機能も低下します。
金属部分では錆びが発生しやすくなり、錆びついた金属は強度を失い、建材ももろくなってしまうでしょう。

塩分が内部に浸透すると鉄筋が錆びてコンクリートが膨張し、ひび割れを引き起こす可能性もあります。
放置すると建物全体の構造に影響を及ぼし、大規模な修繕が必要になってしまいます。

塩害の進行速度と被害の大きさ

塩害の進行速度と被害の大きさは、地域の環境条件によりますが、特に海風の強さや頻度、湿度などが影響し、数年で目に見える劣化が発生することがあります。

湿気が多い地域でも塩害の進行は早いです。
塩害は放置すると建物の耐久性を著しく低下させ、外壁だけでなく、屋根や基礎などの部分にも塩害が及びかねません。
塩害の被害を避けるためには、早めの対策が重要です。

塩害対策のためにできること

塩害による被害を防ぐには、さまざまな対策方法があります。
定期的な洗浄や防塩塗料の使用、塩害に強い外壁材などを選ぶのも有効です。
塩害から大切な建物を守るための効果的な塩害対策をご紹介します。

【対策1】定期的な洗浄

塩害対策の基本は、定期的な洗浄です。
外壁に付着した塩分を定期的に洗い流すことで、塩害の進行を遅らせることができます。
特に海岸沿いの地域では、高圧洗浄機を使うと効率的に塩分を除去することが可能です。

洗浄を怠ると、塩分が蓄積し、外壁や建材の内部に深刻なダメージを与える原因になります。
洗浄の頻度は地域の環境によりますが、年に数回は行うことをおすすめします。
定期的な洗浄を行うことで、外壁の美観を保ちつつ、塩害のリスクを大幅に減らすことができるでしょう。

【対策2】防塩塗料の活用

防塩塗料の使用も塩害対策において効果的です。
防塩塗料は塩分から外壁を守る働きがあります。
特にフッ素系やシリコン系の塗料は防塩効果が高いため、多くの専門業者が推奨しています。

フッ素系塗料は耐用年数が長く、耐候性にも優れているため、外壁の長期間の保護に最適です。
シリコン系塗料はコストパフォーマンスの高さや一定の防塩効果から、予算に応じた選択が可能です。
耐候性や耐久性に優れた塗料を適切に使用することで、長期間にわたって外壁を保護します。

【対策3】塩害に強い外壁材選び

塩害対策には外壁材の選定も重要です。
塩害に強い外壁材を選ぶことで、外壁の耐久性を高められます。
アルミやガルバリウム鋼板などの金属系外壁材は、塩害に対して非常に強く、長期間の使用にも耐えられます。
また、セメントボードや特定の合成樹脂材料も、塩害に対する耐性が高い素材です。

外壁材を選定する際には、地域の環境条件や予算を考慮に入れることが重要です。
塩害対策に適した外壁材を選べば、建物全体の寿命を延ばすことができます。

塩害に強いおすすめの塗料

海沿いの地域では、塩害による外壁の劣化が非常に深刻です。
塩害対策には、防塩塗料の使用もおすすめです。
外壁を塩害から守るためにおすすめの塗料についてご紹介します。

塗料の種類 メリット 耐用年数
フッ素系塗料 ・耐候性と耐久性が高い
・メンテナンス不要
15~20年
シリコン系塗料 ・耐候性と耐久性が高い
・防水性が高い
・メンテナンスの頻度が低い
10~15年
セラミック系塗料 ・防汚性と耐久性が高い
・傷つきにくい
・塩分や汚れがつきにくい
・断熱性が高い
10~15年

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

フッ素系塗料の特徴とメリット

フッ素系塗料は、外壁の塗装として非常に高い耐候性と耐久性を誇ります。
塩害対策としては、フッ素系塗料が最も効果的だと多くの専門家が推奨しています。
塩害に対する優れた耐性を持ち、海沿いの地域でも長期間にわたり外壁を保護することができるのが魅力的です。
耐用年数は15年〜20年と長く、期間中はほとんどメンテナンスが不要で、コストパフォーマンスも良好です。

紫外線や酸性雨にも強い性能を持っているため、様々な環境下で安心して使用できます。
高耐久性のフッ素樹脂が配合されており、色あせや劣化が少なく、美しい外観を長く維持できます。

シリコン系塗料の特徴とメリット

シリコン系塗料は、フッ素系塗料に次ぐ高い耐候性と耐久性を持ち合わせています。
コストパフォーマンスが非常に高く、比較的手ごろな価格で塩害対策が可能なため、多くの家庭や企業で採用されています。
耐用年数も10年〜15年と耐久性も充分です。

シリコンの成分により防水性が高いため、雨水や湿気から建物をしっかりと守ることができます。
紫外線に対しても強く、色あせや劣化を防ぐ効果も期待できます。
メンテナンスの頻度を抑えつつ、建物の美観を保ちたい方にはシリコン系塗料が最適と言えるでしょう。

セラミック系塗料の特徴とメリット

セラミック系塗料は、防汚性と耐久性に非常に優れた塗料で、塩害対策としても効果的です。
セラミック微粒子を含んでいるため、表面が非常に滑らかで汚れがつきにくい特性を持っています。
そのため、塩分や汚れが付きにくく、外壁の劣化を防ぐことができます。

耐用年数は10年〜15年であり、適切にメンテナンスすればさらに長持ちさせることも可能です。
セラミックの特性として断熱性も高いため、夏の暑さや冬の寒さから建物を守る効果もあります。
セラミック系塗料を選択する際は、建物の立地条件や既存外壁材の状態を考慮し、適切な製品と施工方法を選択しましょう。

塩害対策に関するよくある質問と回答

塩害対策に関するよくある質問と回答をまとめました。
塩害対策については、多くの人が疑問や不安を抱えているはずです。
効果的な塩害対策を行い、建物を美しく保つための参考にしてください。

【Q1】塩害対策として最も効果的な方法は何ですか?

塩害対策として最も効果的なのは、専用の防塩塗料の使用と定期的な洗浄の実施です。
塩分が外壁に長時間留まるのを防ぎ、劣化の進行を大幅に遅らせることができます。

防塩塗料は耐候性が非常に高く、塩害に強い成分を含んでいるため、海風の影響を受けにくくします。
定期的に高圧洗浄などで塩分を洗い流せば、外壁の寿命を延ばすことも可能です。
これらの対策を組み合わせれば、塩害の影響を最小限に抑えることができるでしょう。

【Q2】塩害が進行してしまった場合の対処法は?

もし塩害が進行して外壁が劣化してしまった場合は、早急に劣化部分を補修し、防塩塗料で再塗装を行う必要があります。
劣化した部分は塗膜の剥がれやコンクリートのひび割れが進行している可能性が高いため、放置すると建物の構造自体に悪影響を及ぼします。
まず、劣化部分をしっかりと補修し、その上で塩害対策に優れた防塩塗料を使用して再塗装を行いましょう。

補修や再塗装は、専門の業者に相談するのがベストです。
確実な補修と適切な再塗装が行われるため建物の寿命を大幅に延ばすことが可能です。

【Q3】塩害対策にかかる費用はどのくらい?

塩害対策にかかる費用は、使用する塗料の種類や施工面積により異なりますが、数万~数十万かかるのが一般的です。
防塩塗料の中でも、フッ素系やシリコン系、セラミック系といった高耐久の塗料を選ぶと、初期費用は高めになりますが、その分メンテナンス頻度を減らせます。

定期的な洗浄や補修作業も含めると、トータルコストはさらに増えることも考えられます。
しかし、塩害による大規模な修繕を避けるための予防措置と考えると、長期的には経済的です。
定期的なメンテナンスも計画に組み入れることで、費用対効果を高められます。

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費用について心配な方も、是非参考にしていただければ幸いです。

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まとめ

塩害対策は、建物の寿命を延ばし美観を保つために欠かせません。
特に海岸近くは塩分による劣化が早まりますので、定期的な洗浄や防塩塗料の使用が効果的です。
適切な塗料選びと定期的なメンテナンスで、劣化を防ぎましょう。

塩害対策に関するご相談は、実績豊富な創建ペイントにお任せください。
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コラム運営者
創建ペイント事務局

創建ペイントは、創建グループの「創建」「小林住宅」が培ってきたハイレベルな施工品質による外壁や屋根の塗装工事を行う外壁塗装専門の事業です。
自らが建てた家はもちろん、他社で建てられた家についても、その高いメンテナンス技術を惜しみなく提供いたします。
本コラムは創建ペイントが運営する外壁塗装に関するお役立ちコラムです。

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1983年創業、暮らしの
豊かさを追求しつづける
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創建が建ててきた1万戸以上の家は、異なる環境、立地条件で
一軒ずつ、お住まいになるご家族と真摯に向き合って建築した
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施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。

創建供給実績
10,000戸超

※2023年8月現在

実績例

※2023年8月現在
物件名 総戸数
三田エリア ルナ三田フラワータウン 60
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 82
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア 108
ルナ三田ひばりが丘 149
神戸エリア パークヒル神戸小倉台 75
ルナ藤原台中町パークフロント 82
ルナ上津台 81
ルナ北六甲116 クルムの街 116
西神戸・ 
阪神エリア
ルナ西神中央 97
ルナ塚口 52
ルナ昆陽池公園 51
東大阪・ 
北摂エリア
ルナ南摂津 80
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ルナ山本 57
大阪市内・ 
南大阪エリア
ルナタウン島屋 55
ルナ城山公園 52
ルナ東百舌鳥 109
ルナ原山台 46
京都エリア ルナシティ同志社山手 237

街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。

商号

株式会社 創建

創立

昭和58年3月1日

設立

昭和61年9月4日

資本金

8,000万円

代表者

代表取締役会長 吉村 孝文

代表取締役社長 吉村 卓也

執行役員一覧

執行役員 大下 憲二

執行役員 岡本 賢二郎

本社所在地

〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
詳しい地図はこちら

東京支店所在地

〒101-0041
東京都千代田区神田須田町1丁目16番5号
ヒューリック神田ビル6階
Tel:03-5209-5505 Fax:03-5295-2030
詳しい地図はこちら

売上高

151.3億円(令和5年5月期)

従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

事業内容

建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
建築総合請負/設計監理に関する業務/リフォーム事業/外壁塗装事業

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大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます

ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

大阪府と創建・小林住宅の連携協定
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本社所在地

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〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
大阪府知事登録(ト)第13668号/東京都知事登録 第59802号

施工エリア

施工エリア 関西二府四県

施工エリア 東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城

※別途、交通費が発生する場合があります。

外壁塗装の参考文献