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外壁塗装で使われるプライマーとは?種類と選び方のポイントを徹底解説します

更新日2024年6月28日

外壁塗装で仕上がりを美しく長持ちさせるために欠かせないのが「プライマー」です。
塗装の下地処理として使用され、上塗りの密着性を高めたり、塗料の耐久性を向上させるのに役立ちます。
しかし、プライマーという言葉を聞いた事がない人も多いはずです。

この記事では、外壁塗装におけるプライマーの基本的な役割、種類や選び方のポイントについて解説します。
どのようなプライマーを選ぶのが最適か参考にしてください。

この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

プライマーって何?外壁塗装における役割を解説

外壁塗装を長持ちさせるためには、プライマーの役割が非常に重要です。
プライマーとは何なのか、どんな役割を果たしているのかを理解することで、外壁塗装の品質を高められます。
プライマーについて詳しく見ていきましょう。

プライマーの基本的な役割

プライマーとは、塗料の下地処理に使用される塗料の一種です。
塗料の下地に塗ることで密着性を高め、剥がれにくくする役割があります。
塗料の寿命を延ばす効果もあり、外壁の耐久性が向上し、美観を保つことができます。

下地を保護することで外壁自体の劣化を防ぐことも可能です。
他にも、吸水防止や防錆効果なども期待できます。
プライマーを正しく使用し、塗装のトラブルを防ぎましょう。

プライマーの種類と用途

プライマーには、大きく分けて水性プライマーと油性プライマーの2種類があります。
水性プライマーは、低臭で環境に優しい点が特徴です。
乾燥が早く、施工もしやすいので、コンクリートやモルタルの下地に使用されることが多いです。

油性プライマーは耐久性に優れており、金属や木材の下地に適しています。
乾燥時間は長いものの、その分しっかりと密着するため、屋外での使用に向いています。
用途に応じて適切なプライマーを選ぶことが大切です。

プライマーを使うメリット

プライマーを使用することには多くのメリットがあります。

プライマーを使用すると塗料の密着性が向上するため、塗装の仕上がりが良くなります。
下地を保護し、錆びや腐食を防ぐ効果も期待できます。

塗料の発色も良くなるため、美観の維持にも効果的です。
外壁塗装の品質を一段と向上させるさまざまなメリットがあります。
プライマーは塗装工程に欠かせない存在であり、長持ちする外壁を実現するために重要な役割を担っているのです。

プライマーの種類とその特徴

プライマーには種類があり、それぞれ特徴が異なります。
水性プライマー、油性プライマーだけでなく、特殊な用途に応じたプライマーもあります。
それぞれの特徴を理解し、適切なプライマーを選ぶことが大切です。詳しく見ていきましょう。

種類 特徴 おすすめの素材
水性プライマー ・環境に優しい
・低臭
・環境への不可が少ない
・乾燥時間が長い
・洗い流しやすい
・後片付けが簡単
・サイディング
・アルミ
・トタン、など
油性プライマー ・耐久性が高い
・劣化が多いときに使う
・浸透性が高い
・乾燥時間が短い
・臭いが強い
・モルタル
・コンクリート
・窯業系サイディング、など
特殊プライマー ・エポキシプライマーやシリコンプライマーなどがある
・防錆効果がある
・金属部はの密着性が高い
鉄部・鋼板などの金属部分

水性プライマーの特徴

水性プライマーの最大の特徴は、環境に優しいことです。
低臭であり、環境への負荷が少ないため、エコロジー志向の方にもおすすめです。
浸透しにくいため、劣化の少ないサイディングボードやアルミなどの素材への使用に適しています。

洗い流しやすく後片付けも簡単ですが、他のプライマーに比べて乾燥に時間がかかるため、工期が延びる可能性もあります。
劣化や損傷がひどい下地への使用は不向きです。

油性プライマーの特徴

油性プライマーは、浸透性が高いという特徴があります。
高い浸透性は、コンクリートやモルタルなどの表面を塗装するのに適しています。
耐久性が高く、劣化が進行している場所への使用もおすすめです。

乾燥時間も短いため、工期を短縮したいときにも使われます。
水性プライマーに比べて幅広い素材に使用できますが、塗装中に悪臭がするというデメリットもあります。

特殊プライマーの種類

特殊プライマーには、エポキシプライマーやシリコンプライマーなどがあります。
エポキシプライマーは防錆効果に優れており、特に金属表面の下地として使用されることが多いです。
錆びや腐食から守ってくれるため、長期間の耐久性も期待できます。

一方、シリコンプライマーは耐候性が非常に高く、厳しい天候条件にさらされる環境でも効果を発揮します。
建材とシーリング剤の付着性を確保し、シーリング材の剥離を防ぐことが可能です。
他にも特殊用途に応じたプライマーがあり、それぞれのニーズに合わせて選ぶことが大切です。
特殊プライマーを選択する際は、プロのアドバイスを参考にしましょう。

プライマーの選び方のポイント

プライマーを選ぶ際には下地の材質や塗装環境、施工のしやすさを考慮する必要があります。
ポイントを押さえることで、塗料の性能を最大限に引き出し、外壁塗装の品質を高めることができます。
選び方のポイントについて見ていきましょう。

【ポイント1】下地の材質に合わせて選ぶ

プライマーを選ぶ際には、下地の材質を確認することが大切です。
水性プライマーは、サイディングボードやアルミ、トタンなどの素材に適しています。
環境に優しいですが、乾燥時間が長めなので作業に時間が必要です。

金属や木材には油性プライマーが適しています。
油性プライマーは、金属に使用すると錆びにくくなる特性があり、木材には高い耐久性を持たせることができます。
モルタルやコンクリートなどの下地にぴったりです。
下地の材質に適したプライマーを選ぶことで、塗料の密着性を高めるだけでなく、塗装面の耐久性向上に繋がります。

【ポイント2】塗装環境を考慮する

プライマーを選ぶ際には、塗装環境も考慮しましょう。
気温や湿度が塗装結果に与える影響は大きく、適切なプライマーを選ばないと、乾燥時間が異なったり、塗料の性能が十分に発揮されなかったりします。

低温や高湿度の環境では乾燥時間が延びることもあるので、環境に適したプライマーを選びましょう。
風が強い場所や直射日光が当たりやすい場所では、乾燥が早すぎて作業がしづらくなることもあります。
環境に合ったプライマーを選ぶことが塗装を成功させるポイントです。

【ポイント3】施工のしやすさをチェック

プライマーを選ぶ際は、施工のしやすさも重要なポイントです。
乾燥時間や塗布の方法、必要な下地処理の手間なども確認しておきましょう。
例えば、乾燥が早い油性プライマーは、作業のスピードを上げることができるため、施工がしやすい場合があります。

塗布方法や塗料の特性によっては、専用の器具や技術が必要なケースもあるので、事前に確認しておくことが大切です。
施工業者と相談しながら、最適なプライマーを選ぶことで、スムーズな作業と高品質な仕上がりを実現できます。

プライマーに関するよくある質問と回答

外壁塗装にはプライマーが欠かせませんが、プライマーについての悩みや疑問を抱えている人も多いはずです。
ここでは、プライマーに関するよくある質問と回答をまとめました。
プライマーを塗らない場合はどうなるのか、DIYでもできるのかについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

【Q1】プライマーを塗らないとどうなる?

プライマーを塗らない場合、塗料の密着性が低下し、結果的に塗料が剥がれやすくなります。
外壁塗装の目的は、外壁を保護し長持ちさせることなので、塗料が剥がれてしまっては外壁の耐久性も低下します。

塗料が均一に塗れずムラができやすくなるため、見栄えが悪くなる可能性もあります。
外壁塗装の持ちが悪くなり、短期間で再塗装が必要になってしまうかもしれません。
プライマーは外壁塗装において非常に重要な役割を果たしていることがわかります。

【Q2】プライマーの乾燥時間はどのくらい?

プライマーの乾燥時間は種類や塗布環境によって異なりますが、一般的には1~3時間程度と言われています。
油性プライマーは乾燥が早く、30~60分程度で次の重ね塗りが可能です。
一方、油性プライマーは3~4時間の乾燥時間が必要です。

湿度や気温などの塗布環境においても、乾燥時間は前後します。
乾燥時間をしっかり守れば、塗料の性能を最大限に発揮させることができます。

【Q3】プライマーはDIYでも使える?

プライマーはDIYでも使用できます。ホームセンターや専門店で手に入り、使い方も比較的簡単です。
ただし、正しい塗布方法を守らなければなりません。

たとえば、塗装面の清掃や下地の処理、適量の塗布などの工程は重要です。
乾燥時間を守らないと塗料の性能が発揮できず、剥がれやすくなったり見栄えが悪くなることもあります。
さらに高所作業となると、安全にも配慮しなければなりません。
失敗を防いだり安全性のためにも、信頼できるプロの業者に依頼するのがおすすめです。

まとめ

外壁塗装の際に非常に重要な存在であるプライマー。プライマー選びは、塗装の効果を左右する大事なポイントです。
水性や油性だけでなく、特殊なプライマーも選択できます。

塗料の密着性を高め、長もちさせるためには、どんなプライマーを選ぶかが大切です。
プライマーや外壁塗装でお悩みの際は、当社「創建ペイント」までお気軽にご相談ください。

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本コラムは創建ペイントが運営する外壁塗装に関するお役立ちコラムです。

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実績例

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ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア 108
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南大阪エリア
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街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。

商号

株式会社 創建

創立

昭和58年3月1日

設立

昭和61年9月4日

資本金

8,000万円

代表者

代表取締役会長 吉村 孝文

代表取締役社長 吉村 卓也

執行役員一覧

執行役員 大下 憲二

執行役員 岡本 賢二郎

本社所在地

〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
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Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
詳しい地図はこちら

東京支店所在地

〒101-0041
東京都千代田区神田須田町1丁目16番5号
ヒューリック神田ビル6階
Tel:03-5209-5505 Fax:03-5295-2030
詳しい地図はこちら

売上高

151.3億円(令和5年5月期)

従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

事業内容

建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
建築総合請負/設計監理に関する業務/リフォーム事業/外壁塗装事業

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大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます

ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

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大阪府知事登録(ト)第13668号/東京都知事登録 第59802号

施工エリア

施工エリア 関西二府四県

施工エリア 東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城

※別途、交通費が発生する場合があります。

外壁塗装の参考文献