外壁塗装を3回塗りする理由とは│効果と耐久性も詳しく解説 | 大阪の外壁塗装業者なら創建ペイント(創ペン)

築年数が経過すると、外壁の色褪せやひび割れが気になってくる方も多いのではないでしょうか？
そこで重要となるのが、外壁塗装です。
外壁塗装は住まいの美観や耐久性に大きな影響を与える、重要なリフォームです。

しかし、どのように塗装を行うかによって仕上がりに大きな違いが生まれます。
実は、外壁塗装を長持ちさせ、美しい外観を保つためには3回塗りが効果的です。

この記事では、3回塗りを行うことで得られる効果について詳しく解説します。
3回塗りの具体的な流れや塗料の選び方、よくある質問にもお答えします。
美観と耐久性を両立したい方は必見ですので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

創建ペイント
谷口 知史

・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

外壁塗装における3回塗りの基本とは？

外壁塗装における3回塗りは「下塗り、中塗り、上塗り」の3段階で行う手法です。
それぞれの工程が、外壁の保護や美観の向上に大きな役割を果たすのです。
ここでは3回塗りの流れや塗料の選び方について解説します。

3回塗りの流れ

3回塗りの塗装は、まず下塗りから始めます。
下塗りは下地を整える重要な工程で、壁面の凹凸を修正し、次の塗料をしっかりと付着させるのに効果的です。

次に中塗りを行い、塗膜の厚みを確保します。
中塗りによって外壁の強度が大幅に向上するため、長期間の保護が可能になるのです。
最後に上塗りで外観の仕上げとして光沢や色味を整えます。

特に上塗りの仕上がりは、最終的な見た目と保護効果に大きく影響するため、重要な工程です。
良質な仕上がりを実現するために、各工程について正確かつ丁寧に作業を行うことが求められます。

塗料の選び方

塗料の選び方も重要なポイントです。
一般的には、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素といった種類があります。
それぞれの特徴を押さえて、適切な塗料を選びましょう。

どの塗料を選ぶかは予算や目的によって異なりますが、使用環境や期待する耐久年数を考慮しながら選ぶのが重要です。
特にシリコンやフッ素塗料は少し高額ですが、その分の価値があります。

なぜ3回塗りが推奨されるのか

3回塗りが推奨されるのは、塗膜が厚くなることで耐久性が大幅に向上するからです。
1回塗りや2回塗りでは、どうしても塗膜が薄くなりがちで、時間とともに劣化が進みやすくなります。

3回塗りを行うことで塗膜が均一に形成され、外壁がしっかりと保護されるため、長期間にわたり美観を保つことが可能です。
塗料の密着性が高まり、剥がれやすさが軽減されるというメリットもあります。
外壁塗装の3回塗りは、さまざまな理由から最も信頼できると言われている方法なのです。

3回塗りによる美観効果

外壁塗装の3回塗りは、美しい仕上がりを実現するために欠かせない手法です。
塗膜が均一に形成されることでムラや刷毛跡がなくなり、色持ちや汚れにくさといった美観の向上にもつながります。
美観についての具体的な効果を見ていきましょう。

均一で美しい仕上がり

3回塗りの最大の特徴は、塗膜が均一に形成されることです。
ムラや刷毛跡が少なく、美しい仕上がりが期待できます。
特に上塗りの工程は、高品質な塗料を使用することで色味や光沢が一段と鮮やかになります。

丁寧で美しい施工は、職人の技術が求められるポイントです。
外壁全体に均一に塗布することで、どの角度から見てもキレイな仕上がりになります。
均一な仕上がりは、建物の価値を高めてくれるでしょう。

色持ちの良さ

3回塗りは、色持ちの良さも大きなメリットです。
中塗りと上塗りを組み合わせることで外壁の色が長持ちします。
塗膜が厚く形成されれば、紫外線や雨風による色褪せがしにくくなるからです。
工程が不十分だと塗料の機能が十分に発揮されず、外壁の劣化が早まったり、美観を損ねる原因になってしまいます。

美しい色を長期間維持できるということは、建物全体の外観が常に新しい状態を保てるということです。
デザイン性を重視する建物においては特に大きなメリットといえるでしょう。

汚れにくさ

3回塗りを行うことで、塗膜の表面が滑らかになり、汚れにくくなるという特徴があります。
上塗りに防汚性能のある塗料を使用することで、長期間にわたり美観を保つことができます。

外壁塗装は汚れにくさを重視したい方も多いはずです。
3回塗りをすれば雨や風による汚れも付きにくく、定期的なメンテナンスの手間も軽減します。
表面が滑らかであり、簡単に汚れを拭き取ることができるため、日常的な清掃も簡単になるでしょう。

3回塗りによる耐久性の効果

3回塗りの塗装は、外壁の耐久性の大幅な向上も期待できます。
耐久性の効果には、次のようなものが挙げられます。

• 【1】防水性能の向上
• 【2】耐候性の向上
• 【3】長期間の保護効果

それぞれの特長を詳しく解説します。なぜ3回塗りが推奨されるのか参考にしてください。

【1】防水性能の向上

外壁の防水性能は、建物の長寿命に欠かせないポイントです。
3回塗りの塗装工程では、最初に下塗りが行われ、外壁の微細な隙間を埋め、中塗りと上塗りのための土台を作ります。

中塗りをすると塗膜の厚みが加わり、防水層が確保されます。
上塗りは外観の美しさを保ちながら外壁をしっかり保護するための最終的な仕上げです。
雨水の侵入を防ぐ効果が高まり、建物内部への影響を抑えられます。

【2】耐候性の向上

3回塗りの塗装は、耐候性を飛躍的に向上させます。
耐候性とは、紫外線や雨風などの自然環境に対する耐性のことです。
特に、中塗りと上塗りの層は外壁に直接触れるため、紫外線や気温の変動、強風や雨の影響を受けやすい部分です。

中塗りで耐久性を確保し、上塗りでは高耐候性の塗料を使用することで、外壁の劣化を防ぎます。
長期間に渡って建物の美観と機能を維持する上で、3回塗りの工程が重要な役割を果たしているのです。

【3】長期間の保護効果

3回塗りの最大のメリットは、外壁を長期間保護できる点です。
塗膜が厚くなることで、物理的なダメージや気候の変化から外壁を守るバリアが強化されます。

特に、中塗りと上塗りの重ね塗りで、塗膜の密度と強度が増し、外壁の寿命を延ばす効果があります。
定期的なメンテナンスの回数を減らすことができ、長期的なコスト削減にもつながるのです。
建物を長持ちさせたいならば、3回塗りの塗装が最適です。

外壁塗装に関するよくある質問と回答

外壁塗装の3回塗りについてのよくある質問と回答をまとめました。
塗装工事の期間や費用、2回塗りとの違いなど、気になる疑問を解決します。
計画や予算の参考にしてみてください。

【Q1】3回塗りの塗装工事にはどのくらいの期間がかかりますか？

一般的な戸建て住宅の場合、3回塗りの塗装工事に必要な期間は、おおよそ1～2週間程度です。
具体的な日数は、天候や施工条件に大きく影響されます。

塗装で大事なのは乾燥であり、3回塗りの場合は各層の塗料が完全に乾くまで時間が必要です。
乾燥を怠ると仕上がりや耐久性に大きな影響を及ぼす可能性があります。

作業の進行を妨げる雨天や湿度の高い日が続くと、乾燥時間が必要なため、全体の工期が長引くこともあります。
大きな建物や複雑な形状の建物や下地の補修が必要な場合には、さらに長くなる可能性も考えられます。
施工スケジュールを立てる際には、乾燥時間をしっかりと確保することが大切です。

【Q2】3回塗りの費用はどのくらいですか？

3回塗りの塗装にかかる費用は、選ぶ塗料の種類や施工面積によって大きく変わります。
一般的な戸建て住宅（30坪）の場合は、約60万円～150万円程度が相場です。

アクリル塗料やウレタン塗料は比較的安価ですが、その分耐久性は低めです。
一方で、シリコン塗料やフッ素塗料は高価ですが、長持ちする特性を持ちます。
コストと耐久性のバランスを考え、塗料を選ぶようにしましょう。

下地の状態が悪いと補修費用が追加されることもあります。
足場の設置費用や養生、清掃費用なども考慮しなければいけません。
業者によっても費用は大きく異なるので、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。

創建ペイントの公式サイトでは、見積もりやカラーシミュレーションを無料で試すこともできます。
費用について心配な方も、是非参考にしていただければ幸いです。

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【Q3】3回塗りと2回塗りの違いは何ですか？

3回塗りと2回塗りの大きな違いは、塗装の工程数と、耐久性や仕上がりの品質です。
3回塗りは、下塗り・中塗り・上塗りの3段階で塗装を行うため塗膜の厚みが十分に確保され、均一で美しい仕上がりになります。

一方、2回塗りは下塗りと上塗りが一般的で、塗膜が薄くなり、3回塗りに比べて耐久性や美観が劣ることがあります。
特に厳しい気候条件のもとでは劣化が早まってしまう可能性もあります。
塗膜が薄いため、色ムラや塗り残しも発生しやすく、3回塗りに比べると仕上がりの品質が劣ります。

工程が少ない分材料や人件費が抑えられますが、長期的な視点で考えると、3回塗りのほうが優れているでしょう。
選択する際は、建物の状態や予算、求める仕上がりの品質を考慮して決めることが大切です。

まとめ

外壁の3回塗りについての効果や重要性について詳しく解説しました。
3回塗りは、2回塗りに比べると仕上がりも美しく、耐久性にも優れていることがお判りいただけましたでしょうか。

3回塗りの塗装工事は、時間や費用がかかってしまいますが、長期的な視点で見ると非常に価値ある投資となります。

外壁塗装を検討している方は、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。
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