外壁塗装は必要ない説ってホント?実際の重要性を外壁塗装のプロが解説!
家を長持ちさせたいなら、外壁塗装は必要な作業です。
塗装によってできる塗膜は、家の内部を守るためのいわば「皮膚」として機能するためです。
しかし、外壁塗装の効果は一見分かりづらく、寿命があることから塗り直しも必要になります。
そのため「業者のお金儲けなのでは?」「本当は必要ないのでは?」といった声があるのも事実です。
この記事では、塗装の必要性と塗り替えの頻度・かかる費用など、外壁塗装についての情報をプロが解説します。
また、施工を迷っている人に向けて、見積もりのチェックで知っておきたいポイントや、DIYでの塗装の可否についても触れていきます。
【そもそも】外壁塗装は必要ないってホント??
巷では「外壁塗装は本当は必要ない」というウワサが流れていることは事実です。
ただし、建物の美観を保ち耐久性を維持するために、外壁塗装は重要な役割を果たしています。
ここでは、外壁塗装の必要性について、その根拠を解説していきます。
外壁塗装は必要です
外壁塗装は美観の向上のために行われることもありますが、本来の目的は建物の保護です。
外壁の塗膜は建物を雨水や紫外線から守り、寿命を延ばすための防御壁として機能しています。
塗料が固まって形成される塗膜は、水の侵入を防ぎ、建物内部のダメージを防ぐ役割を担っているのです。
特に日本のように四季がはっきりしており、湿気が多く夏の強い紫外線と冬の厳しい寒さが訪れる環境下では、外壁塗装は不可欠と言えるでしょう。
【ポイント1】外壁塗装には寿命あり
外壁の塗膜には寿命があり、永遠に持続するものではありません。
紫外線の影響や雨風、温度変化などが原因で徐々に劣化していきます。そのため、定期的な塗り替えが必要です。
塗膜の劣化を放置すると、建物の外壁にひび割れや剥がれが生じ、最悪の場合、建物の骨組みにまで損傷を与える可能性があります。
外壁塗装を適切なタイミングで行うことは、長期的に見て建物を守る上で合理的な選択なのです。
【ポイント2】外壁の状態の定期的なチェックが必要
外壁塗装の効果は永遠に続くわけではありません。
時間の経過と共に塗膜は劣化するため、建物の状態を定期的にチェックし、必要に応じて塗り替えを行います。
また、塗装を行うことで断熱性や防音性を向上させることも可能で、快適な居住空間を維持するためにも外壁塗装は役立ちます。
定期的なメンテナンスにより、建物を長持ちさせることができるため、外壁塗装は経済的な観点からも非常に重要です。
外壁塗装の費用はどのくらい?
住まいを美しく保つ外壁塗装ですが、費用はどの程度でしょうか。
家計に与える影響を考える上で、費用の相場や内訳を知ることは非常に重要です。
具体的な費用について詳しく見ていきましょう。
【1】外壁塗装の費用相場
家の外観を守る上で重要な外壁塗装の費用相場は、外壁全体の塗装でおおむね80万円からとされています。
しかし、実際には様々な要素で料金は変動します。
【外壁塗装の費用を左右する要素】
- 塗り替える面積
- 建物の状態
- 必要な足場の広さ
- 塗料のグレード
施工を行う業者や地域によっても価格は変動するため、正確な金額を知るには見積もりを取ることが不可欠です。
複数社分を比較検討することで、コストパフォーマンスの高いサービスを受けられる業者を見つけやすくなるでしょう。
なお、当社ホームページ上からも簡単にお見積もりいただけますのでぜひご活用ください。
【2】外壁塗装の費用内訳
外壁塗装の費用は、大きく分けて「塗料代」「工事単価(人件費)」「足場代」「施工業者の利益」から構成されます。
内訳を把握しておくことで、見積もりの内容が妥当かどうかを判断する手助けになります。
費用が安すぎる見積もりは、どこかでコストカットが行われている可能性があり、施工品質に影響が出る恐れもあるため注意が必要です。
適正な価格で信頼できるサービスを提供する業者を選ぶことが、後悔しない外壁塗装を実現するポイントです。
【3】外壁塗装の塗料代は変動あり?
外壁塗装に使用する塗料の種類によっても、費用は大きく変わります。
例えば、アクリル塗料は比較的リーズナブルであり、1缶5,000円から15,000円程度です。
対して、シリコン塗料やフッ素塗料は耐久性に優れており、それぞれ15,000円から40,000円、40,000円から100,000円と費用は高くなりやすいです。
業者によっては塗料代を含めたコスト削減を行っている場合もありますが、基本的には原価を考慮して価格が設定されています。
安すぎる見積もりにはそれなりの理由があるため、品質を重視する場合はコストパフォーマンスを考慮した選択が求められます。
【4】よく訪問営業してくる外壁塗装業者もタイミングを見極めている?
外壁の状態を見ただけで塗り替え時期を見極めることは、経験豊富な営業担当者なら可能です。
そのため、訪問営業で「そろそろ塗り替え時期です」とアプローチされることもあります。
しかし、訪問営業を行う業者の中には不誠実なところも存在するので、業者選びには細心の注意を払う必要があるでしょう。
特に、見積もりに総額だけが記載されているなど、あいまいな表記の場合は注意が必要です。内訳を詳しく提示できないか要請してみましょう。
外壁塗装の具体的な方法・工法は?
外壁塗装の工法にはいくつか種類があり、それぞれに特徴があります。効果的な塗装を行うためには、手法を理解し、状況に応じた適切な物を選ぶことが大切です。
工法名 | 詳細 |
---|---|
ローラー工法 | ・ローラーで塗料を塗り付ける ・厚みのある塗膜 ・コスト抑制 ・塗料の飛散が少ない ・塗り残しに要注意 |
吹き付け工法 | ・専用機器で塗料を吹き付ける ・滑らかで美しい仕上がり ・ムラになりにくい ・念入りな養生で飛散防止 ・技術を要する |
【方法1】ローラー工法
ローラー工法とは、ローラーを使って直接壁面に塗り付ける手法です。
塗料の原液をそのまま使用することが多く、粘度を活かした厚みのある塗膜を形成できます。
この方法の最大の利点は、比較的容易に均一な塗膜を形成できることです。
特殊な機材を必要としないため、コストを抑えられます。
塗料の飛散も少ないため、周囲への影響を最小限に抑えることができるのも大きなメリットでしょう。
ただし、角や細部に塗料が行き届かないことがあり、塗り残しに注意が必要です。
【方法2】吹き付け工法
吹き付け工法は、専用の機器を使って塗料を壁面に吹き付ける手法です。
塗料を均一に塗布しやすく、速やかな作業が可能で、大規模な施工に適しています。
吹き付けによる塗装は、塗料を細かい粒子にして壁面に密着させるため、滑らかで美しい仕上がりになります。
ローラー工法では難しい細かい部分や凹凸のある箇所もカバーすることができ、ムラになりにくいことも利点です。
しかし、吹き付け工法は技術を要するため、卓越した知識と経験が必要となります。
風の影響も受けやすく、施工環境の適切な管理が重要です。
塗料の飛散を防ぐための養生もしっかりと行う必要があります。
外壁塗装の工法を選択する際には、建物の状態や期待する塗膜の性能、予算などを総合的に考慮することが肝心です。
適切な方法を選ぶことで、美観を保ちつつ、建物を長持ちさせることができるでしょう。
外壁塗装の手順は?
外壁塗装には、ある程度決まった手順があり、一つ一つを丁寧に行うことで高い効果を発揮します。
- 【1】足場組立
- 【2】洗浄
- 【3】下地補修
- 【4】養生
- 【5】塗装作業ー下塗りー
- 【6】塗装作業ー中塗りー
- 【7】塗装作業ー上塗りー
- 【8】諸々の片付け~完了
一般的に、外壁塗装は上記のような流れで進んでいきます。
順を追って詳しく見てみましょう。
【1】足場組立
外壁塗装を始める前に、まずは作業員が安全に塗装作業を行えるように足場を組み立てます。
足場は、作業の効率化はもちろんのこと、安全対策としても非常に重要です。
足場の組立には専門の技術が必要であり、建物の形状や作業環境に応じたものを選ぶ必要があります。
【2】洗浄
足場が組み上がったら、次に行うのが外壁の表面に付着した汚れや古い塗膜を洗い落とす洗浄作業です。
高圧洗浄機を使って行うことが一般的で、ここでしっかりと汚れを取り除くことが後の塗装作業の品質に直結すると言って良いでしょう。
洗浄は外壁塗装の成否を分ける大事な工程であるため、細部にわたって丁寧に行います。
【3】下地補修
洗浄後には、外壁のひび割れや剥がれなどの損傷箇所を修復する下地補修を行います。
この作業は塗装の密着を良くし、仕上がりの美しさを保つために不可欠です。
補修材を使用して損傷部分を埋め、平滑な外壁面を作り出すことで、塗料の均一な塗布が可能となるのです。
【4】養生
下地補修が完了したら、塗装しない部分や塗料が飛散してはいけない場所を保護するために養生をします。
窓やドア、植栽などにマスキングテープや養生シートを貼り付けることで、塗料の付着を防ぐ工程です。
【5】塗装作業ー下塗りー
養生が終わったら、塗装作業に入ります。
最初に行う下塗りは、塗料の密着を高め、上塗りの発色を良くするために不可欠です。
防水性や耐久性を高める役割も担っています。
下塗り材を均一に塗布することで、次の中塗り、上塗りの作業がスムーズに進むようになるのです。
【6】塗装作業ー中塗りー
下塗材が乾燥した後、中塗りを行います。中塗りは、塗膜の厚みを確保し、耐候性や耐久性を向上させるための作業です。
中塗り材を適切な厚さで均一に塗布することで、塗装の仕上がりに深みと強度を与えます。
【7】塗装作業ー上塗りー
中塗りが十分に乾燥したら、最終仕上げである上塗りを実施します。
上塗りは、美観を決定づけるだけでなく、塗膜の最終的な防護層を形成する、外壁塗装の顔とも言える工程です。
上塗り材を丁寧に塗布し、均一な光沢と色合いを実現することが求められます。
【8】諸々の片付け~完了
全ての塗装作業が終了したら、使用した道具や材料を片付け、足場を解体します。
作業エリアの清掃を行い、塗装前の状態に戻せば、外壁塗装の一連の流れは完了です。
よくある質問と回答
外壁塗装に関して、当社には多くの質問が寄せられています。
中でも特に多く寄せられる質問をまとめました。
- 【Q】外壁塗装はどのくらいの頻度で必要ですか?
- 【Q】.外壁塗装の費用はどのくらいかかりますか?
- 【Q】.自分で外壁塗装はできますか?
続いては、上記の質問それぞれにQ&A方式で回答します。
【Q】外壁塗装はどのくらいの頻度で必要ですか?
建物の外壁を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
一般的に、外壁塗装の塗膜は数年で機能を失い始めるため、適切な時期に塗り替えを行うことが推奨されています。
具体的には、塗膜の種類や建物の立地条件、気候などにも左右されますが、おおむね7年から10年ごとに塗り替えるのが望ましいです。
定期的なチェックを行い、塗膜の劣化や損傷が見られる場合は、早めに塗り替えることをおすすめします。
【Q】外壁塗装の費用はどのくらいかかりますか?
外壁塗装の費用は、様々な要因によって変わってきます。
戸建て住宅の場合、塗装する外壁の面積や塗料の種類、建物の状態に応じて変動しますが、一般的な相場としては約80万円からが目安です。
しかし、これはあくまで目安であり、実際の費用は塗り面積や塗料のグレード、足場の設置状況などによって前後することがあります。
正確な費用を知りたい場合、業者に依頼して見積もりを取得することをおすすめします。
【Q】自分で外壁塗装はできますか?
外壁塗装は専門業者に依頼することが望ましいです。
品質を確保するためには専門的な知識と技術が必要で、高所での作業も発生するためです。
DIYで外壁塗装を行うことは不可能ではありません。
しかし、品質や施工中の安全面を考慮すると、プロの施工業者に依頼した方が結果的に安上がりなケースも多くなっています。
また、業者の塗装工事には保証が付くことが多いため、長期的に見ても安心して暮らすことができるでしょう。
まとめ
外壁塗装は建物を守るための重要な作業なため、住宅を保護して長く住むなら必須です。
塗膜の効果は永遠ではなく、定期的に塗り替えなければなりません。
費用に関しては、様々な要因によって変動するため、信頼できる業者から正確な見積もりを取ることが大切です。
安すぎる見積もりには品質面に不安があるため、大幅に安い場合は理由を聞いてみましょう。
外壁塗装には専門的な知識と技術が必要なため、自分で行うよりもプロに依頼することをおすすめします。
外壁の修繕や塗り替えを検討している方は、ぜひ創建ペイントにご相談ください。
圧倒的な実績に裏打ちされた技術で、皆様の家を生まれ変わらせるお手伝いをいたします。お気軽にお声かけください。
当社ホームページでは、見積もり・カラーシミュレーションを行えます。
外壁塗装の見積もりやカラー選びにお役立てください。
関連コラム
-
【アスファルトシングル】屋根材の特徴は?メリット・デメリットを解説2024.11.29
-
カラーベスト屋根の劣化サインとは?修理費用や補修のタイミングを解説2024.11.29
-
【外壁カバー工法】外壁重ね張りの基礎知識から費用相場まで徹底解説2024.11.29
-
【ブロック塀塗装】知らないと失敗する塗装のコツと注意点を解説2024.11.29
-
外壁塗装の変色を防ぐには?耐候性の高い塗料と施工方法を解説2024.11.29
-
ビケ足場の平米単価は?適正価格で安全施工を実現する方法2024.11.29
-
アルミサッシ塗装で劣化防止!正しい手順と注意点を解説2024.11.29
-
防水保証の期間と適用条件は?安心できる保証内容を解説2024.11.29
-
【防犯対策】外壁塗装中の空き巣被害を防ぐための3つの対策2024.11.29
- 高品質・低価格な外壁塗装
- 保険会社の延長保証保険、
塗膜補償&自社保証のトリプル保証 - 創設75年以上×5万戸超の供給実績
お電話でのお問い合わせ
9:00~18:00
1983年創業、暮らしの
豊かさを追求しつづける
「創建」の供給実績。
創建が建ててきた1万戸以上の家は、異なる環境、立地条件で
一軒ずつ、お住まいになるご家族と真摯に向き合って建築した
住まいです。その実績、経験は常に次の住まいに活かされ、
施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。
実績例
物件名 | 総戸数 | |
---|---|---|
三田エリア | ルナ三田フラワータウン | 60 |
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 | 82 | |
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア | 108 | |
ルナ三田ひばりが丘 | 149 | |
神戸エリア | パークヒル神戸小倉台 | 75 |
ルナ藤原台中町パークフロント | 82 | |
ルナ上津台 | 81 | |
ルナ北六甲116 クルムの街 | 116 | |
西神戸・ 阪神エリア |
ルナ西神中央 | 97 |
ルナ塚口 | 52 | |
ルナ昆陽池公園 | 51 | |
東大阪・ 北摂エリア |
ルナ南摂津 | 80 |
ルナ加納 | 71 | |
ルナ山本 | 57 | |
大阪市内・ 南大阪エリア |
ルナタウン島屋 | 55 |
ルナ城山公園 | 52 | |
ルナ東百舌鳥 | 109 | |
ルナ原山台 | 46 | |
京都エリア | ルナシティ同志社山手 | 237 |
街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。
商号 |
株式会社 創建 |
---|---|
創立 |
昭和58年3月1日 |
設立 |
昭和61年9月4日 |
資本金 |
8,000万円 |
代表者 |
代表取締役会長 吉村 孝文 代表取締役社長 吉村 卓也 |
執行役員一覧 |
執行役員 大下 憲二 執行役員 岡本 賢二郎 |
本社所在地 |
〒541-0047 |
東京支店所在地 |
〒101-0041 |
売上高 |
151.3億円(令和5年5月期) |
従業員数 |
従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期) |
事業内容 |
建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/ |
大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます
ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。
本社所在地
本社所在地 |
〒541-0047 |
---|
施工エリア
※別途、交通費が発生する場合があります。
- 大阪
-
岸和田市
豊中市
池田市
吹田市
泉大津市
貝塚市
守口市
茨木市
泉佐野市
富田林市
寝屋川市
河内長野市
松原市
大東市
箕面市
柏原市
羽曳野市
門真市
摂津市
高石市
藤井寺市
泉南市
四條畷市
交野市
大阪狭山市
阪南市
- 兵庫
-
西宮市
洲本市
芦屋市
伊丹市
相生市
豊岡市
加古川市
赤穂市
西脇市
三木市
高砂市
小野市
加西市
篠山市
養父市
丹波市
南あわじ市
朝来市
淡路市
宍粟市
加東市
たつの市
市川町
- 京都
-
福知山市
舞鶴市
綾部市
宇治市
宮津市
亀岡市
城陽市
向日市
長岡京市
八幡市
京田辺市
京丹後市
南丹市
木津川市
- 奈良
-
大和高田市
大和郡山市
天理市
橿原市
桜井市
五條市
御所市
生駒市
香芝市
葛城市
宇陀市
下市町
- 和歌山
-
海南市
橋本市
有田市
御坊市
田辺市
新宮市
紀の川市
岩出市
外壁塗装の参考文献
- 住宅リフォーム推進協議会
https://www.j-reform.com - 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
https://www.chord.or.jp/index.html?red_param=220106 - 一般社団法人日本塗装工業会
https://www.nittoso.or.jp - 一般社団法人外壁塗装協会
https://tosouginoushi.com