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【外壁塗装】ウレタン防水とは?知っておきたい前提知識&メリット・デメリットを徹底解説

更新日2023年11月29日

家の美観と耐久性を守る外壁塗装に、ウレタン防水が注目されています。
液体状のウレタン樹脂で雨水の侵入を防ぐウレタン防水は、コストパフォーマンスに優れ、さまざまな形状の建物に使用できます。
しかし、同時に施工の均一性・乾燥時間に課題があり、施工を検討する際は欠点も理解しておくことが望ましいです。

今回の記事では、ウレタン防水の基礎知識からメリット、デメリット、メンテナンスのポイントまで、押さえておきたい情報を徹底解説します。
適切な業者選びや、DIYで施工できるかどうかにも触れ、賢い防水対策の知識を紹介します。

この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

ウレタン防水って何?

まずは、ウレタン防水の基礎知識を見ていきましょう。
特徴や施工方法、用途、さらには費用についても詳しく解説します。

【基礎知識1】ウレタン防水とは?

ウレタン防水は、建物の外壁や屋上などの防水工法の一つです。
液体状のウレタン樹脂を用い、複数回にわたって塗布することで防水層を形成し、雨水の侵入を阻止します。

この工法はコストパフォーマンスに優れており、耐久性も高いことから多くの現場で採用されています。
また、曲線や複雑な形状の建物にも活用できるのが大きな魅力です。

【基礎知識2】ウレタン防水の施工方法

ウレタン防水の施工は、専門的な技術を要する作業です。
まず、下地処理を丁寧に行った後、液体状のウレタン樹脂を均一に塗布します。
この作業を2回から3回繰り返して厚みを出した後、最終的にトップコートを塗ります。

これは、防水層内部を保護するための大切な工程です。トップコートの塗布により、防水性を向上させ湿気や日光などへの耐久性を持たせます。

【基礎知識3】ウレタン防水の主な用途

ウレタン防水は、汎用性の高さから、マンションやオフィスビル、商業施設など、さまざまな建物の屋上防水に使用されます。

特に屋上や平らな陸屋根に適しており、ベランダやバルコニーなどの水が溜まりやすい箇所にも効果を発揮します。
形状を問わずに施工できるため、複雑なデザインの建築物にも対応可能です。

【基礎知識4】費用は?

ウレタン防水の費用は、施工する業者や地域、工事の内容によって変動します。
一般的には1平方メートルあたり3,800円から7,000円程度が相場です。
通気緩衝工法など特殊な施工を要する場合や、現場の状況によっては費用が上乗せされることもあります。

また、雨漏りの補修や残置物の処理など、追加作業が必要な場合には別途費用が発生することもあります。
見積もり時には詳細な内訳の明示を業者に依頼し、しっかりと確認しておくことが重要です。

ウレタン防水のメリットとデメリット

外壁塗装を考える際に、より高い耐久性を期待してウレタン防水を検討するケースは多いでしょう。
ウレタン防水にはどのような特徴があるのか、メリット・デメリットを比較してみましょう。

メリット ・コストパフォーマンスに優れる
・複雑な形状の場所にも施工可能
・継ぎ目ができにくい
デメリット ・塗膜の厚みが均一になりにくい
・施工時の環境条件に左右されやすい
・施工者の技術や経験が品質に影響する

【ポイント1】ウレタン防水のメリット

ウレタン防水の最大の長所は、コストパフォーマンスに優れている点です。
安価でありながら、耐久性に優れており、長期にわたって建物を保護できます。
また、液体状であるため、屋上やベランダといった複雑な形状の場所にも施工できます。

さらに、ウレタン樹脂は継ぎ目ができにくく、水の浸入を効果的に防ぐことができるのです。
高い防水性を期待できるため、多くの施工現場で採用されています。

【ポイント2】ウレタン防水のデメリット

しかし、ウレタン防水にもいくつかの欠点があります。
その一つが、人の手による作業のため、塗膜の厚みが均一になりにくいことです。
厚みにムラができると、塗布したウレタン樹脂が十分に乾燥しない場所が発生し、乾燥に時間がかかることがあります。

また、施工時の環境条件に左右されやすく、湿度が高い日や雨の日は作業が困難になることもあります。
施工者の技術や経験も品質に大きく影響するため、信頼できる業者の選定が大切です。

【ポイント3】工程が比較的シンプルで施工主が理解しやすい

ウレタン防水の施工工程は、他の防水方法に比べてシンプルです。
まず、下地の高圧洗浄を行い、必要に応じて補修をします。その後、ウレタン樹脂を中塗りし、上塗りを行い、最後にトップコートを塗布して完了です。

専門知識は必要ですが、施工の流れを把握しやすいため、施工主が進捗状況を理解しやすく、工事の透明性が高いと言えます。

ウレタン防水のメンテナンスについて

外壁塗装を長持ちさせるためには、適切なメンテナンスが欠かせません。
ウレタン防水のメンテナンス方法と、怠った場合には何が起こるのかを詳しく解説していきます。

メンテナンス方法 目的
トップコートの再塗装(5~6年ごと) ・防水性能の維持
・外壁の美観維持
・建物価値の維持
ルーフドレイン(排水溝)の点検、清掃 ・排水設備の機能をチェック
・防水層への負担を防ぐ
亀裂や剥がれの補修 ・建物の状態維持
・防水層の劣化を防ぐ

【ポイント1】ウレタン防水のメンテナンス方法

ウレタン防水の最大の特徴は、優れた耐久性です。
しかし、性能を維持するためには定期的なメンテナンスが必要です。

具体的には、5年から6年ごとにトップコートの再塗装を行うことが推奨されます。
トップコートは、防水層を紫外線や機械的なダメージから守る役割を果たしており、再塗装によって約8年から15年の間、防水性能を保つことが可能です。

また、定期的なメンテナンスは、外壁の美観を保つためにも重要であり、建物の価値を長期間維持する上で欠かせない作業です。

【ポイント2】メンテナンスの重要性

ウレタン防水のメンテナンスは、トップコートの再塗装だけでなく、ルーフドレイン(排水溝)の点検や清掃も含みます。

排水設備が正常に機能していないと、雨水が適切に排出されず、防水層に不要な負担をかけることになるからです。
防水層の劣化を早める原因となるため、定期的な点検と清掃が必要です。

そのほか、建物の状況に応じて、亀裂や剥がれといった小さな損傷に対する補修作業も必要になる場合があります。

【ポイント3】メンテナンスを怠った場合のリスク

メンテナンスを怠ると、ウレタン防水層の劣化が進行し、最終的には雨水の浸入を防げなくなる恐れがあります。
雨水の侵入は、建物内部の劣化に繋がり、被害が拡大してからの修復には莫大なコストがかかることも少なくありません。

定期的なメンテナンスは、建物へのダメージを最小限に抑える効果があります。
安全で快適な居住空間を維持するためには欠かせないものです。

ウレタン防水の施工を依頼する際の注意点は?

外壁塗装におけるウレタン防水は、適切な業者選びと施工前の確認が重要です。

上記の項目に沿って、施工を依頼する際に押さえておくべきポイントを解説します。

【1】業者選びのポイント

ウレタン防水には専門的な技術を必要とするため、信頼できる業者に依頼することが大切です。
業者の選定にあたっては、実績や口コミ、施工事例を確認しましょう。

また、業者が提供する保証内容やアフターサービスの充実度も重要な判断材料となります。
専門知識が不足している業者がウレタン防水工事を引き受けるケースもあるため、事前の情報収集と質問を通じて、業者の専門性を見極めることが大切です。

信頼できる業者であれば、施工後のトラブルが発生した際にも適切に対応してくれるでしょう。

【2】施工前の確認事項

施工を依頼する前には、契約内容を業者としっかり確認することが必要です。
具体的には、保証期間や保証内容、施工範囲、費用の内訳、支払いのタイミングなど、細かな点まで明確にしておくべきです。

口頭での約束だけに頼ると、後々のトラブルの原因になることがあります。
書面での契約を結ぶことにより、万が一の際にも安心して対応できるようになります。

また、施工に入る前には現地調査を行い、屋根の状態や特殊な条件がある場合はそれに対応した施工計画を立てることが望ましいです。

【3】DIYでいける?ウレタン防水

ウレタン防水はDIYで行うことも可能ですが、専門的な知識と技術が求められる難度の高い施工です。
基本的には業者に依頼することをおすすめします。
自己流で施工した場合、防水層が均一でなくなるリスクや、防水性能が十分でない可能性があります。

さらに、不適切な施工は将来的に修繕費用が増加する原因にもなりかねません。
専門業者に依頼することで、適切な効果が保証され、長期にわたる安心を得ることができるでしょう。

ウレタン防水に関してよくある質問と回答

ウレタン防水についてのよくある疑問にお答えします。
ウレタン防水のメンテナンスはどのくらいの頻度で行うべきですか?
ウレタン防水を検討されている方々から、当社に寄せられた質問を基に、専門的な視点から回答します。

【Q】ウレタン防水のメンテナンスはどのくらいの頻度で行うべきですか?

ウレタン防水のメンテナンス周期は、使用環境や気象条件にも左右されます。
一般的には5年から6年ごとの、トップコートの再塗装を推奨しています。

トップコートは、ウレタン防水層を紫外線や物理的なダメージから保護する役割を果たし、性能を維持するために定期的な再塗装が不可欠です。
適切なメンテナンスを行うことで、ウレタン防水は約8年から15年程度の耐久性を発揮し、建物を長期にわたって守り続けることができます。

【Q】ウレタン防水のメリットとデメリットは何ですか?

ウレタン防水は、コストパフォーマンスの高さと施工の柔軟性に優れています。
低コストでありながら耐久性が高く、屋上やベランダなど様々な形状の場所に施工可能です。
また、継ぎ目が生じないため、水の浸入を防ぐ効果が高いという点も大きなメリットです。

一方で、手作業による塗布のため均一な厚みを保つのが難しく、また、塗料が乾燥するまでに時間がかかるため、仕上がりが施工期間中の天候に左右されやすいというデメリットがあります。

これらの特性を理解し、他の防水施工とも比較しながら最適なものを選ぶことが大切です。

【Q】ウレタン防水の工期は?

ウレタン防水の工期は、施工する面積や建物の状態、気象条件などによって大きく変動します。
通常、小規模な施工であれば数日から1週間程度で完了することが一般的ですが、広範囲にわたる場合や複雑な形状の場所ではそれ以上の期間が必要になることもあります。

正確な工期を把握するためには、事前に業者との詳細な打ち合わせが不可欠です。
業者による現場調査後、具体的なスケジュールや工程計画が立てられるため、施工を依頼する際にはこの点をしっかりと確認しましょう。

まとめ

今回はウレタン防水の基本からメリット、デメリット、メンテナンス方法を解説しました。
ウレタン防水は安価で耐久性に優れ、様々な形状の屋上に適用可能な防水工事です。
液体状のウレタン樹脂を複数回塗り重ね、トップコートで保護することで建物を守ります。

ただし、均一な膜厚になりにくい点や、乾燥時間が必要な点は留意すべきです。
また、適切なメンテナンスを行うことで長期間にわたり効果を維持できますが、怠ると防水機能が低下するリスクがあります。

施工を検討される際には、信頼できる業者選びが重要です。
創建ペイントでは外壁塗装の専門的な知識と経験を持ったプロフェッショナルが対応致しますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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創建ペイントは、創建グループの「創建」「小林住宅」が培ってきたハイレベルな施工品質による外壁や屋根の塗装工事を行う外壁塗装専門の事業です。
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本コラムは創建ペイントが運営する外壁塗装に関するお役立ちコラムです。

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一軒ずつ、お住まいになるご家族と真摯に向き合って建築した
住まいです。その実績、経験は常に次の住まいに活かされ、
施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。

創建供給実績
10,000戸超

※2023年8月現在

実績例

※2023年8月現在
物件名 総戸数
三田エリア ルナ三田フラワータウン 60
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 82
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア 108
ルナ三田ひばりが丘 149
神戸エリア パークヒル神戸小倉台 75
ルナ藤原台中町パークフロント 82
ルナ上津台 81
ルナ北六甲116 クルムの街 116
西神戸・ 
阪神エリア
ルナ西神中央 97
ルナ塚口 52
ルナ昆陽池公園 51
東大阪・ 
北摂エリア
ルナ南摂津 80
ルナ加納 71
ルナ山本 57
大阪市内・ 
南大阪エリア
ルナタウン島屋 55
ルナ城山公園 52
ルナ東百舌鳥 109
ルナ原山台 46
京都エリア ルナシティ同志社山手 237

街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。

商号

株式会社 創建

創立

昭和58年3月1日

設立

昭和61年9月4日

資本金

8,000万円

代表者

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代表取締役社長 吉村 卓也

執行役員一覧

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売上高

151.3億円(令和5年5月期)

従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

事業内容

建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
建築総合請負/設計監理に関する業務/リフォーム事業/外壁塗装事業

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施工エリア

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外壁塗装の参考文献