【ベランダ塗装・バルコニー塗装】DIYで塗替えはできる?費用・方法・業者施工相場も解説
「家を建ててからというものベランダの塗装は全くしてこなかった…」
「最近バルコニーの塗装がみすぼらしくなってしまっている…」
こんなお悩みを持つ方が、最近増えています。
ベランダやバルコニーは定期的にメンテナンスを行わないと色あせや亀裂、トップコート部分の剥がれなどの劣化が進んでしまうものです。
そんな時、いきなり専門業者に依頼するとなると費用もかさみますし、やはりハードルも高いとお感じになる方が多いのではないでしょうか?
そこで、今回はDIYでのベランダ塗装について詳しく解説します。
結論から言えばベランダ塗装はDIY可能な部分と、そうでない部分があります。
この記事では
- DIYで対応できるのはどこまで?
- 業者に依頼すべき状況は?
- DIYによる費用相場&業者の相場は?
といった部分を中心にわかりやすく解説していきます。
ご自宅のベランダが新たな輝きを取り戻すための第一歩、ぜひこの記事から始めてみてください。
Contents
結論!ベランダ・バルコニー塗装をDIY出来るのはトップコート部分まで!
ベランダ・バルコニー塗装は、基本的にトップコート部分の塗り替えまでがDIY可能な部分となります。
それでは、具体的にどの部分がDIY可能で、どの部分が業者に依頼するべきなのか、そのポイントを見ていきましょう。
- トップコートの塗り直しについて
- トップコートしたの防水槽のDIYについて
- 「下地」の塗り替え・塗装について
具体的には上記のポイントを詳説していきます。
【ポイント1】トップコートの塗り直しならDIYで対応可
トップコートとは、ベランダの表面を覆っている塗装層のことを指します。
通常は灰色をしています。
この部分であれば一般的に入手可能な塗料を使用して塗り替えることも可能ですので、DIYでも塗り替えが可能となっています。
しかし、ご存知の通り塗装には一定の知識と技術が必要となるため、今まで全くDIY経験がなく初めてベランダの塗り直しに挑戦するという方は事前にしっかりと下調べをしてから挑戦することをおすすめします。
【ポイント2】トップコート下の防水層はFRP防水でDIYが困難
実はベランダは一般的に3層構造になっており、ベランダ下地の上に防水層と、さらにその上にトップコートを乗せるという形になっています。
結論からお伝えすると塗り直しがDIYで可能なのは一番上のトップコート層のみであり、この下にある防水層は通常、FRP防水という特殊加工が施されています。
この防水層が傷つくと、今度はベランダの下地に浸水して最終的には雨漏りの原因にもなります。
それではなぜ防水層の塗り直しはDIYが困難なのでしょう?
もちろん技術的な問題もあるのですが、実はFRP防水の材料は一般的に入手が困難で、また入手できたとしても取り扱いが非常に難しく専門的な知識・技術・経験を要します。
【ポイント3】下地の塗装まで行くと完全に業者案件です
さらに下地まで塗装を行うとなると、完全に業者にお任せいただくべき作業になってきます。
層 | DIYの可否 | 説明 |
---|---|---|
トップコート層 | 可能 | 一番上の層で、DIYで塗り直し可能 |
防水層(FRP防水) | 困難 | 特殊加工。材料の入手が困難&専門知識・技術・経験が必要なため困難 |
ベランダ下地 | 不可 | 防水層とトップコート層の下にある基盤で、業者対応が必要 |
この部分の塗装はベランダの寿命を左右する大切な作業であり、間違った施工を行うと塗り直しの効果が得られないばかりか何かとトラブルが起こる可能性もあるため、専門の業者に依頼しましょう。
DIYでのベランダ・バルコニー塗装のメリットとデメリット
DIYでベランダ・バルコニーの塗装を行う場合、メリットとデメリットが存在します。
ここでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
- 費用が抑えられるメリット
- 仕上がりの部分で発生する懸念やデメリット
これらについて解説していきます。
DIYでのベランダ・バルコニー塗装のメリット
DIYでベランダの塗装を行う最大のメリットは、費用を抑えられる点です。
専門の業者に依頼するとなると、人件費や施工費などが発生しますが、自分で行うことでこれらの費用を大幅に削減することができます。
ご自身で作業を行えば人件費は当然0円ですから、ここはDIYの醍醐味にして最も大きなメリットの一つと言って良いでしょう。
DIYでのベランダ・バルコニー塗装のデメリット
一方で、DIYでのベランダ塗装にはデメリットも存在します。
まず、DIYが可能とされるトップコート部分でさえ、そもそも養生作業や、後述するように塗りを行う順番や段取りなど、やはりある程度、DIY関係の専門的な知識や経験が必要になってきます。
また、ベランダ・バルコニー塗装は完全乾燥まで数日かかる、ということは意外と知られていない事実かもしれません。
ということで休日の1日で作業が全て完了するかといえばそうではありませんので、忙しい方や体力に自信のない方には向いていないかもしれません。
ベランダ・バルコニー塗装に亀裂・剥がれ発生!DIY可能な部分を解説
では、漠然と「DIYでベランダを塗り替えたい」という状況よりも事態が進んでおり、「ベランダ塗装に亀裂や剥がれがすでに発生している場合」は、どの部分までDIY対応可能なのでしょう。
仕上がりや最終的なコストパフォーマンスを見るならば、DIYで対応できる範囲と業者に依頼すべき範囲を明確に理解しておくことが重要です。
ここでは
- DIY可能な状態
- DIY可能だが難易度が高くなってくる状態
- 業者へ依頼すべき状態
について解説していきます。
【DIY可能】トップコートの退色&亀裂・剥がれはほぼ無し
トップコートの塗装が退色している状況で亀裂や剥がれがほとんど無い場合、DIYでの塗り替えが可能です。
この状況であれば一般的には特に防水槽へのダメージがないと考えられるため、トップコートで塗り替えが完結すると考えられるからです。
【やや高難度】トップコート全体に劣化が見られる
次に、トップコート全体に劣化が見られ、亀裂や剥がれが生じている場合です。
この場合、まだトップコート全体の劣化程度であり下の防水層が露出していなければDIYでも対応は可能ですが、亀裂や剥がれ部分の塗り直しにおいて若干高度な技術が必要となります。
特に防水層が露出している場合、状況によってはこの次にご紹介する「防水槽にダメージが発生しているレベル」同様、業者への依頼を検討する方が良いかもしれません。
【業者へ依頼を】防水層にダメージあり&雨漏り発生
防水層にダメージがある場合や、雨漏りが発生している場合は、業者に依頼することをおすすめします。
先ほどもご紹介した通り防水層~ベランダ下地の修復・塗り直しは専門的な知識と技術が必要であり、材料の調達からしてなかなか個人レベルでは難しいため、結論としてはDIYでは対応が難しいです。
また、すでに雨漏りが発生している場合は単なる塗り直し以外にも対応が必要というケースも多々あるため、業者に入ってもらった方が安心でしょう。
DIYでのベランダ・バルコニー塗装の方法
DIYでベランダの塗装を行う場合の方法を解説します。
ここでは
- 塗装前の下準備
- 塗装作業
- 仕上げと乾燥
までの流れをご紹介します。
塗装前の下準備
まず、塗装前の下準備として、ベランダの掃除を行います。
ここでしっかりと汚れやホコリを落とすことが、きれいな仕上がりに繋がります。
養生テープを使って、塗装しない部分を保護します。
これにより、塗料が飛び散って汚れるのを防ぎます。
一般的にエアコンの室外機がベランダに設置されているというケースが多いため、この辺りの養生もしっかり行う必要があるでしょう。
塗装作業
次に、塗装作業です。
一般的には立ち上がり部分から始め、次に排水部分、最後に平場という順番で塗っていくのがベター。
加えて立ち上がり部分の塗りが完了したら一度ベランダ壁面の養生を剥がすなど、作業全体の流れを理解して効率よく順序立てて作業するのがポイントになってきます。
仕上げと乾燥
最後に、仕上げと乾燥です。
塗装した後は、十分な乾燥時間を確保します。
完全に乾燥するまでには、天候や季節にもよりますが約3日程度かかります。
ベランダ塗装の費用と業者施工相場
ベランダ塗装にかかる費用は、DIYで行う場合と業者に依頼する場合で大きく異なります。
また、その範囲も重要なポイントとなります。
ここでは、それぞれの費用と、業者施工の相場について詳しく解説していきます。
DIYでのベランダ・バルコニー塗装費用(トップコート)
DIYでベランダの塗装を行う場合、必要な費用は主に材料費と道具代です。
材料としては、トップコート用の塗料が必要となります。
また、塗装作業にはローラーやブラシ、養生テープなどの道具が必要となります。
具体的には、塗料の価格は一般的に3,000円~5,000円程度で調達でき、道具代も含めると合計で約5,000円~7,000円程度から可能となります。
必要なもの | 費用(概算) | 備考 |
---|---|---|
塗料 | 3,000円から5,000円程度 | ベランダの広さや塗装範囲によって費用が変動する |
道具 | 約2,000円~ | ローラー、ブラシ、養生テープなどが必要 |
ただし、ベランダの広さや塗装する範囲によっては当然必要な塗料の分量も異なりますので費用は変動します。
業者施工のベランダ・バルコニー塗装相場(トップコート)
次に、業者にベランダの塗装を依頼する場合の相場についてです。
一般的に、4平米のベランダのトップコートの塗装を依頼すると、約7,000円~10,000円程度が相場となります。
基本的には塗装を行う面積で費用が変動し、ここに加えて追加で行う工事内容や、依頼する業者によっても価格は異なります。
業者に頼んでトップコート~防水層まで施工するのもオススメ
ベランダの塗装は、見た目を美しく保つだけでなく、雨風からベランダ、ひいては建物全体を守る大切な役割を果たします。
そのため、見た目ではトップコートのDIY塗装で行けそうだと感じるような状況でも、実は防水槽がダメージを受けている、あるいはさらにベランダ下地に損傷が発生しているといったケースも十分に考えられます。
目安としては今まで一度もベランダ塗装に挑戦したことがないという方や、DIY作業に少しでもご不安のある方については一度業者にベランダの状況を見てもらって必要な施工を確認するというのも、長い目で見ればコストパフォーマンスに優れる選択肢と言えるでしょう。
まとめ
ベランダ・バルコニー塗装について考える時、DIYか業者依頼かを決める大きなポイントとなるのが、塗装範囲です。
トップコート部分までであれば、DIYでも対応可能ですが、その下の防水層や下地の塗装になると専門的な知識と技術が必要となり、業者への依頼が適切となります。
なお全般的にDIYでのベランダ塗装は費用面でのメリットが大きい一方で、DIYといえど一定の知識・技術が必要となるため、特にDIY初心者の方については手間と時間がかかることを覚悟しなければなりません。
最後に、ベランダ塗装のタイミングですが・・・一般的には築10年を経過すると劣化症状が出始めることが多いため、このタイミングで塗装を考えると良いでしょう。
また、トップコートは5年に1度の目安で塗り替えることが推奨されています。
以上のことを踏まえて、自分のスキルや時間、費用などを考慮し、DIYか業者依頼かを決定しましょう。
どちらにせよ、ベランダ塗装は定期的なメンテナンスとして必要なものであり、適切なタイミングで行うことでトータルで見ると細かいメンテナンスが大規模な修理・修繕の予防となることから、ご費用の節約につながるといって過言ではありません。
ベランダ・バルコニーの塗装についても創建ペイントまで、いつでもお気軽にご相談ください。
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施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。
※2023年8月現在
実績例
物件名 | 総戸数 | |
---|---|---|
三田エリア | ルナ三田フラワータウン | 60 |
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 | 82 | |
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア | 108 | |
ルナ三田ひばりが丘 | 149 | |
神戸エリア | パークヒル神戸小倉台 | 75 |
ルナ藤原台中町パークフロント | 82 | |
ルナ上津台 | 81 | |
ルナ北六甲116 クルムの街 | 116 | |
西神戸・ 阪神エリア |
ルナ西神中央 | 97 |
ルナ塚口 | 52 | |
ルナ昆陽池公園 | 51 | |
東大阪・ 北摂エリア |
ルナ南摂津 | 80 |
ルナ加納 | 71 | |
ルナ山本 | 57 | |
大阪市内・ 南大阪エリア |
ルナタウン島屋 | 55 |
ルナ城山公園 | 52 | |
ルナ東百舌鳥 | 109 | |
ルナ原山台 | 46 | |
京都エリア | ルナシティ同志社山手 | 237 |
街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。
商号 |
株式会社 創建 |
---|---|
創立 |
昭和58年3月1日 |
設立 |
昭和61年9月4日 |
資本金 |
8,000万円 |
代表者 |
代表取締役会長 吉村 孝文 代表取締役社長 吉村 卓也 |
執行役員一覧 |
執行役員 大下 憲二 執行役員 岡本 賢二郎 |
本社所在地 |
〒541-0047 |
東京支店所在地 |
〒101-0041 |
売上高 |
151.3億円(令和5年5月期) |
従業員数 |
従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期) |
事業内容 |
建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/ |

大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます
ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

本社所在地
本社所在地 |
〒541-0047 |
---|
施工エリア
※別途、交通費が発生する場合があります。
- 大阪
-
池田市
泉大津市
貝塚市
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-
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外壁塗装の参考文献
- 住宅リフォーム推進協議会
https://www.j-reform.com - 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
https://www.chord.or.jp/index.html?red_param=220106 - 一般社団法人日本塗装工業会
https://www.nittoso.or.jp - 一般社団法人外壁塗装協会
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