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外壁塗装における下塗りの役割を解説|重要性&種類をまとめました

更新日2024年1月18日

外壁塗装を長持ちさせる秘訣は「下塗り」にあります。
下塗りの工程は、美しい仕上がりを実現するだけでなく、外壁を守る盾としての役割もあるのです。

この記事では、下塗りの重要性からその種類、選び方、さらには塗装工程の流れまで、家の”健康”を守るための知識をわかりやすく解説します。
下塗りにまつわる疑問点もQ&A形式でお答えし、賢い外壁塗装の進め方をナビゲートしますので是非参考にしてみてください。

この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

目次

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下塗りの役割と重要性

外壁塗装において下塗りは、塗装工事の成功を左右する非常に重要な工程です。
下塗りの役割とは何か、なぜそういった役割が必要なのかについて解説します。

下塗りの基本的な役割

外壁塗装工事における下塗りは、塗装の最初のステップとして重要な位置を占めています。
下塗りは、上塗り塗料の吸い込みを抑制し、均一な色調と艶を実現するために欠かせません。
塗料が外壁に均等に行き渡ることで、美しい仕上がりを期待できるのです。

外壁自体の小さな傷や凹凸を埋めることで、塗装の下地を整える役割も担っています。
下塗りを適切に行うことで、塗装全体の耐久性が高まり、長期にわたって外壁を保護することが可能になるのです。

下塗りの機能性

下塗り塗料には、単に塗装の下地を作る以上の多くの機能が備わっています。
例えば、外壁表面を固めることで、耐久性を向上させる効果があります。

防カビや防サビの機能を持つ塗料を使用することで、建物を長期間にわたって守ることも可能です。
特に日本のように湿度が高く、カビやサビが発生しやすい環境では、これらの機能は非常に重要です。

さらに、太陽の熱を反射する遮熱機能を持つ塗料を下塗りに用いることで、室内の温度上昇を抑え、エネルギー効率の向上にも役立ちます。
下塗りは見た目の美しさだけでなく、建物を様々な外的要因から守るためにも必要不可欠なのです。

下塗りの隠ぺい性

下塗りには、外壁の現在の色を覆い隠す隠ぺい性としての役割が求められることもあります。
特に、濃い色から明るい色への塗り替えを行う際には、下塗り塗料の隠ぺい性が重要です。

下塗り塗料によって下地の色をしっかりと隠すことができれば、上塗り塗料の色をより鮮やかに、そして均一に見せることができるのです。
隠ぺい性に優れた下塗り塗料を選ぶことで、塗り替え後の外観を一層引き立てることができるでしょう。

創建ペイントの公式サイトではカラーシミュレーションツールをお試しできます。お客様が自由に色を選べるので是非一度お試しください。

下塗り塗料の種類と特徴

外壁塗装における下塗り工程は、上塗りの仕上がりを左右する重要なステップです。
下塗り塗料には様々な種類があり、それぞれ特有の機能を持っています。

それぞれの下塗り塗料の種類とその特徴について詳細に解説しましょう。

シーラー

シーラーとは、外壁塗装において基材の吸水を抑制し、塗料の密着を促進する下塗り材の一つです。
名前は「密封する」という意味を持つSealから来ており、塗装面に均一な塗膜を形成することで、後の塗装工程がスムーズに進むようにサポートします。

シーラーには水性と油性の2つのタイプが存在し、用途に応じて選択されます。

シーラーの種類 用途・特徴
水生シーラー コンクリートやモルタルなどの特定の下地に適し、作業性に優れている。
油性シーラー 密着力に優れ、浸透力が高い。
下地の強度を向上させる効果がある。

また、シーラーと似た役割を果たすプライマーもありますが、これらは明確な区別がなされていない場合も多く、塗装業界においては、時として同義語として扱われることもあります。

フィラー

フィラーは、外壁の細かなひび割れや凹凸を埋め、滑らかな塗装面を作り出すための下塗り材です。
特にヘアクラックと呼ばれる微細な亀裂を埋める能力に長けており、塗装の下地処理に不可欠です。

フィラーにはさまざまなタイプがあり、サビ止め効果を持つものや、太陽熱を反射して建物内部の温度上昇を抑える遮熱機能を付加するものも存在します。
建物の動きに追従する柔軟性を持つ微弾性フィラーは、塗膜が割れたり剥がれたりするのを防ぐために用いられます。
このような特性を持つフィラーは、特にひび割れが生じやすいモルタル壁などの下地に最適です。

バインダー

バインダーは、下塗り塗料の中でも特に下地と上塗り塗料の密着性を高めることに特化した材料です。
吸い込みを抑える機能はシーラーやフィラーに比べて劣るものの、その密着力の高さから、金属やプラスチックなどの特殊な下地にも適用可能です。
主に新築工事や下地の状態が良好な場合に選ばれることが多く、耐久性のある塗膜を形成する上で欠かせない存在となっています。

バインダーを選択する際は、塗装対象の素材や状態を考慮し、最適なものを選ぶことが重要です。

外壁塗装における下塗りの工程

外壁塗装の工程は非常に緻密で、下塗りがその基盤を形成します。
下塗り工程の重要性を認識し、適切な手順で行うことで、美しく丈夫な外壁を実現することが可能です。
外壁塗装における下塗りの工程について見ていきましょう。

現場確認

外壁塗装を始める前に、専門家が現場を確認し、塗装する外壁の状態を把握します。
この段階で、塗装に影響を与える可能性のあるあらゆる要因を洗い出し、計画を立てることが重要です。

外壁の材質、劣化の程度、環境条件などを細かくチェックし、塗装工事の方針を決定します。
現場確認を丁寧に行うことで、後の工程がスムーズに進み、最終的な仕上がりの質が向上するため、決して手を抜くことはできません。

足場の設置

安全かつ効率的な塗装作業を実施するためには、足場の設置が欠かせません。
専門の業者が建物の形状や塗装範囲に応じた足場を組み立て、作業員が安心して作業できる環境を整えます。

足場は、作業員の安全はもちろんのこと、塗装作業の品質にも直結するため、適切な設計と確実な施工が求められます。
足場の設置は塗装工事全体の時間管理にも影響を与えるため、計画的に行うことが大切です。

高圧洗浄

外壁の汚れや古い塗膜を取り除くために、高圧洗浄が行われます。
塗料の密着を妨げる油分やチョーキング(塗膜の粉化)現象による塗膜の劣化を除去し、塗装の下地を整えるための作業です。
高圧洗浄は、下塗りの密着力を高めるだけでなく、最終的な塗装の美観を左右するため、非常に重要な工程です。

下地処理

外壁のひび割れや劣化した部分を補修し、塗装に適した平滑な下地を作り出す作業が下地処理です。
この工程を怠ると、塗膜の密着不良や耐久性の低下を招くため、細心の注意を払いながら進められます。
下地処理には、ひび割れの補修やサビの除去など、多岐にわたる作業が含まれます。

養生

塗装作業中に塗料が飛散しないように、窓やドア、庭木などの塗装対象外の部分を保護する養生を行います。
養生は、塗装作業の品質を保ち、不要な後処理を避けるために重要です。
適切な養生材を使用し、慎重に作業を行うことで、作業効率の向上と塗装後のクリーンアップを容易にします。

下塗り

下塗り用塗料を塗装する工程は、外壁塗装において非常に重要です。
塗装面と塗料の密着性を高めることが主な目的であり、後の中塗りや上塗りの品質に大きく影響を及ぼします。

下塗り完了後は、中塗り、上塗りを行い、最終検査・足場の解体をして外壁塗装は完了です。
適切な下塗りを行うことで、塗装全体の耐久性や美観が向上し、建物を長期にわたって保護することができます。

下塗りの選び方と注意点

下塗り塗料を選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
前回の塗装工事で使用された塗料の種類や、現在の外壁の状態なども大きく関わってきます。

ここでは、下塗りの選び方と、塗装工事を成功に導くための注意点について詳しく見ていきましょう。

【ポイント1】前回の塗装工事で使用した塗料の確認

前回の塗装時に使用された塗料の種類を知ることは、次の塗装工事で最適な下塗り塗料を選択する上で非常に重要です。
過去に使われた塗料と相性の良い下塗りを選ぶことで、塗膜の密着性を向上させ、長期にわたる耐久性を確保することが可能となります。

この情報は塗装業者とのコミュニケーションにおいても重要な手がかりとなるため、ご自身が記録を持っていない場合でも、業者が過去のデータを基に適切な提案をしてくれるでしょう。

【ポイント2】下塗り塗料の選定

下塗り塗料を選ぶ際には、前回の塗装で使用された塗料に合わせて選ぶ必要があります。
特に伸縮性のある塗料で塗装されていた場合、同様に伸縮性のある下塗り塗料を使用しないと、塗膜がひび割れたり剥がれたりするリスクが高まります。

塗装業者はお住まいの状態や過去の塗装履歴をもとに、最適な下塗り塗料を提案してくれますが、自らも下塗り塗料についての知識を深め、塗装工事に臨む際の判断材料とすることが望ましいです。

【ポイント3】業者に見積を取る

外壁塗装を業者に依頼する際には、塗装面積や使用する塗料の種類によって費用が異なります。
費用にも相場がありますが、それはあくまで一つの目安に過ぎません。

最も正確な費用を知るためには、実際に業者にお住まいを見てもらい、詳細な見積もりを取ることを推奨します。
見積もりを複数の業者から取得することで、サービスや価格の比較が可能となり、より納得のいく選択ができるでしょう。

外壁塗装の下塗りに関するよくあるQ&A

外壁塗装における下塗り作業は、多くの方が疑問を抱く工程です。
よくある質問とその回答を通じて、下塗りの疑問点を明らかにし、塗装工事の理解を深めましょう。

【Q1】外壁塗装で下塗りをしないとどうなりますか?

下塗りを省略した場合、以下のようなことが生じる可能性があります。

そのため、下塗りは外壁塗装の品質を保つために欠かせない工程と言えるでしょう。

【Q2】下塗り塗料の費用相場はどのくらいですか?

下塗り塗料の費用相場は、塗装する面積によって変動しますが、一般的には1平方メートルあたり約1,000円が目安とされています。
ただし、これは塗料のみの価格であり、足場設置やその他の必要物資のコストは含まれていません。

塗料の種類や品質によっても価格は異なるため、具体的な見積もりを取得することが重要です。

【Q3】外壁塗装の費用相場はどのくらいですか?

戸建て住宅の外壁塗装にかかる費用は、おおよそ100万円前後からが相場と言われています。
しかし、使用する塗料の種類や塗装面積、建物の状態などによって費用は大きく変わるため、一概には言えません。
正確な費用を把握するためには、複数の業者から見積もりを取ることが望ましいでしょう。

創建ペイントの公式サイトでは、見積もり・カラーシミュレーションをお試しすることができます。

見積もりだけでなく、自由に色を選んで試せるカラーシミュレーションツールもあるので、是非一度試してみてください。

まとめ

今回は、外壁塗装における下塗りの役割とその重要性、さらには種類と特徴について解説しました。
下塗りは塗装工事の成功を左右する重要な工程であり、塗料の吸い込みを防ぎ、密着性を高め、色ムラや艶ムラをなくすために不可欠です。
また、シーラーやフィラー、バインダーなど、用途に応じた下塗り塗料の選び方があり、適切な製品選定が求められます。

外壁塗装を検討されている方は、信頼できる業者選びが大切ですので、ぜひ弊社にご相談ください。
専門的な知識と経験を持つスタッフが、あなたの住まいを丁寧に診断し、最適な塗装プランをご提案いたします。

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創建ペイントは、創建グループの「創建」「小林住宅」が培ってきたハイレベルな施工品質による外壁や屋根の塗装工事を行う外壁塗装専門の事業です。
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豊かさを追求しつづける
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創建が建ててきた1万戸以上の家は、異なる環境、立地条件で
一軒ずつ、お住まいになるご家族と真摯に向き合って建築した
住まいです。その実績、経験は常に次の住まいに活かされ、
施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。

創建供給実績
10,000戸超

※2023年8月現在

実績例

※2023年8月現在
物件名 総戸数
三田エリア ルナ三田フラワータウン 60
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 82
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア 108
ルナ三田ひばりが丘 149
神戸エリア パークヒル神戸小倉台 75
ルナ藤原台中町パークフロント 82
ルナ上津台 81
ルナ北六甲116 クルムの街 116
西神戸・ 
阪神エリア
ルナ西神中央 97
ルナ塚口 52
ルナ昆陽池公園 51
東大阪・ 
北摂エリア
ルナ南摂津 80
ルナ加納 71
ルナ山本 57
大阪市内・ 
南大阪エリア
ルナタウン島屋 55
ルナ城山公園 52
ルナ東百舌鳥 109
ルナ原山台 46
京都エリア ルナシティ同志社山手 237

街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。

商号

株式会社 創建

創立

昭和58年3月1日

設立

昭和61年9月4日

資本金

8,000万円

代表者

代表取締役会長 吉村 孝文

代表取締役社長 吉村 卓也

執行役員一覧

執行役員 大下 憲二

執行役員 岡本 賢二郎

本社所在地

〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
詳しい地図はこちら

東京支店所在地

〒101-0041
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ヒューリック神田ビル6階
Tel:03-5209-5505 Fax:03-5295-2030
詳しい地図はこちら

売上高

151.3億円(令和5年5月期)

従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

事業内容

建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
建築総合請負/設計監理に関する業務/リフォーム事業/外壁塗装事業

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ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

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施工エリア

施工エリア 関西二府四県

施工エリア 東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城

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外壁塗装の参考文献