サイディングの種類と特徴|それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説します
外壁の魅力を左右するサイディングには、実は様々な種類と特徴があります。
窯業系から木質系まで、それぞれのメリット・デメリットを解説し、さらには価格や耐久性、施工方法からメンテナンスのポイントまで、あなたの家を美しく保つための知識をわかりやすくご紹介します。
よくある疑問にも答えながら、サイディング選びのお役立ち情報をお届けするので、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
Contents
サイディングの種類とその特徴
住宅の外観において重要な役割を果たすサイディング。
その種類は多岐にわたり、それぞれに異なる特徴を持っています。
主要なサイディングの種類ごとに特性を明らかにしていきましょう。
取り上げるサイディングの種類は以下の3つです。
- 窯業系サイディング
- 金属系サイディング
- 木質系サイディング
【ポイント1】窯業系サイディング
窯業系サイディングは、住宅の外壁材として広く選ばれているタイプです。
セメントと繊維質を混ぜ合わせた素材で、耐久性に優れており、多様なデザインが可能な点が大きな魅力となっています。
色やパターンのバリエーションが豊富で、それぞれの住宅に合わせた外観を実現できるため、個性を大切にするユーザーから支持を受けています。
また、窯業系サイディングは防火性にも優れているため、安全性を重視する方にも適していると言えるでしょう。
ただし、重量があるため、施工には専門的な技術が必要となります。
そのため、取り扱いには注意が求められます。
【ポイント2】金属系サイディング
金属系サイディングは、アルミニウムやガルバリウム鋼板などの金属を使用しており、その金属特有の質感を生かした外観が特徴です。
金属の光沢やモダンな印象は、建築デザインに独特のアクセントを加えます。
断熱材で裏打ちされていることが多く、断熱性能に優れている点も見逃せません。
しかし、金属はサビのリスクがあり、特に海沿いなど塩害の影響を受けやすい地域では、メンテナンスに注意を要します。
長期にわたる美しさを保つためには、定期的な点検や適切な処置が欠かせません。
【ポイント3】木質系サイディング
木質系サイディングは、天然木や合板などの木材を主体とした外壁材で、温かみのある自然な外観が魅力です。
木の持つ自然な風合いは、住宅に和やかな印象を与え、居心地の良い空間を演出します。
断熱性に優れている点も、木質系サイディングの大きな利点です。
また、環境への配慮が求められる現代において、木は再生可能な資源としての価値も高く評価されています。
しかし、木材は水分に弱く、定期的なメンテナンスが必要です。
耐候性を高めるための塗装や、害虫から守る処理などの適切なケアがサイディングを長持ちさせる秘訣となります。
サイディングの価格と耐久性
サイディングは家の外観を左右する重要な要素であり、種類によって価格や耐久性が異なるため、選択には慎重になる必要があります。
以下では、各サイディングの価格帯と耐用年数を具体的に解説し、賢く選択するためのポイントについて解説しますので参考にしてみてください。
サイディングの種類 | 価格帯(1平方メートルあたり) | 耐用年数 |
---|---|---|
窯業系 | 3,500円~5,000円 | 20~40年 |
金属系 | 4,000円~6,000円 | 20~40年 |
木質系 | 5,700円~9,300円 | 15~30年 |
【ポイント1】窯業系サイディングの価格と耐久性
窯業系サイディングは、その耐火性や耐久性から多くの住宅で採用されています。
1平方メートル当たりの価格は3,500円から5,000円程度となっており、その耐用年数は20年から40年とされています。
長期間にわたって外壁を保護する能力は、窯業系サイディングが多くの建築家や施主から支持される理由の一つです。
耐候性や耐震性にも優れているため、長期間にわたる安心感を提供する外壁材と言えるでしょう。
【ポイント2】金属系サイディングの価格と耐久性
金属系サイディングは、モダンな外観と金属特有の質感で注目を集めています。
価格は1平方メートルあたり4,000円から6,000円となっており、耐用年数は20年から40年の範囲で推移します。
金属系サイディングは、特に耐久性に優れており、強い風雨や紫外線にも耐えることが可能です。
ただし、サビの発生には注意が必要で、定期的なメンテナンスが必須となります。
そのため、メンテナンスの容易さやコストも含めて総合的に判断することが大切です。
【ポイント3】木質系サイディングの価格と耐久性
木質系サイディングは、自然な風合いと温かみのある外観が魅力です。
1平方メートルあたりの価格は5,700円から9,300円と他の種類に比べて高めですが、断熱性や環境への配慮などの面で優れています。
耐用年数は15年から30年とやや短めですが、適切なメンテナンスを行うことで長持ちさせることが可能です。
自然素材を用いたサイディングは、環境への影響を考える人々にとって選択肢の一つとなるでしょう。
サイディングの施工方法およびかかる費用と日数
サイディングの施工は、外壁の見た目を一新するだけでなく、建物を守る大切な役割を果たします。
施工方法にはいくつかの選択肢があり、必要な費用や日数も異なることを覚えておきましょう。
以下では、施工方法の詳細や、見積もりの際に参考になる費用の目安、さらには工事期間について具体的にご説明いたします。
【ポイント1】サイディングの施工方法
サイディングの施工方法として主流なのは、張り替え工法とカバー工法の2つです。
張り替え工法は、古くなった外壁材を取り外し、新しいサイディングを施工する方法です。
一方、カバー工法は、既存の外壁材の上に新しいサイディングを重ねて取り付ける手法であり、外壁の断熱性や防音性を高める効果も期待できます。
選択する施工方法は、建物の状態や予算、求める性能によって変わるため、専門家と相談しながら最適な方法を選定することが重要です。
また、施工方法によって必要となる下地処理や仕上げの工程が異なるため、工法ごとに適した技術を持つ業者を選ぶことが、仕上がりの品質を左右します。
【ポイント2】サイディングの施工費用
サイディングを張り替える場合の費用は、建物の規模や選ぶサイディングの種類、施工業者の技術力によって変動しますが、一般的な戸建住宅であれば、170万円から250万円が相場とされています。
一方、カバー工法では、既存の外壁を撤去する必要がないため、100万円から220万円程度と張り替えに比べてコストを抑えることが可能です。
外壁の状態や追加の断熱材の使用、特殊な加工が必要な場合は追加費用が発生することもありますので、複数の業者から見積もりを取り、詳細な内訳を確認することが肝心です。
【ポイント3】サイディングの施工にかかる日数
サイディングの施工期間は、工法や建物の大きさ、外壁の状態によって変わります。
張り替え工法の場合、全体的な工事の進行状況や天候にも左右されますが、一般的には3週間から4週間程度を見込むのが妥当です。
一方、カバー工法では、既存の外壁を撤去する工程が省けるため、2週間から3週間程度で施工が完了することが多いです。
工事期間はあくまで目安であり、実際の工事日数は、施工業者のスケジュールや作業効率、さらには不測の事態によって前後する可能性があります。
工事を依頼する際には、工事期間に余裕を持たせることで、予期せぬ遅延にも柔軟に対応できるようにしましょう。
サイディングのメンテナンス方法とその費用
サイディングは建物の外観を美しく保つだけでなく、機能性を維持するためにも定期的なメンテナンスが重要です。
メンテナンス方法と費用について、具体的に見ていきましょう。
【ポイント1】サイディングのメンテナンス方法
外壁としてのサイディングを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
主なメンテナンス方法には塗装や張り替えがあります。
塗装は、外壁の色褪せや細かなひび割れを修正するために行われ、外観の美しさを長く保つことが可能です。
また、張り替えは、外壁の大きな損傷や性能の低下が見られる場合に選ばれることが多く、新しいサイディング材に交換することで建物を守る役割も。
コーキングの打ち替えや打ち増し、高圧洗浄といったメンテナンスもあり、小さな損傷を補修したり汚れを取り除くのに役立ちます。
【ポイント2】サイディングのメンテナンス費用
サイディングは、メンテナンスの種類によって費用が大きく異なります。
一般的な戸建て住宅の場合、塗装には60万円から100万円前後が必要です。
費用は外壁の面積や塗料の種類によって変動します。
コーキングの打ち替えや打ち増しは、1メートルあたり900円から1,300円程度が目安とされており、高圧洗浄は1平方メートルあたり200円から300円程度が相場です。
費用は、建物の状態やメンテナンスの規模によって変わるため、正確な見積もりを取ることが大切です。
【ポイント3】サイディングのメンテナンス時期
メンテナンスのタイミングは、サイディングの種類によって異なります。
窯業系サイディングは7年から10年ごと、金属系サイディングは10年から15年ごと、木質系サイディングは約10年ごとにメンテナンスを行うのがおすすめです。
しかし、目安はあくまで一般的なものであり、建物の立地条件や使用されているサイディング材の品質、前回のメンテナンスからの経過年数などによって前後することがあります。
定期的な点検を行い、必要に応じて専門家に相談することが、サイディングを長持ちさせる秘訣です。
よくある質問と回答
サイディングに関する疑問や不安を抱える人も数多くいることでしょう。
続いては、実際によく寄せられる質問をピックアップして詳しくお答えしていきます。
サイディング選びの参考にしていただければ幸いです。
【Q1】サイディングの種類にはどんなものがありますか?
外壁材として用いられるサイディングは、種類が多岐にわたります。
日本において最も普及しているのは窯業系サイディングで、全体のシェアの70%以上を占めており、デザインの多様性や耐久性の高さが評価されています。
金属系サイディングは、独特の質感と現代的な外観が特徴で、耐久性にも優れていることから、商業施設や個性的な住宅の外壁に選ばれることが多いです。
一方、木質系サイディングは自然な風合いが魅力で、環境への配慮や断熱性の良さから注目されています。シェア率に関しては1%程度とまだ少ないものの、美しさと機能性により、今後の普及が期待されている素材のひとつです。
【Q2】サイディングは種類によって、価格が変わりますか?
サイディングの価格は、その種類によって大きく異なります。
窯業系サイディングは、一般的に1平方メートルあたり3,500円から5,000円の範囲で購入でき、その手頃な価格が人気の一因となっています。
金属系サイディングはやや高価で、1平方メートルあたり4,000円から6,000円程度が相場です。
木質系サイディングは、天然素材の特性と加工の手間を考慮すると、最も高価な部類に入ります。
価格は1平方メートルあたり5,700円から9,300円となっており、全体的に見ると、窯業系と比べると約2,000円以上の価格差があることがわかります。
したがって、予算に応じて適切なサイディングを選ぶことが重要です。
【Q3】サイディング外壁のメンテナンス方法には、どのようなものがありますか?
サイディングの外壁を長持ちさせるためには、適切なメンテナンスをすることが大切です。
主なメンテナンス方法には、塗装や交換(張り替え)があります。
塗装は、外壁の色褪せや細かなひび割れを修復するために行われ、一般的な戸建住宅であれば、60万円から100万円前後の費用がかかります。
また、補修の一環としてコーキングの打ち替えや打ち増しを行うこともあり、1メートルあたり900円から1,300円程度のコストがかかるのが一般的です。
高圧洗浄による清掃もメンテナンスの一つで、1平方メートルあたり200円から300円の費用が必要です。
外壁の状態に応じたメンテナンスを定期的に行うことで、サイディングの美観と機能を長期間保つことができます。
まとめ
今回は、サイディングの種類と特徴、価格と耐久性、施工方法と費用、メンテナンス方法とその費用、よくある質問と回答について詳しく解説しました。
窯業系、金属系、木質系といった各サイディングには独自の特性があり、メリットとデメリットを理解することが重要です。
また、施工やメンテナンスには費用がかかり、適切な時期に行うことが長持ちさせる秘訣となります。
外壁塗装においては、信頼できる業者選びが何よりも大切です。
「創建ペイント」では適切なサイディング選びと施工で快適な住まいを守るお手伝いをいたしますので、ぜひ当社までご相談ください。
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施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。
※2023年8月現在
実績例
物件名 | 総戸数 | |
---|---|---|
三田エリア | ルナ三田フラワータウン | 60 |
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 | 82 | |
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア | 108 | |
ルナ三田ひばりが丘 | 149 | |
神戸エリア | パークヒル神戸小倉台 | 75 |
ルナ藤原台中町パークフロント | 82 | |
ルナ上津台 | 81 | |
ルナ北六甲116 クルムの街 | 116 | |
西神戸・ 阪神エリア |
ルナ西神中央 | 97 |
ルナ塚口 | 52 | |
ルナ昆陽池公園 | 51 | |
東大阪・ 北摂エリア |
ルナ南摂津 | 80 |
ルナ加納 | 71 | |
ルナ山本 | 57 | |
大阪市内・ 南大阪エリア |
ルナタウン島屋 | 55 |
ルナ城山公園 | 52 | |
ルナ東百舌鳥 | 109 | |
ルナ原山台 | 46 | |
京都エリア | ルナシティ同志社山手 | 237 |
街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。
商号 |
株式会社 創建 |
---|---|
創立 |
昭和58年3月1日 |
設立 |
昭和61年9月4日 |
資本金 |
8,000万円 |
代表者 |
代表取締役会長 吉村 孝文 代表取締役社長 吉村 卓也 |
執行役員一覧 |
執行役員 大下 憲二 執行役員 岡本 賢二郎 |
本社所在地 |
〒541-0047 |
東京支店所在地 |
〒101-0041 |
売上高 |
151.3億円(令和5年5月期) |
従業員数 |
従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期) |
事業内容 |
建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/ |

大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます
ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

本社所在地
本社所在地 |
〒541-0047 |
---|
施工エリア
※別途、交通費が発生する場合があります。
- 大阪
-
池田市
泉大津市
貝塚市
守口市
泉佐野市
富田林市
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岩出市
外壁塗装の参考文献
- 住宅リフォーム推進協議会
https://www.j-reform.com - 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
https://www.chord.or.jp/index.html?red_param=220106 - 一般社団法人日本塗装工業会
https://www.nittoso.or.jp - 一般社団法人外壁塗装協会
https://tosouginoushi.com