【外壁掃除】おすすめブラシはどれ？材質別メリットとデメリットを徹底比較 | 大阪の外壁塗装業者なら創建ペイント(創ペン)

外壁の掃除は家を美しく保つだけでなく、劣化を防ぐためにも欠かせない作業です。
外壁の材質によっては、適切な道具を選ばないと傷をつけたり効果的に汚れを落とせなかったりすることもあります。

そこで重要なのが、外壁掃除に最適なブラシ選びです。
この記事では、外壁材ごとに適したブラシの種類や、それぞれの材質のメリットとデメリットを徹底比較しながら解説します。
外壁をきれいにしたいけれど、どのブラシを選べばいいかわからない方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

創建ペイント
谷口 知史

・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

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外壁掃除用ブラシの種類と特徴

外壁掃除用ブラシは素材によって性能が大きく異なります。
外壁材や汚れの状態に応じて、適切なブラシを選択することが重要です。
主なブラシの特徴と価格を比較表で紹介します。

主に3つのブラシの特徴を見ていきましょう。

ナイロンブラシの特徴

ナイロンブラシは現代の外壁清掃の定番ツールとして広く使用されています。
適度な硬さと優れた耐久性があり、多くの外壁材に対応できる汎用性が特徴です。

ナイロンの素材の特徴として、温度による硬さの変化があります。
気温が低い冬季は毛が硬くなり、夏季は柔らかくなる傾向にあります。
季節に応じた使い分けが重要です。
冬季は特に慎重な作業が必要で、外壁を傷つけないよう、力加減に注意を払う必要があります。

ナイロンブラシを選ぶ際は毛先の加工方法をチェックしましょう。
二段加工や分岐タイプは汚れ落としと外壁保護を両立します。
毛の密度にも注目しましょう。高密度は汚れ落とし重視、低密度は水はけ重視です。

柄の素材も重要です。
プラスチック製は軽量で操作性が良く、金属製は耐久性に優れています。
これらの特徴を理解し、用途に合わせて適切な製品を選択しましょう。

ワイヤーブラシの特徴

ワイヤーブラシは金属製の毛を使用しており、頑固な汚れや苔の除去に優れた効果を発揮します。
力の入れ過ぎにより、外壁の塗装面を傷つける危険性が高いため、使用には細心の注意が必要です。

使用後は十分な乾燥が必要です。
特に海岸部など、塩分を含む環境では錆びやすい傾向にあります。
保管時は除湿剤を併用するなど、適切な管理が求められます。

馬毛ブラシの特徴

天然素材である馬毛ブラシは、細かい毛先が特徴です。
繊細な外壁材や高級な塗装面の清掃に適しています。
毛先が細かいため、微細な汚れまでしっかりと除去できます。

耐久性はナイロンブラシに劣りますが、外壁への優しさは抜群です。
高価格帯の製品が多いものの、適切なケアを行えば長期間使用できます。

外壁の素材別におすすめのブラシ

外壁材によって最適なブラシは異なります。
使用するブラシの選択を誤ると、外壁を傷めてしまいかねません。
外壁材ごとの特性を理解し、最適なブラシを選ぶためのポイントについて見ていきましょう。

サイディング外壁におすすめのブラシ

サイディング外壁は傷つきやすい素材のため、柔らかいスポンジや柔らかいブラシを使用して優しく洗浄しましょう。
強くこする行為は避け、高圧洗浄やスチーム洗浄は使用禁止です。

柔らかい毛先で密度の高いブラシを使用することで、サイディングの表面を傷つけることなく効果的に清掃できます。
長期間放置された頑固な汚れやカビはブラシ清掃だけでは除去できない可能性があります。
その場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。

モルタル外壁におすすめのブラシ

モルタル外壁の掃除には、柔らかい毛先のブラシがおすすめです。
PPウェーブ繊維や柔らかい樹脂製の毛材質のブラシを使いましょう。
ブラシ部分は細かく、密度が高いものを選ぶのがおすすめです。

モルタルはひび割れが発生しやすい素材のため、強い力でこすらないようにしてください。特に塗装面の場合、慎重な作業が必要です。
強すぎる力でブラシを使用すると、塗膜が剥がれる可能性があります。
定期的な清掃を心がけ、汚れを蓄積させないことが重要です。

タイル外壁におすすめのブラシ

タイル外壁は他の外壁材と比べ耐久性が高いものの、目地を傷めないように注意する必要があります。
タイル面と目地部分で異なるアプローチが必要です。
タイル面には中程度の硬さのナイロンブラシが適していますが、目地部分には細めのブラシを使用します。

ワイヤーブラシはタイル表面を傷つける可能性が高いため、使用は避けるべきです。
特に光沢のあるタイルでは、傷が目立ちやすくなります。

外壁掃除ブラシの選び方のポイント

効果的な外壁清掃を行うために、ブラシ選びは慎重に行う必要があります。
築年数や外壁の種類、汚れの状態などの要素を考慮して、最適なブラシを選ぶことが重要です。
効果的な外壁清掃を実現するための、ブラシ選びの重要なポイントを見ていきましょう。

ブラシの硬さを確認

外壁は強くこすったり硬いブラシを使用すると、塗膜や目地のコーキングが傷つく原因となります。
なるべく柔らかい素材で、極力優しくこする方法が基本です。

ブラシの硬さは外壁清掃の仕上がりを大きく左右します。
柔らかすぎると汚れが落ちず、硬すぎると外壁を傷める可能性があるため、適切な選択が重要です。
築年数や外壁の状態に応じた適切なものを選びましょう。

築10年以上の建物は塗膜が弱くなっているため、柔らかめのブラシを選びましょう。
汚れの種類によっても使い分けが効果的で、通常の埃は柔らかいブラシ、生えて間もないカビやコケは、通常のブラシで対応可能です。
頑固な汚れは、専門業者による高圧洗浄やバイオ洗浄をおすすめします。

ブラシの形状をチェック

外壁清掃用のブラシは、用途に応じて以下のサイズが一般的です。

• 広範囲用 ・・・ 110mm～130mm
• 細部清掃用 ・・・ 33mm～65mm

清掃箇所に適した形状のブラシを選ぶことで、作業効率が大きく向上します。
平面用の広いブラシは広範囲の清掃に適していますが、窓枠や軒下など細かい部分には不向きです。

伸縮式の柄付きブラシは、高所の清掃を安全に行える利点があります。
210cm～470cmまで伸縮可能な形状が実用的です。
重量が増えるため、長時間の作業には注意が必要です。
アルミ製の軽量タイプだと、作業効率がアップします。

効果的な清掃のために、毛丈の長さは47mm～65mmのものを選ぶとよいでしょう。
外壁の凹凸部分にも十分に届くため、おすすめです。

耐久性と価格のバランス

ブラシの選び方は、使用頻度でも大きく変わります。
月1回以上の定期清掃を行う場合は、高品質なブラシがおすすめです。
初期費用は高めですが、長期間使用できるため、結果的にコスト面でもメリットがあります。

年1～2回程度の使用なら、2,000～3,000円程度の標準的なブラシで問題ありません。
耐久性はやや劣りますが、使用頻度が少なければ十分な性能を発揮できます。
予算と清掃計画に合わせて最適な製品を選びましょう。

外壁掃除ブラシに関するよくある質問

外壁掃除ブラシについて、多く寄せられる質問と回答を紹介します。
ブラシ購入を検討する際の参考にしてみてください。

【Q1】高圧洗浄機を使う場合もブラシは必要？

高圧洗浄機は強力な水圧で汚れを落とせる便利な道具ですが、外壁材の種類や状態によっては、慎重に判断する必要があります。
高圧洗浄機の不適切な使用は外壁に深刻なダメージを与える可能性があるからです。
強い水圧により塗装が剥がれたり、外壁材の劣化や破損を引き起こす可能性があります。

タイル外壁は耐久性が高く、ブラシや高圧洗浄機での洗浄が可能です。
サイディング外壁は塗装面を保護するため、柔らかいスポンジや弱い水圧で洗浄するようにしましょう。
強い力でのブラシ使用や高圧洗浄は避けるべきです。

【Q2】ブラシの寿命はどのくらい？

ブラシの寿命は使用頻度や保管状態によって大きく異なります。
毛先が摩耗して削れている場合や、フィラメントが広がった状態になると洗浄効果が低下し、作業効率が悪化します。

定期的な点検を行い、毛先の状態を確認することが大切です。
使用後は水で洗い流し、十分に乾燥して保管することでブラシの劣化を防止できます。

【Q3】外壁掃除の頻度はどのくらいがいい？

外壁掃除の頻度は、状況や目的に応じて臨機応変に対応しましょう。
定期的な水洗いや基本清掃は、年に1～2回の頻度で行うのがおすすめです。
汚れの蓄積を防ぎ、外壁の耐久性を維持できます。

湿気の多い地域では、カビやコケの発生を防ぐため、定期的な点検と清掃が重要です。
清掃時期は、気温が20度台で気候が安定している春や秋が最適です。
清掃の際は外壁材の種類に応じて適切な方法を選び、過度な水圧による損傷を避ける必要があります。

3～5年に一度の頻度で、プロによる本格洗浄を行うのが望ましいです。
工業地帯や交通量の多い場所では、より頻繁な清掃が必要です。

まとめ

外壁掃除用ブラシの選択は、外壁材や使用環境によって慎重に検討する必要があります。
適切なブラシを選び、定期的なメンテナンスを行うことで、建物の美観と耐久性を長く保つことができるでしょう。
特に外壁材との相性を重視し、必要に応じて複数種類のブラシを使い分けることをおすすめします。

本格的な外壁清掃は、専門知識や経験が必要です。
専門業者であれば、外壁材の種類に応じた適切な水圧と洗浄方法を提案してくれます。
頑固な汚れが気になる場合は、専門業者への依頼を推奨します。

創建ペイントは、外壁塗装の豊富な実績を持つ専門業者です。
あらゆる外壁材に対応した、安全で確実な清掃方法を提案します。
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