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ドローンを使った屋根点検は危険?失敗例と回避方法を紹介

更新日2025年1月31日

近年、ドローンを使った屋根点検が手軽で効率的な方法として注目されています。
高所に登らずに屋根の状態を確認できるため、安全面でも優れているとされています。
ドローン操作にはスキルが求められ、誤った使い方をすると思わぬトラブルや失敗を招く可能性もあるのです。

この記事では、ドローンを使った屋根点検の利便性とともに、実際の失敗例や回避方法について詳しく解説します。
ドローン点検を成功させ、安全かつ効果的に活用するためのポイントを押さえておきましょう。

この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

目次

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ドローンを使った屋根点検のメリットとデメリット

ドローンを活用した屋根点検は、従来の方法に比べて効率的かつ安全に屋根の状態を確認できる手段として広まりつつあります。
便利である一方、注意すべき課題も存在します。
ドローン点検のメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
導入を検討する際の参考にしてください。

ドローン屋根点検のメリット

ドローンを活用した屋根点検では、作業者が直接屋根に上る必要がないため、転落事故のリスクが大幅に低減されます。
足場の設置が不要なため、仮設工事のコストと時間も削減できます。

高解像度カメラによる撮影で、人の目では確認しづらい微細なひび割れや劣化箇所も発見可能です。
4Kカメラ搭載のドローンでは、わずか2mm幅のクラックまで検出できます。

点検時間も大幅に短縮できます。
一般的な戸建住宅の場合、従来の点検方法では2?3時間かかっていた作業が、30分程度で完了するケースもあるでしょう。

撮影データは記録として保存でき、経年変化の確認にも活用できます。
AIによる画像解析技術と組み合わせることで、損傷箇所の自動検出や劣化度の定量評価も可能になってきています。

ドローン屋根点検のデメリット

ドローンによる屋根点検には、以下のようなデメリットがあります。

ドローンで点検するだけでは触診による点検ができず、屋根材の劣化具合やガタつきなど、具体的な状態を正確に把握できません。
カメラの映像のみでは異常を見逃す可能性が高まります。

点検時に問題を発見しても、応急処置や修理が不可能です。
その場で対応できず、別途修理業者へ依頼する必要があります。
天候による制約も大きく、雨天や強風時には点検できないというデメリットもあります。

ドローンを飛ばす際には水洗トイレやテレビの大音量と同程度の騒音を発生させるため、近隣住民とトラブルになる可能性もあります。
ドローン屋根点検を検討する際は、デメリットも考慮して選択することが大切です。

ドローン屋根点検の適している建物と不向きな建物

大規模な工場や倉庫、高層ビルなど、従来の点検方法では時間とコストがかかる建物に特に有効です。
広大な面積を効率的に点検でき、足場設置費用の削減にもつながります。

住宅密集地や空港周辺、電波塔近くでは飛行制限があり、実施が困難です。
強風の多い地域では安定飛行が難しく、点検の精度が低下する可能性があります。

住宅街でドローン点検を行う場合、必要に応じて航空法による許可が必要です。
申請から許可まで10日ほどかかり、近隣への説明も必要になります。
周辺住民のプライバシーを守るため、撮影は必要最小限に制限しなければなりません。

ドローンを使った屋根点検の失敗例

ドローンを使った屋根点検は便利な方法ですが、操作ミスや準備不足によってトラブルが発生することもあります。
実際の失敗例を参考に、原因や背景を詳しく見ていきましょう。

操縦ミスによる墜落事故

経験の浅い操縦者が強風時に無理な飛行を行い、建物に激突して墜落するケースが報告されています。
2023年の業界調査では、事故の7割が人為的ミスによるもので、操縦ミスが全体の約6割を占めています。

特に問題となるのは、ドローン本体の破損だけでなく、建物への損傷です。
最悪の場合、屋根材の破損や雨漏りの原因となり、高額な修繕費用が発生することもあります。

操縦技術の習得と天候確認は絶対条件です。
風速計を使用した正確な気象観測と、定期的な技能訓練が欠かせません。

バッテリー切れによる不時着

バッテリー管理の失敗も深刻な問題です。
飛行時間の見積もりミスでバッテリーが切れ、屋根上に不時着するケースが報告されています。
バッテリー残量は気温や風速によっても変動するため、経験者でも誤算が生じることがあります。

回収作業の際に屋根材を傷つけてしまうリスクも高いです。
飛行時はバッテリー残量の確認を徹底し、飛行予定時間に応じた予備のバッテリーを準備しておくことが大切です。
気温による性能低下を考慮した、余裕ある計画を立てましょう。

撮影データの紛失・破損

SDカードの不具合や取り扱いミスによるデータ消失も深刻な問題です。
再度の点検が必要となり、コストと時間のロスが発生します。
天候の制約がある場合、次回の点検機会を得るまでに時間がかかることもあります。

データのバックアップ体制の構築と、SDカードの定期的な品質チェックが必要です。
クラウドストレージの活用も有効な対策となります。

ドローン屋根点検の危険を回避する方法

ドローン屋根点検の事故やトラブルを防ぐには、適切な準備と対策が必要です。
法令遵守と安全管理の両面から、具体的な対策を解説します。

適切な機材選択と整備

屋根点検用のドローンには、強風に強い機体構造と高画質なカメラ性能が必須です。
一般の空撮用ドローンでは性能が不足し、正確な点検が難しい場合があります。

防水・防塵機能を備えたドローンを選ぶことで、急な天候変化にも対応可能です。
機材の劣化も抑えられるため、長期運用の面でメリットがあります。
ドローン本体は定期点検と日常の整備を欠かさず、常に最良の状態を保つことが安全な点検作業につながります。

操縦者の資格と経験の確認

法律上、ドローンによる屋根点検に必須の資格はありません。
ただし、ドローンを使用した屋根点検には、16歳以上であることや、10時間以上の飛行実績の証明などの条件を満たす必要があります。

安全で効率的な点検のためには、資格取得が推奨されます。
屋根点検ドローンオペレーターや一等・二等無人航空機操縦士の資格を持っているか確認するとよいでしょう。

住宅街での点検には、第三者上空飛行の許可や目視外飛行の許可、人や建物から30m以内での飛行許可が必要です。
場合によっては、追加の手続きが必要なケースもあります。
ドローンの安全な運用のために、資格取得により技術・知識が習得されているかどうかを確認しましょう。

信頼できる業者に依頼する

近年、ドローンを使用した屋根点検に関連する悪質な商法が増加しています。
ドローン点検は従来の方法と比べて安全で効率的ですが、業者選びには慎重な判断が必要です。
事前連絡なく訪問し、「ドローンで撮影したところに破損箇所がある」と不安を煽る業者や、無料点検を装って契約を迫る業者もいます。

ドローン点検を検討する際は、飛び込み営業の誘いに乗るのではなく、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。
点検内容、資格や実績を事前に確認しましょう。

ドローン屋根点検に関するよくある質問

ドローン屋根点検について、よく寄せられる疑問に答えます。
法規制や費用面での不安を解消し、適切な導入判断の参考にしてください。

【Q1】ドローンを使った屋根点検は法律的に問題ないの?

ドローンを使った屋根点検は、航空法に基づく飛行ルールの遵守が必須です。
法的な規制があり、手続きや許可を得る必要があります。
規則に違反した場合は、罰則の対象となるため、適切な手続きと安全管理が重要です。

150m以上の上空飛行は禁止されています。
住宅地上空の飛行には許可申請が必要です。
個人情報保護法に配慮し、不必要に民家を撮影しないようにする必要があります。

地方自治体独自の条例確認も重要です。
地域によっては追加の規制が設けられている場合があります。
事前の確認と必要な手続きの実施を徹底しましょう。

【Q2】ドローン屋根点検の費用はどれくらい?

建物の規模や点検内容によって費用は異なりますが、戸建住宅では無料~3万円前後が一般的です。
従来の足場を組む方法と比べると、コストが削減できます。

建物種別 点検範囲 標準費用 所要時間
戸建住宅 屋根全体 5,000~3万円 15~30分
集合住宅・ビル 1棟分 10万円~ 30~60分
工場・倉庫 建物全体 5.5万円~ 30~60分
大規模施設 建物全体 30-50万円 60分以上

詳細な点検が必要な場合は、人による直接点検と組み合わせることもあり、追加費用が発生する可能性もあります。
赤外線カメラの使用有無や報告書作成の有無、建物の規模や複雑さも費用が変動する要因です。

工事を前提とした点検の場合は、無料で実施する業者も多く存在します。
怪しい業者に騙されないよう、慎重に選択する必要があるでしょう。

【Q3】ドローンの無料点検の営業がきたらどう対応すればいい?

ドローンの無料点検をうたう営業がきたら、即座に断りましょう。
突然の訪問営業や、ドローンで撮影済みと主張してくる場合は特に注意が必要です。

典型的な詐欺の手口としては、不安を煽ってその場で契約を迫ってきたり、無料点検後に高額な工事費用を請求してくるケースもあります。
はっきりと不要と伝えるか、後日検討すると伝えて、その場での契約は避けましょう。

複数の業者から見積もりを取ったり、会社の実績や評判を確認することが大切です。
不審な営業には毅然とした態度で対応し、安易に契約を結ばないようにしましょう。

まとめ

ドローンによる屋根点検は、従来の方法と比べて安全性と効率性に優れていますが、適切な準備と対策が不可欠です。
機材選択から操縦技術、安全管理まで、総合的な対策を講じることで、事故やトラブルを防ぎ、効果的な点検を実現できます。
法規制の遵守と近隣への配慮も忘れずに、計画的な導入を進めましょう。

無料点検を謳う悪質な業者の営業も増えています。
点検後に高額な工事を強要されるケースもあり、注意が必要です。
信頼できる実績のある専門業者を選び、適切な費用で確実な点検を受けるようにしましょう。

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※2023年8月現在
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京都エリア ルナシティ同志社山手 237

街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。

商号

株式会社 創建

創立

昭和58年3月1日

設立

昭和61年9月4日

資本金

8,000万円

代表者

代表取締役会長 吉村 孝文

代表取締役社長 吉村 卓也

執行役員一覧

執行役員 大下 憲二

執行役員 岡本 賢二郎

本社所在地

〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
詳しい地図はこちら

東京支店所在地

〒101-0041
東京都千代田区神田須田町1丁目16番5号
ヒューリック神田ビル6階
Tel:03-5209-5505 Fax:03-5295-2030
詳しい地図はこちら

売上高

151.3億円(令和5年5月期)

従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

事業内容

建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
建築総合請負/設計監理に関する業務/リフォーム事業/外壁塗装事業

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大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます

ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

大阪府と創建・小林住宅の連携協定
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本社所在地

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大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
大阪府知事登録(ト)第13668号/東京都知事登録 第59802号

施工エリア

施工エリア 関西二府四県

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※別途、交通費が発生する場合があります。

外壁塗装の参考文献