断熱塗料おすすめ3選｜商品特性＆遮熱塗料との違いを解説 | 大阪の外壁塗装業者なら創建ペイント(創ペン)

ご自宅で過ごすなかで「家にいてもなんだか冬は寒いし、夏になると暑い」と感じたことはありませんか？
その問題を解決するための一つの答えが、「断熱塗料」です。

断熱塗料は建物の内部と外部の熱の移動を抑制し、一年中快適な室温を保ってくれます。
しかし、どれを選べばいいのか迷ってしまうかもしれません。

そこで今回の記事では、断熱塗料のおすすめ商品を3つ紹介するとともに、その特性や遮熱塗料との違いについて詳しく解説します。
これを読めば、ご自宅をより快適にするための選択肢が見えてくるはずです。

この記事の監修者

創建ペイント
谷口 知史

・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

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断熱塗料のおすすめ商品3選

断熱塗料は、建物の内部と外部の熱の移動を抑制し、室内温度を一年中快適に保つための塗料です。

• セラミック系
• シリコン系
• ウレタン系

断熱塗料の中でも特におすすめの商品を、成分別にご紹介します。

セラミック系

まず最初にご紹介するのは、「セラミック系」の断熱塗料です。

セラミック系の断熱塗料は、遮熱・断熱性が高く、特に遠赤外線を効率よく反射する性質があります。
夏の暑さだけでなく冬の寒さからも室内を守ることが可能です。

さらに、セラミック系の断熱塗料は、耐久性にも優れています。
ウレタン塗料の3倍、シリコン塗料の2倍とも言われているその耐久性は、長期間にわたり安定した断熱効果を発揮します。
このような特性から、セラミック系の断熱塗料は、長期的に考えてもコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

シリコン系

次にご紹介するのは、「シリコン系」の断熱塗料です。

シリコン系の断熱塗料は、耐熱性・耐水性・耐候性が高いという特徴があります。
この特性により、厳しい気候条件下でも安定した断熱効果を発揮することができます。

また、シリコン系の断熱塗料は耐用年数が8〜12年と長く、カラーバリエーションも豊富です。
これにより、建物の外観を長期間美しく保つことが可能です。
さらに、汚れの付着や色落ちが少ないため、メンテナンスも容易に行えます。

ウレタン系

最後にご紹介するのは、「ウレタン系」の断熱塗料です。

ウレタン系の断熱塗料は、密着性や柔軟性に優れています。
これにより、コンクリートやモルタルなどひび割れしやすい箇所に適しています。

耐用年数は8〜10年と、シリコン系に比べると若干短いですが、その分価格が抑えられています。
初期費用を抑えたい方や、短期間での塗り替えを考えている方におすすめです。

それぞれの塗料の特性を理解し、自分の住環境や予算に合わせて最適な商品を選びましょう。

断熱塗料にするメリット

断熱塗料を選ぶと、一年中快適な室温を保つことができるだけでなく、光熱費の削減や耐久性の向上など、さまざまなメリットがあります。

• 室温を一年中快適に保てる
• 光熱費を削減できる
• 耐久性を高められる
• 一般的な断熱材よりも火災に強い
• 結露防止が期待できる
• 防音、遮音効果がある

それぞれの詳細を見ていきましょう。

室温を一年中快適に保てる

断熱塗料は、その名の通り「断熱」を目的とした塗料です。
これは、建物の内部と外部の熱の移動を抑制し、夏は涼しく、冬は暖かい室温を保つことができます。

例えば、夏場には外部からの熱を遮断し、冬場には室内の暖かさを逃がさない働きをします。
これにより、一年中快適な室温を維持することが可能となります。

光熱費を削減できる

断熱塗料のもう一つの大きなメリットは、光熱費の削減です。
「どれくらい削減できるの？」と思われるかもしれませんが、これは断熱塗料の性能や建物の構造、使用するエアコンやヒーターの性能などによります。
しかし、断熱塗料を使用することで、冷暖房費が年間で約10〜30％削減できると言われています。

耐久性を高められる

断熱塗料は、一般的な塗料と比べて耐久性が高いとされています。

特にセラミック系の断熱塗料は、ウレタン塗料の3倍、シリコン塗料の2倍の耐久性があると言われています。
これにより、塗装の寿命を延ばし、長期的なメンテナンスコストを抑えることが可能となります。

一般的な断熱材よりも火災に強い

また、断熱塗料は一般的な断熱材よりも火災に強いという特徴もあります。
これは、断熱塗料が熱を遮断する性質を持つため、火災時に炎や熱が広がりにくいというメリットがあるからです。

結露防止が期待できる

断熱塗料を使用すると、結露の発生を防ぐことも期待できます。
これは、断熱塗料が室内の温度を一定に保つため、結露が発生しにくい環境を作るからです。
結露は、カビの発生や建物の劣化を引き起こす原因となるため、その防止は大切なポイントとなります。

防音・遮音効果がある

また、断熱塗料には防音・遮音効果もあります。
これは、断熱塗料が振動を吸収する性質を持つため、外部からの騒音を軽減することができます。
特に、交通量の多い道路沿いや、騒音の多い環境で生活している方にとっては、大きなメリットとなるでしょう。

断熱塗料と遮熱塗料の違い

「断熱塗料」と「遮熱塗料」、どちらも建物の温度調節に役立つ塗料として注目を集めています。
しかし、それぞれの働きや目的には大きな違いがあります。

• 断熱塗料とは？
• 遮熱塗料とは？
• 違いのカギは「冬場」

上記の項目について、それぞれ詳しく解説します。
それぞれの特性を理解し、自分のライフスタイルや家の状況に合わせて適切な塗料を選びましょう。

断熱塗料とは？

断熱塗料は、その名の通り「断熱」を目的とした塗料です。

建物の内部と外部の熱の移動を抑制することで、一年を通じて快適な室温を保つ働きがあります。
塗料に熱伝導を低減させる成分が含まれており、屋根や壁に塗布すると熱の流れを遅らせるのです。

その結果、冬場には室内の暖かさを保ち、夏場は涼しさを維持することができます。

遮熱塗料とは？

一方、遮熱塗料は太陽光のなかでも近赤外線領域の光線を高反射させて温度上昇を抑制します。
つまり、夏の強い太陽熱を効率的に反射させ、表面温度の上昇を防ぐのです。
この特性により、遮熱塗料は特に夏場の熱対策に効果的と言えます。

違いのカギは「冬場」

断熱塗料と遮熱塗料、どちらも建物の温度調節に寄与し、冷暖房によるエネルギー消費の軽減に役立つという共通点があります。
両者の働き方や効果の違いのカギは「冬場」に顕著です。
遮熱塗料は、屋内の温度上昇に対して効果がある一方、冬場の寒さ対策にはあまり役立ちません。

しかし、断熱塗料は建物の内部と外部の熱移動を抑制します。
よって、夏場は内部の温度上昇を防ぎ、冬場は室内の熱が外へ逃げにくくすることができます。
つまり、断熱塗料は暑さ対策だけでなく、寒さ対策にもなるのです。

断熱塗料と遮熱塗料、どっちがいいの？

断熱塗料と遮熱塗料。この2つは、似ているようで効果や働きが全く異なります。
では、一体どちらを選べば良いのでしょうか？

ポイント１：寒冷地なら断熱塗料
ポイント２：温暖な土地なら遮熱塗料でも可？
ポイント３：低コスト勝負は遮熱塗料に軍配

これらの項目に沿って、それぞれの特性を踏まえた選び方を解説します。

【ポイント１】寒冷地なら断熱塗料

断熱塗料は、建物の内部と外部の熱の移動を抑制し、冬場でも室内の暖かさを保つ効果があります。
寒冷地に住んでいる方や、冬場の寒さ対策が特に必要な方には断熱塗料がおすすめです。

【ポイント２】温暖な土地なら遮熱塗料でも可？

一方、遮熱塗料は太陽光を反射し、夏の暑さによる室温上昇を防ぐ効果があります。
特に夏の暑さが厳しい地域に住んでいる方や、初期費用を抑えたい方には遮熱塗料が適しているかもしれません。
また、遮熱塗料は断熱塗料と比較してコストが安いのも特徴です。

【ポイント３】低コスト勝負は遮熱塗料に軍配

断熱塗料と遮熱塗料を比較すると、一般的に遮熱塗料の方が安価です。
そのため、初期費用を重視する方は遮熱塗料を選ぶと良いでしょう。
ただし、居住地の気候、断熱材の有無や気密性などの家の構造を考慮したうえで、使用する塗料を検討する必要があります。

まとめ

断熱塗料には高い断熱性能があるため、外壁塗装に断熱塗料を用いれば室内の快適な環境を一年中維持できます。
光熱費の削減が期待できるだけでなく、結露防止や防音・遮音効果も期待できるでしょう。
また、断熱塗料は一般的な断熱材よりも火災に強いという特性もあります。

しかし、断熱塗料は一般的な塗料と比較すると初期費用が1.5〜4倍となります。
求める効果を最大限に得るためには、適切な施工・手順で塗ることが重要です。

断熱塗料と遮熱塗料は、似ているようでいてそれぞれの働きや目的が全く異なります。
断熱塗料は冬場にも暖かさを保ちやすく、一方で遮熱塗料は夏の暑さを防げる特性があります。
よって、寒冷地では断熱塗料を、温暖な土地では遮熱塗料を用いるのがおすすめです。

断熱塗料は一般的にコストがかかりますが、長期的に見れば光熱費削減によって出費は相殺される可能性があります。
ご自宅に最適な塗料を選んで、より快適な毎日を過ごしましょう。

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