基礎の劣化を防ぐ塗装方法│費用相場から塗装しない場合のリスクまで紹介
家の基礎部分は建物の強度を支える大切な部分です。
普段あまり意識しない箇所のため、基礎にも塗装が必要なの?と考える方もいるはずです。
建物全体の寿命を延ばし、将来的に大きな修繕費用を抑えるために、基礎塗装は非常に重要です。
この記事では、基礎の劣化を防ぐための塗装方法や、関連するリスクと費用相場について詳しく解説します。
ぜひ最後までお読みください。
基礎の劣化を防ぐための塗装方法とは?
建物の基礎部分は構造体を支える重要な役割を果たしています。
定期的な塗装を行うことで、コンクリートの劣化を防ぎ、長持ちさせることが可能です。
ここでは、基礎塗装の重要性と具体的な手順について解説します。
基礎塗装の重要性
基礎塗装は、コンクリートの劣化を防ぎ、耐久性を向上させる役割を果たします。
建物の基礎部分を保護するために極めて重要です。
基礎が劣化すると、建物全体の強度に影響が出てしまうこともあります。
特に、基礎部分がひび割れや剥がれを起こすと、水分が侵入し、内部の鉄筋が錆びてしまいます。
トラブルを未然に防ぐためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
基礎が健全でないと、建物全体の耐震性能も低下してしまいます。
災害対策の一環としても、基礎塗装は重要です。
基礎塗装に使用される塗料の種類
基礎塗装には主にエポキシ樹脂塗料、ポリウレタン塗料、アクリル塗料が使用されます。
それぞれの塗料には異なる特徴があり、目的に応じて適切なものを選ぶことが必要です。
塗料の種類 | 特徴 |
---|---|
エポキシ樹脂塗料 | ・耐久性が高い ・コンクリートによく密着する |
ポリウレタン塗料 | ・弾性がある ・ひび割れに強い |
アクリル塗料 | ・コスパが良い ・施工が簡単 |
エポキシ樹脂塗料は耐久性が高く、コンクリートによく密着します。
ポリウレタン塗料は弾性があるため、ひび割れに強いです。
アクリル塗料はコストパフォーマンスが良く、施工も簡単であるため、多くの現場で使われています。
塗料を選ぶ際には、費用や耐久性、施工のしやすさなどを総合的に判断することが重要です。
どの塗料を使用するにしても、適切な処理を施すことで基礎部分の保護効果を最大限に引き出せます。
基礎塗装の具体的な手順
基礎塗装の効果を最大限に発揮するためには、手順通りに正確に行わなければいけません。
一般的な流れは、次の通りです。
- 基礎部分の汚れや古い塗膜を除去し、高圧洗浄やスクレーパーなどを使用してしっかりとクリーニングを行う
- 下地処理として、塗料の密着性を高めるためのプライマーを塗布する
- プライマーが乾燥した後に、選んだ塗料を均一に塗り重ねる
プライマーは塗料の密着性を高め、後工程にある塗装の品質を左右します。
塗料の塗布は通常二度塗り以上を推奨しており、必要に応じてトップコートを塗布します。
基礎部分の耐久性を高めるなら、全ての工程を丁寧に行うことが大切です。
基礎塗装の費用相場はどのくらい?
基礎塗装の費用は、塗料の種類や施工面積、下地処理の有無、施工業者の技術など、さまざまな要因が影響します。
一般的な費用の内訳や相場、費用を抑えるためのポイントについて解説していきましょう。
基礎塗装の費用の内訳
基礎塗装の費用は主に塗料代、施工費、下地処理費用などで構成されます。
塗料は種類によって価格が変わるため、自分の予算に合ったものを選びましょう。
高耐久性のエポキシ樹脂塗料は高価ですが、耐久性も高くおすすめです。
施工費用も施工業者によって異なります。
質の高い施工を期待するなら、業者選びも慎重に行わなければいけません。
下地処理が必要な場合は、その費用も加算されます。
下地処理の程度や方法によっても費用が変動しますので、事前に詳細な見積もりを取ることが大切です。
一般的な基礎塗装の費用相場
一般的な基礎塗装の費用は、1平方メートルあたり2,000円~5,000円程度が目安です。
例えば、20平方メートルの基礎部分を塗装する場合の総額は、40,000円~100,000円程度です。
金額は、使用する塗料や下地処理の内容、施工の難易度などによって大きく変動します。
高耐久性の塗料や専門的な施工が必要な場合は、費用がさらに高くなります。
予算と相談しながら、自分に合った選択をすることが大切です。
基礎塗装は、屋根や外壁塗装のタイミングでサービスでやってくれる業者もいるようです。
基礎塗装にも技術や手間がかかるため、費用はかかるものだと考えておくと良いでしょう。
施工業者の選定も費用に影響を与える要因のひとつです。
複数の業者から見積もりをとることをおすすめします。
費用を抑えるためのポイント
基礎塗装の費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。
見積もりを比較することで、最適な価格とサービスを提供する業者を見つけることができます。
塗料の選定や施工方法の工夫も、コスト削減に繋がります。
アクリル塗料はコストパフォーマンスが高く多くの現場で使用されているので、検討するのもおすすめです。
費用を抑えるためにDIYで基礎塗装を行うことも選択肢のひとつですが、専門知識が必要となるため注意が必要です。
不適切な施工は逆効果になる場合もあるため、基本的には専門業者に依頼するようにしましょう。
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費用について心配な方も、是非参考にしていただければ幸いです。
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基礎塗装をしない場合のリスクとは?
基礎塗装が不要だと考える人もいるのではないでしょうか。
基礎塗装をしないと、基礎のひび割れや剥がれ、建物全体の耐久性の低下に繋がる可能性もあります。
ここでは、基礎塗装をしない場合のリスクについて解説していきます。
基礎のひび割れや剥がれのリスク
基礎塗装を行わないと、コンクリート基礎にひび割れや剥がれが生じやすくなります。
外部環境の変動による負荷や地震、強風による振動が原因です。
ひび割れが発生すると、雨水などの水分が浸入してしまい、内部の鉄筋の錆びに繋がります。
さらに進行すると、基礎コンクリートまで劣化してしまう可能性もあります。
基礎の強度の著しい低下や、建物全体への悪影響というリスクは避けられません。
適切な基礎塗装を行えば、リスクを未然に防ぐことができるでしょう。
建物全体の耐久性低下
基礎塗装をしないと、基礎の劣化が早まり、建物全体の耐久性を大幅に低下させてしまいます。
基礎が劣化すると、建物全体が地震や台風などの自然災害に対して耐えられなくなってしまうのです。
地震などで建物に大きな振動が加わった時には、傾いたり、最悪の場合は倒壊の危険性も出てきます。
建物全体の荷重を支えきれなくなって、各部材にも余分な負荷がかかるため思わぬトラブルが発生します。
これらのリスクを大幅に軽減するためにも、基礎塗装は適切に行うべきです。
修繕費用の増加
基礎部分の劣化を放置すると、最終的に修繕費用が増加してしまいます。
劣化が進むと大規模な修繕が必要になり、費用が高額になってしまうこともあります。
例えば、基礎のひび割れが進行して鉄筋が錆びた場合、修繕するためには専門業者の高度な技術が必要です。
軽微な修繕よりも、費用は高額になり、「もっと早く対応しておけばよかった」と後悔するかもしれません。
初期段階の基礎塗装によってコンクリートの保護を行えば、メンテナンス費用の削減にも繋がります。
早期の対策と定期的なメンテナンスは、トータルコストを大幅に削減することに繋がるでしょう。
基礎塗装に関するよくある質問と回答
基礎塗装には、多くの疑問がつきものです。
例えば、どのくらいの頻度で行うべきか、DIYが可能か、施工時の注意点などがあります。
基礎工事に関するよくある質問と回答をまとめました。
基礎工事が気になる方は、重要性と適切な方法について理解しておきましょう。
【Q1】基礎塗装はどのくらいの頻度で行うべきですか?
基礎塗装を行う頻度は、一般的には10年に一度が適当だと言われます。
しかし、立地条件や使用される塗料の種類によっても頻度は異なります。
海沿いの地域や湿気の多い場所では、塩害や湿気による劣化が早いため、より頻繁なメンテナンスが必要です。
塗装をできるだけ長持ちさせたいのであれば、高品質な塗料の使用もおすすめです。
専門家に相談すれば、具体的な状況に応じたアドバイスを受けられます。
【Q2】基礎塗装はDIYでできますか?
基礎塗装をDIYで行うことは可能ですが、専門知識が必要です。
基礎塗装のメリットを確実に得たいなら、信頼できる専門業者への依頼をおすすめします。
特に、下地処理や塗料の選定は非常に重要です。
素人がDIYすると、塗装の効果が十分に発揮されず、逆に基礎コンクリートが早期に劣化する可能性があります。
基礎部分の塗装を行う前には、汚れや古い塗膜をしっかり除去しなければいけません。
間違った手順や雑な施工は、塗料の密着性を低下させてしまい、すぐに剥がれてしまいます。
基礎工事を検討する際は、自分で行うより先にまずは専門業者に相談してみてください。
【Q3】基礎塗装をする際に注意すべき点は?
基礎塗装を行う際は、基礎部分の汚れや古い塗膜をきちんと除去することが重要です。
下地が整っていないと、塗料の密着性が低下し、早期に剥がれる原因になります。
塗料の選定も大切です。エポキシ樹脂塗料やポリウレタン塗料など、状況に応じた最適な塗料を選ぶことで、劣化を防ぐ効果が高まります。
適切な手順で施工を行うことも大切です。
プライマーの塗布や塗り重ねのタイミング、乾燥時間の確保など、基本的な作業を怠らないよう注意しましょう。
まとめ
基礎の劣化を防ぐ塗装方法と、費用相場、塗装をしない場合のリスクについてご紹介しました。
建物の基礎部分を守るために定期的なメンテナンスが必要です。
塗料の選び方や施工手順を正しく理解することで、大切な建物を長持ちさせましょう。
基礎塗装はDIYでは難しいため、信頼できる業者を見つけることが最も重要です。
基礎塗装についてお悩みの方は、ぜひ当社にご相談ください。
定期的なメンテナンスとあわせて、基礎塗装の状態をチェックし、適切なサービスを提案いたします。
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一軒ずつ、お住まいになるご家族と真摯に向き合って建築した
住まいです。その実績、経験は常に次の住まいに活かされ、
施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。
※2023年8月現在
実績例
物件名 | 総戸数 | |
---|---|---|
三田エリア | ルナ三田フラワータウン | 60 |
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 | 82 | |
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア | 108 | |
ルナ三田ひばりが丘 | 149 | |
神戸エリア | パークヒル神戸小倉台 | 75 |
ルナ藤原台中町パークフロント | 82 | |
ルナ上津台 | 81 | |
ルナ北六甲116 クルムの街 | 116 | |
西神戸・ 阪神エリア |
ルナ西神中央 | 97 |
ルナ塚口 | 52 | |
ルナ昆陽池公園 | 51 | |
東大阪・ 北摂エリア |
ルナ南摂津 | 80 |
ルナ加納 | 71 | |
ルナ山本 | 57 | |
大阪市内・ 南大阪エリア |
ルナタウン島屋 | 55 |
ルナ城山公園 | 52 | |
ルナ東百舌鳥 | 109 | |
ルナ原山台 | 46 | |
京都エリア | ルナシティ同志社山手 | 237 |
街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。
商号 |
株式会社 創建 |
---|---|
創立 |
昭和58年3月1日 |
設立 |
昭和61年9月4日 |
資本金 |
8,000万円 |
代表者 |
代表取締役会長 吉村 孝文 代表取締役社長 吉村 卓也 |
執行役員一覧 |
執行役員 大下 憲二 執行役員 岡本 賢二郎 |
本社所在地 |
〒541-0047 |
東京支店所在地 |
〒101-0041 |
売上高 |
151.3億円(令和5年5月期) |
従業員数 |
従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期) |
事業内容 |
建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/ |

大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます
ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

本社所在地
本社所在地 |
〒541-0047 |
---|
施工エリア
※別途、交通費が発生する場合があります。
- 大阪
-
池田市
泉大津市
貝塚市
守口市
泉佐野市
富田林市
河内長野市
松原市
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柏原市
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高石市
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四條畷市
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-
洲本市
芦屋市
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- 京都
-
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宇治市
宮津市
亀岡市
城陽市
向日市
長岡京市
八幡市
京田辺市
京丹後市
南丹市
木津川市
- 奈良
-
大和高田市
大和郡山市
天理市
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桜井市
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御所市
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-
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新宮市
紀の川市
岩出市
外壁塗装の参考文献
- 住宅リフォーム推進協議会
https://www.j-reform.com - 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
https://www.chord.or.jp/index.html?red_param=220106 - 一般社団法人日本塗装工業会
https://www.nittoso.or.jp - 一般社団法人外壁塗装協会
https://tosouginoushi.com