リシン仕上げ外壁とは？メンテナンス方法から塗り替え費用まで詳しく解説 | 大阪の外壁塗装業者なら創建ペイント(創ペン)

家を建てたりリフォームしたりするとき、外壁の仕上げに何を選ぶか迷いませんか。
特に美しく施工しやすいリシン仕上げはとても人気でリシンを選ばれる方が多いですが、リシンにはメンテナンスも必要です。

そこでこの記事では、リシン仕上げの外壁の特徴、種類、メンテナンス方法、塗り替えのポイント、費用について詳しく解説します。
これから家を建てる方や、リフォームを考えている方、すでにリシン仕上げの外壁がある方は、ぜひ最後までお読みください。

この記事の監修者

創建ペイント
谷口 知史

・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

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リシン仕上げとは？

「リシン」という言葉を初めて聞く方も多いと思います。
実は、リシンは私たちの生活にとても身近なものです。
リシン仕上げは、外壁の仕上げ方法の1つで、石や砂、樹脂、顔料などを混ぜ合わせて壁に吹き付けることで、独特の質感と風合いを作り出します。

リシン＝モルタル壁の仕上材

リシンとは、モルタル壁に使う仕上げ材のことを指します。
モルタル壁は、セメント、砂、水を混ぜ合わせて作る建材です。その上にリシンを吹き付けることで、きれいな外壁の仕上げができあがります。
そのため、リシン仕上げの外壁は、独特の風合いがあるので、住宅や建物でよく使われています。

なお、リシンは塗装の時にも使われます。
屋根塗装と一緒に施工すると、調和の取れた外観となるのです。

一般的によく見られる施工でもある

リシン仕上げは施工が簡単でコストパフォーマンスが良いので、一般住宅はもちろん、アパート、マンション、商業施設など、様々な建物で見られます。
特にリシン仕上げは風合いが長持ちするので、一度施工すると長年きれいな外観を保つことができます。

屋根塗装と同時に施工するケースあり

リシン仕上げは、屋根塗装と同時施工することが多くあります。
なぜなら、リシン仕上げは色や質感を自由に選べるため、建物全体のデザインを統一できるためです。
また、同時施工することで、工期を短縮し、コストを抑えることも可能です。

リシン仕上げの種類まとめ

リシン仕上げには、施工方法や特徴により、いくつかの種類があります。
それぞれの特徴を理解して、求める外観や性能に合ったものを選ぶことが大切です。
ここでは、以下のリシン仕上げの種類について詳しく解説します。

リシン吹き付け

最も一般的なリシン仕上げは「リシン吹き付け」と言い、専用機械でリシン材料を壁面に吹き付ける方法です。
均一な仕上がりと独特の質感が特徴で、通気性があり、工事費用も抑えやすいメリットがある反面、ひび割れしやすいデメリットもあります。

掻き落とし仕上げ

次に「掻き落としリシン」があります。
吹き付け後に表面を掻き落とすことで、個性的な模様や質感を作り出します。

混ぜる粒度の大きさにより完成後の表情が変わるデザイン性の高さが特徴ですが、施工には職人の技術が必要で、施工費用や工期がかかりがちです。

弾性リシン

「弾性リシン」は、リシンに弾力性の機能を加えたもので、通常のリシンよりも伸縮性が高く、ひび割れを防ぐ効果があります。
通常のリシンのデメリットである割れやすさをある程度解消することが期待できます。

リシン仕上げ外壁のメンテナンスあれこれ

リシン仕上げの外壁について、知っておくべき耐用年数や劣化症状、メンテナンス方法などのポイントをまとめてみました。
一つひとつ詳しく見ていきましょう。

リシン仕上げの外壁の耐用年数は？

リシン仕上げの外壁の耐用年数は約8年程度とされています。
しかし、実際の耐用年数は使用状況や気候、環境などによって大きく変動します。

例えば、直射日光や風雨にさらされる場所にある家では、劣化が早まる可能性があります。
また、定期的なメンテナンスを怠ると、早く劣化する可能性もあるのです。

リシン仕上げの外壁の劣化症状は？

リシン仕上げの外壁の劣化症状について見てみましょう。
リシンには以下のような劣化症状が出る可能性があります。

モルタルの伸縮に対応できず、ひび割れが起こりやすい
汚れやすい特性も持っているため、黒ずみやカビ、コケなどが発生しやすい

これらの症状が見られた場合は、早めの対策が必要となります。

リシン仕上げの外壁のメンテナンス方法は？

リシン仕上げの外壁のメンテナンス方法ですが、リシンは他の塗料に比べて汚れやすいため、こまめな洗浄が望ましいです。
汚れが付着したままにしておくと、劣化が進行しやすくなります。

洗浄には中性洗剤を使用し、柔らかいブラシやスポンジで優しく洗いましょう。
また、高圧洗浄機を使用する場合は、強すぎる水圧でリシンが剥がれてしまわないよう、注意が必要です。
洗浄後はしっかりと乾燥させることも大切です。

リシン仕上げの外壁の塗り替え

以下では、リシン仕上げの外壁の塗り替えのポイント、塗り替えの流れ、そしておすすめの塗料について詳しく解説していきます。

リシン仕上げの外壁の塗り替えのポイント

リシン仕上げの外壁の塗り替えでは、「リシン材による上塗り材の吸い込み」に注意が必要です。
リシンは塗料を吸収する特性がありますので、そのまま上塗りを行うと、塗料がリシンに吸収されてしまい、思ったような仕上がりにならないことがあります。
そのため、下塗り材で「吸い込みを防ぐ」ことが重要となります。

下塗り材は、リシンが塗料を吸収するのを防ぎ、上塗り材がきちんと発色するための下地を作ります。
下塗りをしっかりと行うことで、美しい仕上がりと塗装を長持ちさせることが可能です。

リシン仕上げの外壁の塗り替えの流れ

リシン仕上げの外壁の塗り替えの流れですが、まずは、「既存のリシンを剥がす」ことから始まります。
新たに塗料を塗る前に、既存のリシンをきれいに取り除くことで、新たな塗料がきちんと定着するための下地を作るためのものです。

そして、既存のリシンを剥がした後に、「新たにリシンを吹き付ける」という手順を踏みます。
新たなリシンが外壁にしっかりと定着し、塗装が長持ちするようになります。

リシン仕上げの外壁の塗り替えにおすすめの塗料

リシン仕上げの外壁の塗り替えには、「耐久性と美観を兼ね備えたシリコン系の塗料」がおすすめです。
シリコン系の塗料は、耐候性や耐久性に優れているだけでなく、美しい仕上がりにも繋がります。
また、塗り替え後も長期間、美しい状態を保つことができるため、リシン仕上げの外壁の塗り替えには最適な選択と言えるでしょう。

リシン仕上げの外壁の塗り替えのコスト

リシン仕上げの外壁の塗り替えにかかるコストは、一体どれくらいでしょうか。
リシン外壁の塗り替え相場やコストパフォーマンスなどについて詳しく解説します。

リシン仕上げの外壁の塗り替えの相場

リシン仕上げの外壁の塗り替えの相場は、一般的には1平方メートルあたり1,000円～3,000円程度とされています。
ただし、使用する塗料や施工面積などにより費用は変動しますので、見積もりを取ることが大切です。

リシン仕上げの外壁の塗り替えのコストパフォーマンス

リシン仕上げは比較的短期間で施工でき、費用を抑えられるというメリットがあるためコストパフォーマンスに優れ、多くの外壁や塗り替えで使用されます。
しかし、リシン仕上げの外壁は伸縮しやすい特性があり、ひび割れが起こりやすいというデメリットもあります。
そのため、塗り替えのタイミングを見極めることが大切です。

掻き落としの場合はプラス費用＋腕の立つ職人が必要

リシン仕上げの費用に関する注意点として、「掻き落とし仕上げ」があります。
モダンなデザインを求める方には掻き落とし仕上げがおすすめです。
しかし、掻き落とし仕上げは、一定の技術が必要となるため、その分コストがプラスされます。
また、この技術を持つ職人さんがいる業者を選ぶことも重要です。

リシンの外壁塗装に関するよくある質問

リシン仕上げの外壁について、以下のよくある疑問や質問について解説します。

• リシン仕上げの外壁はどのような家に適していますか？
• リシン仕上げの外壁のデメリットは何ですか？
• リシン仕上げの外壁のメンテナンスはどのように行うべきですか？

リシン仕上げの外壁はどのような家に適していますか？

リシン仕上げの外壁は耐久性がありコストパフォーマンスに優れているため、多くの家で取り入れられています。
例えば、落ち着いた外観となり通気性にも優れているため、木造や和風住宅では特におすすめです。

リシン仕上げの外壁のデメリットは何ですか？

リシン仕上げの外壁は、ひび割れが起こりやすいため約8年程度で塗り替えが必要となります。
早めにメンテナンスを行うことで雨水の浸入を防いだり、腐食を予防することに繋がります。

リシン仕上げの外壁のメンテナンスはどのように行うべきですか？

リシン仕上げの外壁は他の塗料に比べて汚れやすいため、こまめなメンテナンスが必要です。
メンテナンスの方法を間違えると、リシン外壁の寿命をかえって縮めてしまう可能性もあります。
そのため、強力なクリーナーの使用を避け、高圧洗浄機の使用も避けることが大切です。

まとめ

リシン仕上げの外壁は、その美しい仕上がりと、コストパフォーマンスに優れていることから、多くの建築で選ばれています。
しかしながら、リシン仕上げの外壁には一定の耐用年数があり、適切なメンテナンスが必要です。
そのため、定期的なメンテナンスと適切な塗り替えが大切です。

塗り替えには既存のリシンを剥がしたり、下塗りをしっかり行う必要があるため、外壁塗装の専門業者に塗り替えの依頼をすることをおすすめします。

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