外壁塗装における塗膜とは|役割&失敗しない業者選びを教えます
家を長持ちさせたいなら、外壁塗装は欠かせません。
塗膜の役割や劣化のサイン、適切なメンテナンス方法から、信頼できる業者の見極め方まで、外壁塗装の全貌に迫る情報をご紹介します。
家の「盾」とも言える塗膜がどれほど重要か、そして塗膜を最適に保つための秘訣について、専門家の知識を基に分かりやすく解説します。
外壁塗装における塗膜の役割
外壁塗装を検討する際には、塗膜についての理解が不可欠です。
塗膜は、外壁や屋根の寿命を左右する重要な要素であり、役割と機能を正しく把握することで、適切なメンテナンスや業者選びが可能になります。
【ポイント1】塗膜とは
外壁や屋根に塗料を塗布し、乾燥させることで形成される膜状のものを塗膜と呼びます。
塗膜は、塗料が硬化してできる保護層であり、建物を外部環境から守るために不可欠な存在。
塗膜が、建物を長期間にわたって保護するための盾となるわけです。
【ポイント2】塗膜の役割
塗膜の主な役割は、建物を水や紫外線、熱などの外敵から守ることです。
雨水が直接外壁に触れることなく、建物の劣化を抑制する働きを担っています。
美観を保つという観点からも、塗膜は重要な機能を果たしていると言えるでしょう。
【ポイント3】塗膜の重要性
塗膜が劣化すると、建物全体の耐久性に影響を及ぼします。
劣化した塗膜は、雨水や紫外線を防ぐ能力が低下し、外壁や屋根の損傷を速めてしまうことになりかねません。
そのため、塗膜の状態を定期的にチェックし、必要に応じたメンテナンスを行うことが、建物を長持ちさせる秘訣と言えます。
塗膜の劣化原因と対策
外壁塗装における塗膜の劣化は、家の美観や機能性を大きく損なうため、原因と対策を理解することは非常に重要です。
以下では、塗膜が劣化する原因と劣化に対する有効な対策を、詳細に解説していきます。
塗膜が劣化する原因
塗膜の劣化には様々な要因が関わっていますが、特に影響を及ぼすのが紫外線と熱です。
日差しの強い日本では、太陽光が建物の外壁に直接当たることで、塗料に含まれる樹脂が徐々に分解されていきます。
結果、塗膜は硬化やひび割れを起こし、最終的には剥がれ落ちることで保護機能を失うのです。
熱による影響も無視できません。夏場の高温が塗膜の劣化を加速させることは、多くの研究によって明らかにされています。
こうした環境下での劣化は避けられないため、定期的なメンテナンスが必要となるのです。
劣化による影響
塗膜が劣化すると、影響は単に外観の問題に留まりません。
塗装の根本的な機能である防水性が低下し、雨水が建物内部に侵入するようになります。
雨水により内部構造が腐食すると下記のようなことが起こり得ます。
- 建物の寿命が縮まる
- 断熱性の低下
- 遮熱性の低下
- エネルギー効率の悪化による光熱費の増加
雨水が原因で、壁の内部構造が腐食し、最悪の場合、建物の寿命を大幅に縮めることにも繋がります。
雨漏りが発生すれば、住む人の快適性も著しく損なわれるでしょう。
断熱性や遮熱性の低下も避けられず、エネルギー効率の悪化による光熱費の増加も考えられます。
劣化への適切な対策
塗膜の劣化を未然に防ぐためには、まず定期的な点検が不可欠です。
特に、外壁の日当たりの良い部分や雨風を直接受ける箇所は、他の部分よりも劣化が進行しやすいため、注意が必要。
劣化が見つかった場合は、迅速に補修作業を行うことが大切です。
早期発見・早期対応によって、大きな修繕費用や建物へのダメージを防ぐことができます。
塗装の際には、紫外線や熱に強い塗料を選ぶことも重要です。
長期間にわたって建物を守るためには、品質の高い塗料の選定と、正しい施工方法が求められます。
外壁塗装業者の選び方
外壁塗装を成功させるためには、適切な業者選びが欠かせません。
塗装業者の選定において重要なポイントをいくつかご紹介し、ご自宅の外壁塗装がより良いものとなるような知識を提供いたします。
【ポイント1】見積もりの確認
見積もりを取る際は、細かい金額明細に注目してください。
一見すると材料費と施工費が一括で提示されていることがありますが、どれだけの塗料が計算されているのかが記載されていないこともあります。
施工後に必要な塗料量が不足していたという事態に陥るリスクがありますので要チェックですよ。
契約を交わす前に、塗装面積に対して必要な塗料の量を業者に確認し、しっかりとした塗布量が保証されているかを確かめることが重要です。
【ポイント2】塗布量の確認
塗料の塗布量は、外壁塗装の品質を左右する重要な要素です。
メーカーが定める基準塗布量は、1平方メートルあたりに塗るべき塗料の量を指し、守らないと塗膜の性能が十分に発揮されない可能性があります。
業者には塗布面積を正確に計測してもらい、開口部を除いた実際の塗装面に対して適切な量の塗料が使用されるよう要望しましょう。
塗料の量を確認することで、塗膜の品質と耐久性を確保することができます。
【ポイント3】スケジュールの確認
塗装工事のスケジュールも見落とせないポイントです。
工程表を提出してもらい、工事が無理なスケジュールで組まれていないかを確認しましょう。
特に悪天候などで工事が遅れた場合の対応策も業者と相談することが望ましいです。
適切なスケジュール管理は、工事の品質を保つために不可欠であり、工事期間中の生活の不便を最小限に抑えるためにも大切と言えます。
信頼できる業者であれば、無理のないスケジュールを提示し、万が一の事態にも柔軟に対応してくれるはずです。
確認すべき項目 | 確認すべきポイント |
---|---|
見積 | どれだけの塗料が計算されているか |
塗布量 | 実際の塗装面に対して適切な量の塗料が使用されることになっているか |
スケジュール | 無理のないスケジュールになっているか |
外壁塗装における塗膜のメンテナンス方法
外壁塗装を長持ちさせるためには、塗膜のメンテナンスが欠かせません。
定期的な点検や適切な塗料の選択が、塗膜を健全に保つための重要なステップです。
塗膜の劣化を未然に防ぐためには、どのようなメンテナンスが必要なのでしょうか。
以下で詳細を解説していきます。
定期的な点検
建物の塗膜は、時間の経過とともに自然と劣化していきます。
塗膜の劣化を早期に発見し、適切な対処を行うことが重要です。
定期的な点検を実施することで、小さな亀裂や色褪せなどの初期症状を見逃さず、早めの対応が可能になります。
点検の際は、塗膜の剥がれやチョーキング(塗膜の表面が粉を吹く現象)など、塗装の劣化を示す兆候を確認しましょう。
上記のサインを見つけた場合は、直ちに専門家に相談し、必要な補修を行うことがおすすめです。
塗膜劣化は早期に補修
塗膜が劣化してしまった場合、そのまま放置すると建物へのダメージが拡大し、結果的に修繕費用が高額になることがあります。
特に、防水機能の低下により雨水が侵入すると、建物の構造体を腐食させる原因にもなりかねません。
したがって、劣化の兆候を見つけたら、迅速に補修作業を行うことが大切です。
適切な時期に補修を行うことで、建物の耐久性を維持し、長期にわたって快適な住環境を保つことができますよ。
適切な塗料選びが重要
塗膜のメンテナンスにおいて、使用する塗料の質は非常に重要です。
塗料には様々な種類があり、それぞれ異なる特性を持っています。
たとえば、耐候性や防カビ性に優れた塗料を選ぶことで、塗膜の耐久性を高めることが可能です。
環境に優しい水性塗料や、高い遮熱効果を持つ塗料も選択肢として考えられます。
塗料選びの際は、建物の状態や地域の気候条件、予算などを考慮し、専門家と相談しながら最適なものを選ぶことが重要です。
適切な塗料を選ぶことで、塗膜のメンテナンス効果を最大限に発揮し、建物を長期にわたって保護することができるでしょう。
よくある質問と回答
外壁塗装に関する疑問や不安を解消するため、よく寄せられる質問にお答えします。
塗膜に関する知識を深めることで、より良い外壁塗装の判断材料にしてください。
【Q1】塗膜の劣化はどのように進行しますか?
塗膜の劣化は、太陽光が照射する紫外線や熱によって日々少しずつ進行していきます。
塗料に含まれる樹脂がこれらの影響を受けて分解されることで、塗膜は徐々に性能を失い始めます。
具体的には、色あせ、ひび割れ、剥がれといった現象が現れ、最終的には塗装の防水機能が低下するなどが考えられるでしょう。
雨水が浸入しやすくなり、住まいの内部へのダメージが拡大していくのです。
そのため、塗膜の状態には注意を払い、定期的な点検が重要となります。
【Q2】塗膜のメンテナンスはどのように行うべきですか?
塗膜のメンテナンスには、いくつかのステップがあります。
まず、定期的な点検を行うことで、塗膜の状態を把握し、初期の劣化を見逃さないようにすることが肝心です。
劣化が見られた場合は、早めの補修を行うことで、さらなるダメージの拡大を防ぎます。
塗料の選択もメンテナンスの成功には不可欠。耐久性や機能性に優れた塗料を選ぶことで、塗膜の持続性が高まり、長期にわたって建物を保護することが可能になります。
塗料の選択に際しては、専門家のアドバイスを参考にすると良いでしょう。
【Q3】外壁塗装業者の選び方は?
外壁塗装業者を選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
まず、見積もりの内容をしっかりと確認しましょう。
金額明細だけでなく、使用される塗料の種類や必要量、施工に関する詳細など、契約前には明確にしておくべき事項が多数あります。
塗布面積に対して適正な塗料の量が使用されるかどうかも重要です。
適切な塗布量が確保されているかを確認することで、塗膜の品質と性能を保証することができます。
さらに、工程表やスケジュールを提示してもらい、無理のない計画であることを確認することも大切です。
信頼できる業者選びは、外壁塗装の成功を左右するため、慎重に行いましょう。
まとめ
外壁塗装における塗膜は、家を守るために不可欠な要素です。
塗膜は建物を雨、紫外線、熱などから保護し、劣化を防ぐ重要な役割を果たしています。
しかし、塗膜が劣化すると、建物の寿命を縮める原因となりますので、適切なメンテナンスが必須です。
外壁塗装業者の選び方においては、見積もりの確認、塗布量の確認、スケジュールの確認が重要となります。
信頼できる業者選びが、外壁塗装の成功への鍵を握っています。
建物の保護には、外壁塗装のプロフェッショナルとしての当社「創建ペイント」にぜひご相談ください。
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施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。
※2023年8月現在
実績例
物件名 | 総戸数 | |
---|---|---|
三田エリア | ルナ三田フラワータウン | 60 |
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 | 82 | |
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア | 108 | |
ルナ三田ひばりが丘 | 149 | |
神戸エリア | パークヒル神戸小倉台 | 75 |
ルナ藤原台中町パークフロント | 82 | |
ルナ上津台 | 81 | |
ルナ北六甲116 クルムの街 | 116 | |
西神戸・ 阪神エリア |
ルナ西神中央 | 97 |
ルナ塚口 | 52 | |
ルナ昆陽池公園 | 51 | |
東大阪・ 北摂エリア |
ルナ南摂津 | 80 |
ルナ加納 | 71 | |
ルナ山本 | 57 | |
大阪市内・ 南大阪エリア |
ルナタウン島屋 | 55 |
ルナ城山公園 | 52 | |
ルナ東百舌鳥 | 109 | |
ルナ原山台 | 46 | |
京都エリア | ルナシティ同志社山手 | 237 |
街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。
商号 |
株式会社 創建 |
---|---|
創立 |
昭和58年3月1日 |
設立 |
昭和61年9月4日 |
資本金 |
8,000万円 |
代表者 |
代表取締役会長 吉村 孝文 代表取締役社長 吉村 卓也 |
執行役員一覧 |
執行役員 大下 憲二 執行役員 岡本 賢二郎 |
本社所在地 |
〒541-0047 |
東京支店所在地 |
〒101-0041 |
売上高 |
151.3億円(令和5年5月期) |
従業員数 |
従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期) |
事業内容 |
建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/ |

大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます
ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

本社所在地
本社所在地 |
〒541-0047 |
---|
施工エリア
※別途、交通費が発生する場合があります。
- 大阪
-
池田市
泉大津市
貝塚市
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-
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-
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外壁塗装の参考文献
- 住宅リフォーム推進協議会
https://www.j-reform.com - 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
https://www.chord.or.jp/index.html?red_param=220106 - 一般社団法人日本塗装工業会
https://www.nittoso.or.jp - 一般社団法人外壁塗装協会
https://tosouginoushi.com