あなたに合った外壁リフォーム方法は何?特徴や注意点を検証します
大切な住まい、その美しさと耐久性を長持ちさせるために外壁リフォームは欠かせません。
しかし、リフォームの方法は一つではありません。築年数や予算、外壁のダメージの度合いにより、適切なリフォーム方法は異なります。
本記事では、外壁リフォームの基礎知識から、リフォームの方法である外壁塗装、重ね張り、張り替え、それぞれの特徴や注意点を、詳しく解説します。
あなたに最適な外壁リフォーム方法を見つけたい方、ぜひ最後までお読みください。
外壁リフォームの基本知識
あなたの大切な建物は、日々太陽光や雨水のダメージを受けています。
それは、建物の寿命を縮める要因となるだけでなく、見た目の美観を損なう可能性もあります。
そこで重要なのが、外壁リフォームです。
外壁リフォームの基礎知識として、目的と重要性、検討するタイミングについて詳しく解説していきます。
外壁リフォームの目的と重要性は?
外壁リフォームは、以下のような目的を果たすものであり、建物を長く守るためには重要なものです。
特に、外壁の劣化が下地まで及ぶと、建物自体に大きな影響が及ぶ可能性があります。
修繕費がかさむ前に、外壁を手入れすることが重要です。
目的 | 内容 |
---|---|
保護 | 日々の自然環境から建物を守ります |
防水 | 雨水の浸入を防ぐことで、建物の寿命を伸ばす |
美観の保持 | 外壁リフォームにより、住まいの外観を一新させる |
耐久性の向上 | 壁面を保護し、外壁の耐久性を向上させる |
断熱・遮熱性の向上 | 快適な室内環境を保つ |
防汚性の向上 | 外壁の清掃頻度を減らす |
外壁リフォームを検討するタイミングは?
外壁リフォームを検討するタイミングは、一般的には前回のリフォームから10年が目安とされています。
新築の場合、おおよそ築8~12年が目安となります。
ただし、外壁材の種類や劣化の進行具合によってタイミングが異なることもあります。
また、使用している塗料の種類によっては、耐久年数(メンテナンス周期の目安)が異なるため、これも考慮に入れるべきです。
例えば、アクリルシリコン樹脂系の塗料は、価格が安いこともあり、一戸建て塗装の約7割で使われていますが、紫外線に弱く耐久性が10年以下と言われています。
外壁塗装業者によっては、このタイプの塗料を外壁リフォーム時には使用していないところもあります。
また、ひび割れやチョーキング、変色・退色、コーキングの劣化など目に見えて劣化のサインが出ている時は、早めに専門業者に見てもらうことをおすすめします。
外壁リフォームの種類
外壁リフォームには、大きく分けて「外壁塗装」「重ね張り(カバー工法)」「張り替え」の3種類の工法があります。
それぞれにメリットとデメリットがありますし、外壁の状態や外壁材によって、適した工法は変わってきます。
その判断には、外壁リフォームの実績が豊富な専門業者の力を借りることをおすすめします。
選択肢1:外壁塗装
外壁リフォームの方法として、最もポピュラーなものが「外壁塗装」です。
外壁塗装とは、現在の外壁の上から新たな塗料を塗り重ねていく工法のことを指します。
その特徴は、比較的リーズナブルなコストで施工できること。
一方で塗料の選び方や塗装の仕方によっては、効果や耐久性に差が出るという点には注意が必要です。
外壁塗装のメリットとデメリット
外壁塗装を選ぶ最大のメリットは、「コストが安く済む」ことと「工事期間が短い」ことです。
また、塗料によっては防火効果も付与できるため、安全性も確保できます。
一方で、デメリットとしては「色の印象を変えることはできるが大きなイメージチェンジは難しい」ことと「塗料の選び方で効果や耐久性に差が出る」ことが挙げられます。
適切な塗料を選んで、塗装を行うことが重要となります。
なお、建坪30坪の一般的な一戸建て住宅の場合、外壁塗装にかかる工事費用の相場は、約80〜140万円とお考えください。
外壁塗装の適用条件
外壁塗装は、外壁の劣化がまだ進んでいない場合に最適です。
しかし、劣化が激しく、下地にまで及んでいるなどの場合には、外壁塗装だけでは対応できません。
そのような場合には、他のリフォーム方法を検討する必要が出てきます。
外壁塗装の注意点
外壁塗装を行う際には、以下の点に注意が必要です。
- 業者選び:公式サイトなどで評判や特徴を確認しましょう。
- 保証範囲:工事での保証範囲を確認しましょう。
- 費用見積:内訳もしっかり確認しましょう。「一式」を多用する業者は要注意。
- 診断・報告:しっかり行う業者を選びましょう。診断には60〜90分はかける業者を。
- プラン選び:予算や状況に合ったプランを選びましょう。
- 色選び:色によっては、外観の印象が大きく変わることもあるので慎重に。シミュレートしてくれる業者がおすすめです。
- 塗装期間:14日くらい見ておきましょう。
選択肢2:重ね張り(カバー工法)
「重ね張り(カバー工法)」は、現在の外壁材の上から新たな外壁材を重ねていく工法です。
耐久性があり、コストパフォーマンスも良いと言われています。
重ね張り(カバー工法)のメリットとデメリット
重ね張り(カバー工法)のメリットは、「耐久性があること」「断熱性や遮音性に優れていること」「張り替えよりも工事費用が安価であること」です。
「大きくイメージチェンジができること」もメリットのひとつと言えるでしょう。
一方、デメリットとしては、「耐震性がやや低下すること」「通気性の確保が難しいケースがあること」「既存の外壁の種類によってはこの工法ができないこと」が挙げられます。
現在の外壁の上から新たな外壁を設置するため、建物の総重量は増加するのですが、これが耐震性の低下を招くため、注意が必要です。
なお、建坪30坪の一般的な一戸建て住宅の場合、重ね張り(カバー工法)にかかる工事費用の相場は、約150〜240万円とお考えください。
重ね張り(カバー工法)の適用条件
重ね張り(カバー工法)は、総じて外壁の劣化がひどくない場合に適しています。
具体的には、外壁の反りや割れ、クラック(ひび割れ)などの不具合が複数箇所に及んでいない場合、外壁の下地に漏水が起こっていない場合、そして構造材や下地が劣化・腐食していない場合などです。
重ね張り(カバー工法)の注意点
重ね張り(カバー工法)を行う際には、以下の点に注意が必要です。
内部結露:通気性が悪くなると、内部結露が起こりやすくなります。
漏水のリスク:構造材・下地が劣化・腐食している場合には漏水のリスクもあります。
地震での落下:地震で外壁材が落下する可能性があります。耐震性を確保するためにも、適切な施工が必要です。
選択肢3:張り替え
外壁リフォームの方法として最も手間とコストがかかるとされる「張り替え」ですが、その反面、新しい外壁材を選ぶことで、外観を大きく変えることが可能となります。
また、張り替えならではのメリットとして、工事の際に外壁の内部までメンテナンスを行える点が挙げられます。
では、張り替えのメリットとデメリット、適用条件、注意点について詳しく見ていきましょう。
張り替えのメリットとデメリット
張り替えの最大のメリットは「外壁の内部メンテナンスが可能となること」です。
これにより、構造材の劣化や腐食、結露などの問題を早期に発見し、対策を講じることが可能となります。
また、新しい外壁材を選ぶことで、耐震性の向上が期待できるケースもあります。
重ね張り(カバー工法)と同様、「大きくイメージチェンジができること」もメリットのひとつと言えるでしょう。
一方、デメリットとしては「張り替えには費用が高くなること」が挙げられます。
また、工事期間も長くなりますので、その間の生活に影響が出ることも念頭に置いておかなければなりません。
なお、建坪30坪の一般的な一戸建て住宅の場合、張り替えにかかる工事費用の相場は、約180〜280万円とお考えください。
張り替えの適用条件
張り替えは、外壁の寿命が近い場合や、外壁材の劣化が進んでいて、外壁塗装や重ね張りでは補修しきれない場合に適用されます。
また、外壁の内部を見ることができるため、構造材の劣化や腐食を早期に発見し、対策を講じることが可能です。
総じて、築年数が古い家で、ある程度コストをかけても住み続けたいひとにおすすめの工法と言えるでしょう。
張り替えの注意点
張り替えを検討する際の注意点としては、以下のようなものがあります。
目に見える場所以外にも、外壁が劣化している可能性があります。しっかりと事前の診断を行いましょう。
他の工法も同様ですが、張り替えは特に大掛かりな工事になりますので、賃貸物件の場合、事前に大家や管理会社に相談することが必要です。
以上、「外壁塗装」「重ね張り(カバー工法)」「張り替え」のメリット・デメリット、適用条件、注意点となります。
どの工法にしても、外壁リフォームは大きな工事となります。自分の住まいの状況や予算、希望をしっかりと業者に伝え、最適な方法を選ぶことが大切です。
まとめ
本記事では、あなたに最適な外壁リフォームの方法を詳しく解説してきました。
外壁リフォームは、お住まいの建物を長期間にわたって守り、美観を保つために非常に重要な工事です。
また、断熱・遮熱性などさまざまな性能の向上も期待できます。
外壁リフォームには「外壁塗装」「重ね張り(カバー工法)」「張り替え」といった方法があり、それぞれに特徴と注意点があります。
いずれの方法も、それぞれの家の状況や予算、希望する仕上がりによって選ぶべきものが変わります。
この記事を参考に、信頼できる業者に相談しつつ、自分の家に最適なリフォーム方法を選び、快適な住まいを実現してください。
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施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。
※2023年8月現在
実績例
物件名 | 総戸数 | |
---|---|---|
三田エリア | ルナ三田フラワータウン | 60 |
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 | 82 | |
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア | 108 | |
ルナ三田ひばりが丘 | 149 | |
神戸エリア | パークヒル神戸小倉台 | 75 |
ルナ藤原台中町パークフロント | 82 | |
ルナ上津台 | 81 | |
ルナ北六甲116 クルムの街 | 116 | |
西神戸・ 阪神エリア |
ルナ西神中央 | 97 |
ルナ塚口 | 52 | |
ルナ昆陽池公園 | 51 | |
東大阪・ 北摂エリア |
ルナ南摂津 | 80 |
ルナ加納 | 71 | |
ルナ山本 | 57 | |
大阪市内・ 南大阪エリア |
ルナタウン島屋 | 55 |
ルナ城山公園 | 52 | |
ルナ東百舌鳥 | 109 | |
ルナ原山台 | 46 | |
京都エリア | ルナシティ同志社山手 | 237 |
街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。
商号 |
株式会社 創建 |
---|---|
創立 |
昭和58年3月1日 |
設立 |
昭和61年9月4日 |
資本金 |
8,000万円 |
代表者 |
代表取締役会長 吉村 孝文 代表取締役社長 吉村 卓也 |
執行役員一覧 |
執行役員 大下 憲二 執行役員 岡本 賢二郎 |
本社所在地 |
〒541-0047 |
東京支店所在地 |
〒101-0041 |
売上高 |
151.3億円(令和5年5月期) |
従業員数 |
従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期) |
事業内容 |
建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/ |

大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます
ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

本社所在地
本社所在地 |
〒541-0047 |
---|
施工エリア
※別途、交通費が発生する場合があります。
- 大阪
-
池田市
泉大津市
貝塚市
守口市
泉佐野市
富田林市
河内長野市
松原市
大東市
柏原市
羽曳野市
門真市
摂津市
高石市
藤井寺市
泉南市
四條畷市
交野市
大阪狭山市
阪南市
- 兵庫
-
洲本市
芦屋市
伊丹市
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豊岡市
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西脇市
三木市
高砂市
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篠山市
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市川町
- 京都
-
福知山市
舞鶴市
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宇治市
宮津市
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城陽市
向日市
長岡京市
八幡市
京田辺市
京丹後市
南丹市
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- 奈良
-
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大和郡山市
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新宮市
紀の川市
岩出市
外壁塗装の参考文献
- 住宅リフォーム推進協議会
https://www.j-reform.com - 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
https://www.chord.or.jp/index.html?red_param=220106 - 一般社団法人日本塗装工業会
https://www.nittoso.or.jp - 一般社団法人外壁塗装協会
https://tosouginoushi.com