屋根の雨漏り修理、自分でDIY可能?方法&費用を解説!
突然の雨漏りに気づいたら、どのように対処すべきなのでしょうか。
また、「雨漏りは自分で直せるもの?」「直すにはどれくらい費用がかかるのだろう?」と疑問を持つ方もいるかもしれません。
この記事では、自分で直せる範囲とプロに依頼すべき範囲、そして修理費用の相場について詳しく解説します。
すぐに取り組める雨漏りの予防策も、あわせてチェックしていきましょう。
ご自宅の大切な屋根を守るために、ぜひ最後までお読みください。
Contents
応急処置!雨漏りの対処法まとめ
雨漏りの原因や浸入箇所によって、適切な対処法は異なります。
ここからは、それぞれの状況に応じた応急処置について詳しく見ていきましょう。
- 雨がどこから入っているか不明な場合
- ピンポイントで雨水の浸入箇所が分かる場合
とくに室内で雨漏れが確認された場合には、バケツや雑巾を準備するとともに、証拠となる写真を撮影しておく必要があります。
雨がどこから入っているか不明な場合
まず、雨がどこから入っているか分からない場合、一番手っ取り早い対処法として「屋根にビニールシートをかける」方法があります。
これにより、一時的に雨水の浸入を防ぐことが可能です。
しかし、この作業は高所で行うため、非常に危険性が高い方法でもあります。
特に雨で地面が滑りやすくなっている場合は、転落のリスクもあるでしょう。
安全のためにも、作業は必ず2名以上で、安全ベルトを装着したうえで行ってください。
ピンポイントで雨水の浸入箇所が分かる場合
次に、雨水の浸入箇所がはっきりと分かる場合の対処法です。
トタン屋根やスレート屋根の場合、「防水テープ」で一時的な雨水の浸入を防ぎましょう。
この作業は、あくまでも雨が上がり、屋根が乾燥してから行うことが大切です。
雨水で湿っていると防水テープがきちんと貼り付けられず、逆に雨漏りを悪化させる可能性があります。
急いで作業を行うよりも、適切なタイミングを見計らって行うとよいでしょう。
室内はバケツ、雑巾を準備&証拠写真・動画の撮影を
室内で雨漏りが発生した場合、まずはバケツや雑巾を準備して、雨水の拡散を防ぎましょう。
これにより、雨水による家具や床材へのダメージを最小限に抑えることが可能です。
また、雨漏りの状況を写真もしくは動画で撮影しておきましょう。
これは後々の修理や保険申請の際に、証拠として必要となります。
特に、保険の申請では雨漏りの状況を詳細に記録しておくことが求められます。
忘れずに行いましょう。
雨漏り修理は自分で修理(DIY)可能?
雨漏りの修理は、自分で行うことは可能なのでしょうか。
- 応急処置は自分で行い、本格的な修理はプロに依頼するのが安全
- 雨漏りの箇所と原因は別のところにあるケースが多い
- 雨漏りを放置すると建物の腐食につながるケースもある
これらの項目について、それぞれ詳しく解説していきます。
結論!応急処置だけ自力で行い、後はプロに依頼したほうが安全です
雨漏りの修理については、結論から言うと「応急処置だけ自力で行い、後はプロに依頼したほうが安全」です。
強風雨や大雨での雨漏りに対するDIYは、あくまでも「一時的な処置」に過ぎません。
雨漏りの修理には専門的な知識と技術が必要になるため、応急処置は自分で行い、その後は専門業者に依頼することが最も安全で確実な方法と言えます。
ポイント1:雨漏りしている箇所と原因は別のところにあるケースが多い
雨漏りの修理において注意すべきポイントの一つが、「雨漏りしている箇所と原因は別のところにあるケースが多い」ことです。
壁や窓のサッシ、給排水管の隙間から水分が浸入すると、欠損箇所と内部の沁みが離れている場合が多く見受けられます。
雨漏りの原因を特定して適切な修理を行うためには、専門的な知識と経験が必要です。
一般の方が自力で行うには難易度が高いため、プロの業者への依頼をおすすめします。
ポイント2:放置すると建物の腐食につながるケースも
雨漏りを放置すると、建物の腐食につながるケースもあることを覚えておきましょう。
雨水が建物の内部に浸入した結果、木材の腐食やシロアリ被害が発生し、住宅や建物の寿命を縮めてしまいます。
そのため、雨漏りが発生したらすぐに専門の業者に依頼し、適切な修理を行うことが重要です。
雨漏りの原因はそもそもこれ!
雨漏りというと突然の出来事のように感じるかもしれませんが、実はその原因は日頃の積み重ねにあるのです。
- 屋根の劣化・損傷
- ベランダの防水シート劣化
- 窓のシーリング材劣化
- 外壁のひび割れ・剥がれ
主な原因について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
屋根の劣化・損傷
屋根は直接雨風にさらされるため、劣化や損傷が起こりやすい箇所です。
特に瓦屋根は重さによる屋根の傾斜や、瓦同士の隙間から雨水が浸入することがあります。
また、金属屋根材も経年劣化による腐食、風による変形が原因で雨漏りが発生することがあります。
ベランダの防水シート劣化
ベランダやバルコニーは屋根と同じく直接雨風にさらされます。
特に2階以上のバルコニーの掃き出し窓下と防水層の隙間から雨水が浸入するケースが多く見られます。
これは、防水シートの劣化や、設置時の施工ミスが原因です。
窓のシーリング材劣化
窓周りのシーリング材は、窓と窓枠の隙間を埋める役割を果たしています。
しかし、このシーリング材が劣化すると隙間が生じ、そこから雨水が浸入します。
特に窓が多い住宅や、古い住宅ではこの問題が起こりやすいです。
外壁のひび割れ・剥がれ
外壁も屋根同様に直接雨風にさらされるため、ひび割れや剥がれが起こりやすい箇所です。
特に塗装の劣化によるひび割れや、壁材の劣化による剥がれが見られます。
これらの箇所から雨水が浸入し、内部に浸透すると雨漏りの原因となります。
雨漏り箇所別・修理の費用相場まとめ
雨漏りの修理費用は、原因となる箇所やその範囲、施工内容により大きく変動します。
- 屋上が原因の雨漏りの場合
- サッシ枠・天窓からの雨漏りの場合
- 外壁から雨漏りしている場合
- ベランダ・バルコニーから雨漏りしている場合
- 天井から雨漏りしている場合
それぞれのケースについて、一般的な費用相場を見ていきましょう。
雨漏りの原因 | 一般的な費用相場 | 主な修理内容 |
---|---|---|
屋上 |
20万円~100万円 (状況により更に高額になる可能性あり) |
防水材の選定 施工範囲 足場の設置有無 |
サッシ枠・天窓 |
数万円(ゴミ取り) 3万円~25万円(コーキング補修) 20万円~100万円(窓枠全体の交換) |
ゴミの除去 シーリング材の補修 窓枠全体の交換 |
外壁 |
5万円~10万円(部分補修) 10万円~30万円(コーキングの打ち替え)最大50万円(足場代含む) |
ヒビ割れ部分の補修 コーキングの打ち替え 足場の設置 |
ベランダ・バルコニー | 10万円以上 | 防水シートの補修や交換 |
天井 |
10万円(20平方メートルあたり) 更に高額になる可能性あり (下地の腐食修理含む) |
天井張り替え 下地の石膏ボード交換 |
屋上が原因の雨漏りの場合
屋上の雨漏り修理は、防水材の種類や施工範囲、足場の設置有無などにより費用が変動します。
一般的には20万から100万円程度が相場となりますが、状況によってはそれ以上の費用がかかることもあります。
サッシ枠・天窓からの雨漏りの場合
天窓やサッシ枠からの雨漏りは、ゴミが溜まっていることが原因であれば数万円で対処可能です。
また、シーリング材の補修(コーキング補修)には3万~25万円程度の費用がかかります。
ただし、窓枠全体を交換する必要がある場合は、20万~100万円近くの費用が必要となることもあるでしょう。
外壁から雨漏りしている場合
外壁からの雨漏り修理は、ヒビ割れの部分補修であれば5~10万円程度の費用がかかります。
しかし、コーキングの打ち替えが必要な場合は10万~30万円程度、さらに足場代が加算されるとトータルで50万円近くの費用がかかることもあります。
ベランダ・バルコニーから雨漏りしている場合
ベランダやバルコニーからの雨漏り修理は、防水シートの補修や交換が主な対策となります。
これらの作業は専門的な技術を要するため、費用は10万円以上となることが多いです。
天井から雨漏りしている場合
天井からの雨漏り修理は、天井張り替えと下地の石膏ボード交換が主な作業となります。
これらの作業は20平方メートルあたり10万円程度の費用がかかりますが、下地の腐食修理まで必要となると、これよりも高額な費用が必要となります。
雨漏りの予防策
雨漏りは突然訪れるトラブルではありますが、適切な予防策を講じておけば、その発生を未然に防ぐことが可能です。
では、どのような予防策があるのでしょうか?
- 定期的な点検とメンテナンス
- シーリング(コーキング)の補修
- 外壁塗装の見直し
具体的な方法について、詳しく見ていきましょう。
定期的な点検とメンテナンス
まず最初に挙げるべき予防策は、「定期的な点検とメンテナンス」です。
屋根やベランダ、雨樋、外壁など、雨漏りが起こり得る箇所は自分で定期的に点検することが重要です。
しかし、専門的な知識を持たない限り、見落とす箇所が出てきてしまうこともあります。
そのため、定期的にプロの目で見てもらうことも推奨します。
特に、季節の変わり目や大雨の後などは要注意。細かなヒビ割れや劣化を見逃さないようにしましょう。
シーリング(コーキング)の補修
次に、シーリング(コーキング)の補修も雨漏り予防には欠かせません。
シーリングとは、建物の隙間や穴あきを埋めるための材料のことを指します。
特に、棟板金の交換は雨漏りを防ぐ上で非常に効果的です。
棟板金が劣化すると雨水が浸入しやすくなるため、早めの交換が必要となります。
コーキング材の劣化も見逃せません。
隙間から雨水が浸入すると、内部でカビや腐食が進行し、最終的には雨漏りへとつながります。
外壁塗装の見直し
また、外壁塗装の見直しも雨漏り予防には大切です。
外壁塗装は、建物を雨風から守るバリアの役割を果たしています。
そのため、外壁塗装が剥がれてきたり、色褪せてきたりしたら、それは外壁の防水機能が低下しているサインかもしれません。
このような場合は、早急に塗り直しを検討しましょう。
また、耐久性の良い塗料を選ぶことも重要です。
カラーシミュレーションを活用して、イメージに合う色を選ぶのもおすすめです。
屋根塗装の効果とメリット
屋根塗装は、単に屋根を美しく見せるだけでなく、様々な効果とメリットがあります。
- 防水性の向上
- 熱反射性による省エネ効果
- 屋根の耐久性向上
それぞれの効果とメリットをご紹介します。
防水性の向上
まず、屋根塗装によって防水性が向上します。
屋根塗装を行うと、屋根材の劣化を防ぎ、雨水の浸入を防ぐことが可能になります。
これにより、雨漏りを予防することができます。
熱反射性による省エネ効果
また、屋根塗装は熱反射性による省エネ効果もあります。
夏場の日差しを反射して室内の温度上昇を抑えることで、冷房の使用頻度を下げることができます。
これにより、電気代の節約にもつながります。
屋根の耐久性向上
さらに、屋根塗装は屋根の耐久性を向上させる効果もあります。
屋根塗装を行うことで、風雨や紫外線から屋根を守り、その寿命を延ばすことができます。
ただし、この効果を最大限に引き出すためには、塗りの回数が重要となります。
一度の塗装では十分な効果が得られないこともあるため、適切な回数で塗り直しを行うことが必要です。
まとめ
屋根の雨漏りは、放置すれば建物全体の腐食につながり、住宅・建物の寿命を縮める結果につながることを忘れてはいけません。
また、シロアリ被害のリスクにも繋がるということも理解しておきましょう。
雨漏りの応急処置は自分で行うことも可能ですが、雨漏りしている箇所と原因は別のところにあるケースが多いため、根本的な修理は専門家に任せることを強くおすすめします。
また、雨漏りの原因は、屋根の劣化・損傷やベランダの防水シート劣化、窓のシーリング材劣化、外壁のひび割れ・剥がれなどが主に挙げられます。
これらを未然に防ぐためにも、定期的な点検とメンテナンスが必要です。
シーリング(コーキング)の補修や外壁塗装の見直しも効果的な対策の一つと言えます。
そして、雨漏り修理の費用は、雨漏り箇所や修理の範囲、使用する材料などによって大きく変動します。
予算に合わせて最適な修理方法を選ぶことが大切です。
また、屋根塗装を行うことで防水性を向上させるだけでなく、熱反射性による省エネ効果や屋根の耐久性向上も期待できます。
以上の情報を踏まえて、雨漏り対策をしっかりと行い、安心して過ごせる住環境を作り上げましょう。
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大きな信頼につながっています。
※2023年8月現在
実績例
物件名 | 総戸数 | |
---|---|---|
三田エリア | ルナ三田フラワータウン | 60 |
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 | 82 | |
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア | 108 | |
ルナ三田ひばりが丘 | 149 | |
神戸エリア | パークヒル神戸小倉台 | 75 |
ルナ藤原台中町パークフロント | 82 | |
ルナ上津台 | 81 | |
ルナ北六甲116 クルムの街 | 116 | |
西神戸・ 阪神エリア |
ルナ西神中央 | 97 |
ルナ塚口 | 52 | |
ルナ昆陽池公園 | 51 | |
東大阪・ 北摂エリア |
ルナ南摂津 | 80 |
ルナ加納 | 71 | |
ルナ山本 | 57 | |
大阪市内・ 南大阪エリア |
ルナタウン島屋 | 55 |
ルナ城山公園 | 52 | |
ルナ東百舌鳥 | 109 | |
ルナ原山台 | 46 | |
京都エリア | ルナシティ同志社山手 | 237 |
街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。
商号 |
株式会社 創建 |
---|---|
創立 |
昭和58年3月1日 |
設立 |
昭和61年9月4日 |
資本金 |
8,000万円 |
代表者 |
代表取締役会長 吉村 孝文 代表取締役社長 吉村 卓也 |
執行役員一覧 |
執行役員 大下 憲二 執行役員 岡本 賢二郎 |
本社所在地 |
〒541-0047 |
東京支店所在地 |
〒101-0041 |
売上高 |
151.3億円(令和5年5月期) |
従業員数 |
従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期) |
事業内容 |
建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/ |

大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます
ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

本社所在地
本社所在地 |
〒541-0047 |
---|
施工エリア
※別途、交通費が発生する場合があります。
- 大阪
-
池田市
泉大津市
貝塚市
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-
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-
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外壁塗装の参考文献
- 住宅リフォーム推進協議会
https://www.j-reform.com - 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
https://www.chord.or.jp/index.html?red_param=220106 - 一般社団法人日本塗装工業会
https://www.nittoso.or.jp - 一般社団法人外壁塗装協会
https://tosouginoushi.com