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外壁塗装に最適なフッ素塗料のメリット・デメリットを徹底解説

更新日2024年11月29日

外壁塗装材料における最高級グレードに位置付けられるフッ素塗料。
耐久性に優れ長期的な資産価値向上に貢献する半面、初期費用が高額になるという特徴があります。

この記事では、フッ素塗料選定における重要なポイントから具体的な施工方法、業者選定時の留意点まで詳しく解説していきます。
長期の耐用年数を誇るフッ素塗料導入のメリットを最大限に引き出すための情報が満載です。

この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

目次

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フッ素塗料とは?特徴と性能を詳しく解説

外壁塗装において、高い耐候性能と美観維持が求められる昨今、フッ素塗料が注目を集めています。
建築業界でも高い評価を得るフッ素塗料の実力と特徴を見ていきましょう。

フッ素塗料の基本的な特徴

フッ素塗料(フッ素樹脂塗料)は、フッ素樹脂(耐熱性・耐薬品性に優れた樹脂材料)を主成分とした高耐候性塗料です。
分子結合力が非常に強く、外的要因による劣化に対して強い抵抗力を持っています。

塗膜表面に強固な保護層を形成し、紫外線による劣化を防止する効果が高いことから、建築物の長寿命化に貢献します。
一般的な塗料では10年程度で発生する劣化現象が、フッ素塗料では15年以上抑制されるケースも珍しくありません。

フッ素塗料の主な性能

耐候性能において、フッ素塗料は圧倒的な強さを誇ります。
紫外線による劣化メカニズムに対して、分子レベルでの防御機能を発揮します。
結果として、15〜20年という長期間にわたり保護性能を維持することが可能です。

優れた撥水性能も見逃せません。
水滴が球状となって転がり落ちる超撥水効果により、外壁表面の汚れ付着を防止します。
雨天時における自己洗浄効果も期待でき、メンテナンス頻度も低減できます。

フッ素塗料の種類と特徴

フッ素塗料の種類と特徴を見ていきましょう。

種類 特徴・性能 メリット 注意点
溶剤系 最も高い耐候性を持つ ・強固な塗膜形成
・過酷な環境下でも安定
・完全硬化後の高い耐久性
・施工時の換気対策が必須
・有機溶剤を含有
・施工時の換気対策が必須
・有機溶剤を含有
水性 環境負荷が低い ・作業性が優れる
・臭気が少ない
・居住者への影響が少ない
・溶剤系より耐候性がやや劣る
・溶剤系より耐候性がやや劣る
粉体 工場塗装に特化 ・均一な塗膜品質
・高い信頼性
・高耐久性
・現場施工不可
・工場生産品のみ
・現場施工不可
・工場生産品のみ

溶剤系フッ素塗料は、耐候性能が最も高く評価されています。
強固な塗膜形成により、過酷な環境下でも安定した保護性能を発揮します。
有機溶剤を含むため、施工時における換気対策が重要となりますが、完全硬化後は優れた耐久性を示します。

水性フッ素塗料は、環境負荷が低く作業性に優れた特徴を持ちます。
臭気が少なく、居住者への影響を最小限に抑えた施工が可能です。

粉体フッ素塗料は、工場での塗装に特化した高耐久タイプです。
建材メーカーによる製品として提供され、均一な塗膜品質が特徴的です。
現場施工には適しませんが、工場生産品として高い信頼性を誇ります。

フッ素塗料を使う5つのメリット

フッ素塗料は一般的な塗料と比較して初期費用は高額となりますが、優れた耐久性と美観維持性能を持っています。
フッ素塗料選定における重要な判断材料となる5つのメリットを見ていきましょう。

長期的なコスト削減が可能

フッ素塗料は初期投資は割高となりますが、メンテナンスコストを含めてトータルで見ると、コストパフォーマンスに優れているといえます。
一般塗料では10年程度で塗り替えが必要になりますが、フッ素塗料では12~15年以上維持できるケースも見られます。

塗り替え回数が少ないほど、足場などの工事費用もかかりません。
足場だけでもかなりの金額になるため、大きなコストメリットといえるでしょう。

美観を長期間キープできる

フッ素塗料は独自の分子構造により塗膜表面の劣化を防ぎ、新築時の美しい外観を長期間維持することができます。
実際、10年経過後でも光沢を80%以上保つことができるケースは珍しくありません。
濃い色の外壁材に対しては色褪せを防ぐ効果が非常に高く、鮮やかな印象を長く保つことができます。

メンテナンス頻度が少ない

メンテナンス面における大きな特徴は、定期点検以外の作業をほとんど必要としない点です。
塗膜の物理的な強度が高いため、一般的な使用環境下では傷や劣化が生じにくく、長期間にわたって美観が保たれます。

優れた超撥水性能により、雨が降ると自然に汚れが流れ落ちます。
一般塗料の2倍以上の防汚効果が持続するため、定期的な清掃作業も不要です。
清掃や補修の手間が省けることで、建物の維持管理にかかる労力とコストを削減し、長期間の資産価値維持に貢献します。

フッ素塗料のデメリットと注意点

メリットが多いフッ素塗料ですが、導入検討時に確認しておくべき課題点も存在します。
適切な理解と対策により、デメリットを最小限に抑えることが可能です。

初期費用が高い

一般的なアクリル塗料と比較して、平米あたり3,000〜4,000円程度の費用がかかります。
高品質な原材料使用と、専門的な施工技術が必要となるためです。

施工面積や建物形状により費用は変わります。
まずは見積もりを依頼して、費用を確認することから始めましょう。

塗装技術が要求される

フッ素塗料の施工には専門的な技術と経験が必要です。
一般的な塗料と比べて粘度特性が異なるため、均一な塗膜を形成するには熟練の技術者による丁寧な作業が必要となります。

特に下地処理から仕上げまでの一貫した品質管理が重要で、塗膜の厚さを均一に保ちながら、気象条件に応じて細かな調整を行います。
未経験の職人が施工すると、仕上がりにムラが生じるなどの失敗リスクが高まる可能性があります。

補修が難しい

フッ素塗料は高耐候性により変色が抑えられる特徴を持ちますが、部分的な補修を行うと、既存の塗膜面と新しい塗装面の色の違いが目立ちやすくなります。
年月の経過とともにわずかな色の変化が生じるため、後から完全に同じ色を再現することは困難です。

塗料の製造ロットが異なると微妙な色の違いが発生する可能性もあります。
補修用の塗料を長期保管すると品質が劣化するため、必要な分だけを購入・使用する在庫管理も必要です。

フッ素塗料を選ぶ際のポイント

フッ素塗料を検討する際に重要な判断ポイントを解説していきます。
建物の立地環境や使用目的に応じた最適な選択を行うことで、フッ素塗料の性能を最大限に引き出すことが可能です。

建物の立地環境を考慮する

フッ素塗料の効果は、建物の立地環境によって大きく変わります。
特に海沿いや工業地帯など、塩害や化学物質にさらされやすい場所では、強い耐久性を発揮し、建物を過酷な環境から守ります。
都市部でも酸性雨や排気ガスなどの大気汚染物質による塗膜の劣化を防ぎ、都市特有の厳しい環境からも建物を保護します。

建物の向きも重要な検討ポイントです。
南面や西面など、強い日射を受ける場所では紫外線による劣化が早まります。
フッ素塗料を使用することで、高い耐候性による保護効果が期待できます。

長期居住予定かどうかを検討

20年以上の居住を予定している場合は、フッ素塗料を検討しましょう。
塗り替え回数が減ることでトータルコストが抑えられます。

一方、10年以内に転居を考えている場合は、一般塗料やシリコン塗料といった中間グレードの商品も選択肢に入ります。
建物の資産価値を重視する場合は、フッ素塗料による付加価値向上も重要な判断材料となるでしょう。

信頼できる施工業者を選ぶ

フッ素塗料の性能を最大限に引き出すには、施工業者の選定が重要です。
材料の特性を熟知し、適切な施工技術を持つ業者を選べば、満足度の高い仕上がりが期待できます。

見積書の内容も慎重に確認しましょう。
塗料の使用量や工程の詳細、養生方法など、細かな仕様がしっかりと記載されているかをチェックします。
施工実績写真や過去の工事履歴も重要です。
フッ素塗料施工の豊富な経験と確かな技術力を持つ業者を選ぶことで、理想的な仕上がりを実現できます。

フッ素塗料に関するよくある質問

施工前に確認しておきたいポイントについて回答していきます。
安心して工事依頼をするために、不安や疑問点を解消しておきましょう。

【Q1】フッ素塗料は本当に20年以上もつの?

適切な施工技術と環境条件が整えば、外壁では15~20年、屋根では12~15年の耐久性維持が可能です。
一般塗料と比較して2~3倍の耐久性があり、特に紫外線や風雨に対する耐候性に優れています。

立地環境や気象条件により耐久性は変動する可能性があります。
特に海沿いや工業地帯など、環境負荷が高いエリアでは、定期的な点検がより重要です。

【Q2】フッ素塗料は全ての外壁材に使えるの?

フッ素塗料は多くの外壁材に使用できます。
サイディング材、モルタル壁、ALC(軽量気泡コンクリート)など、一般的な外壁材なら安心して施工できますが、事前の下地状態診断が重要です。

外壁に経年劣化が見られる場合は、塗装前の補修・改修工事が必要です。
特にひび割れや浮き、剥離といった構造的な問題がある場合は、適切な下地処理を行うことで、塗装の効果を最大限に引き出せます。

【Q3】フッ素塗料の塗装にかかる期間は?

一般的な戸建住宅で3〜7日程度の工期設定が標準です。
建物規模や形状、天候条件により工期は変動します。

天候不順による工期延長リスクを考慮し、余裕を持った計画を立てるようにしましょう。

まとめ

フッ素塗料による外壁塗装は、長期的な建物保護と資産価値維持に大きく貢献します。
初期費用は高額となりますが、トータルコストでは経済的といえるでしょう。
施工業者選定時における実績確認と、適切な工程管理により、満足度の高い仕上がりが期待できます。

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創建供給実績
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実績例

※2023年8月現在
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ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア 108
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南大阪エリア
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街を拓き、家を建てる。
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1万戸超の金字塔に。

商号

株式会社 創建

創立

昭和58年3月1日

設立

昭和61年9月4日

資本金

8,000万円

代表者

代表取締役会長 吉村 孝文

代表取締役社長 吉村 卓也

執行役員一覧

執行役員 大下 憲二

執行役員 岡本 賢二郎

本社所在地

〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
詳しい地図はこちら

東京支店所在地

〒101-0041
東京都千代田区神田須田町1丁目16番5号
ヒューリック神田ビル6階
Tel:03-5209-5505 Fax:03-5295-2030
詳しい地図はこちら

売上高

151.3億円(令和5年5月期)

従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

事業内容

建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
建築総合請負/設計監理に関する業務/リフォーム事業/外壁塗装事業

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大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます

ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

大阪府と創建・小林住宅の連携協定
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本社所在地

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創建御堂筋ビル5階
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大阪府知事登録(ト)第13668号/東京都知事登録 第59802号

施工エリア

施工エリア 関西二府四県

施工エリア 東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城

※別途、交通費が発生する場合があります。

外壁塗装の参考文献