外壁塗装はいつやるべき?目安の築年数と施工種別ごとの寿命を解説します
外壁塗装は家の寿命を左右する重要なメンテナンスです。
しかし、いつ塗装すればよいのか、どの塗料を選ぶべきか、DIYは可能なのかなど、疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、外壁塗装の目安となる築年数や塗料・外壁材の種類ごとの耐用年数、適切なタイミングを見極めるポイントなどを解説します。
外壁塗装に関する基本的な知識を身につけ、大切なお住まいを長く美しく保ちましょう。
外壁塗装の目安となる築年数は?
外壁塗装の目安となる築年数について解説します。
適切な時期に外壁塗装を行うことで、外壁の劣化を防ぎ、建物の寿命を延ばすことができるので、是非参考にしてみてください。
【1】新築の場合は8~12年が目安
新築住宅を建てた場合、外壁塗装の目安は築8~12年が適切な時期とされています。
適切な時期に外壁塗装を実施することで、外壁の劣化を未然に防ぐことができ、建物の寿命を延ばすことが期待できるのです。
【2】前回の塗装から10~15年が経過したら要チェック
外壁塗装を行ってから10~15年が経過した場合は、再度外壁塗装を検討する時期に差し掛かっていると言えるでしょう。
この時期を過ぎてしまうと、外壁の劣化が進行し、塗装だけでは対応できず、外壁材の交換が必要になってしまう可能性があります。
【3】外壁の劣化状況によって塗装時期は前後する
上記で紹介した目安はあくまで一般的なものであり、実際の外壁塗装の時期は外壁の劣化状況によって前後します。
外壁にひび割れやはがれなどの劣化症状が見られる場合は、目安よりも早めに外壁塗装を行うことが重要です。
外壁塗装の種類と耐用年数
外壁塗装に使用される塗料にはさまざまな種類があり、代表的なものには次のような塗料が挙げられます。
それぞれの塗料の特徴と耐用年数について詳しく見ていきましょう。
- 【1】アクリル塗料
- 【2】ウレタン塗料
- 【3】シリコン塗料
- 【4】フッ素塗料
【1】アクリル塗料:耐用年数5~8年
アクリル塗料は、外壁塗装に使用される塗料の中では比較的安価な部類に入ります。
しかし、耐用年数は5~8年と短めであるため、頻繁に塗り替える必要があり長期的に見るとコストが高くなる傾向にあるのです。
【2】ウレタン塗料:耐用年数7~10年
ウレタン塗料は、アクリル塗料よりも耐久性が高く、耐用年数は7~10年程度です。
価格はアクリル塗料よりも高めですが、塗り替え頻度を考慮に入れると、コストパフォーマンスは良いと言えるでしょう。
【3】シリコン塗料:耐用年数10~15年
現在、外壁塗装で主流となっているのがシリコン塗料です。
シリコン塗料の耐用年数は10~15年と長く、外観の美しさも長く保てるため人気があります。
価格はウレタン塗料よりもさらに高くなりますが、長期的な耐久性を考えると、価値は十分にあると言えるでしょう。
【4】フッ素塗料:耐用年数15~20年
外壁塗装に使用される塗料の中で、最も耐久性が高いのがフッ素塗料です。
フッ素塗料の耐用年数は15~20年と非常に長く、メンテナンス費用を大幅に抑えられるため、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れています。
ただし、初期費用は高めになります。
外壁材の種類と寿命
外壁材には、サイディング、ALC(軽量気泡コンクリート)、モルタルなど、さまざまな種類があります。
外壁材の種類 | 寿命 |
---|---|
サイディング | 30~50年 |
ALC(軽量気泡コンクリート) | 60年以上 モルタル 30~40年 |
それぞれの外壁材の特徴と寿命について解説していきましょう。
【1】サイディング:寿命30~50年
戸建て住宅の外壁材として最も一般的なのがサイディングです。
サイディングの寿命は30~50年と長く、耐久性に優れています。
ただし、定期的なメンテナンスが必要であり、20年を目安に外壁塗装を行うのが望ましいとされています。
【2】ALC(軽量気泡コンクリート):寿命60年以上
ALC(軽量気泡コンクリート)は、高い耐久性と断熱性を兼ね備えた外壁材です。
ALCの寿命は60年以上と非常に長いのが特徴ですが、表面に塗装が必要であり、15~20年ごとの塗り替えが推奨されています。
【3】モルタル:寿命30~40年
モルタルは、昔から使われている伝統的な外壁材の一つです。
モルタルの寿命は30~40年程度ですが、ひび割れが生じやすいという特徴があります。
そのため、10~15年ごとの外壁塗装が必要とされています。
外壁材の種類によって寿命や必要なメンテナンスの頻度が異なるため、自宅の外壁材を把握した上で、適切な時期に外壁塗装を行うことが重要です。
外壁塗装の適切なタイミングを見極めるポイント
外壁塗装のタイミングを適切に判断することは、建物の長寿命化と維持管理費用の最適化において非常に重要です。
では、どのようにして外壁塗装の最適なタイミングを見極めればよいのでしょうか。
見極めのポイントについて紹介します。
- 【1】定期的な外壁チェックを行う
- 【2】劣化症状が見られたら早めの対応を
- 【3】外壁塗装の専門家に相談する
【1】定期的な外壁チェックを行う
外壁塗装の適切なタイミングを見極めるためには、まず定期的な外壁チェックが欠かせません。
具体的には、年に1~2回程度、建物の外観を入念に観察し、劣化の兆候がないかを確認します。
外壁のチェックポイントとしては、塗膜の剥がれやひび割れ、汚れの付着状況などが挙げられます。
劣化症状を早期に発見することで、外壁塗装のタイミングを的確に判断することができるのです。
【2】劣化症状が見られたら早めの対応を
外壁のチェックで劣化症状が見られた場合は、できるだけ早めに対応することが重要です。
例えば、塗膜表面にチョーキング現象(白い粉が付着)が見られたり、ひび割れやはがれが発生していたりする場合は、外壁塗装の適期である可能性が高いといえます。
劣化症状を放置してしまうと、劣化がさらに進行し、最悪の場合、外壁材そのものの交換が必要になってしまうこともあります。
劣化の初期段階で適切に外壁塗装を行うことで、大規模な修繕を回避できるのです。
【3】外壁塗装の専門家に相談する
外壁の劣化状況を的確に判断し、最適な塗装時期を見極めるためには、外壁塗装の専門家の知見が必要不可欠です。
プロの目から見れば、一般の方では気づきにくい劣化の兆候も発見できます。
建物の構造や使用されている外壁材の種類を考慮した上で、最適な塗装時期や塗料選定のアドバイスをしてくれるでしょう。
信頼できる外壁塗装業者に相談し、適切な時期に外壁塗装を実施することで、建物の美観と耐久性を長く保つことができるのです。
外壁塗装に関するよくある質問
外壁塗装は、建物の美観や耐久性を維持する上で重要な工事ですが、一方で費用や工事期間など、気になる点も多いのではないでしょうか。
外壁塗装に関してよく寄せられる質問について、わかりやすく解説していきます。
- 【Q1】外壁塗装にはどのくらい費用がかかる?
- 【Q2】外壁塗装の工事期間はどのくらい?
- 【Q3】外壁塗装のDIYは可能?
【Q1】外壁塗装にはどのくらい費用がかかる?
外壁塗装の費用は、建物の大きさや形状、使用する塗料の種類、施工業者の料金設定などによって大きく異なります。
一般的な戸建て住宅(延床面積30坪程度)の場合、およそ80~150万円程度が外壁塗装の費用の目安です。
ただし、あくまで参考値であり、実際の費用は現地調査や見積もりを取ることで確定します。
外壁塗装は建物の重要なメンテナンスですので、費用対効果を考慮しつつ、信頼できる施工業者を選ぶことが大切です。
創建ペイントの公式サイトでは、見積もりや外壁塗装カラーシミュレーションを無料で試すこともできます。
費用について心配な方も、是非参考にしていただければ幸いです。
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【Q2】外壁塗装の工事期間はどのくらい?
外壁塗装の工事期間も、建物の規模や塗料の種類、天候状況などによって異なりますが、一般的な戸建て住宅であれば、足場の設置から撤去まで約2週間~1ヶ月程度が目安となります。
ただし、この期間は作業が順調に進んだ場合の目安であり、悪天候などの影響で工事が延期になることもあります。
工事期間については、施工業者との事前の打ち合わせでしっかりと確認しておくことが重要です。
工事中は外壁への出入りが制限されるため、ご家族の生活スケジュールを考慮して工事時期を決めることも大切なポイントです。
【Q3】外壁塗装のDIYは可能?
外壁塗装は、高所での作業を伴う危険な工事であり、塗装の品質や耐久性を確保するためには専門的な知識と技術が必要とされます。
そのため、外壁塗装を素人の方がDIYで行うことは非常に難しく、安全面でもリスクが高いといえるでしょう。
もし塗装の品質が低くなってしまうと、かえって建物の劣化を早めてしまう可能性もあります。
したがって、外壁塗装は信頼できるプロの施工業者に依頼することを強くおすすめします。
プロの手による外壁塗装は、美観の向上だけでなく、建物の耐久性を高め、資産価値を守ることにもつながるのです。
まとめ
外壁塗装の適切なタイミングは、新築の場合は築8~12年、前回の塗装から10~15年が経過した場合が目安となることが分かりました。
ただし、外壁の劣化状況によって塗装時期は前後するため、定期的な外壁チェックが重要です。
劣化症状が見られた場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。
外壁材の種類によっても寿命が異なるため、適切なメンテナンスが必要不可欠です。
外壁塗装は建物の美観を保つだけでなく、建物の寿命を延ばす重要な役割を果たします。
信頼できる外壁塗装業者に相談し、適切なタイミングで塗装を行うことで、住まいを長く大切に保つことができるでしょう。
外壁塗装をご検討中の方は、是非、当社「創建ペイント」へご相談ください。
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住まいです。その実績、経験は常に次の住まいに活かされ、
施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。
※2023年8月現在
実績例
物件名 | 総戸数 | |
---|---|---|
三田エリア | ルナ三田フラワータウン | 60 |
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 | 82 | |
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア | 108 | |
ルナ三田ひばりが丘 | 149 | |
神戸エリア | パークヒル神戸小倉台 | 75 |
ルナ藤原台中町パークフロント | 82 | |
ルナ上津台 | 81 | |
ルナ北六甲116 クルムの街 | 116 | |
西神戸・ 阪神エリア |
ルナ西神中央 | 97 |
ルナ塚口 | 52 | |
ルナ昆陽池公園 | 51 | |
東大阪・ 北摂エリア |
ルナ南摂津 | 80 |
ルナ加納 | 71 | |
ルナ山本 | 57 | |
大阪市内・ 南大阪エリア |
ルナタウン島屋 | 55 |
ルナ城山公園 | 52 | |
ルナ東百舌鳥 | 109 | |
ルナ原山台 | 46 | |
京都エリア | ルナシティ同志社山手 | 237 |
街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。
商号 |
株式会社 創建 |
---|---|
創立 |
昭和58年3月1日 |
設立 |
昭和61年9月4日 |
資本金 |
8,000万円 |
代表者 |
代表取締役会長 吉村 孝文 代表取締役社長 吉村 卓也 |
執行役員一覧 |
執行役員 大下 憲二 執行役員 岡本 賢二郎 |
本社所在地 |
〒541-0047 |
東京支店所在地 |
〒101-0041 |
売上高 |
151.3億円(令和5年5月期) |
従業員数 |
従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期) |
事業内容 |
建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/ |

大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます
ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

本社所在地
本社所在地 |
〒541-0047 |
---|
施工エリア
※別途、交通費が発生する場合があります。
- 大阪
-
池田市
泉大津市
貝塚市
守口市
泉佐野市
富田林市
河内長野市
松原市
大東市
柏原市
羽曳野市
門真市
摂津市
高石市
藤井寺市
泉南市
四條畷市
交野市
大阪狭山市
阪南市
- 兵庫
-
洲本市
芦屋市
伊丹市
相生市
豊岡市
赤穂市
西脇市
三木市
高砂市
小野市
加西市
篠山市
養父市
丹波市
南あわじ市
朝来市
淡路市
宍粟市
加東市
たつの市
市川町
- 京都
-
福知山市
舞鶴市
綾部市
宇治市
宮津市
亀岡市
城陽市
向日市
長岡京市
八幡市
京田辺市
京丹後市
南丹市
木津川市
- 奈良
-
大和高田市
大和郡山市
天理市
橿原市
桜井市
五條市
御所市
生駒市
香芝市
葛城市
宇陀市
下市町
- 和歌山
-
海南市
橋本市
有田市
御坊市
田辺市
新宮市
紀の川市
岩出市
外壁塗装の参考文献
- 住宅リフォーム推進協議会
https://www.j-reform.com - 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
https://www.chord.or.jp/index.html?red_param=220106 - 一般社団法人日本塗装工業会
https://www.nittoso.or.jp - 一般社団法人外壁塗装協会
https://tosouginoushi.com