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LINE相談給湯器の号数とは？選び方、交換時期、注意点を徹底解説
給湯器の交換・購入をする際、「給湯器を交換したいけれど、号数って何を基準に選べばいいの？」「家族の人数が変わったら号数も変えるべき？」など、このような悩みはありませんか？
給湯器の号数選びは、毎日の快適な生活に直結する重要なポイントです。
そこでこの記事では、給湯器の号数の基礎知識から、人数別の選び方、交換時の注意点まで、わかりやすく解説します。リフォームを検討中の方も、ぜひお読みください。
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この記事の監修者
旧澤 はるか（創建リフォーム）
インテリアコーディネーター
カラーコーディネーター
キッチンスペシャリスト
前職ではリフォーム会社の営業職として家族状況の変化やライフステージに合わせた最適なリフォームプランを提案してきました。
株式会社創建に入社後、リフォームコーディネーター・カラーコーディネーターとして、色彩の配色を活かしたリフォームコーディネートを行っています。
目次
給湯器の「号数」とは？基礎知識をわかりやすく解説
給湯器の「号数」とは、その給湯器が持っているお湯を作る能力を示す数値です。
ここでは、号数の定義から確認方法、ガス代との関係まで、基本的な知識を押さえていきましょう。
号数の定義と16号・20号・24号の違い
給湯器の号数は、「水温＋25℃のお湯を1分間に何リットル作れるか」を基準にしています。
たとえば、水温が15℃の時に、設定温度の40℃のお湯を1分間に作れる量が24リットルなら「24号」です。
一般家庭で主に使われる3種類の号数と、それぞれの目安を把握しておきましょう。
| 号数 | 1分間の給湯量 | 適した世帯 | 同時使用の目安 |
|---|---|---|---|
| 16号 | 16リットル | 1～2人世帯 | シャワー1箇所のみ |
| 20号 | 20リットル | 2～3人世帯 | シャワー＋洗面所 |
| 24号 | 24リットル | 4人以上 | シャワー＋キッチン＋洗面所 |
シャワー1箇所で、1分間に約10～12リットルのお湯を消費します。
数字が大きいほど、一度に多くのお湯が供給され、24号なら複数箇所で同時にお湯を使っても水圧が保たれやすくなります。
今使っている給湯器の号数を確認する方法
交換を検討する際は、まず現在の号数を確認しましょう。
給湯器本体の側面や正面に貼られたシールに、型番(品番)が記載されています。
型番の先頭のアルファベットの後に続く数字が号数です。
たとえば「GT-2460AWX」なら24号、「RUF-1610AW」なら16号となります。
型番シールが見つからない場合は、取扱説明書の表紙や仕様欄を確認してください。
メーカーのウェブサイトで型番検索することも可能です。
号数が大きくてもガス代が高くなるとは限らない
「号数が大きいとガス代が高くなるのでは？」と心配される方も多いですが、実は号数とガス代に直接的な関係はありません。
号数は「お湯を作る能力」を示すもので、実際のガス代は使用したお湯の量で決まります。
24号の給湯器を設置しても、実際に少量しか使わなければガス代は安く済むのです。
ただし、号数が小さすぎる場合はお湯の出が悪いためシャワー時間が長くなり、結果的に使用料が増えてガス代が上がる可能性があります。
逆に号数が大きすぎる場合は初期費用が高くなったり、設置スペースが必要になることもあるので注意しましょう。
【家族構成別】最適な給湯器の号数の選び方
家族の人数やライフスタイルに合わせて、最適な号数を選びましょう。
【16号・20号】一人暮らし・夫婦2人世帯向け
一人暮らしや夫婦2人世帯の場合、16号または20号が適しています。
【16号がおすすめのケース】
- お湯を使うタイミングがほとんど重ならない。
- 基本的にシャワーと洗い物を同時に行わない。
【20号がおすすめのケース】
- 朝の身支度時間や帰宅時間が重なることがある。
- シャワー使用中に、キッチンや洗面所でも同時にお湯を使いたい。
- 冬場にお湯の使用量が大幅に増える地域。
夫婦2人暮らしでも、在宅勤務などで日中の使用頻度が上がったり、寒い地域で湯量を重視したりする場合は、20号を選ぶと安心です。
【20号・24号】3〜4人のファミリー世帯向け
3～4人家族の場合、20号または24号が標準的です。
特に、同時使用の頻度や、将来的なお子様の成長を見据えて検討しましょう。
【20号がおすすめのケース】
- お風呂の時間帯をずらして使える
- 子どもがまだ小さく、親と一緒に入浴することが多い
- シャワーとキッチンを同時使用しない工夫ができる
【24号がおすすめのケース】
- 朝の身支度時間が家族で重なる
- シャワー・キッチン・洗面所を同時に使うことがある
- 将来的な家族構成の変化を見据えている
家族の誰かがお湯を使っている時に、別の家族が「待たされる」「我慢する」という状況を避けたい場合は、24号がおすすめです。
【24号～】5人以上・二世帯住宅向け
5人以上の大家族や二世帯住宅の場合、24号は必須です。
使用頻度が高い場合は、業務用の32号以上も検討されます。
| 世帯タイプ | 推奨号数 | 使用パターン |
|---|---|---|
| 5～6人家族 | 24号 | 使用時間帯の調整が可能な場合 |
| 二世帯（時間調整可） | 24号 | 各世帯でお風呂の時間をずらせる |
| 7人以上の大家族 | 32号以上 | 複数箇所で頻繁に同時使用 |
| 二世帯（独立型） | 各世帯に24号 | 完全に独立した生活リズム |
24号以上の給湯器を設置する場合は、現在のガスメーターの容量が足りているか、ガス会社への確認が必要です。
容量不足の場合、ガスメーターの交換工事が必要になります。
給湯器の号数選びで失敗しないための注意点
号数選びを誤ると、毎日の生活に大きな不便が生じます。
交換前に、次の点を確認しておきましょう。
号数不足で起こる3つのトラブル
号数が不足していると、次のようなトラブルが日常的に発生します。
参考にしてみてください。
【トラブル(1)】お湯の温度が不安定になる
- シャワー中に誰かが別の場所で水を使うと、急にお湯がぬるくなったり、冷たくなったりします。
【トラブル(2)】水圧が弱くなる
- 複数箇所で同時にお湯を使うと、シャワーの水圧が弱まり、物足りないと感じるようになります。
【トラブル(3)】お湯が出るまで時間がかかる
- 給湯器の能力が低いため、設定温度に達するまでに時間がかかり、無駄な水を流し続けることに。水道代の増加にもつながります。
マンションでの号数変更は「規約」と「サイズ」に注意
マンションで号数を変更する場合、管理規約や構造上の制約があることを理解しておきましょう。
たとえば、多くのマンションでは建物全体のガス供給能力の関係で号数アップが禁止または制限されていることがあります。
交換前に管理組合に必ず確認が必要です。
また号数を上げると給湯器本体のサイズが大きくなり、パイプシャフト（PS）内に収まらなくなるケースがあります。
将来を見据えた号数選びのコツ
給湯器は通常10～15年間使用するため、将来の家族構成やライフスタイルの変化も考慮して選びましょう。
| 現在の状況 | 将来の展望 | 推奨号数 |
|---|---|---|
| 夫婦2人（16号で満足） | 近い将来、子どもが生まれる予定がある | 20号にアップ |
| 3人家族（20号で満足） | 子どもが高校生になり、朝の支度が重なる可能性がある | 24号にアップ |
最新の給湯器は、エコジョーズなどの高効率タイプが登場しています。
号数選びと同時に省エネ性能も検討すれば、ガス代を年間1～2万円削減できる可能性があります。
給湯器に関するよくあるQ&A
給湯器の交換や号数選びについて、よくある質問をまとめました。
交換時期の見極め方や、お得に交換する方法、号数アップ時の注意点を押さえておきましょう。
【Q1】給湯器の寿命や交換時期はいつですか？
給湯器の平均寿命は10～15年です。
使用頻度や環境によって前後しますが、製造から10年を過ぎて以下のようなサインが出たら、壊れる前の交換をおすすめします。
- 温度が不安定になる（設定温度にならない、急に冷たくなる）
- 異音が大きくなった（「ゴー」「ボン」という音が大きくなる）
- エラー表示が頻繁に出る（リモコンにエラーコードが表示される）
- 本体から水漏れしている
突然壊れると、お湯が使えない期間が発生し、日常生活に大きな支障をきたすため、早めに検討することをおすすめします。
【Q2】給湯器をお得に交換する方法はありますか？
補助金制度の活用を検討しましょう。
エコジョーズなどの高効率給湯器への交換は、国や自治体が補助金制度を実施している場合があります。
ただし、予算や申請条件があるため、リフォーム業者に相談し、工事前に申請可能か確認することが重要です。
【Q3】号数を大きくする際、ガスメーターも確認すべき？
はい、号数を上げる場合、ガスメーターの容量確認は必須です。
給湯器と同様に、ガスメーターにも「号数」があり、その容量を超えてガスを消費することはできません。
一般的には、4号メーターが16号・20号給湯器に対応し、6号メーターが24号給湯器に対応しています。
ガスメーターの正面に「4」「6」「8」などの号数が記載されているので確認してください。
判別しにくい場合は、ガス会社に問い合わせるのが確実です。
まとめ
給湯器の号数は、「水温＋25℃のお湯を1分間に何リットル作れるか」を示す能力の数値です。
号数不足は日々の不便に直結します。将来の家族構成の変化も考慮し、最適な号数を選びましょう。
創建リフォームでは、お客様のライフスタイルに合わせた最適な給湯器選びから、エコジョーズ導入による補助金活用のご提案まで、トータルでサポートいたします。
給湯器の交換時期や号数についてのご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。