お電話でご相談

LINE相談

トイレ修理交換の費用相場は?安く抑える秘訣も紹介

トイレ修理や交換を検討する際、気になるのが費用相場ではないでしょうか。
本記事では修理と交換の違いから具体的な費用相場、賢く費用を抑えるコツまで詳しく解説します。


旧澤 はるか(創建リフォーム)

インテリアコーディネーター
カラーコーディネーター
キッチンスペシャリスト

前職ではリフォーム会社の営業職として家族状況の変化やライフステージに合わせた最適なリフォームプランを提案してきました。
株式会社創建に入社後、リフォームコーディネーター・カラーコーディネーターとして、色彩の配色を活かしたリフォームコーディネートを行っています。

    トイレ修理・交換にかかる費用の相場とは?

    水回りのトラブルで最も身近な問題がトイレの不具合です。
    修理と交換では費用に大きな差があるため、状況に応じた適切な判断が必要になります。

    修理と交換の違い

    修理は既存トイレの不具合部分を直す作業で、費用は数千円から3万円程度が一般的です。
    部品交換や軽微な調整で済むケースが多く、工期も短いのが特徴です。

    交換は便器や関連設備を新品に入れ替える作業で、費用は5万円~20万円程度かかります。
    トイレの使用年数が15年以上経過している場合、修理を繰り返すよりも交換した方が長期的に見て経済的な場合が多いでしょう。

    トイレ修理の一般的な費用相場

    トイレの軽微な修理は日常的によく起こり得るものです。
    レバーやフロートバルブの交換など簡単な修理なら、3,000円~10,000円程度で済みます。

    水漏れや詰まりの修理は、5,000円~15,000円程度が相場です。
    タンク内部の修理や配管の部分修理になると、10,000円~30,000円程度になります。
    出張費や急行料金が別途かかる場合があり、休日や夜間は割増料金が発生することも覚えておきましょう。

    トイレ交換の一般的な費用相場

    一般的なタンク付きトイレへの交換は便器代と工事費込みで5万円~10万円程度です。
    タンクレストイレへの交換はより高額で、10万円~20万円程度かかります。
    高機能トイレ(温水洗浄便座・自動開閉機能付きなど)は15万円~25万円程度が相場です。

    トイレ修理にかかる費用の詳細

    トイレの修理はどれくらいの費用になるのか詳しく見ていきましょう。

    軽微な修理

    トイレの軽微な修理費用は、数千円から数万円が相場です。
    レバーやチェーンの交換は、自分で交換する場合は3,000円~7,000円程度です。
    業者に依頼する場合は5,000円~20,000円程度かかります。
    ゴムパッキン交換費用は2,000円~5,000円程度かかることが多いようです。
    便座の交換は、標準的なものでも部品代と工賃で10,000円~20万円程度かかります。

    ほとんどの軽微な修理は1時間以内で完了するため、出張費込みの料金設定になっていることが多いです。
    軽微な修理は自分で行うと費用が安く済むように思えますが、万が一手順を誤ると台無しになってしまったり、逆に高額な修理費用が発生するリスクもあるため、最初から専門業者に依頼するのがおすすめです。

    フロートバルブやボールタップの交換

    自分でフロートバルブやボールタップを交換する場合、費用は比較的安く抑えられます。
    フロートバルブは部品代込みで3,000円〜7,000円程度、ボールタップは5,000円〜8,000円程度が相場です。
    浮き球は1,000円~2,000円程度見ておけば良いでしょう。

    自分で交換するのは難しく、誤って他の部品を壊してしまう可能性もあります。
    古いタイプのトイレではパーツの互換性がなく、特殊な部品が必要になる場合があるので注意しましょう。
    業者に依頼した場合、自分で直す2倍程度の費用がかかります。

    排水管の詰まり解消

    トイレにおける排水管の詰まりは日常的によく起こるトラブルです。
    業者に頼んだ場合の一般的な詰まり除去は5,000円~15,000円程度が相場です。
    高圧洗浄機を使用した場合は10,000円~20,000円程度かかります。
    詰まりの状況が深刻な場合や配管に問題がある場合は20,000円以上かかることも珍しくありません。

    深夜や緊急対応の場合は通常料金の1.5〜2倍程度になることが多いため、可能であれば通常営業時間内の依頼が経済的です。

    重度の修理

    タンクレストイレの重度な修理費用は、タンク内部の複数パーツ交換やタンク自体の交換に15,000円~30,000円程度必要です。
    便器と床の接続部(排水管フランジ)の修理は20,000円~40,000円程度で、配管の腐食や破損による修理は状況によって30,000円~60,000円程度になることもあります。
    便器のひび割れや破損による部分修理は15,000円~25,000円程度が相場です。

    リフォーム会社と水道工事業者では料金体系が異なることが多いです。

    給水バルブや配管の修理・交換

    給水バルブの交換は8,000円~15,000円程度かかります。
    給水管の部分的修理や交換は10,000円~25,000円程度が相場です。

    配管の腐食が進んでいる場合は壁や床の解体工事が必要になり、費用が50,000円以上になることもあります。
    給水管と排水管の両方に問題がある場合は30,000円~60,000円程度が目安です。

    トイレ交換にかかる費用の詳細

    トイレの交換ではどのタイプのトイレを選ぶかによって費用が大きく変わります。

    便器の交換

    標準的な便器への交換は便器代と工事費込みで40,000円~70,000円程度、環境に優しい節水型トイレへの交換は50,000円~80,000円程度が相場です。

    便座のみの交換であれば10,000円~30,000円程度で済みます。
    便器交換時に床や壁の補修が必要になると10,000円~30,000円の追加費用が発生します。
    便器の大きさや形状が変わる場合は排水管の位置調整工事が必要となり、さらに費用がかさむことがあるため注意が必要です。

    タンク付きトイレからタンクレストイレへの交換

    基本的な交換費用は本体価格と工事費込みで80,000円~150,000円程度です。
    多くの場合、壁からの給水管接続に変更が必要となり、10,000円~30,000円の追加工事費が発生します。

    温水洗浄機能などを使用するための電源工事が必要な場合は、さらに5,000円~15,000円の追加費用がかかります。

    高級便器への交換

    自動洗浄・自動開閉機能付きの高級トイレは本体価格と工事費込みで15万円〜25万円程度です。
    タンクレスの最上位モデルでは25万円〜40万円程度かかることもあります。
    脱臭機能や温風乾燥、マッサージ洗浄など多機能タイプは20万円〜30万円程度です。

    工事費用の相場

    標準的な設置工事費は10,000円〜20,000円程度です。
    タンクレストイレの設置工事費は15,000円〜30,000円程度です。
    便器の設置場所の変更を伴う場合は追加で30,000円〜100,000円程度かかります。
    防水工事や床材の張り替えが必要な場合は15,000円〜40,000円の追加費用が発生します。

    設置にかかる工事費用

    タンク付きトイレの標準的な設置工事費は10,000円〜20,000円程度です。
    タンクレストイレの設置工事費は15,000円〜30,000円程度です。

    便器の設置場所の変更を伴う場合は追加で30,000円〜100,000円程度かかります。
    防水工事や床材の張り替えが必要な場合は15,000円〜40,000円の追加費用が発生します。

    追加工事が必要な場合

    電気工事(コンセント増設など)が必要な場合は5,000円〜15,000円程度です。
    交換費用についてまとめましたので下記の表を参考にしてみてください。

    交換内容 費用の目安(税抜)
    タンク付きトイレの交換 15,000〜40,000円
    タンクレストイレの交換 30,000〜70,000円
    高機能トイレ(ウォシュレット付き)交換 50,000〜100,000円
    設置工事費 10,000〜20,000円
    電気工事(タンクレストイレ) 5,000〜10,000円

    トイレ修理・交換費用を抑えるためのコツ

    トイレの修理や交換は適切な方法で進めれば、費用を抑えることが可能です。

    業者選びのポイント

    水道局指定の工事店や水道工事の資格を持つ業者を選ぶことが重要です。
    トイレメーカーの正規代理店や認定業者は技術力が高い傾向があります。

    事前見積もりを無料で行ってくれる業者を選ぶと安心です。
    保証期間が明確で、アフターサービスが充実している業者が望ましいでしょう。
    施工実績や口コミ評価を確認し、信頼性の高い業者を選定することがトラブル防止につながります。

    相見積もりを取ることの重要性

    トイレ修理・交換を依頼する際に費用を抑えるポイントについて見ていきましょう。

    • 最低3社以上から見積もりを取り比較検討する
    • 見積書の内訳(部品代・工賃・出張費など)を詳細に確認する
    • 追加費用の発生条件や保証内容を明確にしてもらう
    • 見積もりに含まれない隠れコストがないか確認する
    • 定期的にキャンペーンを行っている業者をチェックする

    相見積もりを取ることで平均15〜30%程度の費用削減が可能になるケースも多いです。事前の情報収集と比較検討が大切です。

    口コミや評価をチェックする方法

    Google・Yahoo!・各種比較サイトなどの口コミを確認しましょう。
    SNS(Twitter、Instagramなど)でのリアルな評判が参考になります。
    知人や近隣住民からの紹介や体験談を聞くことも効果的です。

    自分でできる修理やメンテナンス

    タンクレバーの調整やチェーンの交換は工具不要で簡単にできます。
    水が止まらないときはフロートの調整で改善できることが多いです。
    便器や便座の掃除を定期的に行うことで劣化や詰まりを防止できるため、日頃のメンテナンスが結果的にコスト削減につながります。

    DIYできる簡単な修理の方法

    レバーやハンドルの交換は説明書に従えば20分程度で完了します。
    タンク内のフロートや止水栓の調整は一般的なドライバーで可能です。

    ホームセンターで購入できる洗浄管やパッキンは説明書付きで自己交換可能です。
    詰まりの多くはラバーカップ(すっぽん)や市販の詰まり除去剤で解消できます。

    予防的なメンテナンス

    年に1〜2回のタンク内部の点検・清掃で部品の劣化を早期発見できます。
    便器と床の接続部分のシーリングを3〜5年ごとに点検・補修するのがおすすめです。
    トイレ用洗剤で定期的に便器内の水垢やカルキを除去すると詰まりを予防できます。

    季節や時期による費用の違い

    年末年始やゴールデンウィークなどの長期休暇時期は通常より20〜30%割増になる傾向があります。
    梅雨時期は水回りのトラブルが増加し、業者が混雑して費用が上昇することがあるので注意しましょう。
    閑散期(6月、11月)は比較的予約が取りやすく、キャンペーンなどで割引されることもあります。

    需要が高い時期は価格が上がる傾向にあること

    年度末(2〜3月)はリフォーム需要が高まり、工事費用が10〜20%上昇する傾向があります。
    冬季(12〜2月)は水回りのトラブルが増加し、緊急対応料金が発生しやすいです。

    長期連休前や年末は駆け込み需要により業者が混雑し、予約が取りにくく割高になります。
    新生活シーズン(3〜4月)は引っ越しに伴う設備交換が多く、工事費が上昇しやすいです。
    トイレ修理・交換の費用に影響を与える要素
    トイレ修理や交換の費用に影響を与える要素について見ていきましょう。

    トイレの種類

    トイレの種類によって価格と工事費用は大きく異なります。
    タンク付きトイレは本体3〜10万円で工事も簡単ですが、タンクレストイレは本体8〜20万円で電気・配管工事が必要になります。

    一体型シャワートイレは本体5〜15万円で機能により価格差があり、壁掛け式トイレは本体10〜25万円で大規模工事が必要なため高額です。
    和式から洋式への変更は床補修を含め15〜30万円かかります。

    工事の内容

    標準的な便器交換のみなら2〜3時間で1〜2万円程度ですが、配管工事が必要になると4〜8時間かかり追加で1〜5万円かかります。
    電気工事は1〜2時間で5千円〜1.5万円、床や壁の補修は状況により2〜8時間で1〜4万円程度必要です。
    間取り変更などの大規模リフォームになると工期は2〜5日に延び、費用も上乗せされます。

    使用する部品や製品のブランド

    国内大手メーカー(TOTO、LIXIL、Panasonicなど)の製品は5〜15万円と価格が安定しており品質も高いです。
    一方、海外ブランド製品は部品供給が不安定で修理費用が割高になることが多いです。
    ノーブランド・OEM製品は購入価格が安いものの、耐久性や部品供給に懸念がある場合もあります。

    【まとめ】トイレ修理・交換費用の相場と賢い選び方

    トイレの修理は3,000円〜3万円程度、交換は4万円〜40万円程度が相場です。
    症状や選ぶ製品によって費用は大きく変動します。
    故障の早期発見と対応が二次被害を防ぎ、結果的に費用を抑えることにつながります。

    最終的には見積もりを複数取得し、内容をしっかり比較検討した上で判断しましょう。
    補助金の利用で費用負担を軽減できる可能性もあるので、補助金に関しても情報を集めてはいかがでしょうか。