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窓の暑さ対策に効果的!「簾(すだれ)」と「よしず」の違いを徹底解説

夏の暑さが厳しい季節、家の中を涼しく保つためには日本の伝統的な日よけ用品である「簾(すだれ)」と「よしず」が効果的です。

この記事では、簾(すだれ)とよしずの違いや特徴、効果、お手入れ方法について徹底解説します。
暑さ対策に役立つ選択基準や、よくある質問にも答えていきますので、これからの季節を快適に過ごすためのヒントを見つけてください。


谷口 知史(創建リフォーム)

2級建築士
一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建リフォームの現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

    【暑さ対策(1)】簾(すだれ)とは?

    暑い季節が近づくと、室内の快適さを保つためには適切な暑さ対策が必要になります。
    その一つとして、簾(すだれ)の活用が挙げられます。
    ここでは、すだれの特徴、効果、そして活用シーンについて詳しく解説します。

    すだれの特徴

    すだれは竹や藤などの自然素材で編まれた、日本古来から伝わる日よけ用品です。
    太陽光を遮りつつも風を通すことができる構造をしているため、室内を涼しく保つことができるという特徴があります。

    また、独特の風合いが外観を飾り、和の雰囲気を演出することも魅力の一つです。
    設置方法もフックや専用の枠にかけるだけと簡単で、手軽に取り入れることができます。

    すだれの効果

    すだれを使用する最大の利点は、直射日光を遮ることにより室内温度の上昇を抑えることができる点です。
    夏の強い日差しを和らげつつ、自然の風を取り入れることで、エアコンに頼りすぎることなく快適な室内環境を実現します。
    外からの視線を遮ることでプライバシーを守りつつ、光を柔らかく取り入れることができるため、心地よい空間を作り出します。

    すだれの活用シーン

    すだれはその設置の手軽さから、様々な場所での活用が可能です。
    窓やベランダはもちろん、庭先や玄関の日よけとしても使用できます。
    カフェやレストランなどの商業施設では、外装の一部として取り入れることで、涼しさを感じやすくなるとともに、施設の魅力を高める効果も期待できます。
    自宅だけでなく、さまざまな場所でその効果を発揮するすだれは、夏の暑さ対策には欠かせないアイテムと言えるでしょう。

    【暑さ対策(2)】よしずとは?

    夏の暑さ対策として、簾(すだれ)に続き、よしずの役割と特性について掘り下げていきます。
    よしずは、すだれとは異なる特徴を持ちます。
    よしずの特徴から効果、活用シーンまで、詳しく解説します。

    よしずの特徴

    よしずは、太陽光を強力に遮ることが可能な構造をした日よけ用品です。
    竹や藤の葉を密に編み込むことで、夏の強い日差しを効率的にカットし、室内の温度上昇を抑えることができます。

    密度の高さが、よしず独自の特徴です。外観もすだれとは異なり、より精巧な作りが特徴的で、見た目にも美しさを感じさせます。
    実用性だけでなく、装飾としての価値も高く評価されています。

    よしずの効果

    よしずの最大の効果は、遮光性があることです。
    すだれよりも密度が高いため、太陽光をより強く遮ることが可能で、室内の温度上昇を大きく抑えることができます。

    外からの視線をほぼ完全に遮ることができるため、プライバシー保護にも非常に効果的です。
    夏の日中でも、室内を快適な温度に保ちつつ、外部からの視線を気にすることなく過ごすことができるでしょう。

    よしずの活用シーン

    よしずは、以下のような特に強い日差しを遮りたい場所に最適です。

    • 庭先
    • ベランダ
    • 大きな窓

    このように、日中の直射日光が特に強い場所に設置することで効果を最大限に発揮します。
    設置方法も、すだれと同様に簡単で、フックや専用の枠にかけるだけで済みます。
    ただし、よしずはサイズが大きくなる傾向があるため、設置するスペースの確保が必要です。
    設置場所を選ぶ際には、事前にスペースの大きさを確認し、適切なサイズのよしずを選ぶことが重要です。

    【「すだれ」と「よしず」】どちらを選ぶべき?

    夏の暑さ対策として、すだれとよしずはどちらがご自宅に適しているのでしょうか。
    それぞれの特徴と効果を考慮した上で、適切な選択をすることが重要です。
    以下で、日差しの強さ、プライバシーの保護、設置場所のスペースという3つの基準から、どちらを選ぶべきかを詳しく解説します。

    項目 すだれ よしず
    日差しの強さ 風通しを優先させたい場合
    日差しがそれほど強くない地域
    太陽光を効果的に遮断
    室内温度上昇を抑える
    プライバシーの保護 ある程度の視線を遮りながら、外の景色を楽しむことができる 外からの視線をほぼ完全に遮る
    設置場所のスペース 狭いスペース 広いスペース

    選ぶ際のポイントについても見ていきましょう。

    【選択基準(1)】日差しの強さ

    日差しの強さは、すだれかよしずを選ぶ際の重要な要素の一つです。
    夏場に直射日光が非常に強い地域にお住まいの場合、よしずの方が日差しをより強く遮ることができます。

    よしずは、すだれよりも密に編まれた竹や藤の葉で作られており、太陽光を効果的に遮断することが可能です。
    室内の温度上昇を大幅に抑えることができるため、エアコンの使用頻度を減らし、電気代の節約にもつながります。

    一方で、風通しを優先したい場合や、日差しがそれほど強くない地域では、すだれが最適です。
    すだれは風を通しながらも直射日光を遮ることができるため、自然の涼しさを感じることができます。

    【選択基準(2)】プライバシーの保護

    外からの視線を遮り、プライバシーを保護することも、すだれとよしずを選ぶ際の大切なポイントです。
    特に地上階にお住まいの方や、道路に面した窓がある場合は、外からの視線が気になることでしょう。

    プライバシーの保護に効果的なのは、よしずです。
    よしずは、すだれ以上に密に編まれており、外からの視線をほぼ完全に遮ることができます。

    一方、すだれを選ぶと、ある程度の視線は遮りつつも、外の景色を楽しむことが可能です。
    自宅の立地や周囲の環境に応じて、プライバシーと外の景色のバランスを考慮して選ぶと良いでしょう。

    【選択基準(3)】設置場所のスペース

    設置場所のスペースも、すだれとよしずを選ぶ際に考慮すべき重要な要素です。
    限られたスペースしかない場合や、狭い窓に日よけを取り付けたい場合は、すだれが適しています。
    すだれは軽量であり、取り付けや取り外しが簡単なため、スペースの制約がある場所でも柔軟に対応できます。

    一方、よしずはサイズが大きく、より広い範囲の日差しを遮ることができますが、設置には十分なスペースが必要です。
    庭先やベランダなど、より広い範囲をカバーしたい場合には、よしずが適しているでしょう。

    まとめ

    以上の点を踏まえると、日差しの強さ、プライバシーの保護、設置場所のスペースという3つの基準から、ご自宅に最適な日よけ用品を選ぶことができます。
    夏の暑さ対策として、すだれとよしずのどちらを選ぶかは、ご自宅の環境やご家族のニーズに合わせて検討すると良いでしょう。

    「すだれ」と「よしず」のメンテナンス方法は?

    夏の暑さ対策として、すだれやよしずを取り入れるご家庭も多いでしょう。
    しかし、せっかくの日よけ用品も、適切なお手入れをしなければ長く愛用することができません。
    ここでは、すだれとよしずの効果的なメンテナンス方法について詳しく解説します。

    すだれのお手入れ方法

    すだれは、竹や藤などの自然素材で作られており、太陽の光を遮りつつ風を通すことで、室内の温度上昇を抑える効果があります。
    夏場には欠かせないアイテムですが、適切なメンテナンスが必要です。

    まず、カビの発生を防ぐために、定期的に風通しの良い場所で陰干しを行いましょう。
    湿気を取り除き、すだれの寿命を延ばすことができます。

    また、汚れが気になる場合は、柔らかいブラシを使用してやさしく払い落とすことがポイントです。
    強くこすったり、水洗いをしたりすると、素材を傷める原因になるため注意が必要です。

    よしずのお手入れ方法

    一方、よしずはすだれよりも密に編まれており、日差しをより強く遮ることができます。
    そのため、より強い暑さ対策が求められる場所に適していますが、その分、メンテナンスにも気を配る必要があります。

    よしずもすだれと同様に、定期的な陰干しでカビ防止を心がけましょう。
    特に、よしずは密な構造のため、湿気がこもりやすくなります。
    汚れが目立つ場合は、水洗いも可能ですが、その後はしっかりと乾燥させることが重要です。
    完全に乾かさないと、カビや悪臭の原因になる可能性があるため、十分に注意してください。

    「すだれ」と「よしず」に関するよくある質問

    夏の暑さ対策として、すだれやよしずを検討されている方からの質問にお答えします。
    購入先から風の強い日の対処法、長期的な使用について、具体的な情報を見ていきましょう。

    【Q1】「すだれ」と「よしず」はどこで購入できる?

    すだれやよしずは、便利さから多くの方に利用されています。
    購入先としては、地元のホームセンターが一般的ですが、インターネット上のオンラインショップでも幅広く取り扱われています。

    オンラインショップでは、サイズやデザインの選択肢が豊富に用意されており、自宅にいながらじっくりと選ぶことが可能です。
    さらに、レビューを参考にすることで、実際に使用した人の声を聞きながら、自分のニーズに合った商品を見つけることができるでしょう。

    【Q2】「すだれ」と「よしず」、風の強い日はどうすればいい?

    夏の日差しを遮るだけでなく、風の影響も考慮する必要があります。
    特に、風の強い日には、すだれやよしずが飛ばされる恐れがあります。

    安全対策として、固定用の紐やクリップでしっかりと固定することが重要です。
    また、事前に天気予報をチェックし、風が非常に強いと予測される日は、一時的に取り外して室内に保管するのも一つの方法です。

    【Q3】「すだれ」と「よしず」はどのくらいの期間使える?

    すだれやよしずは、自然素材を使用しているため、適切なお手入れを行うことで長期間の使用が可能です。
    一般的に、数年は問題なく使えるとされていますが、使用環境やメンテナンスの頻度によって異なります。

    定期的なお手入れとしては、風通しの良い場所での陰干しが効果的です。カビの発生を防ぎ、素材の劣化を遅らせることができます。
    しかし、長期間の使用による自然な劣化は避けられないため、状態を定期的にチェックし、必要に応じて新しいものに交換することが望ましいでしょう。

    「すだれ」と「よしず」以外に、効果的な暑さ対策はある?

    風が強い日も使え、通年で使える暑さ対策におすすめなのが窓リフォームです。
    「内窓を設置する」「性能の良い窓を設置する」といった窓リフォームを行うと、部屋に入る紫外線を減らし夏は涼しく、冬は温かい住環境を目指せます。
    過ごしやすい住環境になると、お子様やご高齢の方、ペットにも過ごしやすい家となります。

    暑さ対策を行う際は、ぜひ窓リフォームもご検討ください。
    補助金の活用でお得にリフォームすることも可能です。

    まとめ

    「簾(すだれ)」と「よしず」は、それぞれ異なる特徴と効果を持ち、日差しやプライバシー保護、設置スペースに応じて選択することが重要です。
    適切なメンテナンスを行うことで長期間の使用が可能となりますが、より効果的な暑さ対策を求める場合は、窓のリフォームも検討する価値があります。
    窓リフォームを検討されている方は、経験と知識の豊富な当社「創建リフォーム」にご相談ください。