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複層ガラスとは?二重窓との違いとは?構造から断熱・遮音効果まで徹底解説

更新日2024年1月30日

冬の寒さや夏の暑さをやわらげ、静かな室内空間を守る複層ガラス。
秘密は、2枚以上のガラス板の間にある空気層にあります。

家の快適さを大きく左右するこのガラスの構造や、二重窓との違い、そして取り付け方からメンテナンスのポイントまで、知っておきたい情報を徹底解説します。
さらに「よくある疑問」にも答えていくので、これからの住まいづくりに役立ててください。

この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

目次

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【基礎知識】複層ガラスとは?

複層ガラスは、住宅や建物の窓ガラスとして注目されています。
構造から断熱・遮音効果まで、基礎から応用までの知識をわかりやすく解説しますので参考にしてみてください。

複層ガラスの構造

複層ガラスとは、その名の通り2枚以上のガラス板の間に一定の隙間を設け、その空気層によって外部からの熱や音を抑える構造をしています。
空気層が、まるでバリアのように機能することで、室内の快適性を高めているのです。

特に、ガラス板の間には乾燥した空気やアルゴンガスなどが封入されることもあり、断熱性や遮音性を一層強化する役割を果たしています。
複層ガラスは単に2枚のガラスを使用しているだけではなく、間にある空気層が非常に重要な機能を担っていると言えるでしょう。

断熱性のメカニズム

複層ガラスの断熱性を数値で示す指標として熱貫流率(U値)があります。
U値は、ガラスを通じてどれだけ熱が伝わるかを示す数値で、値が低ければ低いほど、優れた断熱性能を意味します。

複層ガラスの空気層は、外部からの熱の侵入を遅らせると同時に、室内の熱が外へ逃げるのを防ぎます。
結果として、夏は涼しく冬は暖かい、エネルギー効率の良い快適な居住空間を提供することが可能になるのです。
複層ガラスはその断熱性により、住宅の快適性のみならず、省エネルギーにも大きく寄与する建材として重宝されています。

複層ガラスの遮音性

遮音性においても複層ガラスは優れた性能を発揮します。
交通の騒音や隣室からの声など、日常生活で避けられないさまざまな音から私たちを守るのが複層ガラスの役割です。
複層ガラスを採用することで空気層が音波の伝わりを妨げるため、より静かな室内環境を実現することができます。

音は波長が異なると伝播の仕方も変わるため、複層ガラスの空気層の厚さを変えることで、さまざまな音域に対応した遮音性能を持たせることも可能です。
都市部や交通量の多い場所に住む人々にとって、複層ガラスは静寂を取り戻すための強力な味方となるでしょう。

二重窓と複層ガラスの違いを解説

二重窓と複層ガラスは一見似ているように見えますが、構造や性能には大きな違いがあります。2つの違いについて詳しく見ていきましょう。
それぞれの特性を理解することで、住環境の快適性を高めることができます。

構造の違い

二重窓と複層ガラスの違いについて見ていきましょう。

項目 二重窓 複層ガラス
仕組み 2枚のガラス窓を一定の間隔を開けて設置したシステム 2枚以上のガラス板と、間に入った空気層から成る一体型の窓
遮熱・遮音効果の特徴 設置する窓枠やガラスの厚みによって効果が大幅に左右されてしまう 製造段階で性能が設計されているため、一貫した品質が期待できる
取付方法 後付け可能 新築時やリフォーム時に専用の枠に組み込む必要がある

複層ガラスの間にできる空気層は、断熱や遮音の効果を大幅に高めてくれるものです。
二重窓は後付けが可能である一方、複層ガラスは新築時やリフォーム時に専用の枠に組み込む必要があり、設置には専門的な技術が求められます。

断熱性能の比較

複層ガラスは二重窓に比べて高い断熱性を有しています。
断熱性能の高さは、居住空間の快適性に直結する要素の一つです。

二重窓も断熱性を持ちますが、複層ガラスはガラスと空気層の組み合わせのほうが熱が伝わりにくい構造となっているため、季節を問わず室内の温度を快適に保つのに役立ちます。
寒い冬には暖房の熱が逃げにくく、暑い夏には外の熱が入りにくいため、エネルギーコストの削減にも繋がるでしょう。

遮音効果の差異

都市部の騒音や、交通の音は日常生活において大きなストレス源となることがあります。
このような環境下で、二重窓と複層ガラスの遮音性の差は非常に重要です。

複層ガラスは構造上、空気層が音波の伝播を効果的に阻害するため、より静かな室内環境を実現します。
二重窓も遮音性に優れていますが、複層ガラスは特に低周波の音に対しても高い遮音効果を発揮します。
夜間の騒音や、窓際での集中を要する作業時に、複層ガラスは力を発揮し、生活の質を向上させる助けになるでしょう。

複層ガラスの取り付け方法

複層ガラスの取り付けを取り付けは性能を最大限に引き出すためにもとても重要な工程のひとつです。
作業には専門的な技術を要するため、具体的な方法について見ていきましょう。

【1】取り外しから始める

住まいの快適性を高める複層ガラスの取り付けは、まず現在のガラス戸を取り外すことからスタートします。
取り外し作業は精密さが求められるため、ガラスを扱う際の注意点が多々あります。

既存の窓枠や建物の構造に影響を与えないよう慎重に行う必要があり、専門技術者の手によって安全かつ迅速に進められることが望ましいでしょう。
取り外した後は、新しい複層ガラスの取り付けを行うために、窓枠の清掃や調整を行うのが一般的です。

【2】新しい複層ガラスの設置

次に、新しい複層ガラスを取り付ける作業を行います。
既存の窓枠に合わせて適切なサイズのガラスを選定し、必要に応じて金具やシーリング材を使用して設置します。

複層ガラスの性能を最大限に活かすためには、隙間なくしっかりと固定することが重要で、正確な測定と専門的な知識は必要不可欠です。
設置後は、ガラスの周囲を密封し、断熱性や遮音性を損なわないようにするための処理が行われます。

【3】アルミ枠で固定

最後に、アルミ枠を取り付けて複層ガラスを適切な位置に調整し、固定します。
アルミ枠は、ガラスの安定性を保ちつつ、外観上も美しく仕上げる役割を果たします。

固定作業では、ガラスが均等に支えられるようにすることが肝心で、ガラスの歪みを防ぐためにも細心の注意を払わなければいけません。
枠とガラスの接合部分には、防水や防湿のためのシーリング処理を施すことで、複層ガラスの性能を長期にわたって保つことが可能となります。

複層ガラスのメンテナンス方法

快適な生活空間を保つためには、複層ガラスの適切なメンテナンスが重要です。
長期にわたり複層ガラスの性能を維持するための具体的な方法をご紹介します。

【前提】正しい使用を心がける

複層ガラスは、特性を最大限に活かすために正しい使用方法を理解し実践することが求められます。
例えば、次のような点に注意する必要があります。

複層ガラスが持つ断熱や遮音の機能を長く保つためにも、適切な取り扱いをすることが大切です。
ガラスの表面に付着した汚れは視界の妨げになるだけでなく、ガラスの性能低下を招く原因にもなり得るため、定期的な清掃が推奨されています。

定期的な清掃

複層ガラスの清掃は、視界を見やすくしたり美観を維持するだけでなく、ガラスの寿命を延ばす上でも重要です。
清掃には柔らかい布や専用のクリーナーを使用し、硬いブラシや研磨剤の入った洗剤は避けるようにしましょう。

汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めた水で拭き取り、その後きれいな水で洗い流すことで、ガラスに残るストリーク(線状の汚れ)を防ぐことができます。
清掃は気候の良い日に行い、乾拭きで仕上げることで、ガラス表面に水滴が残るのを防ぎます。

破損した場合の対応方法

複層ガラスが破損した場合は、自己修理は困難であるため、専門家へ依頼するのが最も確実な対処法です。
特にガラスの割れや亀裂は、断熱性や遮音性の低下を招くだけでなく、安全上のリスクも伴います。

修理を依頼する際には、破損の程度や状況を正確に伝え、迅速な対応を求めることが大切です。
また、複層ガラスの性能を回復させるために、元の仕様に合ったガラスや部材を選定することが重要となります。
専門業者による適切な修理によって複層ガラスは元の性能を取り戻し、再び快適な室内環境を作り出すことができるでしょう。

複層ガラスに関するQ&A

複層ガラスの取り付けやメンテナンスについては、多くの疑問を抱えている人も多いです。
よくある質問について専門的な視点からお答えし、より理解を深めていきましょう。

【Q1】複層ガラスの取り付けはDIYできますか?

複層ガラスの取り付けは一見シンプルな作業に思えるかもしれませんが、実際には専門的な知識と技術が不可欠です。
なぜなら、正確な寸法測定、適切な工具の使用、そして最も重要なガラスと枠の正確な取り付けが求められるからです。

自己流で行うと、断熱や遮音といった複層ガラスの性能を十分に引き出せないリスクがあります。
不適切な取り付けは安全性にも影響を及ぼす可能性があるため、専門業者への依頼がおすすめです。
複層ガラスはプロフェッショナルな施工によって真価を発揮し、住まいの快適性を高めてくれるでしょう。

【Q2】清掃はどのくらいの頻度ですべきですか?

複層ガラスの清掃頻度は、使用状況や設置環境に大きく左右されます。
一般的に、都市部の環境では汚れが積もりやすく、田舎では比較的汚れが少ないと言えます。

どのような場所にあるかに関わらず、定期的な清掃は複層ガラスの機能を維持し、視界をクリアに保つために重要です。
具体的には、最低でも年に1回は丁寧な清掃を行い、汚れが目立つ場合はその都度対応することが理想的です。
清潔なガラスは光を多く取り入れられるので室内を明るくし、生活空間の質を向上させてくれます。

【Q3】破損した複層ガラスの対処法は?

複層ガラスが破損した場合、自分で修理しようとするのは避けましょう。
破損したガラスは取り扱いが非常に危険であり、不適切な処置はさらなる損傷や怪我につながる可能性があります。
したがって、専門家による修理が最も安全かつ確実な方法と言えるでしょう。。

プロの技術者は、破損の原因を特定し適切な修理や交換を行うことで、複層ガラスの機能を回復させてくれます。
万が一の事態に備え、信頼できる修理業者の情報を事前に把握しておくと安心です。

まとめ

今回は、複層ガラスの基本的な知識から、構造、断熱・遮音効果、取り付け方法、メンテナンス方法に至るまでを徹底解説しました。
複層ガラスは、二枚以上のガラス板と空気層の組み合わせによって、優れた断熱性と遮音性を実現します。
二重窓と比較しても、複層ガラスの方が性能面で優れていることが分かります。

取り付けやメンテナンスには専門的な技術が必要であり、特に破損時の修理はプロに依頼することが重要です。
外壁塗装と同様に、複層ガラスも信頼できる業者を選ぶことが肝心であり、当社「創建ペイント」ではそのようなご相談も承っております。

今なら、創建ペイントでは、外壁塗装とのセット契約で、「内窓」を最大6か所まで”無料設置”するサービスを、期間限定で提供しています。
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快適な住空間の実現に向けて、専門的なアドバイスと高品質なサービスを提供いたしますので、お気軽にご相談ください。

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創建ペイント事務局

創建ペイントは、創建グループの「創建」「小林住宅」が培ってきたハイレベルな施工品質による外壁や屋根の塗装工事を行う外壁塗装専門の事業です。
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本コラムは創建ペイントが運営する外壁塗装に関するお役立ちコラムです。

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大きな信頼につながっています。

創建供給実績
10,000戸超

※2023年8月現在

実績例

※2023年8月現在
物件名 総戸数
三田エリア ルナ三田フラワータウン 60
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 82
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア 108
ルナ三田ひばりが丘 149
神戸エリア パークヒル神戸小倉台 75
ルナ藤原台中町パークフロント 82
ルナ上津台 81
ルナ北六甲116 クルムの街 116
西神戸・ 
阪神エリア
ルナ西神中央 97
ルナ塚口 52
ルナ昆陽池公園 51
東大阪・ 
北摂エリア
ルナ南摂津 80
ルナ加納 71
ルナ山本 57
大阪市内・ 
南大阪エリア
ルナタウン島屋 55
ルナ城山公園 52
ルナ東百舌鳥 109
ルナ原山台 46
京都エリア ルナシティ同志社山手 237

街を拓き、家を建てる。
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住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。

商号

株式会社 創建

創立

昭和58年3月1日

設立

昭和61年9月4日

資本金

8,000万円

代表者

代表取締役会長 吉村 孝文

代表取締役社長 吉村 卓也

執行役員一覧

執行役員 大下 憲二

執行役員 岡本 賢二郎

本社所在地

〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
詳しい地図はこちら

東京支店所在地

〒101-0041
東京都千代田区神田須田町1丁目16番5号
ヒューリック神田ビル6階
Tel:03-5209-5505 Fax:03-5295-2030
詳しい地図はこちら

売上高

151.3億円(令和5年5月期)

従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

事業内容

建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
建築総合請負/設計監理に関する業務/リフォーム事業/外壁塗装事業

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大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます

ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

大阪府と創建・小林住宅の連携協定
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本社所在地

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創建御堂筋ビル5階
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大阪府知事登録(ト)第13668号/東京都知事登録 第59802号

施工エリア

施工エリア 関西二府四県

施工エリア 東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城

※別途、交通費が発生する場合があります。

外壁塗装の参考文献