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ガラスの熱伝導率とは?結露の原因?納得解説と対処法まとめ

更新日2024年1月30日

窓ガラスが冷えて手に触れるとひんやりと感じるのはなぜでしょうか?
その答えは「熱伝導率」に隠されています。家の中で起こる結露は、この熱伝導率が大きく関わっており、対策をしなければ建物の劣化や健康への悪影響をもたらす可能性があります。

この記事では、ガラスの熱伝導率が何を意味しているのか、結露を引き起こすメカニズムからその対策まで、わかりやすく解説していきます。

この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

目次

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ガラスの熱伝導率って何?その影響を解明!

ガラスが持つ熱の伝わりやすさは熱伝導率といいますが、どんな意味を持っているのでしょうか。
ガラスの熱伝導率の意味や、どんな影響があるのかについて詳しく解説していきましょう。

熱伝導率とは?

熱伝導率は物質が熱をどの程度伝えるかを数値化したもので、この数値が高いほど熱が素早く移動します。
この性質は、物質が熱エネルギーをどれだけ効率よく伝達するかを示しており、建築材料を選ぶ際の重要な指標の一つです。

熱伝導率の単位はW/mK(ワット毎メートル・ケルビン)で表され、これは1メートルの厚さを持つ材料を通して1秒間に1ケルビンの温度差で伝わる熱量を意味します。
家を建てる際やリフォームを検討するときは、この熱伝導率に注目することで、快適な室内環境を作り出すことができるでしょう。

ガラスの熱伝導率

ガラスの熱伝導率は材質によって異なるものの、一般的には1.5から1.6W/mKの範囲になります。
この数値は、ガラスが熱をある程度伝えやすいことを意味しており、窓ガラスを通じて室内と室外の熱が交換される速度を示しています。
簡単に言えば、ガラスは熱を比較的よく通す材料であるため、冬場に窓が冷たく感じられるということです。

しかし、この熱伝導率は単板ガラスの場合であり、複層ガラスや特殊なコーティングを施したガラスでは、より低い熱伝導率を実現しています。
これにより熱の損失を抑え、エネルギー効率の良い建物を設計することが可能です。

熱伝導率が建築材料に及ぼす影響

建築材料の熱伝導率が高いと、温度差がある環境下で熱が素早く伝わります。
熱伝導率が高いと、建築材料に次のような影響を与えることがあります。

季節 影響
暖房を使用する際に、室内の暖かい空気が外に逃げやすくなる。
外の暑さが室内に伝わりやすくなり、冷房の効率が低下する。

結果、エネルギー消費量が増加し、光熱費が高くなる恐れがあります。
熱伝導率が高い材料を使うことで、室内の温度が急激に変化しやすくなり、居住者の快適性にも悪影響を及ぼしてしまうのです。
したがって、熱伝導率の低い断熱材を選ぶことで、これらの問題を軽減し、一年を通して快適な室内環境を保つことができます。

結露の謎に迫る!発生原因&影響まとめ

冬場の窓ガラスにしばしば見られる結露は見過ごされがちですが、そのままにしておくと問題を引き起こす可能性もあります。
結露のメカニズムや、建物や人体に及ぼす影響について正しい知識を持つことで、しっかりと対策を講じるようにしましょう。

結露の発生原因や影響についてまとめましたので、参考にしてみてください。

結露の発生メカニズム

結露は、室内の暖かい空気が冷たい窓ガラスに触れることで、空気中の水蒸気が水滴となって現れる現象です。
室内と室外の温度差が大きいほど、ガラスの表面温度が下がり、結露が生じやすくなります。

特に冬季には室内の暖房によって温度差が顕著になるため、窓ガラスやサッシ周りでの結露が頻繁に発生します。
高い湿度も結露を促進するため、湿度管理も結露防止には欠かせません。
このように、結露は室内の環境管理が重要な要因となっているのです。

結露による建物への影響

結露が長期間にわたって繰り返されると、建物自体に悪影響を及ぼすことがあります。
水分が壁や窓枠に浸透することで、カビの繁殖や壁紙の剥がれ、木材の腐食など、建材の劣化を引き起こします。

この劣化は見た目の問題だけでなく、建物の断熱性能の低下にもつながり、結果としてエネルギー効率を悪化させてしまうこともあります。
結露は単なる水滴ではなく、建物の寿命を縮める要因ともなるのです。

結露が人体に及ぼす影響

結露によって発生したカビやダニは、アレルギー疾患の原因にもなるため、人体にとってもリスクになります。
特に喘息やアトピー性皮膚炎を持つ人にとっては、健康上の問題を引き起こす脅威になることもあります。

室内の空気品質を悪化させてしまうと居住者の快適性や健康を害することに繋がるため、結露対策は健康管理の観点からも非常に重要です。
適切な湿度と温度を維持することは、快適な生活環境を保つために必要不可欠なのです。

結露防止のための具体的な対策とは?

結露は住環境に多大なる影響を及ぼすため、しっかりと防止策を講じる必要があります。
以下では、結露を防ぐための実践的な方法を詳しくご紹介しますので参考にしてみてください。

結露の拭き取り

結露が発生した際には、素早く拭き取ることが重要です。
室内の湿度が高まると、窓ガラスに水滴が現れやすくなり、放置することでカビが生じる原因となります。

定期的な拭き取りは、カビの発生を未然に防ぎ、健康的な生活空間を維持するためにも欠かせない行動です。
特に冬場の寒い時期は結露が多く発生しやすいため、毎日のルーティンとして取り入れることが望ましいでしょう。
また、拭き取りにはカビ予防効果のある清掃用品を使用することで、さらに効果的な対策が可能です。

防湿シートの効果

家を建てる際やリフォームを検討する際には、防湿シートの活用が効果的です。
防湿シートは、壁の内側に設置することで、湿気が断熱材を通過するのを防ぎます。

防湿シートを使うことで断熱性能の低下を防ぐとともに、結露による湿気が建材を傷めるのを防ぐことができます。
特に湿度が高い地域や、冷暖房を頻繁に使用する家庭では、防湿シートの効果は大きいと言えるでしょう。
防湿シートはエネルギー効率の向上にも寄与し、快適な室内環境の維持に役立ちます。

断熱材の選び方

結露を防ぐためには、適切な断熱材の選定が不可欠です。
断熱材には様々な種類があり、それぞれ防湿性や耐水性に優れた特性を持っています。

結露を抑制するためには、断熱材の特性に注目して選ぶことが重要です。
例えば、発泡ポリスチレンや押出法ポリスチレンは、優れた断熱性能と共に防湿性にも優れており、湿気の多い場所でも使用することができます。

また、断熱材の厚みも結露防止に影響を与えるため、環境や建物の構造に応じた適切な厚みを選ぶことも大切です。
正しい断熱材を選ぶことで、冬は暖かく、夏は涼しいという、一年を通じて快適な室内環境を実現することが可能になります。

ガラスの熱伝導率を理解して結露を防ごう!

ガラスの特性を把握し、結露を未然に防ぐ方法を探ることは、住環境を快適に保つために重要です。
以下の解説では、ガラスの熱伝導率に着目し、結露予防のための実用的なアプローチを詳しくご紹介します。

外部断熱で結露を予防

外部断熱は、建物の壁面に断熱材を設置することで室内の温度変化を抑え、結露の発生を減らす効果が期待できる施工方法です。
この手法は、柱や筋交いなどの構造体を含めた全体的な断熱を行うことにより、外気の冷暖による影響を最小限に抑えることができます。

具体的には、外壁の内側に断熱材を設置し、その上から外壁材を取り付けることで、建物を保温する一種の「コート」を纏わせるイメージです。
この方法は、熱が建物の内部へと侵入するのを効果的に遅らせるため、冬場の暖房効率を向上させると同時に、夏場は室内への熱の侵入を防ぎ、冷房効率の向上にも寄与します。
外部断熱を施すことで、結露の発生リスクを減らし、快適な室内環境を維持することが可能になるのです。

外壁通気工法で湿気をコントロール

外壁通気工法とは、外壁の裏側に空気層を設けることで、湿気を建物の外へ逃がし、結露を防ぐ建築技術の一つです。
この工法では、外壁と断熱材の間に一定の隙間を確保することで、湿気が壁の内部に滞留することなく、自然に外へ排出されるように設計されています。

湿気が壁材に蓄積すると、それが結露となり、カビや腐食の原因になるため、この通気層は大変重要な役割を果たします。
外壁通気工法は、夏場の高温多湿な気候下でも、建物内部の湿度を適切にコントロールすることができ、年間を通じて室内環境の質を向上させる効果が期待できるでしょう。
外壁通気工法は湿気の問題を根本的に解決し、結露を効率的に防ぐことができる手法として注目されています。

【番外編】年間を通じた結露対策も必要

結露は一般に冬場の問題と考えられがちですが、実は夏場にも発生することがあります。
特にエアコンを使用することで室内と室外の温度差が激しくなり、結露が生じやすくなるのです。

そのため、結露対策は冬季に限らず、年間を通じて行う必要があります。
夏場の結露を防ぐには、エアコンの温度設定を適切に保ち、室内の湿度をコントロールすることが重要です。

定期的な換気を行い、室内の湿気を外に逃がすことも効果的です。
さらに、断熱材や防湿シートの適切な選択と施工により、結露を発生させる条件を作らないようにすることが、一年中快適な室内環境を維持するための鍵となります。

ガラスの熱伝導率と結露に関するQ&A

建物の快適性を保つためには、ガラスの熱伝導率や結露の問題を理解することが重要です。
ガラスの熱伝導率や結露についての疑問にお答えしますので参考にしてみてください。

【Q1】ガラスの熱伝導率はどのくらいですか?

ガラスの熱伝導率は、一般的には1.5から1.6W/mKの範囲内です。
この数値は、ガラスが単位時間あたりに単位面積を通じてどれだけの熱量を伝達できるかを示しており、熱の伝わりやすさを表しています。

熱伝導率が高いほど、熱は素早く移動するため、ガラスを通じて室内と室外の温度差がすぐに影響を及ぼすことになります。
この性質から見ても、熱伝導率が低いガラスを選ぶことが断熱性能の高さに繋がることが理解できるでしょう。

【Q2】結露はどのように防げますか?

結露を防ぐためには、いくつかの方法が効果的です。

結露が発生した際にはこまめに拭き取ることでカビやダニの発生を抑制することができます。
結露の発生を抑える断熱材の選択や、外部断熱などの導入も結露予防に効果的です。
さまざまな対策を組み合わせることで、結露を効果的に防ぐことができます。

【Q3】結露は何が原因で発生しますか?

結露は、室内外の温度差が原因で発生します。
室内の暖かい空気が冷たい窓ガラスに触れることで空気中の水蒸気が冷やされ、水滴として表面に現れる現象です。

特に冬場には、室内の暖かさと外気の冷たさの差が大きくなるため、窓ガラスやサッシの表面結露が起きやすくなります。
結露が建物の材料に長時間触れ続けると、材料の劣化やカビの発生など、建物にとっても人体にとっても様々な悪影響を及ぼすことになります。
結露の発生を未然に防ぐためにも、適切な対策を講じることが重要です。

まとめ

今回は、ガラスの熱伝導率と結露についての理解を深め、その対策法を紹介しました。
熱伝導率は物質が熱を伝える能力を示す数値であり、ガラスの場合1.5-1.6 W/mKとなっています。
この性質は結露の発生にも関わっており、室内外の温度差が大きいと結露が生じやすくなります。
結露は建物の劣化や健康への悪影響を及ぼすため、適切な対策が必要です。
拭き取り、防湿シートの使用、適切な断熱材の選定、外部断熱や外壁通気工法の導入などが有効です。

窓リフォームだけでなく外壁塗装においても、これらの知識を活かし、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
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創建供給実績
10,000戸超

※2023年8月現在

実績例

※2023年8月現在
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ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 82
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア 108
ルナ三田ひばりが丘 149
神戸エリア パークヒル神戸小倉台 75
ルナ藤原台中町パークフロント 82
ルナ上津台 81
ルナ北六甲116 クルムの街 116
西神戸・ 
阪神エリア
ルナ西神中央 97
ルナ塚口 52
ルナ昆陽池公園 51
東大阪・ 
北摂エリア
ルナ南摂津 80
ルナ加納 71
ルナ山本 57
大阪市内・ 
南大阪エリア
ルナタウン島屋 55
ルナ城山公園 52
ルナ東百舌鳥 109
ルナ原山台 46
京都エリア ルナシティ同志社山手 237

街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。

商号

株式会社 創建

創立

昭和58年3月1日

設立

昭和61年9月4日

資本金

8,000万円

代表者

代表取締役会長 吉村 孝文

代表取締役社長 吉村 卓也

執行役員一覧

執行役員 大下 憲二

執行役員 岡本 賢二郎

本社所在地

〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
詳しい地図はこちら

東京支店所在地

〒101-0041
東京都千代田区神田須田町1丁目16番5号
ヒューリック神田ビル6階
Tel:03-5209-5505 Fax:03-5295-2030
詳しい地図はこちら

売上高

151.3億円(令和5年5月期)

従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

事業内容

建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
建築総合請負/設計監理に関する業務/リフォーム事業/外壁塗装事業

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施工エリア

施工エリア 関西二府四県

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外壁塗装の参考文献