外壁に珪藻土！？驚きの効果と費用、耐用年数も完全解説 | 大阪の外壁塗装業者なら創建ペイント(創ペン)

外壁材として珪藻土の使用が注目を集めていることをご存知でしょうか。
調湿性や断熱性に優れた珪藻土を外壁に採用することで、快適な室内環境と省エネ効果が期待できます。

この記事では、珪藻土外壁の驚きの効果から、種類、費用、耐用年数まで徹底解説します。
外壁リフォームをお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。

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この記事の監修者

創建ペイント
谷口 知史

・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

外壁に珪藻土を使う驚きの効果とは？

珪藻土外壁が注目を集める理由は、優れた機能性にあります。
従来の外壁材とは一線を画す特徴を持つ珪藻土は、住まいの快適性を大きく向上させる可能性があります。
珪藻土外壁が与える主な効果について詳しく見ていきましょう。

高い調湿性能で快適な室内環境に

珪藻土は多孔質構造により、優れた調湿性能を持っています。
湿度が70％を超えると水分を吸収し、40％以下になると放出する特性を活かし、室内の湿度を人間が快適と感じる40～60％の範囲に自動的に保つことが可能です。

梅雨の時期には余分な湿気を吸収し、乾燥しがちな冬には適度な湿気を放出します。
季節や天候に応じて湿度を適切に管理し、一年を通じて快適な室内環境を維持できるでしょう。
カビやダニの発生リスクが低減し、アレルギー症状の緩和にも効果的です。　

優れた断熱性能で省エネ効果も

珪藻土は空気を多く含む構造を持ち、高い断熱性能を誇ります。
外壁に珪藻土を使用すれば、冷暖房効率が大幅に向上し、夏は涼しく、冬は暖かい室内環境を維持できるでしょう。

環境に配慮した住まいづくりを目指す方にとって、珪藻土外壁は魅力的な選択肢なのです。
特性を向上させるために、他の専門的な断熱材と組み合わせるのもおすすめです。

消臭効果で清潔な住まいに

珪藻土には、優れた消臭効果があることでも知られています。
外壁に珪藻土を使用することで、住まい全体の空気質が向上し、より清潔で快適な生活環境を実現できるでしょう。

多孔質の天然素材である珪藻土は、無数の小さな穴を持ち、湿気や臭いを吸着する特性があります。
ペットの臭いや日常生活で発生する臭いの軽減にも効果的です。

珪藻土外壁は湿気を吸収する際に、同時に水溶性の臭い物質も吸着するため、長期的な消臭効果が期待できます。
珪藻土外壁が与える効果は、住まいの快適性を大きく向上させるでしょう。

外壁用珪藻土の種類と特徴

珪藻土外壁には、用途や施工方法に応じてさまざまな種類があります。
種類によって異なる特徴があり、住宅の構造や予算、希望する効果によって変わってきます。主な珪藻土外壁の種類と特徴を見ていきましょう。

珪藻土塗り壁材

珪藻土塗り壁材は、珪藻土を主成分とした塗料です。
既存の外壁の上から直接塗ることができるため、リフォームに最適です。
施工が比較的簡単で、自分で塗ることもできます。

珪藻土塗り壁材は、デザイン性にも優れており、自然な風合いを楽しめます。
着色も可能なため、住宅の外観に個性を出したい方にもおすすめです。

厚さは通常5〜10mm程度でコストが比較的低めです。
塗り壁材は他の珪藻土外壁と比べると断熱性能や耐久性はやや劣ることに注意しましょう。

珪藻土パネル

珪藻土パネルは、珪藻土を固めて板状にした製品です。
既存の外壁に貼り付けて使用するため、塗り壁材よりも断熱性能が高く、耐久性にも優れています。

厚さは通常20〜30mm程度で、高い断熱効果と調湿性能を発揮します。
珪藻土パネルは、建物の構造上の制約が少なく、既存住宅へのリフォームにも最適です。
施工には専門的な技術が必要なため、DIYは難しく、専門業者へ依頼することが推奨されます。

珪藻土ブロック

珪藻土ブロックは、珪藻土を主原料としたブロック状の建材です。
新築時や大規模リフォーム時に使用されることが多く、最も高い断熱性能と調湿性能を発揮します。

厚さは通常100mm以上あり、珪藻土外壁の中で最も高い効果が期待できるでしょう。
珪藻土ブロックは、優れた性能から「呼吸する壁」とも呼ばれます。

施工には高度な専門技術が必要で、コストも他の珪藻土外壁と比べて高くなります。
長期的な視点で住宅の快適性と省エネ性を追求する場合に選択されることが多いでしょう。

外壁用珪藻土の費用と耐用年数

珪藻土外壁を検討する際、気になるのが費用と耐用年数です。
初期投資額や長期的な維持管理コストを把握することで、より賢い選択が可能です。
珪藻土外壁の施工費用、耐用年数、メンテナンスについて詳しく解説します。

珪藻土外壁の施工費用

珪藻土外壁の施工費用は、種類や面積によって大きく異なります。
一般的な戸建て住宅の場合、以下のような費用が目安です。

費用には、材料費と施工費が含まれていますが、下地処理や足場の費用は別途必要になる場合もあります。
建物の構造や施工の難易度によっても変動するため、正確な見積もりは専門業者に依頼しましょう。

珪藻土外壁の耐用年数

珪藻土外壁の耐用年数は、適切なメンテナンスを行えば、一般的な外壁材と同じか、それ以上です。
種類別の目安は以下の通りです。

• 【珪藻土塗り壁材】10〜15年
• 【珪藻土パネル】15〜20年
• 【珪藻土ブロック】20年以上

年数は、種類や施工方法、環境条件によって変動します。
定期的なメンテナンスを行うことで、さらに長持ちさせることも可能です。

耐用年数に影響を与える要因には、気候条件や日射量、メンテナンス頻度が挙げられます。
特に、珪藻土ブロックは耐久性が高く、適切な管理を行えば30年以上持つケースも珍しくありません。
初期投資は高くなりますが、長期的に見れば経済的な選択肢となるでしょう。

メンテナンス費用と方法

珪藻土外壁のメンテナンスは、定期的な清掃と5〜10年ごとの塗り直しが基本です。
日常的なメンテナンスは、水洗いや専用クリーナーでのブラッシングが年に1〜2回です。
さらに5〜10年ごとに塗り直しをすると、30〜50万円程度の費用がかかります。

珪藻土は柔らかい素材のため高圧洗浄では表面が傷つく可能性があり注意が必要です。
酸性やアルカリ性の強い洗剤を避け、中性洗剤を使用しましょう。
柔らかい布やスポンジで表面を傷つけないように掃除するのがポイントです。

清掃は自分で行えますが、塗り直しは専門業者に依頼するのがおすすめです。
ひび割れや剥がれが生じた場合は、早めに補修を行いましょう。

定期的なメンテナンスを行うことで、珪藻土外壁の性能を長く保ち、耐用年数を延ばせます。
小さな損傷を早期に発見し、適切に対処すれば、大規模な修繕を防止できるでしょう。
初期費用は高めですが、省エネ効果や快適性の向上、適切なメンテナンスによる長寿命化を考えると、十分に検討する価値があるでしょう。

外壁用珪藻土に関するよくある質問

珪藻土外壁に興味を持たれた方からの、よくある質問にお答えします。
実際に珪藻土外壁の導入を検討する際の参考にしてください。

【Q1】珪藻土外壁は雨や湿気に弱いですか？

珪藻土自体は水に弱い性質を持っていますが、外壁用の珪藻土製品には防水処理が施されています。
適切な施工と定期的なメンテナンスを行えば、雨や湿気による劣化を最小限に抑えられるでしょう。

雨水の影響を受ける場所は、より慎重な管理が必要です。
軒の出を十分に取るなど、設計段階で配慮することが大切です。
施工時に適切な防水処理を行うことで、耐久性をさらに高められるでしょう。

【Q2】珪藻土外壁のデメリットはありますか？

珪藻土外壁にも、いくつかのデメリットがあります。
主なものは以下の通りです。

• 初期コストが高い
• 定期的なメンテナンスが必要
• 経年変化で色むらが出やすい
• 強い衝撃に弱く、傷つきやすい

初期コストは高くても、長期的な省エネ効果はコストパフォーマンスに役立ちます。
定期的なメンテナンスを行うことで、美観と機能性を長く保てるでしょう。

珪藻土外壁は、時間の経過とともに色むらが出やすい傾向があります。
柔らかい素材のため、強い衝撃に弱く、傷つきやすい特性があることにも注意が必要です。

【Q3】珪藻土外壁の工事にかかる期間はどのくらいですか？

工事期間は、種類や面積、天候などによって変わります。
一般的な戸建て住宅の場合、以下が目安です。

• 【珪藻土塗り壁材】1〜2週間
• 【珪藻土パネル】2〜3週間
• 【珪藻土ブロック】3〜4週間

期間は、下地処理や乾燥期間、天候の変化などを考慮しない場合です。
実際の工期は、もう少し長くなる場合があります。

特に、湿度が高い梅雨時期や寒冷期は乾燥に時間がかかるため、工期が延びる可能性が高いでしょう。
既存の外壁の状態によっては、下地処理に予想以上の時間がかかることもあります。
工事を計画する際は、季節や天候を考慮し、余裕を持ったスケジュールを立てることをおすすめします。

まとめ

珪藻土外壁は、高い調湿性能や断熱効果、消臭効果など、従来の外壁材にはない多くのメリットを持っています。
快適な室内環境の実現や省エネ効果など、長期的な視点で見れば、十分な価値があるでしょう。

一方で、初期コストの高さやメンテナンスの必要性など、考慮すべき点もあります。
最終的な判断は、専門家のアドバイスを受けながら、自身のライフスタイルや価値観に合わせて行うことが大切です。

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