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錆止め塗装の効果を最大化!素材別の塗料の選び方と注意点

更新日2024年8月19日

金属製品の寿命を延ばし、美観を保つ「錆止め塗装」は、適切な方法で行えば、効果は絶大です。
しかし、素材や環境によって最適な塗料や塗装方法が異なるため、正しい知識が欠かせません。
この記事では、錆止め塗装の基礎から素材別の選び方、効果を最大限に引き出すためのポイントまで、詳しく解説します。

この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

錆止め塗装の基本と重要性を理解しよう

錆止め塗装は、金属製品の寿命を延ばす重要な手段です。
仕組みから効果、種類まで、基本的な知識を押さえておきましょう。

錆止め塗装とは?その仕組みと効果

錆止め塗装は、金属表面に特殊な塗料を塗布して酸素や水分との接触を防ぐ方法です。
主に亜鉛やアルミニウムなどの金属粉末を含む塗料を使用し、塗膜が金属を覆うことで、腐食の原因となる要素を遮断します。

適切に施工された錆止め塗装は、金属の腐食を防ぎ、製品の耐久性を大幅に向上させる効果があります。
耐久性の向上だけでなく、金属製品の保護と美観の維持に非常に有効です。
錆びによる外観の劣化を防ぎ、製品の価値を長く保つことができます。

錆止め塗装をしないとどうなる?

錆止め塗装を怠ると、金属表面が酸化して錆びが発生します。
錆びは金属を内部から侵食し、強度の低下や外観の劣化を引き起こします。
橋梁や建築物の構造部材など、重要な箇所で錆びが進行すると、最悪の場合、崩壊や事故の原因にもなりかねません。

錆止め塗装は、単なる美観の問題ではなく、安全性にも直結する重要な処置です。
錆びが進行してしまうと、その除去に多大な労力とコストがかかります。

錆びの進行を防ぐために、定期的なメンテナンスや適切な錆止め塗装が必要です。
予防的な錆止め塗装を行うことで、長期的に大きな費用削減につながるでしょう。

錆止め塗装の種類と特徴

錆止め塗装には、大きく分けて一液型と二液型があります。
一液型は、そのまま使用できるため扱いやすいのが特徴ですが、耐久性は二液型に劣ります。
二液型は、主剤と硬化剤を混合して使用するため手間はかかりますが、高い耐久性を誇るのが特徴です。

塗料の種類も多様ですが、主なものを見ていきましょう。

適切な錆止め塗料を選ぶことは、製品の寿命を大きく左右します。
環境条件や要求される性能に応じて、最適な錆止め塗料を選ぶことが大切です。

素材別!最適な錆止め塗料の選び方

金属の種類によって最適な錆止め塗料は異なります。
代表的な金属素材ごとに、おすすめの塗料と注意点を紹介します。

鉄製品に適した錆止め塗料

鉄は錆びやすい性質を持っているため、適切な錆止め塗装が重要です。
鉄は最も一般的な金属素材ですが、錆びやすい性質があります。

鉄製品には、油性系やエポキシ系の錆止め塗料が適しています。
油性系塗料は膜厚があり防錆力が高いですが、乾燥に時間がかかるため作業効率が低下しやすいです。

エポキシ系塗料は付着性、防食性、耐久性に優れており、特に屋外での使用に適しています。
特に屋外で使用する場合は、耐候性の高いエポキシ系がおすすめです。

鉄の錆止め塗装では、塗布前の下地処理が非常に重要です。
既に錆びている部分は、完全に除去しなければ、いくら高品質な塗料を使用しても効果は十分に発揮されません。

下地処理には高圧洗浄やケレン作業が含まれ、塗料密着性を向上します。
適切な塗料の選択と下地処理が、鉄製品の錆止め塗装の効果を最大限引き出すために重要なポイントです。

アルミニウム製品の錆止め対策

アルミニウムは、表面に自然酸化被膜ができるため、一見錆びにくい金属です。
しかし、被膜が損傷すると急速に腐食が進行します。
アルミニウム製品の錆止めには、まず専用のエッチングプライマーを使用し、その後ウレタン系やエポキシ系の塗料を塗布します。

アルミニウムは自然酸化被膜があるため、下地処理が特に重要です。
適切な下地処理を行わないと、塗料の密着性が悪くなり、剥がれやすくなってしまいます。
専門知識が必要なため、重要な部分は専門業者に依頼するのが安全です。

ステンレス製品の錆止め方法

ステンレスは錆びにくい金属として知られていますが、環境によっては錆びることがあります。
特に、塩害地域や化学物質を扱う工場など、過酷な環境では錆止め塗装が有効です。

ステンレスの錆止め塗装には、エポキシ系やフッ素樹脂系の塗料が適しています。
ステンレスは表面が滑らかで、塗料が密着しにくい特性があるため、下地処理として専用のプライマーを使用するなど、慎重な作業が求められます。
素材に適した塗料を選び、適切な下地処理を行うことで、錆止め塗装の効果を最大限に引き出せるでしょう。

錆止め塗装の正しい手順と注意点

錆止め塗装の効果を最大限に引き出すには、正しい手順と適切な注意が欠かせません。
下地処理から塗装後のメンテナンスまで、重要なポイントを解説します。

下地処理の重要性と方法

下地処理は、錆止め塗装の効果を左右する最も重要な工程です。
適切な下地処理を行わないと、塗料の密着性が低下し、塗膜がはがれやすくなるなどの問題も発生します。
下地処理の基本は、表面の清浄化と平滑化です。
錆や汚れを完全に除去し、塗料が均一に密着できる状態に整えます。

下地処理の主な手順は以下の通りです。

小規模な作業では手作業での下地処理が可能ですが、大規模な作業では効率を高めるために電動工具やサンドブラストを使用することが一般的です。
下地処理の質が塗装の成功を左右するため、手を抜かずに丁寧に行う必要があります。

塗料の正しい塗布方法

塗料の塗布方法は、使用する塗料や対象物の形状によって異なります。
まずは塗料の説明書をよく読み、適切な塗布方法を選択しましょう。

一般的な塗布方法には、以下のようなものがあります。

塗布方法 特徴 適した用途
刷毛塗り 細部まで丁寧に塗れる 小面積や複雑な形状
ローラー塗り 広い面積を効率的に塗れる 平面や大面積
スプレー塗装 均一な仕上がりが期待できる 大面積や複雑な形状

どの方法を選んでも、薄く均一に塗るのがコツです。
厚塗りは乾燥不良や塗膜の割れの原因になります。

塗料の乾燥時間を守ることも重要です。
特に複数回塗りを行う場合は、各層の乾燥を十分に行ってから次の層を塗布しましょう。

塗装後のメンテナンス方法

錆止め塗装を施した後でも、定期的なメンテナンスは非常に重要です。
適切なメンテナンスを行うことで、錆止め効果を長期間維持できます。

塗装後のメンテナンスの基本は、定期的な点検と早めの補修です。
傷や剥がれを見つけたら、すぐに対処しましょう。

メンテナンスの主なポイントは以下の通りです。

環境や使用状況によっては、より頻繁なメンテナンスが必要になる場合もあります。
専門家に相談し、最適なメンテナンス計画を立てるのがおすすめです。

錆止め塗装に関するよくある質問

錆止め塗装について、よく寄せられる質問にお答えします。
DIYの可能性や耐用年数、費用など、実践的な情報を提供します。

【Q1】DIYで錆止め塗装は可能ですか?

小規模な作業であれば、DIYで錆止め塗装を行うことは可能です。
錆止め塗装を行う際には、適切な塗料、ブラシ、ローラー、スプレーガンなどの道具を用意することが重要です。
塗料の飛散や吸入を防ぐために、保護メガネやマスク、手袋を着用することをおすすめします。

塗装作業中は、塗料の揮発性有機化合物(VOC)を吸い込まないように、十分な換気を確保しましょう。
屋外で作業するか、室内の場合は窓を開けて換気扇を使用してください。

大規模な作業や重要な部分の塗装は、専門業者に依頼するのが確実で安全です。
専門業者は、適切な技術と経験を持っており、より高品質な仕上がりを保証できます。

【Q2】錆止め塗料の耐用年数はどのくらいですか?

錆止め塗料の耐用年数は、環境や使用状況によって大きく異なりますが、一般的には5年弱とされています。
適切なメンテナンスを行うことで、塗装の寿命を延ばすことが可能です。

海岸近くなど、塩分や湿気の多い環境では耐用年数が短くなる傾向がありますが、内陸部の穏やかな環境では、10年以上持つケースもあります。
環境に応じたメンテナンス計画を立てることが、長期的な耐用年数を確保するためのポイントです。

【Q3】錆止め塗装の費用はどのくらいかかりますか?

錆止め塗装の費用は、対象物の大きさや状態、使用する塗料によって大きく異なります。
小規模なDIY作業であれば、数千円から始めることができますが、大規模な工事では数十万円以上かかることもあります。

正確な費用を知るには、複数の業者から見積もりを取るのがおすすめです。
作業内容や使用する塗料についても詳しく確認しましょう。

自治体によっては、建物の長寿命化を目的とした補助金や助成金を設けている場合があります。
工事を実施した後に後払いで給付されるのが一般的で、返済の必要はありません。

すべての自治体で利用できるわけではないため、まずはお住まいの地域の自治体に問い合わせて、利用可能な支援制度があるかどうか確認してみましょう。

創建ペイントの公式サイトでは、見積もりやカラーシミュレーションを無料で試すこともできます。
費用について心配な方も、是非参考にしていただければ幸いです。

自宅の写真でカラーシミュレーションできる無料サービスも、ぜひご利用ください。

まとめ

錆止め塗装は金属製品の寿命と美観を保つ重要な手段です。
適切な塗料選びと正しい手順、定期的なメンテナンスが効果的です。
専門的な判断が必要な場合は、専門家に相談しましょう。

創建ペイントは、お客様の大切な金属製品を守るプロフェッショナルです。
豊富な経験と高度な技術で、最適な錆止め塗装をご提供します。お気軽にご相談ください。

供給実績10,000戸超の実績を誇る「創建ペイント」は、家づくりに携わってきた施工力や、現場の品質管理のノウハウを元に、「高品質なのに低価格」の外壁塗装・屋根塗装サービスを提供しています。

また、お客様に安心してサービスをご利用いただくための保証制度もご用意しており、「自社による塗膜保証10年」「メーカーによるシーリング保証5年付帯」と、自社保証だけでは不安という方にも安心頂けるように、オプションで「第三者機関による瑕疵保証と塗膜保証」に変更することも可能です。

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大切なお住まいに関するお悩みや、修理・メンテナンスなどでお困りの際は、ぜひ「創建ペイント」まで、お気軽にご相談ください。

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創建ペイント事務局

創建ペイントは、創建グループの「創建」「小林住宅」が培ってきたハイレベルな施工品質による外壁や屋根の塗装工事を行う外壁塗装専門の事業です。
自らが建てた家はもちろん、他社で建てられた家についても、その高いメンテナンス技術を惜しみなく提供いたします。
本コラムは創建ペイントが運営する外壁塗装に関するお役立ちコラムです。

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豊かさを追求しつづける
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創建が建ててきた1万戸以上の家は、異なる環境、立地条件で
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住まいです。その実績、経験は常に次の住まいに活かされ、
施工品質においても、そういった積み重ねが
大きな信頼につながっています。

創建供給実績
10,000戸超

※2023年8月現在

実績例

※2023年8月現在
物件名 総戸数
三田エリア ルナ三田フラワータウン 60
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 82
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア 108
ルナ三田ひばりが丘 149
神戸エリア パークヒル神戸小倉台 75
ルナ藤原台中町パークフロント 82
ルナ上津台 81
ルナ北六甲116 クルムの街 116
西神戸・ 
阪神エリア
ルナ西神中央 97
ルナ塚口 52
ルナ昆陽池公園 51
東大阪・ 
北摂エリア
ルナ南摂津 80
ルナ加納 71
ルナ山本 57
大阪市内・ 
南大阪エリア
ルナタウン島屋 55
ルナ城山公園 52
ルナ東百舌鳥 109
ルナ原山台 46
京都エリア ルナシティ同志社山手 237

街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。

商号

株式会社 創建

創立

昭和58年3月1日

設立

昭和61年9月4日

資本金

8,000万円

代表者

代表取締役会長 吉村 孝文

代表取締役社長 吉村 卓也

執行役員一覧

執行役員 大下 憲二

執行役員 岡本 賢二郎

本社所在地

〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
詳しい地図はこちら

東京支店所在地

〒101-0041
東京都千代田区神田須田町1丁目16番5号
ヒューリック神田ビル6階
Tel:03-5209-5505 Fax:03-5295-2030
詳しい地図はこちら

売上高

151.3億円(令和5年5月期)

従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

事業内容

建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
建築総合請負/設計監理に関する業務/リフォーム事業/外壁塗装事業

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大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます

ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

大阪府と創建・小林住宅の連携協定
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本社所在地

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大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
大阪府知事登録(ト)第13668号/東京都知事登録 第59802号

施工エリア

施工エリア 関西二府四県

施工エリア 東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城

※別途、交通費が発生する場合があります。

外壁塗装の参考文献