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シリコン塗料で家を守る|耐久性と価格のバランスを徹底解説

更新日2024年8月9日

住宅の外壁塗装には様々な選択肢がありますが、近年注目を集めているのがシリコン塗料です。
耐久性と価格のバランスに優れ、多くの家庭に選ばれています。

この記事では、シリコン塗料の特徴や効果、使用方法、他の塗料との比較まで、詳しく解説していきます。
家の外装を長く美しく保ちたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

シリコン塗料とは?特徴と効果を詳しく解説

外壁塗装の選択肢として人気が高まっている「シリコン塗料」。
特徴や効果について、詳しく見ていきましょう。
シリコン塗料の基本から、主な効果、種類まで幅広く解説します。

シリコン塗料の基本的な特徴

シリコン塗料は、シリコン樹脂を主成分とした塗料です。
特徴は、優れた耐候性、耐水性、耐熱性にあります。
一般的な塗料と比べると、シリコン塗料は7~15年程度の耐久性を持ち、外壁の保護に効果的です。

高温にも耐えることができ、600℃前後でも性能を維持できます。
紫外線や酸性雨、強風に対する耐性も高く、外壁の劣化を防ぐのに効果的です。
撥水性もあり、雨水による汚れの付着を防ぎます。

シリコン塗料の主な効果

シリコン塗料の主な効果は、外壁の保護と美観の維持です。
紫外線や雨風による劣化を防ぐだけでなく、優れた撥水性により雨水による汚れの付着も防ぎます。
通気性があるため、内部の湿気を逃がし、結露やカビの発生を抑制する効果もあります。

シリコン塗料は単に外観を美しく保つだけではありません。
耐久性も高く、10~15年の耐用年数を持つため、長期的に見るとメンテナンスコストの削減にも繋がるでしょう。

シリコン塗料の種類と特徴

シリコン塗料には、大きく分けて1液型と2液型があります。
1液型は取り扱いが簡単で、DIYにも適しています。
ただし、金属部分には不向きで、主にサイディングやモルタル、コンクリートに使用されます。

2液型は硬化剤を混ぜて使用するため、より高い耐久性を発揮します。
手間はかかりますが、1液型よりも塗装可能な範囲が広く、金属部分にも最適です。

艶の有無や色調によっても種類が分かれ、建物の外観や好みに合わせて選択できます。
艶あり塗料は光沢感のある仕上がりを、艶消し塗料はマットな質感を演出します。
色調も豊富で、建物の外観や好みに合わせて選べるのも魅力です。

シリコン塗料のメリット・デメリットを比較

シリコン塗料には様々な特徴がありますが、メリットとデメリットを正しく理解することが重要です。
ここでは、シリコン塗料の長所と短所を詳しく解説し、他の塗料とも比較してみましょう。

シリコン塗料のメリット

シリコン塗料の最大の魅力は、高い耐久性です。
一般的に7~15年程度の耐用年数があり、塗り替え頻度が少なくて済むため、コストの削減にも繋がります。

優れた撥水性により汚れが付きにくく、色褪せもしにくいため、長期間美観を維持できます。
通気性が高いところも大きなメリットです。
建物内部の湿気を逃がし、結露やカビの発生を抑制。建物の健康維持にも貢献します。

シリコン塗料は製品数が多く、性能やカラー、価格帯の異なる多様な選択肢があります。
ニーズに合わせて選択可能な点もメリットといえるでしょう。

シリコン塗料のデメリット

シリコン塗料にもデメリットがあり、最大の課題は価格の高さです。
一般的なアクリル系塗料と比べると、1.5~2倍程度の価格になることもあります。

施工には専門的な技術が必要で、DIYでの施工はおすすめしません。
シリコン塗料は湿度が高いと使用が難しく、黄変してしまう可能性もあります。
製品によってシリコン含有量も異なるため、選定も難しいです。

特に外壁全体の塗装となると、素人では均一な仕上がりを得るのが難しいため、プロの手に頼ることをおすすめします。
価格や施工の難易度を踏まえた上で、専門業者への依頼を検討するのが良いでしょう。

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費用について心配な方も、是非参考にしていただければ幸いです。

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他の塗料との比較

シリコン塗料の特徴をより理解するためには、他の塗料との比較が有効です。
以下の表で、主な外壁塗料の特徴を比較してみましょう。

塗料の種類 耐久性 価格 特徴
アクリル塗料 価格が安いが耐久性で劣る
ウレタン塗料 耐久性は良いが紫外線劣化が早い
シリコン塗料 中~高 耐久性と価格のバランスが良い
フッ素塗料 最高 最高 最も耐久性が高いが価格も最高

シリコン塗料は、耐久性と価格のバランスが取れており、多くの家庭に適した外壁塗料です。
各塗料にはそれぞれの特徴があり、用途や予算に応じて選ぶことが重要です。

シリコン塗料の適切な使用方法と注意点

シリコン塗料の効果を最大限に引き出すためには、適切な使用方法を知ることが重要です。
塗装手順や気象条件への注意点、長期的なメンテナンス方法について詳しく解説します。

シリコン塗料の塗装手順

シリコン塗料の塗装手順を見ていきましょう。

シリコン塗料の塗装では、下地処理が非常に重要です。
古い塗膜や汚れを完全に除去し、必要に応じて補修を行います。
その後、下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが一般的です。

美しい仕上がりと長期的な耐久性を確保するためには、各工程の乾燥時間を十分に取ることがポイントです。
乾燥時間を短縮してしまうと、塗膜の密着性が低下し、祖嘔気劣化の原因になります。

塗装時の気象条件に注意

シリコン塗料の塗装では、気象条件にも注意が必要です。
一般的に、気温5~35℃、湿度80%以下が適切な塗装条件とされています。
雨天や強風時は避け、直射日光が当たる時間帯も避けた方が良いでしょう。

気温が低すぎると塗料の乾燥が遅くなり、高すぎると塗膜の形成に悪影響を及ぼします。
また、湿度が高いと塗膜の密着性が低下する可能性があります。
天気予報をチェックし、最適な塗装日を選ぶことが大切です。

メンテナンス方法

シリコン塗料で塗装した外壁を長持ちさせるには、適切なメンテナンスが欠かせません。
定期的な清掃が重要で、柔らかいブラシや雑巾での清掃がおすすめです。

高圧洗浄機での洗浄は塗膜を傷める可能性があるため避けたほうが良いでしょう。
また、5年程度で専門業者による点検を行い、必要に応じて部分補修を行うことをおすすめします。

日々の観察も大切で、クラックや剥がれなどの異常が見られたら、早めに対処することが重要です。
こまめなケアにより、シリコン塗料の寿命を延ばし、美観を長く保つことができるでしょう。

シリコン塗料に関するよくある質問

シリコン塗料について、よくある質問と回答を紹介します。
家の外壁塗装を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

【Q1】シリコン塗料はDIYで塗れますか?

基本的には専門業者への依頼をおすすめします。
特に外壁全体の塗装は技術と経験が必要で、均一に仕上げるのが難しく、プロの技術が必要です。

小規模な補修や内壁塗装であれば、1液型のシリコン塗料を使用してDIYも可能です。
DIYで塗装する場合は、以下のポイントに注意してください。

塗料の種類や塗装手順、必要な道具などを事前に調べておくことが重要です。
使用する場所や目的に応じて、適切な塗料を選びましょう。

塗装の手順や注意点をしっかり理解しておくことで、仕上がりも良くなります。
不安がある場合や技術的なアドバイスが必要な場合は、専門家に相談するのも良いでしょう。

【Q2】シリコン塗料の耐用年数はどのくらいですか?

シリコン塗料の耐用年数は、一般的に7~15年程度とされていますが、理想的な条件下での目安です。
実際の耐用年数は様々な要因によって変動します。

立地条件や気象条件、メンテナンス状況によって耐用年数が変わることを理解しておくことが大切です。
海沿いや日当たりの強い場所では、塩害や紫外線の影響で耐用年数が短くなる可能性があります。

適切なメンテナンスを行い、過酷な環境にさらされない場合は、15年以上持つこともあります。
メンテナンスが不十分だと劣化が早まるため、注意が必要です。

【Q3】シリコン塗料は全ての外壁材に使えますか?

シリコン塗料は多くの外壁材に使用可能ですが、材質によっては相性が悪い場合もあります。
例えば、新しいALC(軽量気泡コンクリート)は吸水性が高く、適切な塗料を選ばないと問題が生じる可能性があります。

既存の塗料との相性も考慮が必要です。
以前使用していた塗料によっては、シリコン塗料を塗る前に特殊な下地処理が必要になることもあるからです。

施工前に専門家に相談し、外壁の状態や材質に応じて、最適な塗料を選びましょう。
専門家のアドバイスを受けることで最適な塗装プランを立てることができ、塗装の失敗を防げます。

まとめ

シリコン塗料は、耐久性と価格のバランスに優れた外壁塗料です。
高い耐候性や撥水性、通気性など、多くのメリットがありますが、価格が高めであることや専門的な施工技術が必要であることも理解しておく必要があります。
外壁塗装を検討する際は、建物の状態や環境、予算などを考慮し、専門家のアドバイスを受けながら最適な選択をすることをおすすめします。

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本コラムは創建ペイントが運営する外壁塗装に関するお役立ちコラムです。

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※2023年8月現在

実績例

※2023年8月現在
物件名 総戸数
三田エリア ルナ三田フラワータウン 60
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 82
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア 108
ルナ三田ひばりが丘 149
神戸エリア パークヒル神戸小倉台 75
ルナ藤原台中町パークフロント 82
ルナ上津台 81
ルナ北六甲116 クルムの街 116
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阪神エリア
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ルナ塚口 52
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東大阪・ 
北摂エリア
ルナ南摂津 80
ルナ加納 71
ルナ山本 57
大阪市内・ 
南大阪エリア
ルナタウン島屋 55
ルナ城山公園 52
ルナ東百舌鳥 109
ルナ原山台 46
京都エリア ルナシティ同志社山手 237

街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。

商号

株式会社 創建

創立

昭和58年3月1日

設立

昭和61年9月4日

資本金

8,000万円

代表者

代表取締役会長 吉村 孝文

代表取締役社長 吉村 卓也

執行役員一覧

執行役員 大下 憲二

執行役員 岡本 賢二郎

本社所在地

〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
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Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
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東京支店所在地

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東京都千代田区神田須田町1丁目16番5号
ヒューリック神田ビル6階
Tel:03-5209-5505 Fax:03-5295-2030
詳しい地図はこちら

売上高

151.3億円(令和5年5月期)

従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

事業内容

建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
建築総合請負/設計監理に関する業務/リフォーム事業/外壁塗装事業

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大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます

ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

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大阪府知事登録(ト)第13668号/東京都知事登録 第59802号

施工エリア

施工エリア 関西二府四県

施工エリア 東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城

※別途、交通費が発生する場合があります。

外壁塗装の参考文献