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コロニアル屋根塗装で失敗しない!耐久性を高める重要ポイント総解説

更新日2024年7月31日

コロニアル屋根は、軽量性と耐久性から多くの住宅に採用されている人気の屋根材です。
しかし、どんな優れた屋根材であっても、適切なメンテナンスを怠れば、寿命は大きく縮まってしまいます。
特に、塗装は屋根の耐久性を維持する上で極めて重要な役割を果たします。

この記事では、コロニアル屋根塗装の基本知識から、耐久性を高めるための重要ポイントまでを詳しく解説します。
失敗しない塗装のコツを押さえ、長く美しい屋根を維持するための知識を身につけましょう。

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この記事の監修者
谷口 知史谷口 知史
創建ペイント
谷口 知史
・2級建築士
・一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建ペイントの外壁塗装の現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

コロニアル屋根塗装の基本知識

コロニアル屋根塗装を成功させるためには、まず基本的な知識と重要性を理解することが大切です。
ここでは、コロニアル屋根の特徴や塗装のメリット、適切な塗装のタイミングについて詳しく見ていきましょう。

コロニアル屋根とは?その特徴を解説

コロニアル屋根は、セメントと繊維質を主原料とした屋根材で、軽量性と耐久性の高さが特徴です。
一般的に15~30年程度の寿命があり、適切な塗装を施すことでさらに寿命を延ばすことが可能です。

独特な風合いと耐候性の高さから、日本の住宅でも広く使用されています。
軽量であるため、地震の多い日本の建築基準に適しているのも大きな利点といえるでしょう。

しかし、経年劣化は避けられません。
長年の風雨や紫外線にさらされることで、徐々に劣化が進行していきます。
そのため、適切なタイミングでの塗装が重要となるのです。

コロニアル屋根塗装のメリット

コロニアル屋根に塗装を施すことには、いくつかの重要なメリットがあります。
まず、塗装によって屋根の防水性能が大幅に向上し、雨漏りのリスクを低減できることです。
また、紫外線による劣化を抑制する効果もあります。
紫外線は屋根材を徐々に劣化させる主要な要因の一つですが、適切な塗料を使用することで、影響を最小限に抑えることが可能です。

塗装によって屋根の見た目が美しくなることで、家全体の印象が大きく向上します。
不動産価値の維持や向上にもつながる重要なポイントといえるでしょう。

塗装のタイミングと頻度

コロニアル屋根の塗装は、一般的に10年程度で塗り替えが推奨されています。
早めの塗装が屋根の寿命を延ばす重要なポイントとなりますので、劣化のサインを見逃さないことが大切です。

劣化のサインとしては、色あせやコケの発生、ひび割れなどが挙げられます。
これらの兆候が現れ始めたら、専門家に相談して塗装の必要性を判断することをおすすめします。

定期的な点検を行うことで、適切なタイミングでの塗装が可能です。
早めの対応が結果的にコストの削減にもつながるため、屋根の状態には常に注意を払うようにしましょう。

コロニアル屋根塗装の失敗例と対策

コロニアル屋根の塗装は、適切に行えば屋根の寿命を大幅に延ばすことができます。
しかし、誤った方法で塗装を行うと、逆効果になってしまうケースもあります。
ここでは、コロニアル屋根塗装の主な失敗例と対策について詳しく見ていきましょう。

下地処理の不足による塗膜剥がれ

塗装の失敗例として最も多いのが、下地処理の不足による塗膜の早期剥がれです。
下地処理が不十分だと、新しく塗った塗料が古い塗膜や汚れとうまく密着せず、早期に剥がれてしまう原因となります。

対策として、高圧洗浄で屋根表面の汚れをしっかりと落とすことが重要です。
単に水で洗い流すだけでなく、適切な洗剤を使用して、長年蓄積した汚れや古い塗膜を丁寧に除去する必要があります。

必要に応じてケレン作業を行うことも大切です。
ケレンとは、サンドペーパーやワイヤーブラシなどを使って、古い塗膜や錆を物理的に除去する作業のことです。
新しい塗料がしっかりと密着する下地を作れます。

下地の状態に合わせた適切なプライマー(下塗り)の使用も重要です。
プライマーは塗料の密着性を高める役割を果たすため、省略すると塗膜の剥がれリスクが高まるので注意しましょう。

不適切な塗料選びによる早期劣化

コロニアル屋根に適していない塗料を使用してしまうと、早期劣化の原因となります。
屋根用塗料の中でも、特にコロニアル屋根に適した塗料を選ぶことが非常に重要です。

対策としては、耐候性や防水性に優れた塗料を選択することが大切です。
特に、紫外線や雨風にさらされる屋根には、耐候性の高いシリコン系やフッ素系の塗料が推奨されます。

塗料の選択時には、メーカーの推奨する使用方法や適用範囲をしっかりと確認することも重要です。
コロニアル屋根専用の塗料を使用することで、より確実に良好な仕上がりが期待できます。

塗りムラや塗り残しによる防水性低下

塗りムラや塗り残しがあると、その部分から劣化が進行し、屋根全体の防水性能が低下してしまいます。
均一に塗るためには、適切な塗装道具の選択と確かな塗装技術が必要です。

対策としては、適切な塗装道具を選ぶことが重要です。
コロニアル屋根の塗装には、一般的にローラーやスプレーガンが使用されます。
特に、屋根の凹凸に合わせて塗料を均一に塗布できる専用のローラーを使用することをおすすめします。

塗装の技術も重要です。ムラなく均一に塗るためには、一定の速度で塗料を塗布し、塗り重ねる際のラップ幅にも注意しましょう。
これらの技術を習得するには経験が求められるため、確実な仕上がりを求める場合は、プロの塗装業者に依頼するのも一つの選択肢です。

塗装作業中は定期的に塗り残しがないかチェックすることも大切です。
特に、屋根の端や谷間などの細部は塗り残しが起こりやすいので、注意深く確認しましょう。

耐久性を高めるコロニアル屋根塗装のポイント

コロニアル屋根の塗装において、耐久性を高めることは非常に重要です。
適切な方法で塗装を行うことで、屋根の寿命を大幅に延ばし、メンテナンスコストを抑えることができます。
耐久性を高めるための重要なポイントについて詳しく見ていきましょう。

【ポイント1】適切な塗料の選び方

コロニアル屋根の耐久性を高めるためには、適切な塗料の選択が重要です。
一般的に、コロニアル屋根の塗装にはウレタン系やシリコン系の塗料が使用されます。
耐候性や防水性に優れており、厳しい屋外環境にさらされる屋根に適しているからです。

特に、シリコン系塗料は耐候性が非常に高く、10年以上の耐久性が期待できます。
ただし、コストは比較的高めです。
一方、ウレタン系塗料は柔軟性に優れており、屋根の動きに追従しやすいという特徴があります。

近年では、環境に配慮した水性塗料も増えてきています。
従来の溶剤系塗料に比べて臭気が少なく、作業環境や居住環境への負荷が低い点がメリットです。

塗料の選択の際は、屋根の状態や気候条件、予算などを総合的に考慮し、最適な製品を選ぶようにしましょう。
メーカーの推奨する使用方法や適用範囲をしっかりと確認することも大切です。

【ポイント2】正しい塗装手順と注意点

コロニアル屋根の塗装を成功させるためには、正しい手順で作業を進めることが重要です。
一般的な塗装の手順は以下の通りです。

手順 作業内容 注意点
(1)高圧洗浄 屋根表面の汚れや古い塗膜を除去 水圧が強すぎると屋根材を傷つける可能性あり
(2)下地補修 ひび割れや欠損部分を専用補修材で修復 丁寧な作業が最終的な仕上がりに大きく影響
(3)プライマー塗布 塗料の密着性を高めるため、専用プライマーを均一に塗布 コロニアル屋根専用のプライマーを使用
(4)中塗り 選択した塗料の種類に応じて適切な方法で塗布 十分な乾燥時間を取ることが重要
(5)上塗り 最終仕上げとして塗料を塗布 十分な乾燥時間を取ることが重要

各工程で重要なのは、十分な乾燥時間を取ることです。
乾燥が不十分だと、塗膜の剥がれや仕上がりの不良につながる可能性があります。
適切な手順と注意点を守ることで、美しく耐久性のあるコロニアル屋根の塗装が実現できます。

【ポイント3】プロによる施工のメリット

コロニアル屋根の塗装は、DIYで行うことも可能ですが、プロの業者に依頼すればさまざまなメリットがあります。
プロの塗装業者は、専門的な知識と経験を持っているため、屋根の状態を正確に診断し、最適な塗料や工法を選べます。
また、高所作業に慣れており、安全面でもリスクを最小限に抑えられるでしょう。

保証がつくことも多く、万が一の不具合にも対応してもらえるという安心感があります。
DIYと比べてコストは高くなりますが、長期的には費用対効果が高い場合も多いのです。

特に、屋根の状態が悪い場合や、大規模な補修が必要な場合は、プロに依頼することをおすすめします。
専門家の目で細部まで確認し、適切な処置を施すことで、屋根の寿命を大幅に延ばすことができるでしょう。

コロニアル屋根塗装に関するよくある質問

コロニアル屋根の塗装に関する疑問や不安に対して、よくある質問と回答についてまとめました。
これらの情報を参考にすれば、より適切な判断と準備ができるようになるでしょう。

【Q1】コロニアル屋根塗装の費用相場はどのくらい?

コロニアル屋根塗装の費用は、さまざまな要因によって変動しますが、一般的な相場は、平均的な戸建て住宅(屋根面積約100㎡)の場合、およそ50万円~80万円程度です。
屋根の補修が必要な場合は追加費用が発生しますし、高品質な塗料ほど高価になりますので、費用も変動します。

正確な費用を知るためには、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
単に価格だけでなく、使用する塗料の品質や施工方法、アフターサービスなども比較検討することが重要です。

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【Q2】コロニアル屋根の塗装を怠るとどうなる?

コロニアル屋根の塗装を怠ると、様々なリスクが生じます。
最も深刻な問題は、屋根材の劣化が急速に進行し、雨漏りの原因となることです。
雨漏りは、家の構造体にまで悪影響を及ぼす可能性があり、修理に多額の費用がかかる可能性も。

塗装を放置すると、屋根表面に藻やコケが繁殖しやすくなり、屋根材の寿命を縮める原因となるだけでなく、外観にも影響を及ぼしてしまいます。
美しさを失った屋根は、家全体の印象を大きく低下させ、将来的に家を売却する際にも不利に働く可能性があるため早めの対策が必要です。

【Q3】コロニアル屋根塗装後のメンテナンス方法は?

コロニアル屋根塗装後も定期的なメンテナンスが重要です。
長期的な耐久性を確保するためには、年に1~2回程度の点検と適切なケアが必要です

メンテナンスの主なポイントは以下の通りです。

適切なメンテナンスを行うことで、塗装の寿命を延ばし、屋根全体の耐久性を高めることができます。

まとめ

コロニアル屋根塗装は、適切に行うことで屋根の寿命を大幅に延ばし、家全体の価値を高めることができる重要なメンテナンス作業です。
失敗しないためには、適切な下地処理や塗料の選択、正しい塗装手順を守る事が大切です。

DIYで挑戦することも可能ですが、安全面や仕上がりの品質を考慮すると、専門家に依頼することをおすすめします。
費用面では、短期的にはコストが高く感じるかもしれませんが、長期的には適切な塗装とメンテナンスが家屋の価値を維持・向上させ、結果的にコスト削減につながります。

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本コラムは創建ペイントが運営する外壁塗装に関するお役立ちコラムです。

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※2023年8月現在

実績例

※2023年8月現在
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ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア 108
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京都エリア ルナシティ同志社山手 237

街を拓き、家を建てる。
その先の未来まで考えながら
住まいづくりを積み重ねた結果が、
1万戸超の金字塔に。

商号

株式会社 創建

創立

昭和58年3月1日

設立

昭和61年9月4日

資本金

8,000万円

代表者

代表取締役会長 吉村 孝文

代表取締役社長 吉村 卓也

執行役員一覧

執行役員 大下 憲二

執行役員 岡本 賢二郎

本社所在地

〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町3丁目5番13号
創建御堂筋ビル5階
Tel:06-6221-0001 Fax:06-6221-0155
詳しい地図はこちら

東京支店所在地

〒101-0041
東京都千代田区神田須田町1丁目16番5号
ヒューリック神田ビル6階
Tel:03-5209-5505 Fax:03-5295-2030
詳しい地図はこちら

売上高

151.3億円(令和5年5月期)

従業員数

従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期)

事業内容

建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/
建築総合請負/設計監理に関する業務/リフォーム事業/外壁塗装事業

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大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます

ZEHとは、住宅の高断熱化と省エネルギー設備機器により消費エネルギーを減らしつつ、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、年間で消費する住宅のエネルギー量の収支が概ねゼロとなる住宅のことです。創建・小林住宅ではZEHの普及を進める大阪府の協力事業者として連携協定を締結し、ZEH宿泊体験を提供しています。

大阪府と創建・小林住宅の連携協定
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本社所在地

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大阪府知事登録(ト)第13668号/東京都知事登録 第59802号

施工エリア

施工エリア 関西二府四県

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外壁塗装の参考文献