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FIX窓(はめ殺し窓)の特徴とは?メリット・デメリットとお得な導入方法を解説

普通の窓よりもちょっとおしゃれな窓にしたいと考えるなら、FIX窓(はめ殺し窓)がおすすめです。
開閉機能がないのが特徴で、見た目だけでなく採光や断熱性、防犯性能を両立できるため設置する人が増えています。

この記事では、FIX窓の基本的な特徴から、メリット・デメリット、お得に導入するための方法まで詳しくご紹介します。
窓選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。


谷口 知史(創建リフォーム)

2級建築士
一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建リフォームの現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

    FIX窓(はめ殺し窓)ってどんな窓?その特徴を詳しく解説

    FIX窓は開閉ができず、景観や採光を重視したい場所に設置される窓です。
    採光やデザインの目的で、家のさまざまな場所で使用されています。
    FIX窓の基本的な特徴や種類、用途と設置場所などについて詳しく解説していきましょう。

    FIX窓の基本的な特徴

    FIX窓は「はめ殺し窓」とも呼ばれ、開け閉めできないように固定されている窓です。
    景観を重視する場所や大きなガラス面積を必要とする建物にに多く使われます。

    大きなFIX窓は高層ビルの外観を美しく見せるなど、全体のデザインを左右する重要な役割も果たしています。
    リビングや玄関などの採光を優先する場所に最適です。

    開閉の必要がないため、鍵や網戸、レールなどの設置も不要で、デザインの自由度が高く、さまざまな場面で使用されています。
    通気性は期待できないため、風通しが必要な場所には不向きです。

    FIX窓の種類とデザイン

    FIX窓はガラスをはめ込んだだけの開閉機能がないため、形のルールにとらわれないところも魅力です。
    円形や長方形、台形などさまざまな形があり、デザインのアクセントになります。
    複層ガラスも選べるので、断熱性や遮音性の向上にも効果的です。

    窓のフレームの素材もさまざまで、アルミ製、樹脂製、木製などの素材が使われます。
    アルミ製のフレームは耐久性が高く長持ちし、樹脂製のフレームは断熱性に優れているからエコな住宅に最適です。

    木製フレームは自然な見た目から、多くのデザインに溶け込むことができます。
    デザインのバリエーションが豊富だから、インテリアや外観にこだわりたい方にもピッタリです。

    FIX窓の用途と設置場所

    FIX窓はリビングや玄関、階段など、景観や採光を重視する場所に設置されます。
    FIX窓で大きなガラス面にすれば開放感を演出でき、自然光が部屋全体に広がるというメリットもあります。

    開閉の必要がないから、高い場所や狭いスペースにもピッタリです。
    天井や高い壁、屋根窓としても利用されています。

    開閉ができず通気性が劣るため、風の流れが必要な場所や非常口には不向きです。
    他の窓やカーテンと組み合わせれば、おしゃれなインテリアにもなります。

    FIX窓のメリットとデメリットを知ろう

    FIX窓は美しいデザインと高い気密性が魅力ですが、通風が確保できなかったり非常時の脱出口として使えないというデメリットもあります。
    メリットやデメリットを理解した上で、最適な場所にFIX窓を採用しましょう。

    メリット デメリット
    ・サイズや形の自由度が高い
    ・自然光を取り入れやすい
    ・高い気密性と断熱性
    ・省エネ効果
    ・防犯対策になる
    ・安全性も高い
    ・掃除がしづらい
    ・換気ができない
    ・非常口として使えない
    ・プライバシーが守りづらい可能性もある

    それぞれについて詳しく解説します。

    FIX窓の主なメリット

    FIX窓のメリットについて見ていきましょう。

    • サイズや形の自由度が高い
    • 自然光を取り入れやすい
    • 高い気密性と断熱性
    • 省エネ効果
    • 防犯対策になる

    FIX窓は開閉の必要がないので、鍵やレバー、網戸やレールの設置が不要です。
    デザインの自由度が高く、色々な形の窓を選べるのも大きなメリットです。
    シンプルな構造だからオシャレに見えます。

    極限までスリムなフレームと、広いガラス面積も確保により自然光を取り入れやすく、室内が明るく開放的になります。
    気密性と断熱性が高く、冷暖房の効率がアップするので省エネ効果も期待できます。
    鍵がないから戸締りも不要で、防犯対策や小さな子どもの転落防止にも最適です。

    FIX窓のデメリット

    FIX窓にはデメリットもあります。

    • 掃除がしづらい
    • 換気ができない
    • 非常口として使えない
    • プライバシーが守りづらい可能性もある

    最大のデメリットは、開閉ができないため通風が確保できないことです。
    夏場や湿気がこもりやすい場所では、通風が悪くなるため、結露などにも注意が必要です。

    鍵やレールなどもないため掃除は簡単ですが、高い場所や外側の掃除がしづらいという問題もあります。
    設置場所によっては専門業者に掃除を依頼する必要もあります。

    開閉機能がなく、非常時には脱出口として利用できません。
    大きなガラス面の設置が可能ですが、大きな窓にすることで外からの視線対策が必要なケースもあるでしょう。

    FIX窓のメリット・デメリットを踏まえた選び方

    FIX窓を設置する際は、メリットとデメリットのバランスを考えることが重要です。
    景観や採光を重視する場所には適していますが、通風や非常時の脱出口が必要な場所には不向きです。

    リビングや玄関などではFIX窓を取り入れ、風通しが必要なキッチンや寝室には開閉式の窓を組み合わせたり、換気システムを導入すると良いでしょう。
    建物の外観やインテリアに合ったデザインを選べば、快適かつ美しい空間を実現することができます。

    FIX窓をお得に導入するための方法

    FIX窓を導入するお得な方法をご紹介します。
    窓リフォームには、補助金や助成金が利用できる可能性があります。
    複数の業者からの見積もり取得、セールやキャンペーンが活用できるケースもあるので、ぜひ参考にしてください。

    補助金や助成金の活用

    省エネ住宅の普及を推進する一環として、多くの地域や自治体では補助金や助成金が用意されています。
    FIX窓は断熱性や気密性が高いため、省エネ効果が期待できる窓として対象になるかもしれません。

    補助金や助成金の制度は地域や自治体によって、申請手続きや条件も異なります。
    事前にしっかりと調査を行い、具体的な条件や申請手続きを確認することが重要です。期
    限が設定されている場合もあるため、タイミングを逃さないよう注意が必要です。

    複数の業者から見積もりを取る

    FIX窓の導入を検討する際には、複数の業者から見積もりを取り、価格やサービス内容を比較することが基本です。
    同じ製品や施工内容でも、業者によって金額やサービスが異なる場合があります。

    見積もりを取れば、より最適な価格や条件を見つけることができます。
    施工実績やアフターサービスの充実度も重要なポイントです。

    施工後のメンテナンスやトラブル対応を考慮すると、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
    口コミや評判も参考にしながら、慎重に業者を選定しましょう。

    セールやキャンペーンを利用

    メーカーや施工業者が、セールやキャンペーンを行っている場合もあります。
    リフォームシーズン前後や年末年始、ゴールデンウィークなどの大型連休中は、お得なキャンペーンが実施されることが多いので要チェックです。

    セールやキャンペーン情報は、業者のホームページやチラシ、地域の情報紙などに掲載されています。
    FIX窓をお得に導入できるチャンスなので、タイミングを逃さないようにしましょう。

    FIX窓に関するよくある質問と回答

    FIX窓に関する疑問や不安を解消するために、よくある質問とその回答をまとめました。
    費用、掃除方法、断熱性を高める方法など、多くの人が気になるポイントを解説します。

    【Q1】FIX窓はどのくらいの費用がかかりますか?

    FIX窓の費用は、リフォーム方法によって大きく異なります。
    ガラス交換だけの場合は約2.5万~5万円ですが、新しく窓を設置する場合は高くなります。
    カバー工法では約8~12万円で、窓枠ごと取り換えるリフォームは約10~50万円を目安に検討するといいでしょう。

    特殊なガラスや高品質なフレーム素材を選ぶ場合はさらに費用が高くなることがあります。
    予算に応じて適切な製品を選び、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。

    【Q2】FIX窓の掃除はどうすればいいですか?

    FIX窓の掃除方法は、設置場所や窓のサイズによって異なります。
    内側の掃除は、通常の窓掃除と同様にガラスクリーナーや柔らかい布を使用して汚れを拭き取ると効果的です。

    外側の掃除は高所に設置されていることも多く、掃除が難しい場合があります。
    高所用の掃除道具を使用したり、専門業者に依頼することを検討するのが良いでしょう。
    定期的に掃除を行うことで、美しさと清潔さを保つことができます。

    【Q3】FIX窓の断熱性を高める方法はありますか?

    FIX窓の断熱性を高めるためには、複層ガラスやLow-eガラスの使用が有効です。
    Low-eガラスは、金属膜でコーティングされた複層ガラスで、熱が空気中に伝わる際に赤外線などの電波を反射して遮熱効果を高めてくれます。

    複層ガラスは二重または三重構造で、ガラスの間に中空層と呼ばれる空間を設け、窓から逃げる暖房熱の量を減らして優れた断熱効果を発揮します。
    フレームの素材も断熱性の高いものを選べば、快適な空間の実現が可能です。
    特に樹脂製や木製のフレームは断熱性能が高く、省エネ効果を期待できる素材です。

    まとめ

    FIX窓(はめ殺し窓)の特徴や、メリット、デメリットについて解説しました。
    デザイン性の高さや気密性・断熱性が魅力ですが、通風が確保できず非常時の脱出口とならないなどのデメリットもあります。

    お得に導入するためには、補助金や助成金、複数の業者からの見積もり、セールやキャンペーンの利用が有効です。
    FIX窓(はめ殺し窓)の導入を検討する際は、ぜひ当社「創建リフォーム」にご相談ください。