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窓用エアコンの電気代相場は?節電方法も解説します

夏の暑さをしのぐ救世主、窓用エアコン。
コンパクトで設置場所に困らず使いやすいですが、気になるのはやっぱり電気代です。

この記事では、一般的な消費電力や電気代の目安について解説します。
季節や使用時間で電気代はどのぐらい変わるのか知ることができます。
窓用エアコンの電気代を賢く抑える節電方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


谷口 知史(創建リフォーム)

2級建築士
一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建リフォームの現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

    窓用エアコンの電気代ってどのくらいかかるの?

    窓用エアコンが気になるけど、電気代が心配という方も多いでしょう。
    エアコンの使用頻度や季節によってかかる電気代は変わります。
    ここでは窓用エアコンの消費電力と電気代の目安、使用時間と季節による電気代の変動、他の冷房機器との比較について詳しく解説します。

    窓用エアコンの消費電力と電気代の目安

    窓用エアコンと壁掛けエアコンの電気代を比較してみましょう。

    項目 カテゴリ 窓用エアコン 壁掛けエアコン
    畳数目安 冷房 4.5~7畳(7~11㎡) 6~9畳(10~15㎡)
    暖房 4~5畳(7~8㎡) 6~7畳(9~11㎡)
    消費電力 冷房 640W 75~780W
    暖房 630W 75~1430W
    1時間あたりの電気代目安 冷房 約19.84円 約2.3~24.1円
    暖房 約19.53円 約2.3~44.3円

    ※窓用エアコンはコロナCWH-A1823Rを参照
    ※壁掛けエアコンはPanasonicルームエアコン CS-220CXを参照

    電気料金の計算は一般的に、次のような方法で算出します。

    【1時間あたりの消費電力(kWh)】
    消費電力(W)÷ 1,000×1時間(h)

    【電化製品の電気代(円)】
    1時間あたりの消費電力(kW)× 稼働時間(h)× 電力量料金単価(円/kWh)

    エアコンの性能や設定温度、使用条件によっても電気代は前後します。
    窓用エアコンと使うと、1日8時間使用すると推定した場合でも1ヶ月あたり約5,000円前後の電気代がかかる計算です。

    暖房の出力は壁掛けエアコンと比べると小さいため、冬は他の暖房機器を使用したほうがいいでしょう。
    もし窓用エアコンを使う場合は、冷暖房兼用タイプより冷房専用タイプのほうが、電気代が安く抑えられるのでおすすめです。

    使用時間と季節による電気代の変動

    窓用エアコンの電気代は使用時間と季節によって大きく変動します。
    使用する頻度が高ければ高いほど電気代も高騰し、設定温度も大きく影響します。
    外気や室温に合わせた調節が必要です。

    壁掛けエアコンにはインバーター制御があり、室温を考慮して自動的に調整する機能があります。
    窓用エアコンはコンパクトサイズが魅力ですが、インバーター機能を取り付けにくい構造になっています。

    室温を考慮した調節運転機能がない物が多く、電気代が高くなりがちです。
    温度調節は手動で行う必要があり、室温に対して電力消費の自動調整ができません。

    他の冷房機器との比較

    窓用エアコンは他の冷房機器と比較すると、消費電力が高めです。
    壁掛けエアコンと比較しても、大幅に高いことが分かります。

    窓用エアコンは暖房出力が弱く、広い部屋には不向きです。
    しかし、本体は壁掛けエアコンよりも安く、工事費用も室外機の設置も不要です。
    また、置く場所も選びません。

    総合的に検討して自身のニーズに最適な冷房機器を使用するようにしましょう。

    窓用エアコンの節電方法を知りたい!

    窓用エアコンの電気代を抑えたいなら、節電方法を知っておくと便利です。

    • 【1】エアコンの設定温度を適切に保つ
    • 【2】定期的なフィルター掃除の重要性
    • 【3】遮光カーテンやブラインドの活用

    窓用エアコンを賢く使うための節電方法について詳しく見ていきましょう。

    【1】エアコンの設定温度を適切に保つ

    節電のためには、エアコンの設定温度を適切に保つことが重要です。
    設定温度を1度上げるだけで、電気代を約10%節約できると言われています。

    夏場の冷房時には28度、冬場の暖房時には20度が推奨されます。
    温度設定を守ることで、過剰な電力消費を防ぎつつ、快適な室内環境を保てるでしょう。

    急激な温度変化はエアコンの負担を増やすため、設定温度の調整にも注意が必要です。
    窓用エアコンは手動での温度調整が一般的なので、上手に調節することが重要です。

    【2】定期的なフィルター掃除の重要性

    エアコンのフィルターが汚れると冷却効率が大幅に低下し、電力消費が増加します。
    フィルターにゴミや汚れがたまると、空気をスムーズに取り込めず、余分な電力を消費してしまうからです。

    窓用エアコンの電気代を節約するためには、フィルターの掃除を定期的に行いましょう。
    フィルター掃除は比較的簡単な作業です。
    月に1回程度のフィルター掃除が理想的です。

    フィルターをキレイにしておけば、エアコンの寿命も延ばすことも可能です。
    取扱説明書をよく読み、正しいお手入れを心掛けましょう。

    【3】遮光カーテンやブラインドの活用

    窓用エアコンの電気代節約のためには、遮光カーテンやブラインドを活用し、直射日光を遮って室内の温度上昇を防ぐのがポイントです。
    エアコンの負荷が軽減され、冷房効果が高まります。

    遮光カーテンやブラインドを使えば、エアコンの設定温度を低く保つことなく、快適な室内環境を維持できます。
    設置場所によっては窓用エアコン本体に直射日光が当たってしまうこともあるため、カーテンを閉めておくといいでしょう。

    窓用エアコンの選び方と設置のコツ

    窓用エアコンを選ぶ際には、省エネ性能や部屋のサイズ、設置場所など、いくつかのポイントを考慮する必要があります。
    電気代の節約や快適な住環境を実現するために、正しい選び方を知っておきましょう。

    省エネ性能の高いエアコンを選ぶ

    電気代の削減するためには、省エネ性能の高いエアコンを選ぶのがポイントです。
    省エネ性能を確認するためには、エネルギースターや省エネラベルを参考にすると良いでしょう。

    エアコンのエネルギー効率を示して高い評価を受けている製品は、少ない電力で効果的に温度調節してくれます。
    年間の電気代の減少だけでなく、エアコンが長持ちし、メンテナンス頻度も減少します。
    窓用エアコンを選ぶ際も、環境の優しさや省エネ効果をチェックしてみてください。

    適切なサイズのエアコンを選定

    エアコンの効率を最大限に活かすためには、部屋の大きさに合ったサイズのものを選ぶことが大切です。
    エアコン選びの際には、部屋の形状や窓の位置、断熱性能なども考慮しましょう。

    広すぎる部屋に小型のエアコンを設置すると、十分な冷房が行えず、逆に電気代が増加することがあります。
    反対に、小さい部屋に大型のエアコンを設置すると、冷却効果が過剰になり無駄な電力を消費してしまいます。
    効率良く部屋を冷やすためには、部屋の畳数を測ってから、広さに見合った容量のエアコンを選びましょう。

    エアコンの設置場所に工夫を

    エアコンを効率的に使用するためには、設置場所も重要です。
    設置を工夫すれば、エアコンの性能を最大限に引き出し、効率的な冷暖房が可能です。

    エアコンは日光が直接当たらない場所に設置することをおすすめします。
    直射日光が当たると室内温度が上昇し、負荷が増えます。風通しの良い場所に設置すれば、効率的な運転が可能です。

    エアコンの吸気と排気がスムーズに行える設置位置を選ぶことで冷却効率が向上し、電気代の節約にも繋がります。
    エアコンの周囲に障害物がないように注意し、冷風が部屋全体に行き渡るように設置しましょう。

    よくある質問と回答

    窓用エアコンに関するよくある質問と回答をまとめました。
    電気代や寿命、設置方法などを解説するので、ぜひ参考にしてください。

    【Q1】窓用エアコンの電気代を安くする方法は?

    窓用エアコンの電気代を抑えるためには、設定温度を適切に保つことが大切です。
    設定温度を1度上げるだけで、電気代を約10%削減できます。
    月に1回程度、定期的にフィルター掃除を行うことで冷却効率を向上させ、無駄な電力消費を防ぎましょう。

    遮光カーテンやブラインドを活用して直射日光を防ぎ、室内温度の上昇を抑える工夫も大切です。
    適切なサイズのエアコンを選定し、省エネ性能の高いモデルを導入すれば、効果的に電気代を削減できます。

    【Q2】窓用エアコンの寿命はどのくらいですか?

    窓用エアコンの一般的な寿命は約10年程度です。寿命は使用頻度やメンテナンス状況によって変わることがあります。
    フィルター掃除や内部の掃除など定期的なメンテナンスを行えば、エアコンの寿命を延ばすことも可能です。

    寿命が近づくと冷却効率が低下し、電気代が増加することがあります。
    エアコンの性能が低下していると感じた場合は、早めに点検を行い、必要であれば部品の交換や修理を検討しましょう。

    【Q3】窓用エアコンの設置は自分でできますか?

    窓用エアコンは小型で特別な工事も不要のため、自分でも設置できます。
    説明書をしっかりと読み、正しい手順で設置しましょう。
    エアコンの重さやサイズ、窓の形状を考慮し、安定した場所に固定する必要があります。

    電源の確保や排気ダクトの取り付けも慎重に行わなければいけません。
    必要な道具を揃え、安全な設置作業を心掛けましょう。
    設置場所や取り付け方法によっては専門業者に依頼する方が安心です。

    まとめ

    窓用エアコンの電気代や節電方法、選び方について詳しく解説しました。
    窓用エアコンの電気代は使用時間や季節によって大きく変動します。

    設定温度やフィルター掃除、遮光カーテンの活用などの節電方法を取り入れることで、電気代の節約が可能です。
    省エネ性能の高いエアコンを選び、適切な設置場所を選びましょう。

    弊社では外壁塗装に限らず、家の様々なご相談を承っております。
    窓用エアコンも便利な方法ですが、断熱性に優れた窓にリフォームするのもおすすめですので、ぜひ一度ご相談ください。

    供給実績10,000戸超の実績を誇る「創建リフォーム」は、家づくりに携わってきた施工力や、現場の品質管理のノウハウを元に、「高品質なのに低価格サービス」を提供しています。