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リフォームの流れを徹底解説!相談先から支払いまで

住まいのリフォームを考え始めたものの、何から始めればいいのか悩む方は少なくありません。
相談先の選び方から実際の工事、完了後の支払いまで、リフォームには様々な段階があります。

初めてリフォームに挑戦する方でも安心して進められるよう、住まいの改装計画から完成までの流れを解説します。


旧澤 はるか(創建リフォーム)

インテリアコーディネーター
カラーコーディネーター
キッチンスペシャリスト

前職ではリフォーム会社の営業職として家族状況の変化やライフステージに合わせた最適なリフォームプランを提案してきました。
株式会社創建に入社後、リフォームコーディネーター・カラーコーディネーターとして、色彩の配色を活かしたリフォームコーディネートを行っています。

    リフォームの相談先の種類と選び方

    リフォームを依頼する会社選びは重要です。
    どんな会社があるのか、それぞれの特徴から自分に合った相談先を見つけましょう。

    ハウスメーカー系リフォーム会社の特徴

    ハウスメーカー系のリフォーム会社は全国規模で営業活動を展開し、住宅構造に関する専門知識が豊富です。
    大規模な間取り変更やリノベーションなど、構造部分に手を加える工事が得意分野となります。

    親会社の建築物だけでなく他社建築の住宅にも対応可能なケースが多く、高い技術力が魅力です。
    ただし、実際の工事は協力会社への外注が多いため、費用面では割高になる傾向があります。

    大規模なリフォームを検討している場合は、ハウスメーカー系リフォーム会社がおすすめです。
    構造に関わる専門的なアドバイスが欲しい場合に向いており、価格よりも安心感や品質を重視したい方に向いています。
    全国展開の会社なら転居後のサポートも期待できるでしょう。

    工務店と専門工事店の特徴

    工務店は特定のエリア内で営業する地域密着型の中小企業が主流です。
    地元での評判や信頼関係を大切にしており、長期的な付き合いを前提としたサービス提供を心がけています。

    担当者と直接やり取りしやすく、細かな要望も伝えやすい環境が整っている点が大きな魅力です。
    住宅を建てた工務店に依頼すれば、建物の構造を熟知しているため安心感があります。

    一方、専門工事店は内装、外装、窓・サッシなど特定分野に特化した会社です。
    「壁紙だけ張り替えたい」「外壁塗装だけ依頼したい」など部分的な工事に対応可能で、専門性の高い技術が期待できます。
    リフォーム範囲が明確で専門的な知識を持つ会社に依頼したい場合におすすめです。

    総合リフォーム会社とホームセンターの特徴

    総合リフォーム会社は内装・外装やエクステリアなど、住宅リフォーム全般を取り扱う会社です。
    全国展開する大手から地元密着の中小企業まで様々な規模があります。

    独自のデザインセンスや施工テクニックを持つ会社も多く、自分好みの個性的なリフォームを実現したい方に向いているでしょう。
    自社施工の場合はハウスメーカー系よりコストを抑えられる傾向にあります。

    ホームセンターでは自社で販売している建材や設備機器を使った軽微なリフォーム工事に対応しています。
    実際の商品を見ながら気軽に相談できる点が大きな特徴で、比較的リーズナブルな価格設定も魅力です。
    キッチンやバスルームなど水回りの部分的なリフォームを検討している方に向いているでしょう。

    相談先 強み 向いている工事内容 費用目安
    ハウスメーカー系 構造知識が豊富 大規模リフォーム 比較的高め
    工務店 地域密着型の対応 新築時からの継続工事 中程度
    総合リフォーム会社 リフォーム専門の提案力 内外装全般 自社施工なら中程度
    専門工事店 特定分野の高い技術 部分的な工事 工事内容に応じる
    ホームセンター 商品選びの気軽さ 水回りなど部分工事 比較的リーズナブル

    リフォームの計画から契約までの流れ

    リフォームを成功させるには、計画から契約までの流れを把握しておくことが重要です。
    各段階での注意点やチェック事項を確認しましょう。

    計画と相談会社選び

    リフォームの第一歩は現在の住宅における問題点を明確にすることです。
    家族で話し合い、不便に感じている点や改善したい箇所をリストアップしましょう。

    将来の家族構成や生活スタイルの変化も考慮した上で、予算設定と優先順位を決めることが重要です。
    大規模なリフォームの場合は仮住まいの確保や荷物の一時保管費用も考慮に入れる必要があります。

    国や自治体が提供する減税制度や補助金情報も事前に調べておくと資金計画の助けになります。
    目指すイメージに合わせて複数の会社から資料を取り寄せ、実績や口コミ情報も参考にしながら相談先を絞り込みましょう。

    見積もり比較と業者選びのポイント

    リフォーム会社を選ぶ際は、複数社から見積もりを取りましょう。
    できれば2〜3社に現地調査を依頼し、具体的な見積もりとプラン提案を受けるのが理想的です。

    見積書比較では金額だけでなく、工事内容、材料グレード、工期、諸経費、アフターサービスなど総合的に評価することが重要です。
    見積内容について丁寧に説明し、質問に誠実に答えてくれる業者は信頼性が高いでしょう。
    業者選びでは施工実績や保有資格も確認して、信頼できる会社を選びましょう。

    信頼できる業者の見分け方と契約時の注意点

    優良リフォーム業者の見分けるには、建築士や施工管理技士などの資格保有者の在籍状況をチェックすることが重要です。
    業界団体への加盟や第三者機関からの認定・表彰実績も信頼性の目安となります。
    業者の公式ウェブサイトで確認できる場合が多いですが、直接問い合わせて確認することも大切です。

    契約時には工事請負契約書の内容、特に工事内容、材料、金額、工期、支払条件、保証内容を必ず確認し、疑問点は事前に解消しておきましょう。

    工事中から完成引き渡しまでの流れ

    契約後は実際の工事が始まります。
    工事中から完成・引き渡しまでの流れと注意点を確認しておきましょう。

    進捗状況の確認と工事中の立ち会い

    工事期間中は「解体終了時」「中間段階」などの節目で現場に立ち会い、進捗状況を確認することをおすすめします。
    契約したプラン通りに工事が進んでいるか、納品された設備や材料に問題はないか、スケジュール通りに進んでいるかなどをチェックします。

    工事中に変更や追加が必要になった場合は、必ず書面で内容と金額を確認し、合意した上で進めることが重要です。
    口頭での変更指示は後々トラブルの原因になる可能性があるため注意しましょう。

    工事完了・最終確認

    工事が完了した後の最終確認は非常に重要です。
    しっかりチェックしておかないと、後々のトラブルや不満の原因となります。

    工事完了の連絡が来たら、実際に現場で担当者と一緒にリフォーム箇所をチェックしましょう。
    図面や契約内容通りに仕上がっているか、傷や汚れはないか、設備が正常に動作するかなどの確認を行います。

    不具合や気になる点があれば、その場で担当者に伝えましょう。
    手直しがあれば、再度確認を行い、納得できる仕上がりかどうかチェックします。

    引き渡し後のトラブル対応とアフターサービス

    引き渡し後に不具合が見つかることもあります。
    施工に起因する問題であれば、保証期間内は無償で対応してもらえるケースがほとんどです。
    トラブル発生時の連絡方法や対応窓口を事前に確認しておきましょう。

    業者選びでは、定期点検制度があるかどうかを確認しましょう。
    半年〜10年などの節目で無料点検や補修を行う業者は信頼性が高く、長く付き合える会社を選ぶことが住まいの価値を守ります。

    計画的なアフターメンテナンスはリフォーム効果を長持ちさせ、将来の大規模修繕の必要性も減らします。
    小さな不具合を早期発見・対処することで大きなトラブルを防げるでしょう。

    リフォーム費用の支払いと資金計画

    リフォーム費用の支払い方法やタイミング、資金計画について理解しておくことも重要です。
    適切な資金準備で安心してリフォームを進めましょう。

    一般的な支払いのタイミングと方法

    リフォーム費用の支払いタイミングは工事規模によって異なります。
    数万円~50万円未満の小規模なリフォーム工事では、工事完了時に一括で支払うケースが多いです。

    大規模な工事では3回に分けた支払いが一般的で、着工前の着手金(3〜4割)、工事途中の中間金(3〜4割)、引き渡し後の残金という形式が多く採用されています。
    支払い方法には現金払い、銀行振込、クレジットカード払い、リフォームローンなどがあります。

    リフォームローンと住宅ローン控除の活用

    リフォーム費用の支払いには専用のリフォームローンを活用する方法もおすすめです。
    金融機関が提供するリフォームローンは、一般的な消費者ローンよりも低金利で設定されていることが多いです。

    リフォームローンは審査が比較的緩やかで、金利も低めに設定されているため、まとまった資金が必要なリフォームには便利な選択肢となるでしょう。
    リフォーム会社と提携している金融機関のローンを利用すると、手続きがスムーズです。

    特定のリフォーム工事の場合、住宅ローン控除(減税)の対象となることもあります。
    バリアフリー改修やエネルギー効率を高める省エネ改修などが対象で、一定の条件を満たせば税金の還付を受けられます。
    詳細は最新の税制情報を確認するか、税理士などの専門家に相談すると良いでしょう。

    補助金や減税制度の活用方法

    リフォーム費用を抑えるためには、各種補助金や減税制度を活用することも有効です。
    国や地方自治体では、耐震改修、バリアフリー改修、省エネ改修などの特定のリフォーム工事に対して補助金を支給している場合があります。

    補助金を活用する際のポイントについて、以下の点があります。

    • 工事前に申請が必要な場合が多い
    • 予算に限りがあり先着順の場合がある
    • 指定された事業者による工事が条件の場合もある
    • 施工後の検査や報告義務がある場合がある
    • 補助金交付までに時間がかかることもある

    補助金や減税制度は内容や条件が毎年変わることがあるため、最新情報を確認することが大切です。
    リフォーム会社や自治体の窓口で情報を収集し、自分のリフォーム計画に適用できる制度がないか確認しましょう。

    まとめ

    リフォームを成功させるには、信頼できる業者選びから始まり、丁寧な計画立案、工事中の適切な監理、そして完成後の検査まで各段階で適切な対応が必要です。
    相談先はハウスメーカー系、工務店、専門工事店など工事内容や希望に合わせて選び、必ず複数社から見積もりを取って比較検討しましょう。

    契約前には工事内容や使用材料、保証内容などをしっかり確認し、曖昧な点は解消しておくことが重要です。
    支払い方法やタイミングの確認、補助金や減税制度の活用も効果的です。
    信頼できる業者との良好な関係構築と綿密な計画によって、満足度の高いリフォームを実現しましょう。