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【要対応】キッチンからの水漏れ原因は?応急処置&業者を呼ぶ目安~失敗しない業者選びのコツも教えます

キッチンから突然水漏れが発生すると誰でも焦るでしょう。
実は水漏れが起きる場所や原因によって対処法は大きく異なります。
放置すれば床下腐食やカビ発生、水道代増加につながる恐れも。

本記事では水漏れの主な原因から応急処置方法、修理業者の選び方まで解説します。
自分で直せるケースとプロに任せるべき状況の見極め方も紹介しますので、いざというときに役立ててください。


旧澤 はるか(創建リフォーム)

インテリアコーディネーター
カラーコーディネーター
キッチンスペシャリスト

前職ではリフォーム会社の営業職として家族状況の変化やライフステージに合わせた最適なリフォームプランを提案してきました。
株式会社創建に入社後、リフォームコーディネーター・カラーコーディネーターとして、色彩の配色を活かしたリフォームコーディネートを行っています。

    キッチンの水漏れが起きる主な原因とは

    キッチンで水漏れが発生する場所は主に「シンク周り」「排水管」「蛇口・給水管」の3箇所です。
    場所別に原因を把握し、適切な対処法を理解しておくと突然のトラブルでも慌てずに済みます。

    シンク周辺からの水漏れ原因

    シンク周辺で最も多い水漏れ原因は、シンクと排水トラップをつなぐ部分にあるゴムパッキンの劣化です。
    パッキンが古くなるとナットが緩み、水が漏れ出してきます。
    水を流すたびに床がじんわり濡れているなら、この部分を疑いましょう。

    シンクと流し台の間を埋めるコーキング材に隙間ができると水漏れの原因になります。
    コーキング材は年数が経つと劣化して剥がれやすくなり、その隙間から水が浸入すると床下まで浸透することもあります。
    目立たない場所なので定期的なチェックが必要です。

    シンク自体も経年劣化でサビることがあり、最悪の場合は穴が開いて水漏れを起こします。
    シンク単体の交換だけでなく、キッチン全体の交換が必要になることもあるため注意が必要です。

    排水管まわりのトラブル

    排水トラップからつながる柔軟性のある排水ホースは、長年使用していると劣化で破損しやすくなります。
    特に古いホースは素材が固くなったり、亀裂が入ったりして水漏れを起こします。

    排水管が詰まると、排水パイプと排水管のつなぎ目から水が逆流して漏れ出すこともあります。
    水の圧力で排水管が抜けてしまうケースもあり、突然大量の水が漏れ出すかもしれません。
    日頃から排水口にゴミが溜まらないよう気をつけましょう。

    排水ホースとシンク下の床板との接続部分にも注目です。
    この部分のナットが緩んでいたり、パッキンが劣化していたりすると水漏れを引き起こします。
    シンク下の収納スペースが湿っていたら、まずはこの部分を確認してみましょう。

    蛇口や給水管からの水漏れ

    蛇口と給水管の接続部分からの水漏れは、ナットの緩みが主な原因です。
    他にもゴムパッキンの破損やシールテープの劣化によって水が漏れ出すことがあります。
    使用頻度が高い部分なので、徐々に緩んでくることは珍しくありません。

    シングルレバータイプの蛇口では、レバー内部にあるバルブカートリッジの劣化も水漏れの原因になります。
    カートリッジが劣化すると蛇口の本体継ぎ目からにじむように水が漏れるので見た目では分かりにくいかもしれません。

    急な水漏れ!すぐにできる応急処置方法

    キッチンで水漏れを発見したら、まずは応急処置で被害を抑えるのが大切です。
    慌てずに冷静な対応を心がけましょう。

    自分でできる応急処置

    水漏れを発見したら最初にすべきことは止水栓を閉めることです。
    止水栓が固かったりサビていたりする場合は、水道の元栓を閉めましょう。

    シンク下が水浸しになっている場合は、まず乾いた雑巾で水分を拭き取りましょう。
    近くに電気製品があれば避難させ、感電事故を防ぐことも重要です。
    水漏れがひどい場合はバケツやタオルを置いて水を受けるようにします。

    賃貸住宅にお住まいの方は、水漏れを発見したら管理会社に連絡することをお忘れなく。
    事前の確認なしに独自に業者を呼ぶと契約違反になる可能性があります。
    大家さんや管理会社の指示に従いましょう。

    場所別の応急処置

    排水トラップやパイプからの水漏れには次のように対応します。
    まず水漏れ箇所の下にバケツを敷き、止水栓を閉めます。
    次にモンキーレンチなどでナットを締め直すと一時的に水漏れを止められるかもしれません。

    蛇口からの水漏れは、止水栓を閉めてから接続部分を水栓レンチで外し、古いパッキンを新しいものに交換すれば応急的に直せます。
    ホームセンターで蛇口の種類に合ったパッキンを購入しておくと便利です。

    排水ホースに小さな穴が開いている場合は、配管用の補修テープで一時的に補修できます。
    ただし、これはあくまで応急処置であり、いずれはホース自体の交換が必要です。
    テープの上から水が漏れていないか確認しましょう。

    水漏れ箇所 応急処置方法 必要な道具
    排水トラップ ナットの締め直し モンキーレンチ
    蛇口接続部 パッキン交換 水栓レンチ、新しいパッキン
    排水ホース 補修テープ貼付 配管用補修テープ
    シンクコーキング シリコンコーキング材塗布 シリコンコーキング材
    止水栓 本体締め直し モンキーレンチ

    応急処置で気をつけるポイント

    止水栓や元栓を閉めると、キッチン以外のトイレやお風呂でも水が使えなくなるので注意しなければなりません。
    家族に事前に伝えておくと混乱を避けられます。

    パッキンの交換は形状とサイズを厳密に確認することが重要です。
    正しく取り付けないと水漏れがかえって悪化する恐れがあります。
    迷った場合は無理せずプロに任せましょう。

    自分で直せる?業者を呼ぶべき目安

    水漏れの中には自分で修理できるケースと、専門業者に依頼すべきケースがあります。
    無理な修理は状況を悪化させる恐れもあるため、見極めが大切です。

    DIYで修理できるケース

    パッキンの交換やナットの締め直しなど部品交換の作業は、適切な工具があれば自分でも可能です。
    水道修理の経験がなくても、落ち着いて作業すれば対応できることがあります。

    排水トラップのゴムパッキン交換は比較的簡単な作業です。
    ナットを緩めて外し、古いパッキンを取り外して新しいパッキンを取り付け、元に戻すだけです。
    ホームセンターで適切なサイズのパッキンを購入すれば自分で交換できます。

    水漏れの応急措置のポイントは以下の通りです。

    • 必ず止水栓を閉めてから作業を始める
    • 部品交換前に正確なサイズを確認する
    • 工具は適切なものを使用し無理な力を加えない
    • 修理後は少しずつ水を出して漏れがないか確認する
    • 迷ったらすぐにプロに相談する

    プロに依頼すべき状況とは

    排水管の詰まりは見た目以上に深刻な問題であることが多く、高圧洗浄が必要になる場合があります。
    市販の詰まり洗浄剤で改善しない場合は専門業者への依頼が望ましいでしょう。
    無理な対応は配管を傷めるかもしれません。

    複数箇所から水漏れしている場合や原因が不明確な場合は、専門家による点検が必要です。
    一カ所の修理だけでは解決しない可能性が高く、見落としがあると再発の原因になります。
    総合的な診断ができるプロに依頼しましょう。

    床下配管の破損が疑われる場合やキッチン本体の構造的問題は専門業者対応が必須です。
    床下の工事には専門知識と技術が必要で、素人の修理では逆に被害が拡大するリスクもあります。

    放置するとどうなる?水漏れのリスク

    水漏れを放置すると床下伝いで木材が腐食し、カビやシロアリ発生の原因になります。
    一度シロアリが発生すると駆除に多額の費用がかかる上、建物の基礎部分まで被害が及ぶ恐れも。早い段階で対応しなければなりません。

    蛇口からのポタポタ水漏れも侮れません。
    一見小さな漏れでも放置すると水道代が年間最大2万円以上増加するケースもあります。
    経済的な損失を防ぐためにも、早めの修理が大切です。

    排水管の逆流圧力で配管が抜けると、大規模な漏水事故を引き起こすかもしれません。
    水漏れの兆候を感じたら、小さなサインでも見逃さず対応することが重要です。

    失敗しない水道修理業者の選び方

    信頼できる水道修理業者を選ぶことは、トラブル解決の重要なポイントです。
    料金や対応力、アフターサービスなど、複数の観点から比較検討しましょう。

    信頼できる業者の見分け方

    まず確認すべきは、自治体の指定給水装置工事事業者登録の有無です。
    各業者のサイトで確認できることが多く、登録業者は信頼性が高いといえます。
    公的な登録があれば安心して依頼できるでしょう。

    日本水道協会や全国水道工事業団体連合会などに所属している業者かどうかも重要なチェックポイントです。
    業界団体に加盟している業者は、一定の技術水準や倫理基準を満たしていることが期待できます。

    具体的な施工事例の提示や顧客からの評価も参考になります。
    実績が豊富で、ユーザー評価の高い業者は技術力も対応力も期待できるでしょう。
    口コミサイトやSNSでの評判もチェックしておくと良いでしょう。

    見積もり比較のポイント

    複数社から詳細な内訳書付き見積もりを取得することが大切です。
    「一式」という表記だけの見積もりは避け、何にいくらかかるのかが明確な見積もりを求めましょう。
    比較検討する際の判断材料になります。

    追加工事発生時の費用計算方法を事前に確認しておくことも重要です。
    当初の見積もりと実際の請求額が大きく異なるトラブルを避けるためにも、予期せぬ事態への対応方針を聞いておきましょう。

    材料費・人件費・出張費の内訳が明記されているかも確認すべきポイントです。
    透明性の高い料金体系の業者は信頼できる傾向があります。
    不明瞭な料金設定には注意してください。

    アフターサービスの確認すべき事項

    無償保証期間と緊急対応体制の有無は、業者選びの重要な基準です。
    万が一の再発時にすぐ対応してもらえるかどうかは安心感につながります。
    土日祝日も対応可能かどうかも確認しておくと安心です。

    修理後の定期点検サービスやメンテナンスプランの提供状況も確認しましょう。
    アフターフォローが充実している業者は、一時的な対応だけでなく長期的な視点でサポートしてくれます。

    地元に営業所を構える業者を選ぶことで、緊急時の対応速度が期待できます。
    遠方の業者だと到着に時間がかかることもあるため、近隣に拠点がある業者を優先するのも一つの方法です。

    まとめ

    キッチンの水漏れは発生箇所によって原因や対処法が異なります。シンク周りならパッキンやコーキング、排水管なら詰まりやホースの劣化、蛇口周りならナットの緩みやカートリッジの劣化が主な原因です。

    応急処置としては止水栓を閉め、水分を拭き取り、パッキン交換やナット締め直しなどを行いますが、複数箇所からの漏水や原因不明の場合はプロの診断が必要です。放置すれば床下腐食やカビ発生などのリスクも高まります。

    業者選びでは指定工事事業者登録や業界団体加盟の有無、詳細な見積もり内容、アフターサービスの充実度などをチェックしましょう。小さな水漏れでも早めの対応が結果的に大きな被害や費用を防ぐカギとなります。