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窓を小さくリフォームするメリットは?施工方法と注意点を紹介します

窓を小さくするリフォームを検討されている方もいるのではないでしょうか?
窓のサイズダウンには、断熱性や防犯性の向上、浴室リフォームへの対応など、様々なメリットがあります。

この記事では、窓を小さくするリフォームの施工方法や注意点、さらには役立つ補助金・助成金制度までを詳しく解説します。
窓リフォームを検討する際の参考にしてみてください。


谷口 知史(創建リフォーム)

2級建築士
一般建築物石綿含有建材調査者

現場管理として20年間、在来木造住宅と2×4住宅や住宅リフォームの現場管理を経て、建築業界の知識と経験を深めてきました。
株式会社創建に入社後、創建リフォームの現場管理に従事し、戸建住宅を中心に商業施設や大型マンションなどの現場フォローも担当しています。

    窓を小さくするリフォームのメリットって何?

    窓を小さくするリフォームには、さまざまなメリットがあります。
    断熱性や防犯性の向上、浴室リフォームへの対応など、快適で安心な暮らしを実現するために有効な手段となるでしょう。
    窓を小さくするリフォームの主なメリットについて詳しく見ていきましょう。

    断熱性能がアップ!冷暖房効率も向上

    窓を小さくすると外気との接触面積が減少し、熱の出入りが抑えられます。
    すると部屋の断熱性能が向上し、冷暖房効率も高まります。

    窓からの熱の出入りは、家全体のエネルギー消費量に大きく影響するため、窓を小さくするリフォームは省エネ対策として効果的です。
    結露の発生を抑制する効果もあり、カビやダニの発生を防いで、健康的な住環境を維持することができます。

    浴室リフォームに対応できる

    浴室のリフォームを検討する際は、既存の窓のサイズや位置が重要です。
    特に、新しいユニットバスを設置する場合、窓の大きさや配置によっては、希望通りのリフォームができないこともあります。

    窓のサイズを調整することで、ユニットバスの設置が可能になり、浴室の間取りを自由に変更できます。
    プライバシーの確保や防水性の向上にも役立ち、理想的な浴室空間を実現できるでしょう。

    防犯性もアップ!安心・安全な暮らしを

    窓を小さくするリフォームは、防犯対策にも効果的です。
    窓が小さいと侵入経路が狭くなり、不審者の侵入を防ぎやすくなります。

    特に、1階の窓は侵入されやすいので、窓を小さくすることで防犯性が高まります。
    窓の鍵や補助錠と併用すれば、より強固な防犯対策を講じることが可能ですよ。

    プライバシーの保護や騒音対策の効果も期待できます。
    外からの視線を遮り、音の流入を抑えることで、プライバシーが守られ、静かで落ち着いた生活を送ることができるでしょう。

    窓を小さくするリフォームの施工方法は?

    窓を小さくするリフォームにはいくつかの施工方法があります。
    それぞれの方法には特徴があり、予算や目的に合わせて選択することが大切です。

    代表的な2つの施工方法について詳しく解説します。
    窓を小さくするリフォームを検討する際の参考にしてください。

    窓の一部にパネルを設置する方法

    窓を小さくする比較的簡単な方法は、既存の窓枠に新しい窓枠を被せ、窓の一部にパネルを設置する方法で、カバー工法とも呼ばれます。
    既存の窓枠を活かしながら、窓の一部を塞ぐことで窓を小さくします。
    外壁を壊す必要がないため、工事費用が比較的安価で済み、工期も短くて済むのが特徴です。

    内側から工事を行うため足場を組む必要がなく、外観を大きく変更することなく窓を小さくできます。
    窓の断熱性能や気密性能は、新しく設置する窓枠やパネルの性能に依存するため、素材選びが重要です。

    窓を交換する方法

    もう一つの方法は、既存の窓を取り外し、新しい小さいサイズの窓に交換する方法です。
    はつり工法とも呼ばれます。

    外壁を一部取り壊して、新しい窓を設置するため、窓の位置や大きさを自由に変更できるのが最大の特徴です。
    老朽化した窓枠や外壁を同時に補修できるため、見栄えが良くなり、住宅の価値向上にもつながります。

    工事の規模が大きくなるため、費用と工期は他の工法に比べて高く、長くなる傾向があります。
    外壁の補修範囲が広くなるため、外観のデザインを大きく変更する必要がある場合もあります。
    はつり工法は、窓を小さくするリフォームの中でも、最も本格的な方法と言えるでしょう。

    窓を小さくするリフォームの注意点は?

    窓を小さくするリフォームを検討する際は、いくつかの注意点があります。
    メリットだけでなく、デメリットや制限事項についても理解しておきましょう。
    窓を小さくするリフォームを行う上で、特に注意すべきポイントについて詳しく解説します。

    採光や通風への影響を考慮する

    窓を小さくすることで、部屋の採光や通風に影響が出る可能性を考慮しなければいけません。
    小さい窓では自然光が入りにくくなり、部屋が暗くなってしまいます。

    窓を開けた際の通風量も減少するため、部屋の空気がこもりやすくなります。
    リフォーム前に、小さくする窓の位置や大きさを十分に検討し、採光や通風への影響を最小限に抑えるように工夫することが大切です。

    必要に応じて、照明器具の増設や換気設備の導入なども検討しましょう。
    窓を小さくする際は、部屋の用途や生活スタイルに合わせて、適切なサイズや位置を選ぶことが重要です。

    法規制や管理規約をチェックする

    法規制や管理規約もしっかりチェックしましょう。
    建築基準法では、居室の採光面積について一定の基準が定められています。

    窓を小さくすると、基準を満たさなくなる可能性があります。
    マンションの場合は、管理規約で窓の変更に関する制限があるかもしれません。

    事前に、関連する法規制や管理規約を確認し、問題がないことを確認しておきましょう。
    無断で工事を行うと、後からトラブルに発展する恐れがあります。
    不明な点があれば、専門家に相談し、適切な対応を取ることをおすすめします。

    デザイン性とのバランスを考える

    外観や内装のデザイン性とのバランスも考える必要があります。
    窓は建物の印象を大きく左右する要素で、窓の位置や大きさ、デザインを変更することで、建物全体の雰囲気が変わります。

    リフォームを行う際は、違和感のない仕上がりになるように工夫することが大切です。
    選択する工法によって、完成後の見た目が異なります。

    カバー工法では、既存の窓枠が残るため、窓の表情が変わりにくいです。
    一方、はつり工法では、新しい窓枠を設置するため、デザインの自由度が高くなります。
    目的に合わせて、適切な工法を選択し、納得のいくデザインを実現しましょう。

    窓リフォームに役立つ補助金・助成金制度

    窓リフォームには国や自治体の補助金・助成金制度を活用できるんです。
    一定の要件を満たせば、工事費用の一部を補助してもらえるので、経済的な負担を軽減できます。
    ここでは、窓リフォームに役立つ補助金・助成金制度について詳しく解説します。

    国の補助金制度を活用する

    窓リフォームには、国が提供する補助金制度があります。
    代表的なものとして、先進的窓リノベ事業や子育てエコホーム支援事業などが挙げられます。

    補助金制度は、一定の要件を満たす窓リフォームに対して、工事費用の一部を補助してくれるというものです。
    ただし、それぞれの補助金制度には対象となる製品が定められているので注意が必要です。

    補助金を活用したい場合は、専門業者に相談すれば適切な製品を提案してくれるので、スムーズに補助金申請ができます。
    補助金の分も高性能な窓に交換できるため、ぜひ検討してみてください。

    自治体の助成金制度をチェックする

    国の補助金制度だけでなく、自治体独自の助成金制度も見逃せません。
    県や市町村によっては、窓リフォームに関連する助成金を設けているところがあるのです。

    自治体の助成金制度は、地域の特性に合わせて設計されているので、地域に根ざした窓リフォームを行うことができます。
    例えば、寒冷地では断熱性能の高い窓への交換に対する助成金があったり、防犯対策として防犯性の高い窓への交換に対する助成金があったりします。
    自治体の助成金制度は、ホームページなどで公開されているので、窓リフォームを検討する際にはぜひチェックしてみてください。

    補助金・助成金の申請方法と注意点

    補助金・助成金を活用するには、申請方法と注意点を押さえておきましょう。

    • 申請には期限があるので、早めに準備を始めることが大切
    • 申請に必要な書類も事前に確認しておく
    • 工事契約書や見積書、図面など、必要書類は補助金・助成金によって異なる
    • 業者選びの際は登録状況を確認しておく

    書類の不備があると、申請が受理されないこともあるので注意が必要です。
    補助金・助成金の申請には、事前に業者が登録申請していることが条件になっているケースがあります。

    登録申請していない業者では、そもそも申請ができないので、業者選びの際は登録状況を確認しておくことが重要です。
    補助金・助成金を活用するためには、事前の情報収集と準備が必要だということを覚えておきましょう。

    窓を小さくするリフォームに関するQ&A

    窓を小さくするリフォームを検討中の方は、きっと様々な疑問や不安を抱えているのではないでしょうか。
    窓を小さくするリフォームに関する代表的なQ&Aを紹介します。
    費用や工期、DIYの可否など、気になる点を解説するので、リフォームの参考にしてください。

    【Q1】窓を小さくするリフォームには、どのくらいの費用がかかる?

    窓を小さくするリフォームの費用は、窓のサイズや工事内容によって大きく異なります。

    工法 相場
    カバー工法 20~30万円前後
    はつり工法 50万円前後

    一般的に、カバー工法であれば数十万円程度、はつり工法であれば50万円前後が目安となります。
    ただし、これはあくまでも目安であり、実際の費用は見積もりを取ってみないと分かりません。

    費用を抑えたい場合は、カバー工法を選ぶのがおすすめです。
    見栄えを重視したい場合は、はつり工法を選ぶとよいでしょう。

    予算と目的に合わせて、最適な工法を選ぶことが大切です。
    見積もりは複数の業者から取ることをおすすめします。
    費用の比較だけでなく、提案内容や対応力なども確認して、信頼できる業者を選びましょう。

    【Q2】窓を小さくするリフォームの工期は?

    窓を小さくするリフォームの工期は、工事内容によって異なります。
    カバー工法であれば、1〜2日程度で完了するケースが多いです。
    窓枠を被せるだけなので、比較的短期間で工事が完了します。

    一方、はつり工法では足場を組む必要があるため、工期は1週間程度かかるのが一般的です。
    ただし、あくまでも目安であり、実際の工期は現場の状況によって変わります。

    工事だけでなく、事前の打ち合わせや準備期間も必要なので、余裕を持ったスケジュールを立てるようにしましょう。
    事前にしっかり確認しておくことが大切です。

    【Q3】DIYで窓を小さくするリフォームはできる?

    窓を小さくするリフォームは、基本的には専門業者に依頼することをおすすめします。
    窓は家の重要な部位であり、安全性や性能を確保するためには、プロの技術が欠かせません。

    窓リフォームには建築基準法などの法規制があるため、DIYでは適切に対応できない可能性があります。
    万が一、トラブルが発生した場合、自分で責任を負わなければならないので、リスクが大きいです。

    窓リフォームを検討する際は、まずは目的を明確にしましょう。
    目的を業者にしっかりと伝えることで、適切な提案をしてもらえます。
    プロの知識とアドバイスを活用して、快適な窓リフォームを実現しましょう。

    まとめ

    窓を小さくするリフォームには、断熱性や防犯性の向上、浴室リフォームへの対応など、様々なメリットがあります。
    ただし、採光や通風への影響、法規制や管理規約との兼ね合い、デザイン性とのバランスなど、注意点も多いです。

    窓リフォームは専門性が高いため、信頼できる業者選びが肝心です。
    ぜひ、外壁塗装・家づくりのプロである当社「創建リフォーム」にご相談ください。
    お客様のニーズに合わせた最適なご提案をさせていただきます。

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